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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2020年12月27日日曜日

【2020年の収支報告】

 今日の開催を以て中央競馬は2020年の全日程を終えました。

 今では地方競馬も元気ですし、公営競技全体で言えばまだまだ面白いレースがいっぱいあるわけですので年末感はあまりしないというのが正直なところですが(今年はこういう情勢ですから出かけて季節感を得る機会にも乏しく…)、勝っても負けてもグレート・リセット。淡々と振り返ることといたします。

 上半期の時同様に「このブログでの本命推奨馬」の「単勝・複勝回収率」で測ります。

【2020年】
的中:71/299R(23.7%)
※本命抜擢馬の確定着順が3着以内となったレースを「的中」としています。

単勝回収率:87.4%
複勝回収率:78.2%

【本命抜擢馬と結果の一覧】(クリックで拡大します)


 個人的には下半期大苦戦だったのですが、意外と踏みとどまったかな?というのが率直な感想です。ウインクルサルーテには脚向けて寝られません。これが控除率を大きく下回るようなら抜本的にやり方を考える必要がありますが、手堅く攻めるのと振り回すレースのバランスを考えながら、無謀なチョイスを減らすために多面的に研究する、これに尽きるのでしょう。

 マイナスであることは間違いないですが、自力で考えることをモットーとし途中からはTARGETとJRA-VAN・レーシングビュアー以外への課金(競馬新聞etc.)を止めました。自分の力にならないというのもそうですが、自分の性格上他人の情報に乗っかって負けた方が腹が立つのでそうしなかったという面もあります。仮にそれらの情報に手を出してプラスになったとしてもせいぜい100%を少し超える程度が限界でしょうし、情報に払う金の分結局マイナスになるはずです。予算が限られる一般サラリーマンの範疇では、それらコストを内包できるだけの資金配分は不可能なので…

 自分自身の買い方は変えていくかもですが、来年は本命抜擢馬の的中率30%・複勝回収率80%を目標にやっていきます。地味ですがこの数%を上げていくのが難しい。

 今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。皆様の新年が幸運と的中に満ち溢れます事を願ってやみません。


【12/27(日)結果】

■中山10R ◎コカボムクイーン→3着

 よく頑張りました。前に壁を作れない中でも最後は良く伸びましたが、好位で脚を溜めれられていればもう少し弾けていたかもしれません。現状では内枠を引いた方が理想のレースが出来るみたいです。これで払い戻し0円だったのは欲をかいた自分の責任です。


■中山11R ◎ラッキーライラック→4着

 善戦でしたが、上位3頭とは明らかに脚色が違いました。内に入れることが最後までできず、脚を溜めることができなかった印象です。ですがそれでも止まらずに坂を上り切ったのですからやはり強い馬です。お疲れ様でした。


■中山12R ◎ダノンハイパワー→4着

 よく追い込みましたが、差し有利の展開で0.7差では完敗です。恵まれてこれでは現級では厳しいでしょう。


■阪神12R ◎シャイニーロック→3着

 カレングロリアーレを追いかけ後続の目標にされましたが、よく踏ん張りました。今日のように気分良くいければ簡単には沈みませんし、このクラスでは引き続き安定勢力として狙って行けるでしょう。

【12/27(日)予想】咲き誇れ五弁の華<有馬記念ラッキーライラック>/待ち続けた爆発の時<フェアウェルSコカボムクイーン>他

【ラインナップ】

中山10R(2020フェアウェルステークス)/14:35
中山11R(有馬記念)/15:25
中山12R(ハッピーエンドカップ)/16:05
阪神12R(2020ファイナルステークス)/16:25


■中山10R

 Twitterでもちょくちょく言及していましたが◎コカボムクイーンの出番がやってきました。6走前(19年9月の2勝クラス戦)や前走(御影S)がそうであったように、前に壁を作りゴール前で脚を伸ばすやり方が合っていて、今回は外目の枠を引け上手く前目で脚を溜められそうです。この馬で勝っている浜中Jを配し乗り役にも不安なし。再び爆発するならここでしょう。

