気性面に難があり去勢で幾分良くなったものの、道中は前に壁を作り脚を溜めさせ直線で進路を求めるやり方がベストな馬です。5走前にOP入りして以降冴えませんが、巴賞は直線で進路が狭くなり、函館記念は縦長馬群でなし崩し的に脚を使わされた分、札幌日経OPは不適距離の2600m戦で、前走のディセンバーSは太め残りで直線は流しており参考外といずれも敗因があるレースでした。今回は前を主張したい馬がそれなりにおり、叩き2走目で流れに乗れれば直線で前をひと呑みできる位置にいられる期待ができます。
■中京11R バスラットレオン
6走前のニュージーランドトロフィーが非の打ち所のないレース。当時負かしたタイムトゥヘヴンはその後の古馬重賞でも構想しており「芝マイルで逃げれば」相当強い馬のはずですが、NHKマイルCは落馬、ダービーは不適距離、京成杯AH・富士Sは待機策で不発、武蔵野Sは同型多数で共倒れといずれも噛み合わないレースが続いてきました。
今回陣営はようやく「重賞を勝ったときのようなレースを」と逃げることを示唆。ディアンドル、シュリ、トーラスジェミニは逃げなくても競馬ができる馬ですのでハナを叩くことは問題なさそうで、ここは久々に本領発揮の舞台と言えるでしょう。
■中山6R タイセイコマンド
前走の中京戦はハミを変えた効果もありハナを叩けたものの、掛かり気味に絡んできたエイカイファントムに突かれて息の入らない展開に。前半1000mは60.6という通過でしたが、昨年の中京2200m戦でこれより早いラップで逃げて勝った馬は皆無。京都新聞杯のルペルカーリアが0.1差の②着に残した程度で、10頭立て以上のレースではこれ以外皆1秒以上負けています。そこから考えるとその前走で0.6差⑤着というのは非常に優秀で、陣営は再度積極策を示唆しており中山替わりも好材料。強力同型も不在のここなら。
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