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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2020年9月27日日曜日

【9/27(日)結果】

■中山10R ◎グラスブルース→4/16着(⑪人気)

 大方の予想が「先行激化」となった時は意外と騎手もわきまえて普通のペースに収まるものです。ローザノワールに鈴をつける馬も結局おらずそのままスイスイと運ばれてしまいました。こうなればグラスブルースの出番を見つけるのは難しいレースでした。出来も良く、一発狙うには十二分だっただけに持ったないレースになってしまいました…

【9/27(日)予想】勝手に倍返し<内房Sグラスブルース>

【ラインナップ】

・中山10R<内房S>/15:10

■中山10R

 今日も天候の回復は見込めなさそうで、昨日の最終のようにスパッと差しが決まる局面も出てきそうです。

 ◎グラスブルースは長欠明けの前走もひそかに応援していたのですが9着。しかしながら通常坂路主体で直前週は坂路2本追いを敢行する牧厩舎にして、前走の中間は南Wでの単走主体で最終も火曜日に坂路で軽め。今走にあたり牧師は「爪不安があり負荷をかけられなかったが今回はしっかりやれた」と語っており、前走で思うような調整が出来なかったことを認めています。今回は水曜に坂路で2本追い。特に2本目は最終2Fを24.0(12.0-12.0)でまとめ、ラスト1Fの自己ベストを更新。中山で2勝、そして昨年のこのレースで2着と舞台適性も問題なく、直近成績で嫌われるようならここは大チャンスです。

 余談ですが、グラスワンダーで知られる「グラス軍団」は伊東純一氏(福島馬主協会会長)が社長を務める生産牧場「半沢有限会社」(福島)の所有。勝手に買っておいて期待するのもなんですが、前走分まで倍返し、と行ってもらいたいものです。

単勝12
馬連・ワイド12-1,5,6,9,13,15

2020年9月26日土曜日

【9/26(土)結果】

■中京8R ◎ヴィルトゥース→2/18着(⑨人気)


 セルフィーの変わり身には正直ビビりました。元々芝でやれる馬とは認識していましたが、ここは本当に岩田望Jが上手く乗ったとしか言えません。

 ◎のヴィルトゥースは前半は折り合いに専念。4角から追われややズブさを見せるも直線ではしぶとく脚を伸ばし2着を確保。3着のアングルティールともども自分のレースは出来ました。買うべき局面は選びますが、これからも条件揃えば狙いは立つ馬でしょう。

🎯ワイド 7-14 32.5倍

【9/26(土)予想】休み明け+距離短縮で狙い目<中京8Rヴィルトゥース>

 朝から外出して帰ってきたらもうレース10分前…しかし買いたいレースは今日はここだけなので。

【ラインナップ】

・中京8R/13:50

■中京8R

 ◎ヴィルトゥースの現級2回の好走はいずれも休み明け。唯一の勝利はデビュー戦と初戦から走れるタイプです。ドナブリーニの血統は前向きな気性と高い競争能力のバランスが難しく、この馬もアテにしにくいタイプですが距離短縮のここは折り合いの不安も少なく、好走可能な局面でしょう。人気どころは長欠明けに馬体減と強調材料に乏しく、この相手関係ならば通用を期待します。

単勝14
馬連・ワイド14-1,3,7,10,11,16,17

2020年9月22日火曜日

【9/22(火)結果】


やっぱ高知ダナー!!!(ダナー!!!)


■浦和11R ◎トップウイナー→5着

 もう少し抵抗できるかと思いましたが、残念な結果でした。前走はまだペースや距離など言い訳が利きましたが、実績十分な1400mでこのメンバーにはっきりと負けるようでは、まだこのクラスで勝負できるだけ成長していないと判断せざるを得ないでしょう。


■高知5R ◎ウインカムトゥルー→7着

 3角の上がり方は文句なしでしたが、そこからが案外でした。スタートが思ったより出ず、最内に押し込められてしまったことも災いしたかもしれません。あと、高知も全体のレベルが上がっており、B級の馬ならJRA1勝クラスの下位くらいは走れるということでしょう。これは自分の力量比較のミスです。


