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2022年10月10日月曜日

【10/10(月・祝)予想】京都大賞典・マイルCS南部杯の注目馬とねらい目レース(GCC)

■阪神11R/京都大賞典 キングオブドラゴン

目標レースに間隔を取って臨みたいという最近の傾向もあり、近年の京都大賞典は秋の天皇賞へのステップという位置づけは薄れつつあります。マカヒキ・アリストテレス・キセキという昨年の上位3頭の顔ぶれからもわかる通り長めの距離適性を持ちながら古馬G1では足りなくなっている馬が集まっているのが現状で、今年も悪い意味の混戦と言えます。このメンバーであれば川田Jを配したキングオブドラゴンで足りるでしょう。

ラヴズオンリーユーのイメージとは裏腹に川田Jが矢作厩舎の馬に乗ることは稀で、今年もまだ5回しか機会のないこのコンビですがその戦績は(2,0,0,2)。昨年は(5,4,2,6)、一昨年も(3,2,1,1)と総数こそ多くないですが確実に決めてくる起用です。川田Jの特徴として「逃げを嫌う」ことが挙げられますが、今回は同厩のユニコーンライオンが逃げ宣言をしており隊列はすんなり決まりそうで、番手からでも競馬の出来るタイプで問題は無いでしょう。

前走のオールカマーは3か月半ぶりのレースだったうえ、スタートでバビットに前をカットされてリズムに乗れず。元々叩いて調子を上げる厩舎でもあるうえ、所属騎手を重用する矢作師にも関わらず坂井Jは重賞勝ち馬のユニコーンライオンに乗せ、重賞勝ちの無いキングオブドラゴンにテン乗りの川田Jを配してきたあたり、ここでタイトルを獲らせたいという意向が伺えます。


■東京11R/グリーンチャンネルカップ サンダーブリッツ

全5勝のうち4勝がこのコース。器用さに欠ける部分があるためワンターンの東京コースが向いていますが、4角で5番手以内にいれば(3,1,0,0)と発馬と位置取りが鍵となります。その点横山武Jへの乗り替わりはこの馬の良さが出せそうで、最終追いで先着した相手のシーズンリッチは月曜の未勝利戦を快勝。動きにも不安はなく得意コースで能力全開なら。


■盛岡11R/マイルチャンピオンシップ南部杯 エアスピネル

左回りワンターンのマイル戦は得意の舞台。9歳シーズンも元気に走っており、前走のさきたま杯はコーナーを4回回る不適舞台にも拘らず、前有利展開を道中じわじわと追い上げての④着と価値のあるレースでした。ここは来月同舞台で行われるJBCへの叩きという見方もでき、有力馬はここから調子を上げていく仕上げを施されている中この馬は最終追いの坂路を単走で52.2-12.2と好時計をマーク。特に2Fの24.3というタイムは秀逸で、最終追いの時計としては2017年の京都金杯①着時に匹敵する水準です。このようなタイムを出せること自体が久々な上、輸送を控えながら直前にここまで負荷をかけられるのも珍しく、それだけ体調が良いことの裏返しと見ます。他馬が調子を上げ切る前のこの舞台でこそチャンス大でしょう。

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