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2020年6月24日水曜日

【6/24(水)帝王賞予想】


東京大賞典と違い、普通に平日真っただ中の開催にも拘らずスタンドは立錐の余地がないほどの大盛況。それがいつもの帝王賞でした。スタンド前発走ということで例年なら入れ込む懸念のあった馬も、今年はスムーズに行くでしょうか。

【ラインナップ】
大井11R(帝王賞)

■大井11R

【地方馬の取捨】

まず、帝王賞というのは中央でもダートG1の谷間の時期に開催されるため中央の強いダート馬が集結し、上位人気同士の決着になることが多いです。






過去5年で地方所属馬が複勝圏内に入ったのは2例で、中央所属経験がない馬に限れば2015年3着のハッピースプリント(南関二冠馬、JDD2着)のみとなります。もう1例もJDD勝ちのある元中央馬ノンコノユメですから、G1級の力量を過去に示せてないと厳しいということが言えそうです。

冬の東京大賞典と違う点として

・水分量の少ない冬と違って砂が軽くスピードが出る
・加えて梅雨時の開催のため脚抜きが良く、最後のキレが求められる

ことが挙げられます。

基本的に、勝負になる末脚を持っていれば中央で稼いだ方が得策です。それが出来ない馬や加齢により脚質が変化してきた馬が集まるのが地方のレースで、いかにいいポジションを取って粘り込めるかが求められます。東京大賞典はパワーを要する分上りが掛かり、前目からポジションが取れて粘り込める馬の台頭も可能です。2016年に同レースを制したアポロケンタッキーもそういうタイプで、帝王賞では及びませんでした。

帝王賞は最初の3Fが36秒を切ることが珍しくなく、それでいて最後の上りも36秒台の馬で決まることがざらです。過去入着した地方馬はいずれも「最初の3Fが36秒を切るレースで37秒以下の上りを使って勝った」経験があります。今回これに該当する地方馬はノンコノユメストライクイーグル。モジアナフレイバーはキレ負けする馬で、東京大賞典3着も上述の通りのパワーを要する馬場で台頭したと見るのが妥当と考えます。

【中央勢の取捨】

昨年の上位勢で今年も勝ち星があるオメガパフュームチュウワウィザードは中心視。クリソベリルは前走のダメージと斤量増が鍵ですが、JDDの勝ち馬ですし何よりチャンピオンズCの勝ち方は揉まれ弱いなどの懸念を完全に払しょくしたと言ってよく、まともならこの馬に敵う馬はいないというのが感想です。あとは長い直線でキレを活かせばケイティブレイブの台頭も。

ワイドファラオはそのスピード故、2000mは流石に長いと見ます。追い込みに徹すれば何かが起こらなくもないですが、今回は暴走しそうな馬がいないのでスローが見込め恐らく先行するだろうという見立てと、過去1800m戦でも結果が出せなかったことを踏まえればここは静観が妥当と見ます。

ルヴァンスレーヴは前走が見た目以上にプレッシャーを受ける厳しい競馬であったことは認めますが、3番手追走からギリギリ半馬身差4着だったアルクトスからさらに4馬身も離されたのは流石に…未だに人気ですし、買うのは復調を確認してからでいいと思います。

ミツバはここ数戦の内容に見所がないうえ、3角や向う正面から捲り気味に進出するデッドヒートに強い馬で直線勝負の多い外回りは不向きと見ます。

【印】

◎オメガパフューム
○チュウワウィザード
▲クリソベリル
△ケイティブレイブ
△ノンコノユメ
△ストライクイーグル

オメガパフュームは叩きと見られていた前走が59kgを背負っての完勝。ローテで一頓挫あり上半期のG1はここだけに照準を絞っており必勝態勢。何より安田翔師がデムーロJを信頼していることが日ごろの調教などからもよく見て取れ、騎乗馬とのコンタクトがしっかりとれているここは取りこぼすことは無いと見ます。

チュウワウィザードは本来このようにキレが求められるコースは向いてないですが、位置が取れる安定性、長く脚が使える点はどのコースでも優位に働きます。川崎記念ほど展開が嵌るとは考えにくいですが、複系の軸としては優秀です。

クリソベリルは不安こそあれど、まともに走ればアッサリもあり得、頭まで意識した買い方をしたいです。

ケイティブレイブ、ノンコノユメはスロー想定の今回は差し届かない懸念もあり、それならば前目でレースできるストライクイーグルも1枚加えて。

三連単
11-6=5,8,9,14
8-6,11-6,11

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