Special Thanks

当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2026年1月5日月曜日

【1/5(月)予想】サンライズSの注目馬

■中山11R/サンライズステークス ダークエクリプス

中距離ではやや頭打ちの感が出てきたところで、ここ2戦は1200~1400mに矛先を向けてきました。着順こそ地味なものの前走の六甲アイランドSでは0.3差⑦着に好走しており、引き続き得意の右回り+冬場に調子を上げるタイプで前進が見込めます。昨日の京都最終でテン乗りのララマセラシオンを激走させた佐々木Jへの手変わりも好感で一発期待。

2026年1月4日日曜日

【1/4(日)予想】東西金杯の注目馬とねらい目レース(中山7R)

■中山11R/日刊スポーツ賞中山金杯 リカンカブール

シルバーステート産駒らしく中山は得意としており、一昨年の金杯を含め過去5回走って①①③⑮⑥という成績。⑮着大敗した昨年の金杯はスタートで後肢を突っ張るような格好になったうえ両隣に挟まれ位置を取れず、⑥着だったオールカマーは道中好位のインを進んでいたものの2周目の向こう正面でフェアエールング・コスモキュランダが捲ってきた影響で外の陣形が動き後方に下がってしまった上、直線では前が壁になり碌に追えず。何れも敗因がはっきりしており、外枠からでも好位を取れるダッシュ力は健在。当日のテンションが高ぶりやすいタイプで、昨冬に去勢を施され約1年という身体がなじんでくるタイミングも狙い頃で、「2度目」の金杯制覇で失われた「2つの金」を自ら取り戻してもらいましょう(やかましいわ)。


■京都11R/スポーツニッポン賞京都金杯 キョウエイブリッサ

「金を取り戻す」という観点で言えばコレペティトール(一昨年の覇者で昨年の金杯後に去勢)もそうなのですが、この馬は走破時計に限界があるタイプで1分33秒台の決着が見込まれる馬場でないと厳しく、今日の京都のコンディションでは狙いは立ちにくいかと。

◎にしたキョウエイブリッサは2走前のバーレーン王国イサ・ビル・サルマン・アルカリファ殿下来場記念でも推奨したように、休み明け2走目に変わり身を見せるタイプ。当時は前が止まらないダートにも苦慮しての⑪着でしたが、芝に戻されリゲルS⑤着を叩かれてのここは型どおりの上昇が見込めるはずです。当時勝ったランスオブカオスとは0.2差で、しかもハンデはこの馬の方が1kg重い設定だったところ、今回は逆に2.5kgもハンデをもらえる立場に。調教掛けするタイプではありますが中間も美浦の坂路を51秒台で上がってくるなど動けており、台頭の余地は十分と見ます。


■中山7R ノアヴィヴァーチェ

ここまで6戦全てで手綱を取ってきた菅原隆Jは昨年の成績が(1,1,1,67)。1勝はこの馬で勝った未勝利戦のみで、通算でも16年で21勝となかなか厳しい戦績。馬質に恵まれないという要素も無くはないのですが、現2勝クラスのメモリーグラスにデビューから6戦騎乗して⑬⑤④⑩④④着だったところ、その次から乗り替わって②②②②②①と未勝利脱出。菱田J・原Jといった中堅どころでも連対させていることを考えると、やはり割り引いて考えざるを得ないのが現状でしょう。

今回は先日の東京大賞典で大金星の立役者となった大井の矢野Jが騎乗(ジュニアCのコスモギガンティアで参戦)。中央では昨年東京ダートで初勝利を挙げており、メンコを外すのと合わせてズブさを補うのには格好のパートナーと言えるでしょう。本線は次回の東京開催かもしれませんが、馬具と鞍上で一変があるとすればここと見ました。

2026年1月1日木曜日

【2025年の狙い馬成績】

新年明けましておめでとうございます。

昨年中も毎週のお付き合いをいただき、誠にありがとうございました。本年もよろしくお願いいたします。


昨年のうちに更新できず申し訳ありませんでしたが、恒例のやつを。

【当ブログで取り上げた本命馬の年間成績】

的中:37/195R(18.9%)
※本命抜擢馬の確定着順が3着以内となったレースを「的中」としています。

単勝回収率:78.0%
複勝回収率:90.7%

【本命抜擢馬と結果の一覧】(クリックで拡大します)


レース数、的中数は偶然にも昨年と全く同じ結果になりました。要は昨年から成長していないにもかかわらず複勝回収率が下がってしまった分、単に下手になっただけでした。10月からデータラボの利用を止め、展開やオッズ形成プロセスなどデータに現れない部分を中心に自分自身で考えるプロセスを強化するようにしましたが、そのおかげで取れたものもあればそうでないものもあり、道半ばといったところです。特に、同じ馬で何回も勝負して複数回裏切られるパターン(アンリーロード、ホウオウビスケッツ、ウィリアムバローズなど)が多く、「ここで来られたら悔しくて仕方ない」という自身の精神衛生的な観点からの予想が多くなってしまう点は課題で、データ云々の前に自分に勝たなければいけないというのが大きなテーマです(そのくせ追いかけるのを止めたナムラフランクやウォーターリヒトが穴激走するあたり、逆神極まれり)。

それでも、今やデータの活用は当たり前の時代になり、データに依拠した結論で勝負していては他者との差別化が出来なくなっているのは疑いようのない事実だと思います。競馬というギャンブルは生き物でありその姿は日々刻々と変わるものだとも感じており、趣味の範疇でどこまで勝ちに近づけるかについて、スタイルに縛られずにこれからも考え続けていきたいと思います。

ただ、自分が大事にしたいなと思うのは「常に疑問から入る」観点です。

天邪鬼と言えばそれまでなのですが、自分は基本的に人気馬から入りません。昨今ではデータの普及によりだいぶ是正されてきたと感じるものの、人気、厳密には日本の競馬におけるオッズというのは(ブックメーカーが勝利可能性を基にオッズを決める方式の国と違って)実力だけで構成されているわけではなく、見かけの着順、騎手、厩舎、生産牧場、およびその馬自身の人気(血統、体色等)などが多分に反映される「紛れのあるもの」という認識に立っていることが根底にあります。