単勝15
馬連15-3,5,7,9,12,13


■中山11R

 中山2500m、というか有馬記念は「マイルでも勝てるくらいのスピードと機動力」を持つ馬が台頭する舞台だと考えています。コーナーを6回回る特殊な形状で加減速への対応力が求められるうえ、一線級が集うレースになるのでペースも緩くなりにくいため、通常のクラシックディスタンスのようにスタミナだけでは面倒を見切れないわけです。キタサンブラックのように2000~3000mをまとめて面倒見れる馬が居れば逆らわなくても良いのですが、今回は中距離からの転戦組が多数を占めており、これに則った入り方で行きます。

 メンバーの中でマイルG1を勝っているのはラッキーライラックペルシアンナイトの2頭。中でも前走エリザベス女王杯を8枠から勝った◎ラッキーライラックを上位に取りたいです。春の大阪杯も含め内回りコースで上手く立ち回っての勝利はこのレースにも通ずるものがあり、中枠を引けた今回は内で待機し直線で前が開いた瞬間に一気に伸びるこの馬の勝ちパターンのレースが出来そうです(リスク覚悟でそういうレースが出来る福永Jというのも心強い)。


 ライラックの花は通常花弁が4つなのですが、稀に5弁のものがありこれを指してラッキー(ハッピー)ライラックと呼ぶそうです。彼女が重ねてきたG1タイトルは4つ。引退レースとなるここで「5つ目のタイトル」を得られるならば何というストーリーでしょうか。

 対抗は○ペルシアンナイト。中山コースは3歳時に皐月賞の2着があり、前走のマイルCSも阪神替わりながら33.2の上り脚で7着に食い込む健闘を見せています。とはいえ最近ではマイルは忙しい印象で、一気の距離延長にはなりますが現状のこの馬にとっては丁度良い距離と言えるでしょう。札幌記念でノームコアの2着した時のように、スピードと立ち回りを活かせればここで食い込む余地は十分と見ます。

 ▲クロノジェネシスは激走だった前走からの状態維持が鍵。本来は大箱コースでノビノビ走らせたいタイプなのでこのコースは向いているとは言い難いですが、前走も出負けさえなければもう少しやれておかしくなかっただけに、現役最強に近い立場にあることは間違いありません。

 以下、これも状態が鍵も実力は軽視できない△フィエールマンカレンブーケドール、坂で止まる懸念はあるものの状態良化が伺えるラヴズオンリーユーを押さえに。充実著しいサラキアも1枚。

単勝7,8
馬連7-4,7,8,9,10,13
三連複7-8,9-4,8,9,10,13,14


■中山12R

 ◎ダノンハイパワーは末は確かなものの使える脚が短く、東京戦ではG前で上がってしまうシーンが目立ちました。中山替わり、揉まれない外枠でスムーズに立ち回れれば差しが届くシーンも期待できそうです。

単勝15
馬連15-2,3,4,5,12,13,14


■阪神12R

 ◎シャイニーロックの前走は初の1200m戦で前半位置を下げてしまい、苦しいレースになりました。しかし陣営からは「元々乗り難しいところがある」とのコメントがあり、テン乗りの鞍上だったことも少なからず影響したようです。現級好走歴のある団野Jに手が戻って再度期待です。

馬連3-1,5,6,9,12


2020年12月26日土曜日

【12/26(土)結果】

 ■中山11R ◎アオイショー→7着

 最後は外を回して脚を使いましたが、先行したダノンザキッドにも同じ最速上りを使われてしまっては届くはずがありません…。この馬がどうのというより、前付けして坂上の一追いであれだけの脚を使ったダノンザキッドが強かったという話でしょう。京成杯に出てくれるなら狙いたいですが、流石に中1週では難しいでしょうか。

■中山12R ◎ソフトフルート→5着

 前に有利な流れになり、道中の隊列がそのまま流れ込む形に。今日は全く良さが活かせませんでした。広いコースの実力勝負になれば見直しでしょう。寿Sには来ないでクレメンス…


【12/26(土)予想】自ら動ける強み<ホープフルSアオイショー>/胸を張れる舞台<グレイトフルSソフトフルート>

【ラインナップ】

中山11R(ホープフルステークス)/15:25
中山12R(グレイトフルステークス)/16:05


■中山11R

 直近の傾向からは中山は必ずしも内有利というわけではなく、外枠や差し馬もバンバン来ています。時計が掛かるコンディションというのも影響しているのでしょうが、経験値の少ない2歳馬同士のレースであれば好位からスピードで押し切るタイプより自分から動いていけるタイプを狙ってみたいです。