■高知12R ◎ゴーアブロード→2着 ○ロイヤルアスカ→1着

 ゴーアブロードは3角で一瞬手ごたえが怪しくなりましたが、追われてからの反応はやはり地力が違いました。そしてロイヤルアスカの永森Jも理想的な競馬。前目の外につけてスムーズな追い上げからキッチリ前を捕らえました。

 ○―◎の決着なのでこれだけでも十分に満足なのですが、スタートを決めて好位を取ったレゲンダアウレア(10番人気)が3着に食い込み。早めに手が動いた他の馬を見ながらワンテンポ追い出しを待って持たせた嬉Jの手腕が光りました。最大のありがとうを贈ります。

🎯馬連 6-11 30.3倍
🎯三連複 6-8-11 154.5倍


■おまけの総評

 ワッチーマシェリはパドックで転倒し除外。

 ホクセツは道中3番手から3角で押し上げる「ヤリ島」の積極策でしたが最後は垂れて失速。勝ちパターンのレース運びで結果を残せなかったあたり、やはり力の衰えは否定できず…

 グランジャーは最後の直線でまともに追われず。平瀬Jを信じて買ったのに…

【9/22(火)地方競馬予想】激流の前走が生きる<テレ玉杯OSトップウイナー>/先行力で最内克服<高知5Rウインカムトゥルー>他

 連休最終日は子守りしながら金沢八百長ウォッチングの予定だったのですが。吉原Jが負傷で乗れずその神がかり的な敗退行為を見る楽しみが無くなってしまいました。ですが浦和で怪しい馬が何頭か。記事の最後にまとめます。

【ラインナップ】

・浦和11R(テレ玉杯オーバルスプリント)/16:25
・高知5R(JRA交流よさこい賞)/16:45
・高知12R/20:50
・おまけ(今日の怪しい人馬)

■浦和11R



 今はだいたいどこの地方競馬場にもマスコットキャラクターが存在します。そもそも公営ギャンブルの施設においては、賭博場のイメージを和らげ親しみを持ってもらう目的で「ゆるキャラ」ブームの前からこういったことは盛んに行われていました(初代ターフィーなど本当にその目的に敵っていたかは別として)。

 浦和競馬の「ウラワール」(上写真)は昨年の11月、JBCの浦和開催に合わせて誕生したキャラクターです。元々浦和では埼玉県のマスコット「コバトン」が勝負服を着た「パカパカコバトン」として働いていましたが、南関東4場で唯一オリジナルキャラクターが存在していませんでした。個人的にはぬいぐるみが出たら速攻で買いたいくらい気に入っているのですが、名前の由来は「浦和」+「noble(高貴な)」ということで着ている服もオシャレ。

 …って、最後の「ル」にしか「noble」要素がない件について。

 脱線しましたが、テレ玉杯OSはノブワイルドが2連覇中のレース。3連覇は2017年にレーザーバレット(当時9歳)が挑戦しましたが2着止まり。それでもこのコースへの高い適性は認めますし、G1級のメンバーというわけでもない今回も当然に無視はできないでしょう。

 過去5年を見るとノブワイルドも含め地方馬の台頭が期待できるレースでもあり、ブルドックボスやソルテといった実績馬の他にも一昨年には9番人気のトーセンハルカゼが追い込んで3着、2016年には7番人気のレガルスイが番手追走で3着に粘っています。しかしながらチャンスありそうなブラックジョー・ベストマッチョ等は転入後は逃げ切っての勝利がメインで、ノブワイルドが居る今回はそうそう楽な展開にはならず…その他もOPクラスで通用が厳しい南関勢に交流競走の壁を超えられていない遠征勢とここで強調するには材料があまりに乏しく、思い切って消しとします。

 ノブワイルドに中央勢3頭を加えた中で、最上位としたのは前走で厳しい流れを経験した◎トップウイナーです。これはどちらかと言えば消去法の側面が強く、ノブワイルドは目標にされるリスクがあること、サヴィの前走(佐賀・サマーチャンピオン1着)はコパノキッキングの出遅れというアシストもあっての好走で再現性に乏しいと見ています。サクセスエナジーは実績断然もこの枠では位置を取りにくく、頭一つ抜けたハンデ構成も踏まえ一枚割り引き。クラスターCはスピード自慢の2頭がハイラップを刻み流石に苦しかったですが、得意の1400mに戻れば前走以上にやれるはずで、相手関係も踏まえ頭まで期待できると見ました。

