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2019年12月7日土曜日

【12/8(日)予想】冬の中山にヘルシェイクコールが響き渡る<中山9Rフーズサイド>/中京芝14絶対走るウーマン<中京9Rギンコイエレジー>他


画像と明日のレースは関係ありません、たぶん。

【ラインナップ】
中山9R(チバテレ杯)/11R(カペラS)/12R
中京9R/11R(飛騨S)/12R(栄特別)

■中山9R チバテレ杯

土曜の中山ダートは稍重。ヨシオが馬鹿逃げした師走Sはともかく、同条件で行われた古馬1勝クラスは前半3Fが38.1。さしたる先行馬も見当たらないため、雨の影響が残る前提でも恐らく入りは38秒を切るか切らないかくらいと思われます。

尋常に考えれば、フィードバックに逆らう手はありません。4戦2勝とキャリアは浅いながらも中山D1800で②着①着。勝ったレースは前半の入りが37.0で自身の上りが37.8(レース全体38.8)と脚力もあります。ただ1点引っかかるのが、騎乗経験のある三浦Jがいるうえ、社台ですしその気になればデムーロJにだって頼めるはずなのに、横山典J起用という点。何か狙いがあるのでしょうか。

というふわっとした理由ながらフィードバックを疑う前提で行くなら、本命はフーズサイドとします。

このフーズサイドも乗り替わり。こちらも主戦の武士沢Jは元気に中山で騎乗しているのに、です。この乗り替わりが強烈で、なんと南関東リーディング2位の名手・矢野貴之Jを捕まえてきたのです。

矢野Jについてはこちら↓
矢野貴之‐Wikipedia

高崎出身、通算1400勝以上を誇る南関のトップジョッキー。内田博J、戸崎Jの去った今では名実ともに大井ナンバーワンと言って差し支えないでしょう。昨年の東京ダービーをハセノパイロで制したのも記憶に新しいところです。

そんな矢野騎手は後述するカペラSにダノングッド(大井・宗形厩舎)で参戦するために中山に乗りに来ており、乗鞍はそのカペラSとここの2つのみ。正直な話、ダノングッドが現状のコンディションで昨年(0.5差7着)以上のパフォーマンスを発揮できるかは怪しく…恐らくは、本番前にコースの下見も兼ねて宛がわれたいわば「偵察レース」とは思われますが、何せここまで乗ったジョッキーとは追える技術という点では大きな差がある故、期待せざるを得ません。

フーズサイド自身も中山D1800は②着①着。上りは39.0が最高で前崩れの展開に救われた感はありますが、じんわりアクセルを踏みたいこの馬にとってラスト3Fのキレが求められたここ2戦は明らかに適性外。見直す手はあるでしょう。

[軸]14フーズサイド
[相手]2,5,8,10,12
ワイド14-2,5,8,10,12

■中山11R カペラS

ゴールドクイーン、コパノキッキング、レッドアネラ、ヒロシゲゴールドと前に行きたい馬がズラリ。そこに元芝馬のシュウジが絡んで足下は締まったダート…となると、今日の結果を見るまでもなくブレーキをしっかり踏まないととてもじゃないけど持ちません。

但し、これらの馬にまたがる騎手にそれができるかというと…

個人的には何人か怪しいと踏んでいますので、ペースはハイになると見ます。既に今日の時点でも大外ブン回しで差し込んだ例が散見されてますし。

というわけで、本命はドリュウにします。

遂にデムーロJがミルファームの馬に…と書くと世間的には何かネガティブなイメージで語られますが、夏の新潟直千に出し過ぎて頭数合わせのために寄せ集められる若手とはわけが違うのです。

この馬はいつも安定して力を発揮するので、あとは展開が嵌るか嵌らないかというわかりやすいタイプ。前走の霜月Sも好位を進んだミッキーワイルドから0.4差と善戦の域。最内枠を引いたからにはもう下げて外を回すしかありませんので、こちらも腹を括って心中します。