 粗削りながらデビュー戦の内容が良かった◎アオイショーを狙います。その新馬戦は上位2~5着全てが先行勢で占められるスローペースを3角から一気にまくり、メンバーで唯一34秒台の末脚を使って勝つ好内容。丁度昨年、同時期の新馬戦を同じくスローから末脚だけで勝ちきったクリスタルブラックはその後京成杯を勝利。この馬も京成杯に出ていればもっと人気したでしょうが、実績あるメンバーの中に入って地味目のオッズ。但し他の馬が勝ってきた重賞やオープンにしても、時計が平凡だったり頭数が少なかったりと強調できるほどの戦歴ではないと見ています。これなら1勝馬が食い込む余地もあると見て、実績勢に流します。

単勝9
ワイド9-1,3,10,12


■中山12R

 ゆうに3勝クラスを勝つだけの実力は持っているであろう◎ソフトフルート。前走のエリザベス女王杯も古馬相手に0.6差の6着なら上出来で、ここなら大威張りでしょう。但しあまりにもぶっちぎられてしまうとパラスアテナの次走のオッズが不味くなる懸念がありますが…

単勝3

マミリアス2戦目は16着、今は「使えること」に感謝


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡2、美浦・根本厩舎)が土曜中山3Rの2歳未勝利戦(芝2000m)に藤田菜七子J騎乗で出走、18頭立ての16着となりました。


 レースではまずまずのスタートから好位外目を追走。前を見る位置で流れに乗りましたが向う正面でペースアップしたタイミングから位置を下げ、4角で既にお釣りなく後退。直線で進路をカットされる不利があったとはいえ、良いところなく流れ込んだだけの入線となりました。着順こそ16着ですが、17着は直線で挟まれるアクシデントあって流しており、18着も3角でついていけなくなり脱落したもので実質的には最下位だったと言えるでしょう。

 今回に関しては、出資者の大多数が感じていた通りあらかじめ苦戦は想定されていました。元々は0.3差6着に善戦した新馬戦と同じ芝のマイル戦に使いたかったものの、節の関係で除外対象となることからやむなく2000m戦に回ったというもので、陣営も「距離は少し長いかも」と語っていた通り適性を見越した出走ではありませんでした。

 馬体は+4kg。パドックでもやや集中を欠く様子でまだ子供といった感じ。二の足の良さは相変わらずでしたが、やはりこの距離を走るとなるといかに無駄なことにエネルギーを使わないかが大事なので、適性に加えて気持ちの面でも難しいレースになってしまいました。

 とはいえ、精神面の成長、学習を考えればレースを使うことが大事で、今回は適性外の距離でも出られたことに感謝すべきかもしれません。芝のマイルにこだわるならば2月の東京まで待つことになるでしょうが、この路線は未勝利番組終了までずっと渋滞するため場合によっては短距離やダートなどに使って行くことも検討した方が良さそうです。


 中距離への挑戦は厳しい結果となりましたが、短いところで引き続き前進を期待したいと思います。まずはお疲れ様でした。

2020年12月20日日曜日

【12/20(日)結果】

■阪神11R ◎バスラットレオン→4着


 前半が速くなった分流石に最後は止まってしまいましたが、理想的なレースは出来たと思います。近い位置にいたグレナディアガーズの上りも34.5でしたし、コースや展開一つでこの路線でも十分にやれるところは示してくれました。

 結果が示す通り坂でも止まらないタフさとスピードが求められるレースとなり、フランケル産駒で1400mを勝ってきたグレナディアガーズのレコード勝ちは納得のいくところです。驚いたのは2着のステラヴェローチェ。この時計にもキッチリ対応し、鞍上の完璧なコース取りも相まって直線だけで押し上げてきました。加えて3着のレッドベルオーブはこのペースにも拘らず向う正面で折り合いを欠くシーンが。それでも最後は脚を使って3着まで来るんですから、スムーズなら…と思わせるパフォーマンスでした(坂で止まってしまった可能性もあるので、そこは次走以降注視していかなければですが)。

