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2020年9月12日土曜日

パラスアテナ紫苑S挑戦、胸を借りる走りを


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)が、12日(土)中山11Rの紫苑S(G3)に出走。秋華賞の切符をかけて2度目の重賞挑戦を迎えます。

 自分は3歳世代は同馬のみ、2歳世代には2頭の出資馬が居るのですが未デビューにつき、前回のラジオNIKKEI賞から約2か月ぶりの出資馬出走となりました。長かった…陣営も前走後ここを目標に仕上げてきたとあって、直前の追いきりでは軽快な伸びを披露。大方の体制は整ったと見てよいでしょう。

 その前走は「限りなく重に近い稍重」馬場に泣かされる形で4着。道中ペースアップしたところで動かざるを得なかった面もあり、いろいろと「向かなかった」のも事実と見ています。キレを活かすのであれば良馬場が理想でしたが、成長途上の同馬を気遣い師は「足下を思えば多少渋っても構わない」と慎重なコメント。目方を見てももう一回り成長の余地を残しているだけに先々を見据えての一戦ではありますが、それでもオークス上位入着馬をはじめ好メンバーが揃ったここは、現状の力を試すにはもってこいの舞台でしょう。開幕週で内に馬が密集することを考えれば、大外枠はむしろ歓迎のクチ。後方に置かれずに中団外目を追走できれば、適度に時計の掛かる芝なら差しが決まることを期待しています。

 クラシック登録のないパラスアテナについて、自分はかねがね「秋華賞に間に合ってくれれば」とひそかに願っていました。その可能性が見える舞台にまで駒を進めてくれたことにまずは感謝しつつ、その願いが現実となるよう、自宅からその雄姿を見守りたいと思います。

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