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2020年6月20日土曜日

【6/21(日)予想】♪6月は砂遊びで酒が呑めるぞ~<ユニコーンSデュードヴァン>


明日のレースを精査していたのですが、函館は自分自身が絶不調、阪神は雨の抜け具合が読めず現時点である程度の自信を持って予想できるレースは東京のみとなりました。それも条件戦はとりあえず3歳買っておけばいいだろ、というレースばかりで正直予想するほどのものでもなく…

【ラインナップ】
東京11R(ユニコーンS)


■東京11R

毎年穴狙いで振り回しては無残に散っているレース。それもそのはず、このレースは過去10年で勝ち馬は全て1~3人気、1番人気の回収率も単118・複123と信頼度が高く、基本的には上位人気馬の取捨から入るべきレースとなっています。

しかしながら、馬連の平均配当こそ2,566円ですが三連複は7,925円、三連単は44,761円と複勝圏内まで話を広げると穴馬の台頭も見込める舞台です。現に6番人気以下の複勝圏内も過去6回(2013年が3着同着につき実績は7頭)あり、例えば2013年3着のサウンドトゥルーは当時8番人気という低評価。人気薄でも通用可能性のある馬を拾うことが出来れば、十分高配当が望めるレースでもあります(それが難しいのですが)。

とはいえ、この時期の3歳ダートはレースの絶対数が少なく、基本的に2勝していれば誰でも出られます(今年は2勝馬が抽選になりましたが)。こうなると、同じ獲得賞金でも力量の格差が大きく発生するため、まずはそこで「厳しいだろう」という馬を絞ることとします。

①(切)1800m以上or1400m以下しか経験していない馬
→過去10年で3着以内ゼロ。この路線は短距離からの参戦も多く前半のペースが速くなり、スピードだけで押し切ってきた馬が厳しいのと、マイル以下のペースに対応できない馬も置いて行かれてしまいます。マカオンブラン、レッチェバロック、サンライズホープ、キッズアガチャーが該当します。

②(切)OP実績のない牝馬
→過去10年で牝馬は3頭(11年アイアムアクトレス①着、13年サウンドリアーナ②着、14年コーリンベリー②着)複勝圏内に台頭していますが、いずれも既にOPないしは重賞を勝っている実績馬でした。今年の牝馬2頭(ラブリーエンジェル、レッチェバロック)はいずれも1勝クラスを勝ったばかりでOP以上の実績はありません。


レッチェバロックが①にも②にも該当してしまいます。前走がノーステッキの圧勝だったことから①はクリアできている可能性がありそうですが、ここから先の要素でもさらに厳しいデータが。


③(切)逃げ馬は「芝重賞経験馬」のみ
→先行馬が厳しい流れになるレースで、逃げ馬が残ったのは過去10年で2回(19年ワイドファラオ①着、14年コーリンベリー②着)。その2頭はいずれも芝の重賞経験がありました。実際のところ何が逃げるのかは当然わからないのですが、「過去、逃げでしか勝てていない馬」と仮定すればレッチェバロックとオーロラテソーロ、あと国内では未勝利の逃げ切り勝ちしかないフルフラットが該当します。

④(切)過去「上り1位」もしくは「上り33秒台」を記録したことのない馬
→過去10年の3着内馬31頭すべてがこれのいずれかの経験があります。今回のメンバーでこれが無いのはマカオンブラン、アポロアベリア、サンライズホープの3頭。


ここまでで残ったのがデュードヴァン、ケンシンコウ、メイショウベンガル、サトノラファール、サンダーブリッツ、タガノビューティー、キタノオクトパス、カフェファラオの8頭。ここからは優先順位付けを考えていきます。


⑤(買)上りタイム1位で前傾ラップ戦を勝ったことのある馬
→過去10年の3着以内馬31頭のうち25頭が該当。①で挙げた通り前半のペースが速くなり最後もキレが求められるため、置かれずについていけるスピードと最後の伸びが求められるレースです。後のG1馬、重賞馬を多く輩出しているのも納得です。これに該当するのはケンシンコウ、キタノオクトパス、カフェファラオを除く5頭。

⑥(買)ダートで「上り37.0以下」を記録した経験のある馬
→過去10年の3着以内馬31頭のうち29頭が該当。非該当の2頭は初ダートだったワイドファラオ(19年①着)とケイアイレオーネ(13年③着)ですが、いずれも芝で34秒台以下の末脚を使ったことのある馬たち。今年のメンバーではメイショウベンガルが該当しませんが、初勝利を挙げた芝1200mの未勝利戦が上り35.4で逃げ切りとなっていて評価に迷うところです。

⑥(買)3歳シーズンで勝ち星を挙げている馬
→過去10年の3着以内馬31頭のうち26頭が該当。上り馬は勿論、2歳のうちに賞金を稼いだOP馬であっても、継続して成長を示せているかが優位に立てるポイントとなってきます。該当はタガノビューティーを除く3頭。

ここまで来ると、後はこのコースおよびOP級での実績で◎デュードヴァンとなります。
対抗は○サンダーブリッツ。前半34秒台でも位置をとれる機動力と末脚があり、ここで求められる適性としてはデュードヴァンに次ぐポテンシャルを有すると見ます。位置取りが後ろになるのが気がかりですが、前走で重賞実績馬を破った▲サトノラファール。ゴールドアリュールは過去10年で唯一複数頭(3頭)の勝ち馬を輩出している点も見逃せません。

以下連下級で。

タガノビューティーは圧巻のプラタナス賞以降、なかなかパフォーマンスを伸ばせていないというのが正直なところ。34秒台の脚は魅力的な一方で、テンに置かれてしまうこと、また砂被りが苦手で位置取りを極端にせざるを得ないことから、能力は認めつつも取りこぼす危険性もあると見ます。

カフェファラオは④の条件で話した通りこれまでの2戦は後傾戦。前半のペースに助けられて間に合っている印象です。前走はテンも上りも2秒以上詰めてきて成長を伺わせましたが、今回はまたさらにテンを2秒は詰めないと勝負にならないため、ゲート難が顔を覗かせなければ…という一抹の不安は残ります。

ケンシンコウ、メイショウベンガル、キタノオクトパスも残っていましたが、今回想定される「前半34秒台-後半36秒台」のレース経験が無いため一枚割引と見て印は回しませんでした。

ちなみにデュードヴァンは「Dieu du vin」、直訳すればフランス語で「ワインの神様」という意味になります。自粛してるんですからこんな時くらい酒の神に愛されてみたいものです。

単勝1
馬連1-10,11
三連複1-10,11-10,11,13,16

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