今回の集計対象ではありませんが、東京大賞典も当初はミッキーファイトで仕方ないという考えでおりました。ただ、それは本当に考え抜いた結果なのか?この馬の強さだけにフォーカスして、どこに弱さがあるのかを考えることをサボっていないか?という思考に立ち返り、最終的にはディクテオンに◎を打つ結論に至りました。もちろん、普段からホームラン狙いばかりしている人間ですので、その中の1つがたまたま的中したというだけに過ぎません。それでも、単勝1倍台という「周囲が作り上げたストーリー」に踊らされず、ちゃんと自分自身の結論でミッキーファイトに隙がないのか、あるとしたらそれを突ける馬は何なのか、という思考を巡らせることができたのは、自分が求め続けている予想の形を少しだけ実現できたと思う次第です(「少しだけ」としたのは、ナルカミが逃げミッキーファイトが差し遅れるという展開予想は全く以て外れたためです)。

自分のような弱小プレイヤーは、考えて考えて考えて考えて考え抜いた先にこそ、人と違う勝ち筋が見つけられると信じています。人気以上に信頼できる馬は何か、複穴として期待できる馬は何か。信頼度の高い筋に大きく張るという馬券の王道で勝負できないなら、せめて人より多く考えてオッズの裏をかく方法を見つけよう、そんな思いでこれからも挑んでいきたいと思います。

いつも見てくださる皆さん、本当にありがとうございます。毎週、いい緊張感とモチベーションを持ってやれているのは、ほかならぬ皆さんのおかげです。これからもよろしくお願いいたします。

2025年12月29日月曜日

【12/29(月)地方競馬予想】東京大賞典の予想

■大井9R/東京大賞典

<見解>

大井は一昨年に砂の入れ替えがあり、それまで8cmだった砂厚が9cm(JRAと同じ)に変更されたのを機に時計がかなりかかるようになりました。ウシュバテソーロが連覇した22年-23年で勝ち時計が2.05.0→2.07.3と2.3秒もかかるようになったのがその証左で、2000mで挙行されるようになった1998年以降のレコードである2010年の2.00.4(スマートファルコン)というのはもはや隔世の感すらあります。

決着時計は砂によっても変わりますが、季節によっても変わります。例えば昨年の勝ちタイムが2.04.9(フォーエバーヤング)なのに対し、今年の帝王賞を勝ったミッキーファイトの走破タイムは2.03.1。夏は軽く、冬は重くなるというダートの質がもたらす時計の違いは小さくなく、事実東京大賞典を4連覇したオメガパフュームも帝王賞は4回挑戦して1勝のみ。同じ舞台でも求められる適性が微妙に違うというのは考慮しておきたいポイントです。

<予想>

ディクテオン
この馬のパフォーマンスに感心したのが3走前の川崎記念でした。2周目の向こう正面で早目にメイショウフンジンを捕らえに行き自ら勝ちに行く競馬に出ました。結果的にはこれと一緒に後ろから動いてきたメイショウハリオに捕まってしまうのですが、直線に入ってからも長らく食らいつきサンライズジパングの猛追をしのいでの②着確保でした。これまで溜めてしまいに賭けるレースしかできていなかったところ、位置取り含めこうした器用なレースができるようになったのはまさに荒山厩舎の力と言ってよいでしょう。今回一発があるすれば「ナルカミとミッキーファイトの間にいる馬」だと考えており、好位から早目に動き出して長く脚を使えるこの馬にチャンスがあると見ました。

ミッキーファイト
国内ダート路線に敵なしと言える状況。ただ見解でも触れた通り、冬の東京大賞典は必ずしもスピードで押し切れる舞台ではないことに留意が必要。同厩のナルカミがスムーズにハナを切れた場合あえてつぶしに行くような乗り方をしない可能性もあり、そうなると前を捕らえきれない懸念も。

ナルカミ
前走のチャンピオンズCは幼さが露見し全く自分のレースが出来ず。左回りはやはり課題があるようで、陣営は悪いイメージを払しょくするべくここに使ってきたと語っています。臨戦過程は必ずしも理想通りではないにせよ調教を見る限りでは状態面の不安はなく、ナチュラルライズが折り合いに専念することを示唆している点からもハナを取れそうなここは見直してよいでしょう。

ナチュラルライズ
道中の運びに危うさを残す現状ですが、ラチを頼って運びたいこの馬にとって絶好の1番枠。今日の大井は見る限りインが使えないことも無さそうで、番手で折り合うことが出来さえすれば見せ場は十分でしょう。

ホウオウルーレット
重賞2連勝中もメンバーレベルは決して高いとはいえず、アンタレスSでミッキーファイトに1.5秒離された内容からもダート重賞の最高峰に入って戦うとなるとやや足りないというのが正直なところです。それでも4角からふかして入りたいタイプで初めてとなる大井コースへの適性は高いはず。オメガパフュームの半弟という血統背景からも押さえは必要でしょう。

アウトレンジ
チャンピオンズCは外差し有利の展開ながら⑤着。道中6番手を進んでのもので末脚にも目立つ点はなく、中京が合わなかったと見てよさそうです。平坦コースで相手も楽になるここは見直したいところですが、不思議なことに12月は(0,0,0,3)。半兄のハピもベテルギウスSではここ2年④⑥着と馬券になっておらず、寒いのが苦手な牝系なのかもしれません。

2025年12月28日日曜日

【12/28(日)予想】有馬記念の予想

■中山11R/有馬記念

<見解>

有馬記念を考えるうえでは「いかにここまで消耗せずに来れたか」が重要と見ています。
昨年の勝ち馬レガレイラは昨秋ローズS⑤着→エリ女⑤着と来ての有馬記念制覇でしたが、そのローズSは明らかに舐めた仕上げで舐めたレースをしての⑤着で、エリ女は進路を失くしたのもありますがそもそもルメールJがああいう進路取りをする時点でまだ完調でなかったと見るべきレースでした。すなわち、有馬記念は秋3戦目にして一番いい状態でレースが出来たうえ、馬群で溜めて直線で弾けさせるレースができる戸崎Jへの手替わりもプラスに作用しての勝利だったと言えます。②着だったシャフリヤールは香港からの直行で秋2戦目、③着のダノンデサイルも菊花賞からの秋2戦目と比較的ローテに余裕のある馬が上位に来ていることからも、実力が伯仲している前提ならこの秋走り切っていない馬がねらい目と見てよさそうです。

