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2021年8月1日日曜日

【8/1(日)予想】クイーンSの全頭評価とねらい目レース(関越S)

■函館11R

[1]①クラヴァシュドール(藤岡佑)

 前走は見せ場を作りましたが、重馬場で脚が止まった先行勢に対し追って追ってようやく追いついた程度の3着では復調気配はうかがえません。まともに評価できるのは4走前のニューイヤーSの0.2差5着ですがハンデ差4kgのアルーシャに敗れていることを考えれば、このメンバーではよくて掲示板かと。

[2]②イカット(横山武)

 この枠と頭数なら理想的な位置は取れそうですが、それなりに重賞で走っているメンバーが相手となるとここまでの戦歴から強調はし辛いです。

[3]③フェアリーポルカ(三浦)

 コースレイアウトで巧拙が分かれるタイプで、コーナー径の小さいコース(福島、中山など)に良績が集中しています。ここ2戦は交流重賞で参考外、4走前は外に振られやすい小倉、6走前は東京、7走前は札幌と得意でないコースでのレースばかりでそれを除けばほぼ完ぺきに走れています。この馬にとっては昨年と違っての函館開催は好都合で、ターコイズSでは中京記念を制したアンドラステと好戦しており実績からもここは好勝負可能と見ます。

[4]④ローザノワール(国分恭)

 芝は下級条件含め5回走っていずれも1.0秒以上の大敗。シャムロックヒルがいるここは楽な逃げも望め無さそうで。

[5]⑤ドナアトラエンテ(川田)

 前走は展開が向かず、前々走は異次元の道悪と敗因はハッキリしています。条件戦時代のメンバーからは必ずしも強調できるとまでは行かないものの、牝馬限定戦なら格好はつけられると見ます。

[5]⑥マジックキャッスル(戸崎)

 末脚一手のイメージですが位置を取ってレースをすることも可能で、今回もコースとメンバーを考えれば中団から進めてくるものと思われます。脚質的にどうしても詰まる、包まれるリスクを負いがちですが、この頭数であれば捌く難易度は低そうです。戦歴は牝馬G1級。初コースとごちゃつきさえ克服できれば自ずから上位候補。

[6]⑦マイエンフェルト(川又)

 1勝クラス、2勝クラスの勝ちはそれぞれ軽斤量でのもので、前走も最内の経済コースを進んでの勝利で特に強調できる内容ではありませんでした。格上挑戦でも恩恵のない別定戦のここでは。

[6]⑧ウインマイティー(M.デムーロ)

 陣営は秋華賞以降の不振を「秋華賞で挟まれて怖い思いをしたことが尾を引いている模様」と話しており、メンタル面の影響が大きいという見解を示しています。


 恐らく4角で加速する際にマジックキャッスルとリアアメリアの間に入ってしまった(画像)ことを指しているのかと思いますが、確かにこれ以降の2戦は好位にいても自分で止めてしまうようなところが見えます。大外枠でも引けば一考の余地はあると見ていましたが、この微妙な枠では逃げるしかなさそうで。

[7]⑨テルツェット(ルメール)

 先週のライオンボスやここ数年のオジュウチョウサン(=疲労回復スピードの遅れ、障害馬故の番組の少なさ、オーナー意向の二転三転する起用方針)がそうであるように、和田郎厩舎は「ローテありき」の調整が苦手な一面があります。ゆったり間隔を取ってじっくり仕上げた方が結果の出せる厩舎で、前走のヴィクトリアマイルはキャリア最短の中5週でギリギリという感じの仕上げだった分か気持ちが入り過ぎた故の敗戦と陣営も語っています。半月前から函館に入れる万全の臨戦過程にルメールJを配してきたここは勝負がかりと見てよいでしょう。

 早めの進出でカテドラル以下を封じた前々走のダービー卿CTは完勝と言える内容で、自分から動けるところはこの馬の強み。小頭数かつ外目の枠でスムーズに進出できそうな今回は勝機ありでしょう。

[7]⑩サトノセシル(大野)

 前走の洞爺湖特別の勝ちタイム1.47.0は今開催の同距離で最速のものでした。但し洋芝ゆえ開催が進むにつれ明らかに時計がかかってきていることを考えれば、開幕週の恩恵はかなり大きかったと考えます。格上挑戦で別定戦のここでは同じような形には持ち込みにくそうで。

[8]⑪シャムロックヒル(団野)

 元々団野Jとのコンビで2勝を挙げており、前走はユニコーンSのローウェルに騎乗するため代打で藤懸Jが乗ったものではありました。その前走はやはり最内で50kgという恩恵が大きく、流石に5kg増で8枠のここでは。

[8]⑫シゲルピンクダイヤ(和田竜)

 折り合い面の課題は解消しつつありそれなりの位置が取れそうな半面、ズブさが出てきている昨今。大箱コースではその点をカバーできても小回りではキレ負けの懸念が。

<予想>
◎テルツェット
○フェアリーポルカ
▲マジックキャッスル
△ドナアトラエンテ


■新潟11R インビジブルレイズ

 まともに考えればジュンライトボルトかサトノウィザードのいずれかから行きたいのですが、どちらも間隔が空くと取りこぼすタイプ。それならば昨年の新潟大賞典で5着の実績あるこの馬から入りたいです。前走は不適距離、その前は不良馬場で力を出し切れていませんが、その前の2戦は6着ながら小差に好走しており、内外フラットな今のコンディションならねらい目はあっても。


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