デビューは中京のマイル戦。中京は3角からなだらかな下り坂が続き直線で急坂を迎えることから上りが掛かりやすく、特に体力面で心もとない2歳牝馬にとってはタフな舞台です。マラキナイアは3番手を進み、メンバートップの34.7の末脚を繰り出し快勝。前半が47.8とそれなりに流れた割に最後まで脚が使えた点は大きく、このコースにおける2歳牝馬のパフォーマンスとしてはかなり高いものがあります。
上記は過去10年(2013年以降)における中京芝1600戦で「4角3番手以内」で「上り35.0未満」で「①着」だった馬です(減量騎手騎乗を除く)。ヌーヴォレコルト、ナミュールの活躍は言わずもがなで、エピファレーヌもこのレースの後両脚の屈腱炎で引退を余儀なくされましたが無事ならいいところまであったはずの馬でした。しかしながらこれらの4鞍を「前後半のタイム」で見ると…
マラキナイア 47.8-46.9
ナミュール 52.7-46.3
エピファレーヌ 48.2-46.8
ヌーヴォレコルト 49.1-47.4
一番前半の流れがきつかったのはマラキナイアの新馬戦で、他3頭は上がり最速でないことからもわかる通り「流れに乗って走っていればそれなりの上がりが出るレース」でもありました。マラキナイアは自力で勝ちに行き、さらにその末脚が他を上回るという文句のつけどころのない内容ですから、これを重視しない手はないでしょう。
もちろん今の東京が外差し傾向で、リバティアイランドが額面通りの末脚を繰り出せばお手上げという見解に異論はありません。しかしながら、姉のロムネヤが新馬勝って以降今ひとつという成績が続いており、リバティアイランドにしても新馬戦のパフォーマンスを果たして維持できるのかどうかは確証が持てない段階。それで一本被りの人気なのであれば他から妙味を探るべきと見ており、ポジションを取れて脚を使えるこの馬の出番があって驚けないでしょう。
■新潟7R リーゼントフラム
2回の直千競馬は6、5番枠とゲートに恵まれず。それでも②⑥着と小差に纏めており適性の高さを見せています。今回は枠順が一気に好転しねらい目です。
■東京9R/伊勢佐木特別 メラーキ
キレ負けするタイプで、2勝は不良馬場の中京芝2200mと良馬場の中山ダ2400mと上がりのかかるときに勝ち切っています。東京は火曜日以降降水がなく、乾燥した秋晴れでダートの含水率は2.1%とパサパサ。半年ぶりではありますが3走前の①着は2か月半ぶりのレースで、休み明け自体は苦にしないタイプ。条件が好転するここはいきなりからやれても。
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