消耗度を考えるうえでは、個々のローテもそうですが「使ってきたレース」も考える必要がありそうです。翻って今年の秋古馬三冠レースを振り返ると、天皇賞はスローの上り勝負、ジャパンCは世界レコード決着と真逆の流れになりました。消耗度で言えば前者の方が小さいと考えられることから、秋2戦以上のキャリアを持っている馬の中ではJC組よりも上に取りたい存在です。

<予想>

ミュージアムマイル
コーナーを6回回る中山2500mは、絶対的なスタミナよりもスピード能力とロンスパに耐えられる持久力が求められるきらいがあり「マイル寄りの中距離馬」が活躍できる舞台と考えます。ミュージアムマイルはスピードはあっても瞬時にギアを変えることが難しいタイプで、朝日杯でアドマイヤズームに突き放されたのもマイルでの対応力に差があったためとみています。その分、3コーナーから進出して坂上まで持たせられる末脚の持久力が必要なこのコースは向いており、鞍上も昨年シャフリヤールを早目の仕掛けから②着に持ってきたクリスチャンJ。まさに「手も脚も合う」舞台で、天皇賞から約2か月ぶりとなるここに向けて状態も上向き。対古馬2kgのハンデをもらえている状況なら上位争いは必至と見ます。

ダノンデサイル
昨年の③着馬。今年はJCからの秋2戦目で上昇カーブを描けており、立ち回りが求められる中山への適性はやはり高いと見ます。戸崎Jの継続騎乗もプラスで、馬群で自分のリズムを守れれば。

メイショウタバル
天皇賞は超スローから直線で差し返すシーンも見せ0.2差の⑥着。ただそれでも上りは33.1が限界で本質的に東京で走れるタイプでないことは明らかでした。ここもどういうレースをするのかに左右されるため圧勝も惨敗もあると踏んではいますが、ガス抜きが済んだ後の秋2戦目というフレッシュさを保っての参戦は怖いです。

レガレイラ
見解でも触れたように昨年は走り切ってない臨戦過程からの勝利で、今年はセントライト記念・エリザベス女王杯と勝ち切っての参戦。お釣りに差がある状況に加え昨年から+2kgとなる斤量、またこの馬はふかしながら直線を迎えたいタイプで昨年は手替わりを好感して評価していたところ、ここに来てルメールJに戻るというのは必ずしもプラスではないと見ています。

エキサイトバイオ
菊花賞③着は4角先頭で押し切らんとする強気のレースぶり。夏を越しての成長が顕著で、ミュージアムマイルに本命を打つならこの馬も拾っておく必要があるでしょう。

エルトンバローズ
ミュージアムマイルの項でも触れたようにマイルでも通用するスピードがある馬が活躍できる舞台。陣営は早くからここへの参戦を表明していましたが、右回り、やや時計の掛かる芝と距離以外はこの馬が走れる条件が揃っている点も見越してのものでしょう。外枠を引いただけに位置取りが鍵ですが、好位のインを取れさえすれば見せ場を作れるでしょう。

タスティエーラ
秋3戦目とアテにならない脚質、また外国人騎手を確保できていない堀厩舎(=本気度はレーンJが乗っていた天皇賞・JCの方が上)という観点から割引ましたが、いつでも走ってきておかしくない実績馬。軽視は危険でしょう。

シンエンペラー
ソットサスの下という背景からもまっとうなスピード勝負には向いてなく、前走のジャパンCも②着した昨年より5秒以上早い決着時計に対応しきれず⑧着。走るなら東京よりも中山で、かつインを突いて伸びてこられるタイプなだけにこの枠も絶好。追い切りのタイムが出ず矢作師の泣きのコメントも流れましたが、そもそも能力の元値が高い馬だけに無視はできません。

サンライズジパング
レガレイラが勝ち、シンエンペラーが②着した一昨年のホープフルSの③着馬。成長途上の2歳馬が揃うだけに単純な脚力勝負ではないのは明らかですが、当時の上位2頭がどうなったかを考えればレベルの担保はあったと言えます。ダートを走る中でも重・不良では(3,0,0,0)と脚力が求められるレースで好結果を残しており、この時期の中山が合うという陣営の見立ても納得できます。転厩から約1か月が過ぎ、旧音無厩舎のスタッフも多い前川厩舎の水も合っているのか調整は順調そうで、直前の坂路での最終追いは他の馬が重い脚元に苦労する中51.9-12.2と抜群の時計をマーク。秋4戦目でも状態面は問題ないですがそれでも正攻法では厳しく、インを突いたり渋滞を避けて外をぶん回したりする戦法が取れる鞍上、具体的には騎乗経験から菅原明or鮫島駿Jが乗るなら買おうと元々決めていましたが、その通りになってしまったので買うしかありません。克駿、信じてるからな。

2025年12月27日土曜日

【12/27(土)予想】ホープフルS・阪神Cの注目馬

■中山11R/ホープフルステークス ジーネキング

G1昇格した2017年以降、勝ち馬はすべて「前走OP・重賞好走組」から出ています。連対を基準にすればこれに該当する馬は6頭居ますが、この中で自分でペースを作れそうなジーネキングから入りたいです。この馬がどれだけ強いのかは札幌2歳Sの際に新潟の未勝利戦のパフォーマンスを引き合いに説明した通りですが、ここは東京のような32秒台の脚は必要なくいかに好位から良い脚を使えるかが肝要な舞台。OPクラスでハナを切った経験があるのはこの馬だけで、様子見モードでペースが落ち着けば再度の好走は十分あり得るでしょう。


