前走の目黒記念は⑫着と大敗しましたが勝ち馬とは0.6差、それも直線では最後の150mほどにわたって前が狭くなりまともに追えなかった分もありました。全4勝を京都外回りで挙げているように、平坦かつ直線が長いコースで能力を発揮できるタイプであることを考えればここは絶好の舞台。新潟記念は最終週の開催となることもあり直線では外を回るため純粋な中距離馬では厳しく、かつ今回はアリスヴェリテがいるため前半が流れると上りのかかるレースになるとみられ、ますますクラシックディスタンスへの適性が問われる一戦になるのは必至です。2200m以上で勝っておりかつ前傾ラップに良績があるこの馬の台頭余地は十分にあるでしょう(アスクワイルドモアも該当はしますが流石にまだ時間がかかるかと…)。
■中京11R/小倉2歳S アブキールベイ
西塚Jは今年29勝を挙げており、既に昨年の勝ち星(15勝)の倍に迫ろうかという好成績を残しています。特にこの中京の芝短距離(コーナー2つ)の条件では(3,2,3,11)で単回167・複回206とベタ買いで儲かるレベル。以前は軽量を活かした先行策でしか好走できていなかったところ、最近では下り坂の3角でしっかり手綱を抑えて坂上で追い出す騎乗ができており進化を感じます。中京の乗り方はベテランでも苦労するところさすが藤原厩舎の英才教育の賜物とでも言いましょうか、本開催は芝短距離で穴好走を連発(アクートゥス8人①着、ウォーターガーベラ14人②着、ユハンヌス7人②着)。馬自身もこのコース得意のファインニードル産駒で、新馬戦はスタートで大きく外に逸走しながらしまい伸ばしての勝利で伸びしろ十分。内枠有利の条件でこのコースの攻め方を理解した鞍上なら。
■札幌12R カリフォルニア
昇級後は早目に絡まれる展開が多く苦しんでいますが、前が止まりにくい重馬場かつハナを奪いやすい内枠の今回は本領発揮のチャンスでしょう。小林大Jが悪いとは思いませんが、わざわざ道営の桑村Jを配してきたあたりは陣営の本気度もうかがえるだけに。
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