 あとやっぱりモントライゼはスプリンターでしょう。

【12/20(日)予想】夜明けを劈く獅子の咆哮<朝日杯FSバスラットレオン>


 ↑何の選手やねん。

 公営競技(いわゆる「三競オート」)の中では一足先に1年の総決算を迎えているのがボートレース界。最上位グレードのSG・ボートレースグランプリが平和島で開催されています。優勝賞金は年間通じて最高額となる1億円。かつては「賞金王決定戦」と呼称されていた通り、ここを勝つことで実質的に賞金王が決まるという位置づけでありましたが、賞金ランキング2~4位の選手がこぞって優勝戦を逃し、よほどヘグらない限りは峰の賞金王は確定しているといっても良いでしょう。毒島くじ運悪すぎなんだよなぁ…

 運も味方につけたのが西山(写真)。艇界一のエンターテイナー、競馬界に例えれば後藤、和田竜Jといった「パフォーマンスとエンターテイメントを両立した選手」を想像してもらえればと思います。初めて出場したグランプリで1億円のチャンスが回ってきたわけで本人も「人生のピーク」と語るほど。こういう選手が大舞台に出てくるとやはり盛り上がります。発走は16:20。馬でやられても大丈夫(何が)。


【ラインナップ】

阪神11R(朝日杯FS)


■阪神11R

 先週の結果を受け、ようやく世間が◎バスラットレオンの強さを認めるかと思いきや評価はそれほどでも無いようです。ソダシ、ユーザーレーベンに続く3着と健闘した札幌2歳Sは自らハナに立ち早めに並ばれる苦しい展開を踏ん張ってのもの。前走の止まり方を見ればやはり2000mは長く、距離短縮となる今回こそが本領発揮の舞台と言えるでしょう。

 キズナ産駒ですから中距離を使うというのは分かりますし、人気するのも頷けます。ですが、キズナ産駒の買い時は今回のように「中距離からマイル以下に短縮してきたとき」だったりもします。


 上図はキズナ産駒の芝1600m以下戦の成績を「前走からの距離」で比べた時の成績です。距離短縮ローテでは複勝回収率100超えと優秀な成績。キズナの現役時のイメージから短距離で買われにくいというのもあるのでしょうが、狙って損はないデータです。

単勝11
馬連・ワイド11-1,2,5,10,12,16

2020年12月19日土曜日

【12/19(土)結果】

■中山11R ◎サンクテュエール→14着

 ようやく馬体が増えたと喜んだのも束の間、スタートから行きっぷりが悪く3角から促しても進まずむしろ置いて行かれてしまいました。調整が難しい馬でもあるのでしょうが、メンタル面も含めて立て直しにはもう少し時間がかかりそうです。

【12/19(土)予想】熱烈歓迎マイル戦<ターコイズSサンクテュエール>

【ラインナップ】

中山11R(ターコイズステークス)/15:25


■中山11R

 牝馬3冠路線を完走した◎サンクテュエールの経験値を買いたいです。桜花賞ではドボドボの重馬場でも0.8差6着に健闘、◎を打ったオークスも1.0差と着差ほど負けておらず、距離適性外だったと考えれば度外視できます。前走秋華賞は調子が上がり切らない中でのぶっつけの本番で、何もできずの大敗は致し方のないところでしょう。4戦2勝2着1回と得意のマイル戦に戻ればやれるはずですし、「すべての馬は~」の名言でお馴染みの藤沢和師はその言葉の通りマイル付近に良績を残しています。


 上図は2015年以降の藤沢和厩舎における芝の距離別成績です。未勝利戦からG1まで幅広く組まれている1400~マイル戦で順当な成績を残し、ブランドで買われやすい中距離以上カテゴリと比べて回収率も良く「お買い得」な厩舎と言えます。もう1頭のスイープセレリタスは流石に1F長いかと思いますが、人馬共に待ち望んだ久々のマイル戦で能力全開と行きましょう。