■阪神11R/阪神カップ グレイイングリーン

一昨年のこのレースで0.2差④着。賞金の関係もありなかなか理想的なレースを使えませんでしたが、今夏の朱鷺Sで3年半ぶりの勝利を挙げローテの自由が利くように。ベストの1400m戦で理想の内枠が引けたことは大きく、ここ2戦も着順こそ大きいものの33秒台の末脚を繰り出しており衰えとは無縁。混戦メンバーなら台頭余地は十分と見ます。

2025年12月21日日曜日

【12/21(日)予想】朝日杯FSの注目馬

■阪神11R/朝日杯フューチュリティステークス コルテオソレイユ

右回りでは問題なく走れていましたが、前走のベゴニア賞は初の左回りに戸惑ったのか直線で物見をするシーンがあり僅差の②着。それも直線に入ってからしばらく前が壁で追えず、加えてマークしていたコズミックボックスが案外伸びずで目標を切り替えるロスもあってのものでした。スローペースもあり結果的にドリームコアの押し切りを許したものの、相手を間違えなければ勝てていたレースと思えばこの人気は美味しいでしょう。

実はゴール前で抜けてしまうところは母のファンシャンそっくりで、生涯で2勝しましたが②着4回③着3回と勝ち味に遅いタイプでした。起用機会が限られていたのもありましたが好走歴はすべて右回りで、血統的にも阪神替わりはプラスと見てよさそうです。

2025年12月20日土曜日

【12/20(土)予想】ターコイズSの注目馬

■中山11R/ターコイズステークス ソルトクィーン

ターコイズSは道中ずっと11秒台のラップが続くレースで、道中ためを作って走りたい馬には不向きなレースです。ソルトクィーンは昨年のアネモネSでも本命に推奨しましたが、初勝利のマイル戦が前半34.0秒のハイペースを先団から押し切ったもの。ここ最近は短距離を使われハイラップのレース展開に慣れてきたところでもありますが、元々流れるレースの方が得意なだけにこの条件替わりはプラスに働くと見ます。シルバーステート産駒で中山適性も問題なく、この枠からインを立ち回る競馬が出来れば。

2025年12月14日日曜日

【12/14(日)予想】阪神JF・カペラSの注目馬

■阪神11R/阪神ジュベナイルフィリーズ タイセイボーグ

斤量の牡牝差が生まれるのは2歳10月からで、それまでは同じ斤量を背負います。人間で考えても、例えば小学校くらいまでは徒競走でも男女別ではなく単純に走力で組み分けされるのと同じで、この段階までは牡牝の差が出にくいという考えのもとにルールがつくられています。しかしどうでしょう、確かに人間の世界で就学前から運動会の徒競走に特化してトレーニングをしている子供はほぼいないと思われますが、競馬の世界では育成段階からみっちり乗り込まれ、しかも送り出す時期が早まっていると考えられます。

再三再四述べているように、今のJRAは早期デビューを促進する施策を打っており、2歳重賞の拡充や3歳未勝利戦の終了時期の前倒し(最近多少戻ってはきたものの)などは晩成の馬にとって不利となるだけでなく、早いと2月にゲート試験を受ける馬もいるなど、競争に足るだけの能力を早目につけさせるために促成栽培気味の育成をせざるを得ない状況を生み出しています。よく2歳馬は「素質だけで走っている」という形容をされることもありますが、最近の2歳馬は既にそれなりの調教量を積まれる中で自身の持つ力のある程度は既に発現していると言ってもよいのではないのでしょうか。そう考えると、果たして2歳夏の牡牝同斤というのが今の時代に合っているのか?少なくとも中距離戦については考える余地があるかもしれません。

前置きが長くなりましたが、タイセイボーグはメンバー中で唯一牡馬相手に(マイル以上の)重賞を好走。しかも8月開催の新潟2歳Sは牡牝同斤でのレースで、男馬相手に善戦したその実績は買うべきと見ます。前走はコース取り云々言われていますが、どちらかというと瞬発力の絶対値比べに劣るというタイプと見ています。新馬勝ちの舞台に戻って適度に水分も含む良馬場であればこの馬の長く良い脚が使えるセールスポイントが活きるはずで。


■中山11R/カペラステークス ドンアミティエ

元々寒い時期に調子を上げてくる馬で、ようやくこの馬の本領が発揮できる季節になりました。出走が難しい古馬ダート短距離のOPを3勝しているように中央のこの条件では上位の存在で、昇級初戦の馬や中央OPでの実績が乏しい馬たちに混ざれば妙味も十分です。

2025年12月13日土曜日

【12/13(土)予想】中日新聞杯の注目馬

■中京11R/中日新聞杯 リフレーミング

元々はこのコースで小倉記念をレコード勝ちしている実績馬。前走の福島記念はスローペースを後方から運ぶノーチャンの競馬で⑧着でしたが自身の脚は見せており、久々にキレが戻り復調を感じさせるレースでした。あまり小細工のできないタイプの馬なので外枠にデムーロJは好都合。それなりに時計も求められるコンディションならこういうタイプが来ると見て。

2025年12月7日日曜日

【12/7(日)予想】チャンピオンズCの予想

■中京11R/チャンピオンズカップ

<見解>

昨日の中京ダートは珍しく差しがバンバン決まる展開に。では内前が不利かというと単純にそういうわけではなく、10Rのワイノナオミがインを突いて②着に飛び込んだように内外の差はない様子。差し展開を見越して構える馬が増えロングスパートの争いになると、いかに前の好位を取れるか&いかにインを捌いて上がってこられるかがカギになると見ます。

<予想>

ウィリアムバローズ
かれこれ3戦連続で◎を打っていることになりますが、内前を取る馬から狙いたいというのが趣旨になります。今回のメンバーで前に行きそうなのがこの馬かナルカミかという状況の中で、ナルカミは後述の理由で印を下げる都合でこちらが上がった格好です。他の馬が苦にするコーナーでの加速を得意とし、周回コースの内枠は絶好の舞台。キャリア8戦のうち6勝が1800m戦で距離条件も文句なし。中距離戦線は長らく層が厚い時代が続きなかなか順調にレースを使えて来ませんでしたが、昨年の日テレ盃ではウシュバテソーロなどを破って勝った実績の持ち主。前への意識が薄くなれば残り目があっても。