単勝2
馬連2-3,4,10
三連複2-3,4,10


■高知5R

 JRA1勝クラスの交流競走。中央からは5頭出ていますがこのうち地元高知の騎手が乗るのはウインカムトゥルー、スノーベリー、サイモンハロルドの3頭。ですがスノーベリーは名古屋の一般戦を3勝して再転入している馬で中央での勝ち星はゼロ。残る2頭では前走小倉の芝1200m戦で2番手につけるスピードを見せたウインカムトゥルーを本命に取ります。人気しそうなので買い方はギリギリまで考えますが、ワイドは付かなさそうなので三連単も考えたいです。

単勝1
馬連1-3,5,8
三連単1-8=3,5


■高知12R

 ファイナルレースにしては馬柱の見栄えのする馬が多く集まった印象。しかしここは上り39秒台の脚を使える◎ゴーアブロードで足りると見ます。無理なく位置取れそうな○ロイヤルアスカ、先行力活かせる1300mは合う▲コイツバメカツコが相手の中心。

馬連6-2,4,7,8,10,11
三連複6-4,11-2,4,7,8,10,11


■おまけ

 (浦和5R)転厩続きのワッチーマシェリが浦和のメッカ(何のとは言ってない)・柘榴厩舎への転入初戦を迎えます。春先には交流競走で3着の実績もある馬で、秋元Jを配しどのような走りを見せるか気になります。

 (浦和9R)浦和のアイドルホクセツが登場。しかし今回は全5勝を挙げる秋元Jではなく14戦ぶりに寺島Jの手綱。騎乗成績は(0,0,0,3)でいずれも後方ママの大敗。最近は「やりたくてもやれない」ような走りにも見えるのでここは静観が妥当でしょうか。

 (金沢11R)まっくろくろすけな厩舎の馬が大挙して出走。安心して買えそうなのはグランジャーと藤田Jに戻るバリオラージュあたりでしょうか。

2020年9月21日月曜日

【9/21(月)結果】


 9月に入り予想理論の実験をメインに行っているため、3日間の戦いでも馬券購入は最小限。今週の勝ちはレピアーウィットのおかげです。

■中山11R ◎リスペクト→9着

 最後の600mでピッチが速くなる東京芝2000mみたいなレースになり、ついて行けず失速。昨日は鞍上の戦法にケチをつける格好でしたが、今日は馬の持ち味が活きないレースになってしまったことに尽きます。

 マイペースに持ち込み4角で加速したバビットの完璧なレース運びに、無印としたダービー組が2着・3着。ラインハイトは抵抗できなかったことからも、待機勢にとっては切れ味の有無が問われたレースになったと言えるでしょう。これが菊花賞に繋がるかと言えば微妙ですが、今日見せ場のなかった馬もロンスパ戦で再び注目できるチャンスはあるはずです。

【9/21(月)予想】トリッキーコースの申し子<セントライト記念リスペクト>

【ラインナップ】

・中山11R(朝日杯セントライト記念)/15:45

■中山11R

 過去10年を振り返っても、前半1000mが58秒台のハイペースで差し決着となった2010年(クォークスター)以外は道中9番手以内の馬が勝つレース。おにぎり型のトリッキーコースで最後の直線だけではなく3コーナーからの加速が求められる故、前目から長く脚を使えるかが求められるレースです。

 ◎はリスペクトとしました。初勝利までに6戦を要しましたが距離が伸びて良さが出るようになり、2200m以上のレースでは(2,3,0,0)と安定して走れています。いずれも4角3~5番手から上り上位の脚を使えており、特に前走の福島と3走前の中山では「35秒台で1番時計」という上りの掛かるレースで好走しています。このコースに求められる素養を持っているのは明らかで、3歳秋になって本格化を見せた父エピファネイアの成長力にも期待です。

 ○はラインハイト。前走の阪神芝2200m戦は道中一度も13秒台に落ちない持続ラップのレースでしたが2番手から上り最速(36.5)の脚で押し切り。メンバーレベルは上がりますが、前付けから良い脚を使える強みは魅力十分と見ます。