単勝11
馬連・ワイド11-5,6,7,8,14

2020年12月13日日曜日

【12/13(日)結果】

■中山11R ◎ジョーカナチャン→16着

 下級条件時代とはやはりペースも相手も違いました。適性含め見立てが誤っていました。


■阪神11R ◎エイシンヒテン→11着

 ヨカヨカが譲らずに引き締まった流れを作りましたが、最後の沈み方を見れば現状では行き切った方が良いかもしれません。

 2着のサトノレイナス、4着のメイケイエールは好騎乗の賜物として、勝ったソダシと3着のユーバーレーベンはこのペースに対応できたことが大きな収穫だったのではないでしょうか。特にソダシは切れる脚は証明済みとはいえ血統的にはパワー型で、道中が流れた時の適性は未知数でしたがここも乗り越えてくれました。夏競馬で穴を空けまくった吉田隼人Jですが、G1は2015年の有馬記念(ゴールドアクター)以来5年ぶり。プレッシャーもある中で見事なエスコートでした。

【12/13(日)予想】テンもしまいも力強い<阪神JFエイシンヒテン>/芝スタート活かせる<カペラSジョーカナチャン>


 日本との時差が少ない香港で国際競走が行われる1日。ただ、購買心理を考えればある程度時間がばらけていた方が日本のファンにとっては本来買いやすいのかもしれませんが…

【ラインナップ】

中山11R(カペラS)/15:20
阪神11R(阪神ジュベナイルフィリーズ)/15:40


■中山11R

 ダート転向後負けなしの6連勝中(南関含む)と勢いに乗る○ダンシングプリンスが人気の中心となりそうです。重賞実績こそないですがここまでの勝ち方は力の違いを見せつけるもので、重賞級のメンバーと当たるここが試金石と言えるでしょう。

 展開のカギを握るのもこの馬ですが、そこにケチをつけ得る存在として狙いたいのが◎ジョーカナチャンです。ご存知アイビスSDの勝ち馬ですが元々はダートで2戦2勝。スピードを活かしたいこの馬にとっては芝短距離のほうが行き脚がつきやすい利点もあり芝で出世しましたが、今回は芝スタートの中山ダート1200mですからこの点プラスでしょう。枠順でダンシングプリンスの内を引き、ジャスティンフォーテとも離れた位置でスタートできるのも好材料。早めに競りかけられなければ勝機が見えます。

単勝6
ワイド6-4,9,11,12,13,14


■阪神11R

 スプリンターからマイラー、さらにはもっと長い距離に適性のある馬まで揃う舞台につき前半はペースが流れがちで馬群も縦長になりやすく、末脚があればよいのですがあまりに後ろ過ぎると届かないため先団~中団で最後も脚を使える馬が理想です。

 前走で見せたポテンシャルに期待して◎エイシンヒテンを抜擢します。

 その前走は新馬戦以来の1600m戦でしたが、ハナを奪い小気味よく先行すると最後坂上でもう一伸びを見せる強い競馬で逃げ切り。レースの上り(=同馬の上り)が33.9と比較的早く、この馬以外で掲示板に載った馬は道中5番手以下(10頭立て)の差し追い込み勢ばかり。先行勢がこぞって沈む中で直線でもう一脚を使った内容は完勝と言ってよく、メンバーレベルを差し引いても引けは取らないと見ます。道中ついていける先行力と坂でも伸びる末脚を以てすれば、大物食いがあってもおかしくありません。

 ○ソダシ、▲ユーバーレーベンのアルテミスS組は道中の追走に課題を残しますが、力量通り走れればここでは上位です。あとは素質高いサトノレイナス、操縦性の改善が課題も大外で気分良く進めばメイケイエールも侮れず。1F延長で差し届きそうなオパールムーンまで押さえます。

単勝15
馬連・ワイド15-6,7,11,12,18

2020年12月12日土曜日

【12/12(土)結果】

■中京11R ◎ワイプティアーズ→11着

 スタートは悪くありませんでしたが、周りも速くあっという間に囲まれ後方に下げる形に。外に出すチャンスを逸してしまい終始馬群の中で何もできませんでした。乗り方ひとつという考え方もできますが、出来ればこの馬は包まれないで進めた方が良いので枠順の利が欲しいところです。


■中京12R ◎ビバヴィットーリオ→14着

 元々◎セイイーグルの予定だったにもかかわらず変えたのが裏目に。もうサイン馬券なんて買いません。

【12/12(土)予想】同じ舞台でキラリ<中日新聞杯ワイプティアーズ>他


 もうサイン馬券を見つけている人もいるようですが…

【ラインナップ】

中京11R(中日新聞杯)/15:35
中京12R(豊川特別)/16:10

■中京11R

 中京芝2000mコースはホームストレッチ前からのスタートで、スタート直後とゴール前の2回坂を上ります。前半のペースがハイにならないうえ最後の1Fがぐっと減速するため、前半ゆっくり行きたい差し馬でも差し届くのが特徴です。