メイショウハリオ
前走のJBCクラシック(船橋)は良化途上の出来の中で②着。ミッキーファイトが前を掃除しつつ逃げたサントノーレが残る展開ですから、そのサントノーレに唯一先着したこの馬と④着以下とでは評価が変わってきます。その前走で評価すべき点は、スパイラルカーブで4角で外に振られやすい船橋コースにあって向こう正面から加速しつつ膨れずに脚を使えたことです。この器用さがあればインを回って差してくることもできると見ます。

ナルカミ
古馬との斤量差が1kgの設定で勝った3歳馬はルヴァンスレーヴのみ(クリソベリルの時は12/1開催で2kg差)。この馬自身も唯一の敗戦が中京戦と左回りに不安を残し、テンションの高さがあっても力の違いで押し切れた世代限定戦とは相手が違います。それでも550kg級の馬体が示すように現段階でも十分にやれるポテンシャルは持っていると見ており、すべてがうまくいけば当然に勝ち負け。但し心身の成長が進むまでは、何等か差しさわりがあるとあっけなく敗れる可能性もあるタイプだと見ています。

ルクソールカフェ
カフェファラオの下らしく器用さに欠け、外枠で伸び伸び走らせた方が良いだけにこの枠自体はプラスでしょう。右へ寄れる癖があるとのことで現状では左回りが良さそうなのと、アメリカを主戦場とするジェルーJへの手替わりもプラス。このクラスのペースで1800mを走り切れるかが課題ですが、成長見込みを含め将来的にはナルカミ、ナチュラルライズとともにダート界を担う存在になり得ると見ています。

アウトレンジ
帝王賞ではミッキーファイトにクビ差の②着。中京の経験がないのが気がかりではありますが、中山でラジオ日本賞を勝っており坂のあるコース自体は問題ないと見ています。今の中京ではこの手のタイプにも警戒が必要なだけに。

シックスペンス
前走の南部杯は初ダートも上手くこなし②着。脚抜きが良かったわけでもなく最後のひと脚も見どころがありましたから、流石陣営が出走にこだわったのも理解できる走りでした。ただこの並びだとナルカミに被されるのは確実なうえ、砂かぶりを恐れて外々を回るようでは厳しいだけに評価は控えめにしました。

ウィルソンテソーロ
ここ2年は相手が悪すぎただけの②着。実質2連覇していると言ってもおかしくない実績ではあります。しかし例年と違ってこの秋は既にJpn1を2つ使われてからの参戦で、この後東京大賞典も控えていると考えれば大きな上積みは望めません。加えて気に食わないのは前走を経ての高木師の「地方のダートが合わなかった」というコメント。佐賀のJBCクラシックを含む重賞4勝を地方交流で挙げている馬の言い訳には思えず、調子もそうですが流石に全盛期の力は既に無いのかと思われます。それでもこのメンバーなら無印には出来ませんが、この馬や小手川厩舎、さらには原Jの未来が大きく変わっていたかもしれない運命の分岐を作ってしまったレモンポップの強さはつくづく罪なものです。

2025年12月6日土曜日

【12/6(土)予想】ステイヤーズS・鳴尾記念の注目馬

■中山11R/スポーツニッポン賞ステイヤーズステークス メイショウブレゲ

2週目の向こう正面から加速が始まるこの舞台ではロンスパ適性が問われますが、ここは好位につけたい馬が多くみな同じようなタイミングで動き出すことになりそうです。こうなるとしまいの脚を活かしたいタイプに生まれ得、その位置にいそうなのがメイショウブレゲでしょう。前走のアルゼンチン共和国杯はミステリーウェイが逃げ切る流れで⑯着と不発でしたが、陣営はここに来てようやくトモの不安が解消し順調に来ていることをアピール。昨年のこのレースでも⑤着しており舞台適性も十分で、坂上で止まる展開になれば突っ込んでくる余地は十分です。


■阪神11R/鳴尾記念 ナムラエイハブ

新潟記念⑥着も勝ったシランケドからは0.3差。差し決着を2番手から踏ん張った内容は評価でき、別定戦に生まれ変わり秋天を目指す馬たちのステップレースの様相を呈するハイレベルG3での善戦は無視できません。気難しく器用さに欠けるだけに引き続きワンターンでの起用も好感で、見た目の着順で人気を落とすようなら。

2025年11月30日日曜日

【11/30(日)予想】ジャパンCの予想・京阪杯の注目馬とねらい目レース(オータムリーフS)

■東京12R/ロンジン賞ジャパンカップ

<見解>

前走の京都大賞典を逃げて②着だったサンライズアースは本来の戦法ではなく「スローの瞬発力勝負にされるくらいなら自分で」という程度だったはず。同じく凱旋門賞でハナを切ったクロワデュノールも外枠で止むなく前に行ったまでのもの。このコースであれば動きたければ途中からいつ動いてもよく、自身の力を発揮させるためにあえて逃げんとするのはホウオウビスケッツくらいのものでしょう。問題は先団~好位勢の動き方。マスカレードボールが動き出すまでにセーフティリードを取っておきたいと考えると気持ち仕掛けは速くなりますが、ただでさえ長い東京の直線を加速しながら走り切るスキルが求められます。前付けして一瞬の脚を使うタイプには厳しく、加速ラップを自分で踏んでいけるタイプや末脚の絶対値に長けたタイプが浮上すると見ました。

