公営競技の人気回復に伴い、賞金の増額が進むJRA。賞金が増えるということは生産の投資がペイしやすくなるということでもあり、現にサラブレッドの生産数は21世紀に入り再び増加に転じています。2025年の生産頭数は20年ぶりに8,000頭の大台に乗りましたが、では増えた分JRAのレースが増えるかと言えばそうはいかず。競馬法で「1日12レース」という上限が決まっているうえ、芝の保護や暑熱対策の観点を考えれば今の枠組みでこれ以上レースを増やすのは現実的ではなく、また厩舎の数にも限りがあります。溢れる新馬をコントロールするために「3走連続10着以下の未勝利馬は3か月出走停止」などの制度面で抑制を図っているのが現状で、要は「中央デビューや在籍にこだわるな」というメッセージが込められています。
近年、ダートでそこそこ出世した馬が地方転出するケースが増えています。昔は頭打ちとなった馬の再就職先という意味合いが強かった「地方転出」ですが、交流重賞の出走枠を確実に得るため等ポジティブな理由での転出が増え、実際にディクテオン(中央OP)が東京大賞典を制覇、イグナイター(中央新馬勝ち)がJBCスプリントを制するなど、中央勢と伍する活躍を見せています。それと同時に「地方デビュー馬」の地力強化も進んでおり、門別デビューからすずらん賞を制したビッグカレンルーフがフェアリーSで僅差の②着するなど、□地・○地だからと言って侮れない時代になっています。
コスモギガンティアは川崎の河津厩舎所属。京成杯を制したプレイアンドリアル、札幌2歳Sを制したトラストでも実績のある厩舎ですが、この馬自身は母の兄に笠松所属ながらデイリー杯を制したフジノテンビーがいる血統で、芝でもやれる素地を持っています。前走のジュニアCではマイルの流れに置かれてしまいましたが、メンバー最速の33.9の脚を使い0.2差の⑤着と健闘。父ダノンバラードという血統背景からも距離延長は歓迎のクチで、内の2頭がやりあいライヒスアドラーが早仕掛けで前を飲み込む流れになれば最後のひと脚が届く可能性も。
■阪神11R/大阪城ステークス トゥデイイズザデイ
2走前の関越S、前走のポートアイランドSとゲートが決まらず大きな着順が続いていますが、今回は偶数番の外枠を引け最後から2番目にゲート入りする格好に。悪さをするリスクが少なく枠入りできるのは歓迎で、3走前のジューンSも4か月ぶりで②着するなど気持ち的にも鉄砲で走れるタイプ。人気を落としてはいますがこのコースは(1,2,0,0)と好相性で一発も。
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