 京都改修に伴う変則開催で9月に同舞台でOPのケフェウスSが行われましたが、今回はこの時の1着馬△トリコロールブルーと3着馬の◎ワイプティアーズが出走します。敗れたワイプティアーズを上位に取ったのは、ケフェウスSは煽り気味のスタートで位置取りを悪くしコースロスが大きい中脚を伸ばして3着というレース内容を評価してのものです。これで0.3差あってトリコロールブルーとの斤量差が2.5kgに広がるのであればさらに前進の目はあると言えるでしょう。

 元々スタートに難がある馬で、OP入りを決めた6走前のスピカSは好発から2番手を確保し押し切りましたが本来は中団につけてじわっとアクセルを踏みたい馬。テンが速くなりにくく最後の1Fで差し届く中京であればこのタイプの馬が浮上します。

 相手は久々でも○サトノソルタス、現級でも大崩れない▲ボッケリーニを中心に。昨年の覇者サトノガーネット、手替わりで先行競馬が安定してきたテリトーリアル、立て直しに成功したグロンディオーズも押さえます。あとは52kgなら一発ありそうなタガノアスワドまで。

単勝7
馬連・ワイド7-1,2,3,6,8,11,18


■中京12R

 「戸田」厩舎の◎ビバヴィッ「トーリ」オってもう見つかってますよね…

単勝14
馬連14-1,2,4,12,15,16

2020年12月6日日曜日

【12/6(日)結果】

 毎回真面目に振り返っているつもりなのですが、全く実になっていないのが悲しくなってきます…やり方の問題だと言われればそれまでなのでしょうが、誰からも頼まれていないものに時間をかけて試行錯誤するのも段々虚しくなってきました…

 買ったときに来ないで買わなかったときに来る、ずっと◎打ってて追いかけるのを止めたとたんに来る一方で追いかけ続けた馬は来ない、自信のあるレースは外して自信が無いからと見送ったレースは当たる、二択で外れを軸にする…こういうのもひっくるめての競馬ですが、流石にこれが続き過ぎてて精神的にもそろそろきついです。来週からは2歳G1が続きますが、2歳戦は苦手ですし休むにはいいタイミングかも知れません。


■中京7R ◎エールブラーヴ→16着

 新馬戦を除けば、逃げて着外に沈んだ馬は今開催の中京ではこの馬が初めてでした。差し決着になったことは事実ですが、さして厳しいペースにも見えませんでしたし、距離か能力かといったところでしょうか。


■中山10R ◎レノーア→5着

 向こう正面で内に入れてアドマイヤスコールの進路で来ていたらと思いましたが…ただこのコースではやはり大きく負けないのがこの馬。新潟芝と併せて常に印は回しておきたいです。


■中京11R ◎タイムフライヤー→8着

 思ったより番手を主張する馬が多く、位置取りを悪くした割には最後までよく走っていました。マツクニ厩舎のラストG1となる来年のフェブラリーSはますます負けられなくなりました。

 結局は昨年の1~4着の順番が入れ替わる決着。チュウワウィザードは昨年の◎だっただけに今年は△すら回せなかったのが悔やまれますが、クリソベリルを目標に直線では負かすべく追い出す強い内容。ゴールドドリームも同様にクリソベリルを目標にしていたはずですが、1列前で運んだチュウワウィザードが36.4の脚を使ったのでは届きません。

 クリソベリルは逃げたインティすら交わせず4着。調教過程に不満があることは予想で述べた通りでしたが、実は2か月以内の間隔でレースに出るのはこれが初めて。そのあたりも微妙に影響したのかもしれません。

【12/6(日)予想】王者を出し抜く<チャンピオンズCタイムフライヤー>/手戻りで前進<市川Sレノーア>他


 ジャパンカップダートから改称しこのレースを中京で行うようになったいきさつとしては「世界のダート競馬で主流となっている左回りで挙行したい」という目的があったはずなのですが、今年はこういう状況もあり外国場の参戦ゼロ。ジャパンカップと違い輸送経費自腹の「国際レース」ですから日本馬の層が厚い現状にあってはこうなるのも致し方ありません。