<予想>

ホウオウビスケッツ
この馬の強さは3歳時のフリージア賞に現れています。以下は一昨年のダービー◎推奨時の記載から引用失礼いたします。

ここ2戦は精彩を欠く走りですが、2走前のスプリングSにしても前走の皐月賞にしてもグラニットが居たためハナを取れず、スピードを活かせない重馬場だったこともあり良さを出せませんでした。この馬の真骨頂は3走前のフリージア賞のパフォーマンスで、自ら逃げて「12.7-11.7-12.1-12.5-12.6-11.8-11.6-11.2-11.2-11.8」というラップを刻みました。後傾ラップであることは間違いないのですが、注目すべきは後半5Fずっと11秒台で走っている点。逃げ馬が自ら加速しなおかつ最後まで止まらないのであれば後ろは届くはずが無く、逆にここ2戦は重馬場で急坂の中山でしたのでこういった走りができなかったことも頷けます。近5年のダービー出走馬で同様に「後半5Fすべて11秒台のレースを勝ったことのある馬」は6頭いたのですが、それがそうそうたる顔ぶれ。

2022
イクイノックス②(東スポ杯)
アスクビクターモア③(未勝利@中山)

2021
シャフリヤール①(毎日杯)
バスラットレオン止(NZT)

2020
コントレイル①(東スポ杯)

2019
ニシノデイジー⑤(東スポ杯)

4頭のG1馬+海外G2勝ち馬+JG1勝ち馬というラインナップで、かつ(完走していれば)何れもダービーで掲示板という優秀な成績。ダービーのペースは「玉砕覚悟で逃げるマイラー」が居るかいないかで大きく左右されますが、パクスオトマニカは距離を考えて積極的にはハナを取らなさそうですのでスタートさえ決まればこの馬がハナを奪える可能性は高いです。3戦ぶりに良馬場の大箱で走れる点は間違いなくプラスで、持てるポテンシャルを出し切れれば大駆けがあっても。

当時は結果的にパクスオトマニカが逃げ、早目に追い出さなければいけない展開にもなり⑥着に敗れましたが、これを以て距離が持たないと見るのは早計でしょう。同型のいない今回はこの馬の強さを一番発揮できる舞台のはずで、あとは鞍上が日和らずに自分でペースメイクするレースが出来るか。個人的にはこのメンバーでそれが出来ないようであれば、もう上級戦で岩田康Jの存在意義は無い(=格下の騎手しかいない裏開催やローカルでオラつくだけの老害)と言ってもおかしくないでしょう。

ダノンデサイル
英国遠征は61kgの斤量にも戸惑ったか本来の伸びがありませんでした。出入りの激しいレースは向いてなく、スタンダードに流れる東京コースはこの馬向き。もう少し内枠ならなおよかったですが戸崎Jならうまく収められるはずで。

シンエンペラー
昨年の②着同着馬。凱旋門賞を回避するも症状は軽く、帰国後も問題なく乗り込んでいます。1週前にはウッドで49秒台をマークするなど、やはり持てるエンジンは一段上。但し頓挫の原因が呼吸器系の疾患ということで、追い切りは良くても走り出してどうかという点は残るだけに割引ました。

マスカレードボール
天皇賞はおあつらえ向きのスローで末脚爆発。コーナーが増えるのと中3週と間隔が詰まる点が懸念ですが、既に古馬通用級の走りを見せている中で2kgハンデがあるのは大きいです。8割の出来だとしても足りてしまう可能性。

カランダガン
G1を3連勝中。過去多くの海外馬がそうであったように日本の馬場への適性が課題となりますが、比較的アジア圏の芝馬場に近い4月のドバイシーマクラシックでダノンデサイルの②着と走れておりこなせる可能性はあると見ます。

クロワデュノール
前走の凱旋門賞は外枠に泣かされ⑭着大敗。その結果自体は悲観する必要はないと見ていますが、路盤の違う現地で2戦して日本の芝にフィットできるかという懸念と、やはり状態が完調には見えないだけに。

ジャスティンパレス
今の東京は上りの絶対値が求められる舞台につき、体力比べで浮上する存在として押さえは必要と見ます。ただ器用さに欠けるため本来は外枠の方が…

タスティエーラ
上手く目標を置けたり併せ馬に持ち込めればいつでもやれる馬で、前走成績にかかわらず押さえは必要です。


■京都12R/京阪杯 ジャスティンスカイ

高速決着には適性を有するものの、きれいな馬場では周りのテンの早い馬に位置取りで負けてしまいます。最終週の荒れ馬場ながらに時計を求められる今のコンディションは合っているはずで。


■京都11R/オータムリーフステークス カズプレスト

ダート転向初期は1400mを使われていた馬。やや一本調子なところがあり被されたり捲られたりが苦手なタイプで、中距離戦ではどうしてもそういった展開に巻き込まれる可能性が高いため久々に距離を詰めてきました。前走のペルセウスSは良績のない脚抜きの良い馬場にも苦しんだ印象で、スタートを決めてポジションを取れれば変わり身も。


2025年11月29日土曜日

【11/29(土)予想】京都2歳Sの注目馬

■京都11R/ラジオNIKKEI賞京都2歳ステークス ジャスティンビスタ

昔は長めの距離でデビューする馬は王道路線と言われましたが、直線での瞬発力が必要な現代競馬においては体力のつききっていない2歳馬においてコーナー4つの2000mという条件は紛れの塊です。2歳重賞に代表されるキャリアの浅い馬同士のレースではどうしても距離経験が重宝されがちですが、紛れの多い条件を勝ち上がってきた馬よりむしろ王道の芝1600~1800mを勝ち上がってきた馬の方が備える能力は高いと見ることができます。今回ワンターンのコースで新馬戦を勝った馬は3頭居ますが、流石にバルセシートはこの血統でいきなりの2000mは疑問視。東京2000m戦を勝ったゴーイントゥザスカイも今の末脚インフレの馬場でしまい34秒台というのは平凡としか言いようがなく、それならばジャスティンビスタの上り目に期待したいです。

初戦は道中フラフラしながらのレースで、直線では右ムチ一発で大きく寄れる始末。それでも勝ち切ったあたりは素質の高さが伺え、当時④着に降したセヴェロは次走で勝ち上がっておりメンバーレベルも水準級。吉岡厩舎は週末に時計を出す厩舎で最終追いは地味に映りますが、先週土曜にウッドで長めから追われ65.6-51.9-しまい11.7と文句なしの時計をマーク。態勢は整ったと見てよく、このメンバーなら十分勝負になるはずで。