単勝8
馬連・ワイド8-1,2,4,10,12

2020年9月20日日曜日

【9/20(日)結果】

■中京6R ◎テイエムイダテン→1着

 無理にハナを主張せず3番手からじわっと進出。あそこでシュガーサンダーを潰していたら差し勢の台頭を許していたかもしれませんが、直線での手ごたえの違いからすればもう少し強気に行っても良かったかも?と思える内容でした。やはりこの馬にはダートが合うのでしょう。

🎯単勝 5.2倍
🎯馬連 21.2倍
🎯ワイド 9.4倍


■中山10R ◎アシェット→5着


 このゴール前アングル(③)では一瞬2着まであるかと思い力が入りましたが、最後に脚が止まり5着。脚の使いどころが難しい馬故、出して行けば末を失くしますが今日のような縦長な展開では届かない…というリスクもあるわけで、今日は流れが向かなかったと言わざるを得ないでしょう。


■中京11R ◎フアナ→11着


 スタート直後にバランスを崩しフィオリキアリと接触、立て直した矢先に今度はヤマニンプティパに前に入られ下げる形に。ルメールJもテンは無理に押し上げませんでしたが、3角~4角で馬場の悪い内を通してポジションを上げざるを得ず、直線の入り口も進路を探すチグハグな競馬。そういうことをどうにかしてくれる鞍上という期待も込みで買っていたので正直残念な騎乗でしたが、スタートが全てと言えばそれまで。自己条件に戻れば多少の不利があっても押し切れる器で、また上のクラスで観られる日を待ちたいと思います。

2020年9月19日土曜日

【9/20(日)予想】鞍上の期待込め<ローズSフアナ>/狙える乗り替わり<御宿特別アシェット>/名は体を…<中京6Rテイエムイダテン>

【ラインナップ】

・中京6R/12:45
・中山10R(御宿特別)/15:10
・中京11R(関西テレビ放送賞ローズS)/15:35


■中京6R

 混戦模様ですが内前を取れるかが鍵です。◎テイエムイダテンは前走芝のレースで4着。11.8-10.3というハイペースを2番手で追いかけており、ここに入ればダッシュ力は上位です。3戦ぶりのダートでその名の通りのスピードを見せてくれるでしょう。

単勝9
馬連・ワイド9-2,3,4,5,6,11,13


■中山10R

 ◎アシェットの過去2勝にはいずれも共通点があり「武士沢Jから乗り替わったタイミング」で勝っています。今回は初勝利のタイミングと同じく武士沢J→大庭Jへの乗り替わりで、内に潜り込みやすい枠も好材料。重賞が無く空き巣状態の中山で天才騎手が腕の違いを見せます。

単勝3
馬連・ワイド3-1,2,5,6,12


■中京11R

 桜花賞・オークスの上位馬が顔を見せないローズSは珍しく、今年はそれぞれ4着のクラヴァシュドール・リアアメリアが最先着。前者は先週のマルターズディオサを思えば買える余地ありますが、春シーズンは使うたびに明らかにパフォーマンスを落としておりもう一段の成長があるかが鍵で、後者は先週ウインマイティ―が取りこぼしたことを考えると直線だけで4着に入った前走を評価しにくく…このレースに関しては新興勢力に期待したいところです。

 ◎フアナは前走で完勝のパフォーマンスを見せましたが、元はと言えば前々走のフローラSで外から強風にあおられながら3着に食い込む走りを見せたように世代でも実力は上位。ルメールJは初コンビですが、春クラシックを戦ったサンクテュエールは本番出否未定、紫苑S3着のシーズンズギフトは代打感が強く、主戦の福永Jはリリーピュアハートとのコンビ継続を決めています。騎乗経験のある他の出走馬ではなくテン乗りのフアナを選んだここは、結果を残してそのまま本番も…という流れにしたいでしょう。

 しかしそうは言っても別路線組は力量差が顕著で、食い込めそうな馬が少ないのもまた事実。強いて言えば前走の勝ち時計が優秀だった○シャレードあたりですが、それ以外はどのみち春の実績馬に流さざるを得ないメンバー構成。トリガミになるリスクを考えて、ここは単勝一本で。