【ラインナップ】

中京7R/13:15
中山10R(市川ステークス)/14:40
中京11R(チャンピオンズカップ)/15:35


■中京7R

 昨日の中京芝は全てのレースで逃げ馬が複勝圏内に残しました。◎エールブラーヴの前走はマイペースに持ち込んで4着と目途を立てました。ハナを切れるかどうかが鍵ですが積極先行タイプは他に見当たらないメンバー構成なだけに、ここは再度の好走に期待です。

単勝2
馬連2-8,11
ワイド2-3,8,11,12,15


■中山10R

 アガラス、ハーモニーマゼランよりも内枠を取れた◎レノーアのチャンスと見ます。中山マイルでは⑤①③着と崩れず走れており、この枠ならショウナンバビアナを行かせてギリギリ先行集団のインを取る同馬の勝ちパターンに持ち込めるでしょう。

単勝8
馬連8-1,6,9,10,12


■中京11R

 ○クリソベリルに逆らいようはないと考えておりましたが、調教の動きに不安が残りました。1週前はいっぱいに追われるも馬なりのダンビュライトに併入がやっと。最終追いでは一緒に走るサンライズノヴァに遅れを取りました。揉まれない外枠はプラスでしょうから対抗以下には落とせませんが、ここで不覚を取る可能性はゼロではないと考えます。

 基本、中京ダート1800mは先行するにも差すにもインを取れるかが重要です。昨年のクリソベリルは言うに及ばず、一昨年波乱を演出したウェスタールンドもイン差しという奇襲を成功させています。ウェスタールンドの戦法は再現性が低いとして、インを取れるかは枠順と脚質に左右されるわけですから「内目の枠で先行できるスピードがあるか」と「積極策を採るタイプか」のいずれかに狙いが立ちます。逃げたい馬なら内目のメイショウワザシ、そして勝ちパターンに持ち込みたいインティがこの辺りに該当しますが、晴天が続く乾いたダートでならこの1列後ろあたりに居られる馬にチャンスが回ってきそうです。

 クリソベリルもそこに居る期待はできますが、今回狙いたいのは最内枠を引いた◎タイムフライヤーです。今年のフェブラリーSや武蔵野Sといった先行馬不利の展開でも掲示板内に踏ん張っており、ダート転向後額面以上に頑張れていると言えます。前に目標を置いて運べそうな今回、内でしっかり脚を溜められれば出し抜けを食らわせるシーンもあっておかしくないでしょう。

 同じく内目を引いた▲ゴールドドリームを相手に加えます。あとはタフな展開で強いクリンチャー、積極騎乗できるデムーロJは合いそうなアナザートゥルース。大穴ならサトノティターンでしょうか。誰にも迷惑をかけない大外枠でタフな砂質になれば追い込み一手で3着はあるかも…?

単勝1
馬連1-2,15
ワイド1-2,5,10,15,16

2020年12月5日土曜日

【12/05(土)結果】

■中京11R ◎シャイニーロック→10着

 メイショウカリンとハーフバックがバランスを崩す事象がありましたが、これによって外に振られたハーフバックの煽りを受けてしまったのがシャイニーロックでした。元々スタート直後にも直ぐに内に入られ位置を悪くするなど運を含め向いていませんでしたし、次改めて仕切り直しとなるか期待です。

【12/5(土)予想】通用の力示す<浜松Sシャイニーロック>

【ラインナップ】

中京11R(浜松S)/15:35


■中京11R

 ◎シャイニーロックの2走前(長岡京S②着)は、勝ったメイショウオーパスがスワンSで0.4差の善戦、3着だったジョーアラビカは先週の京阪杯で3着とOP通用級の力量を示しています。前走は7着でしたが直線で進路を探すのに手間取ったもので、上りは最速の33.6と脚を余していました。今回は初の芝1200m戦ですが、オーバーシードに坂を超えるタフさも求められる今の中京なら適条件と見ます。但し大混戦で相手は誰が来てもおかしくなさそうなので、単複でいきます。

単勝・複勝7