2025年11月24日月曜日

【11/24(月・休)予想】東スポ杯の注目馬

■東京11R/東京スポーツ杯2歳ステークス チュウワカーネギー

前走のサウジアラビアロイヤルCは栗東からの輸送競馬だったにもかかわらず+18kgの体重増。元々500kg超えのいかにもなモーリス産駒で、育ち盛りとはいえ不可解な増え方。馬運車の中で寝藁でも食べてしまったのかもしれませんが、いずれにしても陣営にとっては想定外の事態。少頭数のスローで終始外を回らされたのも痛く、⑤着とレースの形になっただけでも良しとすべき敗戦でした。中間はびっしり追われて3週連続ウッドで好時計をマークしており、2回目の東京遠征で二の轍は踏まないはず。新馬戦で降したアンドゥーリルはアイビーSを勝利。力量未知数の相手関係ながら、前走の負けで余計に人気を落としているならこの馬から。

2025年11月23日日曜日

【11/23(日・祝)予想】マイルCSの予想

■京都11R/マイルチャンピオンシップ

<見解>

京都は雨中の開催を経て芝には使ったなりの傷みが見られますが、避けるほどではなく時計の出方にはさほど問題はない様子です。ただ、ここは確たる逃げ馬が見当たらない状況の中、有力馬の多くが先行~好位でレースを進めたいタイプで見た目のペースは速くなくても前の馬にはプレッシャーのかかる流れになりそうです。加えて4角からの下り坂に乗って加速し、最後まで止まらない脚を持っているかも重要。今年は距離適性が長めの馬にチャンスがあると見ています。

<予想>

ロングラン
春のマイラーズCを1.31.7の好時計で勝利。当時は開幕2週目とは言え冬に使われた分で芝は掘れやすく、また少頭数のスローペースで時計の出にくい展開だったことを思えば額面以上に評価できる内容でした。同じく4角から坂を下る小倉でもその前に小倉大賞典を勝っているように、下り坂に乗って加速し最後まで足を伸ばせる適性の持ち主。近2走は良績のない左回りのレースで参考外。馬群を割っても外を回しても問題なく、時計だけ走れればここに入っても十分勝負になると踏みます。

ソウルラッシュ
この秋は富士S、マイルCS、香港Mと3戦を予定。それゆえ前走の富士Sはまだまだ余裕を持った仕上がりで③着でしたが、元々純粋な瞬発力勝負は向いていないタイプ。去年のこのレースを完勝したように少し力の要るコンディションはうってつけで、ロングラン同様に長く脚を使えるのもこの舞台向き。上昇度と舞台替わりで富士S上位勢を逆転できると見ます。

ジャンタルマンタル
調整に苦労した富士S時とはうって変わって順調な調整。富士Sは究極の上り勝負になった分の②着で、安田記念同様に好位外から早目に潰していくようなレースが出来ればこの馬のスピード能力に疑いようはありません。

ガイアフォース
キレイな馬場を走らせたいタイプなので今の時期の京都の内枠はやや割引ですが、ワンターンの平坦コースはもってこいの条件設定。下り坂での加速も得意なだけに、もまれない位置を取れればスピードで押し切るシーンも。

アスコリピチェーノ
休み明けは(4,1,0,1)。唯一の着外は直線競馬のジャックルマロワ賞で、周回コースでリズムに乗れれば自分の脚は使えます。関西圏のレースも阪神で2回の好走歴があり問題なし。流石にヴィクトリアマイルの位置取りでは間に合わないだけにスタートと道中のコース取りが課題ですが、能力にケチをつける余地はありません。

エルトンバローズ
昨年は外枠有利のコンディションもあり②着。当時よりは時計が求められる状況なだけに印は割引ましたが、純粋な瞬発力勝負よりは力の要る展開の方が向いているタイプ。2週前に好時計をマークしており、1回使われてコンディションも上向き。舞台替わりの前進を加味してマーク。

マジックサンズ
NHKマイルCのように嵌り待ちというのが前提ですが、各馬が荒れた内を嫌って直線でばらけたところを突っ込んでくる可能性は否めずで。

オフトレイル
関屋記念の内容を考えれば平坦マイルは守備範囲。最後に末脚自慢が突っ込んでくる展開になれば。


2025年11月22日土曜日

【11/22(土)予想】福島記念の注目馬

■福島11R/福島記念 アンリーロード

◎抜擢した前走の府中牝馬Sは⑭着大敗。スタート一息で後方から進むも、他の馬が軒並み32秒台の上りを使うスローペースになってしまっては出番もありませんでした。現状ではワンターンでは置かれ気味で、コーナー4つのコース形態が合っている模様。実績のある舞台に戻って52kgであれば再度警戒は必要と見ます。

2025年11月16日日曜日

【11/16(日)予想】エリザベス女王杯の予想

■京都11R/エリザベス女王杯

<見解>

中距離牝馬の一線級が秋の天皇賞に出走する機会が増え、その立ち位置が微妙になりつつあるのがこのレース。今年もシランケド、クイーンズウォーク、ブレイディヴェーグといった本来ここに出てくれば中心になり得た馬がこぞって天皇賞に回り、G1馬の参戦は2頭のみ。秋華賞に出られさえしなかった1勝馬のリンクスティップが上位人気になっているあたり、混戦ぶりを物語っていると言ってよいでしょう。

展開的には、前走で一定の好走の形を作れたエリカエクスプレスが行くにしてもペースはそこまででもなさそう。緩めばケリフレッドアスクの目もありますが、天皇賞で武豊Jに鈴をつけられなかった岩田康Jが駆るとなれば無茶はしないでしょう。心配なのは一気の距離延長となるカナテープの折り合い。レーンJが御しきれなかった際には向こう正面で落ち着いた際に絡んでくる可能性があり、そうなってくると消耗戦の色合いが強まります。リンクスティップもクリスチャンJが4角までに仕掛ける公算が大きく、少なくとも直線入り口までには団子状態になっていると予想します。