単勝3

【9/19(土)結果】

■中京10R ◎サトノゲイル→15着

 今日の中京ダートは圧倒的に内前が有利な馬場。一息のスタートから道中中団まで取り付くも、終始外を回らされて砂も被る厳しい展開となり、直線で既にお釣りが無くなっていました。それにしても負け過ぎの感は否めませんが…

【9/19(土)予想】今度は好走の番<大府特別サトノゲイル>

【ラインナップ】

・中京10R(大府特別)/15:01

■中京10R


 大府特別というレースは昨年より新設。大府市(愛知県)は中京競馬場のある豊明市の隣に位置し、トヨタの工場などが集積する工業地帯となっています。「近隣市町村のレースがあるのになぜ大府の名を関したレースがないのか」ということで2018年、2019年の二度にわたり現職の岡村市長が中京競馬場に陳情を行った結果、昨年の7月に古馬2勝クラス・ダート1200m戦として施行されました。特別競走の名前って市長が陳情すれば出来るんか…

 ただ確かに我々競馬ファンというのは特別競走の名前で地名を覚えたりしているものです。北海道出身の自分は「国東」なんて競馬やってなきゃ絶対読めない。

 さて、今年の大府特別は16頭立てですが直近で勝ち上がった馬が多く現級で実績ある馬は意外と多くありません。◎サトノゲイルはその数少ない現級実績組で今回は4か月ぶりのレースですが、近6走の成績が「中10週③着→中2週⑦着→中7週③着→中1週④着→中5週②着→中1週⑧着」と間隔を開けた時に好走するタイプで今回は好走の番と見ます。4走前にはヒラソールと0.1差の接戦を見せるなど歴戦のメンバーレベルも低くなく、大外枠の距離ロスが鍵ですがここは格好をつけてくれるでしょう。

単勝16
馬連・ワイド16-1,2,6,7,8,13

2020年9月13日日曜日

【9/13(日)結果】

■中京11R ◎クリノガウディー→7着


 スタートしてから直線のコースにも関わらず、位置取りが後ろ過ぎました。本番で掛からないように抑えて出したという理屈ならわかりますが、G1に安心して出られる賞金ではないだけにそれも不可解です。ノド鳴りではないという診断でしたが、全力を出し切れてないんだとしたらこの不調は続いてしまうかもしれません。


■中山11R ◎アストラエンブレム→9着

 ひと叩きしての2走目、抜群の調教から変わり身を期待したのですが、前走同様に4角で手ごたえが怪しくなってしまいました。2戦続いたとなると馬自身が止めてしまっている可能性もあり、7歳という年齢も考えればここから変わり身を期待するのは厳しく、潮時が近いのかもしれません。

【9/13(日)予想】得意の続戦ローテで<京成杯AHアストラエンブレム>/勝手知ったる鞍上<セントウルSクリノガウディー>

【ラインナップ】

・中京11R(産経賞セントウルS)/15:35
・中山11R(京成杯オータムハンデ)/15:45


■中京11R

 CBC賞とセントウルSが入れ替わったと考えればよいのでしょうが、中京は朝から雨。本来梅雨時で雨の影響を受けやすいCBC賞と馬場条件まで似てきました…

 ◎クリノガウディーの過去4度の重賞好走は、「12月の阪神」(朝日杯2着)、「雨中の稍重馬場」(中京記念2着)「2月の東京」(東京新聞杯2着)、「重馬場」(高松宮記念1着→4着)といずれもタフな馬場を味方につけてのものでした。流石に今年のCBC賞は特殊な馬場に加え58kgという斤量も影響し見せ場なく敗れましたが、56kgで雨で重くなる芝ならこの馬の出番でしょう。

 高松宮記念の考察記事にも書きましたが、乗りにくさがある馬でごちゃつかない大外枠に加え(1,1,0,1)の森裕Jに手が戻るのは好材料。近走の大敗で人気も落としそうですが、右回りの本番より左回りのここの方がこの馬にとってはチャンスと見ています。

単勝15
馬連・ワイド15-6,7,10,11,16


■中山11R

 昨日は一時的に強い雨も降りましたが、雨量が多くなかったのと水はけのよさで今日の中山は良馬場スタート。昨年ほどの高速馬場は無いにせよ、馬場の影響を考え過ぎる必要はなさそうです。