相手は先に挙げた先行勢4頭(シュウジ除く)。あとはズブズブの差し決着になった場合に備えてハニージェイド、テーオージーニアスを押さえます。

[軸]1ドリュウ
[相手]4,7,10,11,12,15
馬連1-4,7,10,11,12,15

■中山12R

クインズサンの近3戦は条件戦としてはかなり骨っぽい相手。ここも人気はユナカイトでしょうが、現級で十二分な実績あるこの馬の上位は揺るがないと見ます。

[軸]13クインズサン
[相手]2,3,6,9,10,11,14
馬連13-2,3,6,9,10,11,14

■中京9R

格上挑戦してでも芝1400にこだわりたい◎ギンコイエレジーにとって、ここは狙いすました舞台でしょう。過去中京の芝1400は①着、0.2差⑦着、0.1④着とすべて僅差の好走。特に④着だった3月のレースは高松宮記念の日。内を通ったショウナンアンセムが3着に食い込むなど内有利の馬場バイアスの中、17頭立てで大外から伸びてのもの。勝ったアンリミットは既に準OPの身で価値のある内容でした。

中日新聞杯を見るに、既に中京は外差しが決まるようになっています。前回より状態が好転する上、前回同様に-3kgの減量騎手を配したここは勝機でしょう。

[軸]16ギンコイエレジー
[相手]4,7,10,13,15
単勝16
ワイド16-4,7,10,13,15

■中京11R 飛騨S

9Rと同様、外差し前提で◎アバルラータとします。前走は1400mに関わらず前半の入りが36秒台という瞬発力勝負で脚色が一緒になってしまいました。やはりこのクラスになるとメイン場では32秒台の脚を使う馬はごまんといるわけで、ローカル開催に移ったここはチャンスと見ます。

[軸]16アバルラータ
[相手]1,3,4,11,12
馬連16-1,3,4,11,12

■中京12R 栄特別

戦前の本命は夏の北海道で好内容を見せたリバプールタウンだったのですが、減量解除後の勝率が1.5%という長岡J継続騎乗につき泣く泣く切り。

ここは未勝利でも◎リッカローズを推します。

実は未勝利戦時代もちょいちょい買っていたのですが、ついに8月までに勝ち星を挙げられず。ここで推す理由はずばり「直近で小倉戦の実績がある」ことです。


上図は芝2000mの平均ラップをグラフにしたものです。茶色が小倉、緑が中京、比較で東京のもの(黄緑)を入れています。下に行くほど速くなるので、各競馬場で「右肩下がりになる瞬間」が違うことがおわかりいただけたかと思います。

東京や新潟等直線の長いコースは、最後の3区間(600m)に入るところで一気にギアが入ります。一方、小倉は2コーナーが最も標高が高く、そこから下り坂に入るため残り4区間(800m)地点から加速が始まります。中京も向正面の中腹が最も標高が高く、残り800mの地点で加速が始まります。つまり小倉同様にトップスピードの持続力が求められます。

直近で小倉で好成績を残した馬が現級馬に見当たらず前走の未勝利戦で2着だったリッカローズを抜擢したわけですが、この時勝ったルベリエは元々セラピアやリトミカメンテといった現級実績馬と接戦していた馬で、リッカローズ自身も2度の2着は中京と小倉の2000mでのものと、このコースへの高い適性を覗わせています。

小倉はそのコース形状から下級条件ではバテた先行勢を後方組が差し切るシーンが散見されますが、この馬の前走は終始2番手で進んで踏ん張ったもので、そこも価値を認めたいポイント。恐らく人気はないですが、食い込み余地十分と見ます。

[軸]6リッカローズ
[相手]2,3,9,12,14,16
ワイド6-2,3,9,12,14,16

※おまけ…阪神JF

堅そうなので買いませんが、オッズによっては◎クラヴァシュドールの単勝が美味しいかもしれません。

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