<予想>

ヴェルミセル

前走の京都大賞典の際にも言及しましたが、ローカル2600mに求められる出し入れが得意でなくペースの山がしっかりできるこの条件が向いています。同じく前走で言及した通り寒い時期に向かって好走できるタイプで、季節進行によりさらなる上昇が期待できます。京都大賞典③着自体は渋った馬場の恩恵もあり、メンバー的にもレガレイラに一捻りされておかしくないレベルでしたのでそこまで評価はしていませんが、京都は今週までがBコース。直線で馬群が凝縮したところに荒れ馬場でばらければ、それを苦にせず脚を使える強みが活かせるはずで。

ココナッツブラウン

ここに来て在厩時の馬体減が解消され、この中間はしっかり追えています。展開に左右される面はあっても、夏の札幌参戦の末脚を見れば平坦の京都で直線向いてからの脚で十分間に合うと言えるのはこの馬くらいでしょう。当日のテンションが鍵も上手くいけば十分に勝負になるはずです。

レガレイラ

昨年のこのレースは不利があったと言われますが、ルメールJが馬群の中を通すのは状態面に不安がある時の乗り方と見ています(アーモンドアイが負ける時なども同様)。然るに輸送に課題があり、また馬力で勝ち切るタイプ故平坦の上り勝負が本来はあまり向いていないと見ます。ホープフルS、有馬記念、そして前走のオールカマーと「強い」と思えるレースはすべて中山でのもの。本番は次とみて割り引きました。

エリカエクスプレス

折り合いさえつけば本来血統的には中距離馬で、前走の秋華賞はその適性を証明するレースでした。外回りになる分目標にされる懸念はありますが、ケリフレッドアスクがうまく壁になってくれれば再度の好走があっても。

シンリョクカ

昨年の④着馬。当時の①~③着は不在ですから、昨年の最上位実績馬という立場です。本来は左回りワンターンがベストというタイプで前走の新潟記念は④着でしたが、今年はグレード別定になりメンバーが大幅強化。勝ったシランケド、②着のエネルジコ、③着のディープモンスターと何れも次走で結果を出しており、それら32秒台の上りを使える馬たちに交じって④着に好走したこの馬も十分に実力を示したと言っていいレースでした。得意コースとまでは言えない分で割引も、軽視は禁物です。

(追補)印を迷った馬たち

・パラティレーヌ

ローズSで露呈したように、ごちゃつくのは良くないだけに最内枠はマイナス。フラワーCでレーゼドラマに決定的な差を付けられたあたりからも、3歳牝馬の中でも最上位と言えるほどではないだけに。

・サフィラ

地元競馬に戻るのはプラスも、逆に言うと「近場に敵鞍が無いので使ってきた」というのが本音でしょう。流石に2000mすら勝っていない状況でこの距離を使ってくるのはギャンブルでしかなく。

・ライラック

舞台適性は高いのですが、ここに来てテン乗りの藤岡佑Jというのは意図を測りかねます。一時帰国したデムーロJでないのは仕方ないにしても、石川Jすら乗らない(しかも福島メインに元々乗り馬なかったにもかかわらず)というのは、師弟関係を大事にする相沢師らしからぬ采配。年齢的にもこれがラストでしょうから、使うことありきの参戦の雰囲気が否めず。

・リンクスティップ

前走は明確な敗因があったにせよ、あれだけ条件が向くかと思われたオークスで案外。渋った桜花賞でも上位2頭とは明らかに脚の差があり、きさらぎ賞からの成長が見られない現状。騎手で人気するでしょうが、少なくともエリカエクスプレス、パラティレーヌより上の評価をするのは難しいと判断しました。むしろこれで持ってくるようであれば、やはり相当にデムーロJの騎乗がアレだったということになってしまいますので、個人的にその線は支持しない立場につき。


2025年11月15日土曜日

【11/15(土)予想】武蔵野Sの注目馬

■東京11R/武蔵野ステークス ロードフォンス

前走のグリーンチャンネルCは南部杯への出走をギリギリまで待った上で止むなく参戦。本来1週後に使う前提で仕上げていた中で60kgを背負って④着まで来たのは地力の証明で、根岸S②着の実績などからも重賞、G1で通用する力は持っている存在です。距離を考えればチャンピオンズCを目指すというより来年のフェブラリーSに照準を合わせているはずで、ここはキッチリ賞金を加算したい番。相性の良い東京ダートでなら崩れなく走れるでしょう。

2025年11月9日日曜日

【11/9(日)予想】アルゼンチン共和国杯・みやこSの注目馬

■東京11R/アルゼンチン共和国杯 シュトルーヴェ

府中は思ったほどの雨量にはならなさそうで、水はけのよさも考えれば良馬場のままレースを迎えられそうと見ます。目黒記念同様に坂を2回上がるタフなコースで、求められるのが「クラシックディスタンスへの適性」と「東京の直線を伸びきる末脚」となればこの馬の出番でしょう。ここ2走は不適距離に使われ力を出し切れず、その前の3戦はG1挑戦で度外視。G2以下で坂のあるコースの2200~2500m戦は(5,2,0,0)で崩れてなく、スタートをしっかり決められれば59kgでも。


■京都11R/みやこステークス ドゥラエレーデ

一方の京都はこれから雨量が増えそうで脚抜きの良いコンディションになりそうです。こうなるとワンペースで押し切るタイプの先行馬にチャンスが生まれ、自分でレースを作れないドゥラエレーデが浮上する場面と見ます。元々はホープフルSを勝っているように芝ダート兼用で淡々と行ければしぶといものの、前走のコリアCのように馬群に突っ込ませるレースは向いていません。内の馬が主張し位置を取れなかったところに優等生騎乗の松山Jが大人しく馬群に入れてしまったことが災いし、4角で止めてしまったのが敗因でした。今回はブリンカーを着用し行く気を出させるのに加え、ゴリゴリに位置を取るクリスチャンJが一昨年のUAEダービー以来に手綱を取る今回は一変あっても。