 ◎アストラエンブレムの横山武Jは、今年の全66勝の内3歳未勝利戦で25勝を荒稼ぎ。今年行われた3歳未勝利戦全体でも4位の勝ち数(上位3人はルメール、川田、福永の各J)で「勝ちあぐねている馬を勝たせる」ことにおいて特に秀でていると言えるでしょう。

 ご存知同馬も「誰が乗ってもあと一歩」という成績で、控える競馬を試すようになってからは成績が低迷(ソラを遣うから勝てないのであって溜めてどうにかなる問題ではない、という当時主戦のデムーロJの見解を小島茂師が受け容れなかったとする説が有力)していましたが、春の谷川岳Sでは積極策で3年ぶりの勝利。出して行けるタイプのジョッキーとは手が合っていると見ます。

 加えて調教が抜群に良かったです。


 最終追いではアウトライアーズを含む3頭合わせの一番外を通り、あっという間に突き放す手ごたえの良さを披露。既に1週前の時点で51.9-12.6をマークしており、好時計2連発で本番に向かうのは谷川岳Sと同じパターン。加えて、過去中4週以下では(1,2,0,1)。唯一の着外はNZTの0.1差4着で、叩いてからの続戦に強いタイプ。明らかな強敵が居ないハンデ戦で型どおりの上昇を見せてくれれば、胸を張って勝負できる一戦でしょう。

単勝14
馬連・ワイド14-1,5,10,11,12,16

2020年9月12日土曜日

【9/12(土)結果】

■中京12R ◎ピュアカラー→11着


 ガッツリ出遅れ。加えて…


 道中中団に取り付いて馬群に入れようとすると頭を上げる始末。


 結果的に大外を回らざるを得ず、開幕週の馬場では届くはずもなく。今回は完全に度外視できる一戦でした。


■中山12R ◎カミノコ→3着

 ルメールJは外を回す安全策。切れる脚がない分今日はやられましたが、こういう馬場への適性は示してくれました。この分だと恐らく誰が乗っても今後もこういうレースが続くでしょうし、過剰人気しない鞍上であればうまみも増しそうです。

🎯ワイド 12-13 21.7倍

パラスアテナ紫苑S2着、wktkが止まらない


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)が12日(土)の中山11R・紫苑S(G3)に出走、直線で脚を伸ばし2着に入る健闘を見せました。

 レースは内から好スタートのショウナンハレルヤがハナを主張し、マルターズディオサが行きたがりながらも2番手で追走。前半1000mは61.8と馬場を考えれば平均~ややスローといった流れでした。

 パラスアテナは中団外を追走。終始距離ロスのある運びでしたが揉まれずに運べ、4角で前に取り付く理想的な立ち回り。直線では内前で運んだマルターズディオサにもう一伸びされましたが、ゴール前で再度伸びて後続の追撃も封じ2着。坂下では一瞬呑まれるかと思いましたが、登り切ってからのもう一伸びで前を捕らえた走りは、勝負の勘所を見誤らなかった武豊Jの好騎乗の賜物と言えるでしょう。

 自分はというと…4角から直線の入りが完璧で、もうクロスセルを捕らえれば勝てるのでは?とさえ思える手応えに叫びまくっていました。この馬場ですし内前のマルターズディオサが残すのは仕方ないとしても、内に潜り込んだシーズンズギフト(3着)、外から鋭く追い込んだウインマイティー(6着)にもしっかり先着できたのは個人的にとても大きいと感じています。早めに進出しても、2000mで最後まで脚が使えることを示す結果となったからです。

 これで賞金加算はもとより、ひそかに願っていた秋華賞出走が可能な状態となりました。連戦が難しいタイプなので現時点でどうなるかはまだわかりませんが、世代3冠の最終に臨むことのできる立場にいるということだけでも有難く、まずは無事に帰ってきてくれることを祈るのみです。本当にお疲れ様でした。そして、関係者・出資者の皆様、本当におめでとうございました。

<※9/12 18:44追記>

 広尾TCのWebサイトが更新され、「本番に向けて体制を整えていく」旨高柳瑞師のコメントが発表されました。次走が秋華賞となることが事実上確定しました。

パラスアテナ紫苑S挑戦、胸を借りる走りを


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)が、12日(土)中山11Rの紫苑S(G3)に出走。秋華賞の切符をかけて2度目の重賞挑戦を迎えます。

 自分は3歳世代は同馬のみ、2歳世代には2頭の出資馬が居るのですが未デビューにつき、前回のラジオNIKKEI賞から約2か月ぶりの出資馬出走となりました。長かった…陣営も前走後ここを目標に仕上げてきたとあって、直前の追いきりでは軽快な伸びを披露。大方の体制は整ったと見てよいでしょう。

 その前走は「限りなく重に近い稍重」馬場に泣かされる形で4着。道中ペースアップしたところで動かざるを得なかった面もあり、いろいろと「向かなかった」のも事実と見ています。キレを活かすのであれば良馬場が理想でしたが、成長途上の同馬を気遣い師は「足下を思えば多少渋っても構わない」と慎重なコメント。目方を見てももう一回り成長の余地を残しているだけに先々を見据えての一戦ではありますが、それでもオークス上位入着馬をはじめ好メンバーが揃ったここは、現状の力を試すにはもってこいの舞台でしょう。開幕週で内に馬が密集することを考えれば、大外枠はむしろ歓迎のクチ。後方に置かれずに中団外目を追走できれば、適度に時計の掛かる芝なら差しが決まることを期待しています。

 クラシック登録のないパラスアテナについて、自分はかねがね「秋華賞に間に合ってくれれば」とひそかに願っていました。その可能性が見える舞台にまで駒を進めてくれたことにまずは感謝しつつ、その願いが現実となるよう、自宅からその雄姿を見守りたいと思います。

【9/12(土)予想】そろそろ勝ち切りたい<中山12Rカミノコ>底見せぬマイル以下で<中京12Rピュアカラー>

 ついにパークウインズでの発売が再開され、開催場は除くものの競馬場への入場が解禁されました。本場開催時とは違ったゆったりした雰囲気が好きで、即PATに加入する前は開催が無くても府中に馬券を買いに行っていたものでした。

【ラインナップ】

・中京12R/16:10
・中山12R/16:25

■中京12R

 ご存知の通り、阪神開催が後ろ倒し(京都開催を代替)になる関係で9月は中京が西のメイン場となります。夏開催をスキップし高松宮記念以降は芝の養生が行われましたが、梅雨が長かった影響で芝の生育は十分とは言えない様子。今週はともかく、開催が進んだ際及び冬開催のコンディションは気がかりです。

 この中京12Rは出走13頭中8頭が3歳牝馬。小柄でスピードを活かしたい◎ピュアカラーにとっては良好な芝コンディションの内に目途をつけたいところでしょう。ここ2戦は1800m戦に使われていずれも11着ですが、現級1600m以下では全て0.5差以内と底を見せていません。人気を見ても実質的に3歳牝馬限定戦となるメンバーで、適距離に戻したここはチャンスでしょう。

単勝8
馬連・ワイド8-1,6,9,10,12


■中山12R

 流石にそろそろばれてるかと思いますが、◎カミノコは良馬場(0,0,1,11)に対し稍重以下は(2,4,5,6)と脚抜きの良い馬場を得意としています。昇級後も度々穴を開けており8走前には稍重で【自主規制】が騎乗して11番人気3着、5走前も稍重馬場で小牧Jが騎乗し11番人気3着、3走前は不良馬場で田中勝Jが騎乗し6番人気3着と、"実力の割に人気しない騎手"を乗せての好走が光ります。流石にルメールJが跨るここは1番人気確実ですが、雨が降ってしまっては逆らえません。オーナーとしてはこのクラスで賞金を稼ぎ続けるのも悪くは無いはずですが、森厩舎がリーディング上位の騎手を配してきたときはガチで勝ちに来るサインですので格好はつけてくれるでしょう。

単勝13
馬連・ワイド13-4,5,6,8,10,12,14

2020年9月6日日曜日

【9/6(日)結果】

■新潟11R ◎ゴールドギア→9着

 勝ったブラヴァスとは0.5差と大きく負けては無いですが、4角で位置を上げきれなかった分届かなかったと言えるでしょう。この馬より後ろにいたサトノガーネットが31.9の脚を繰り出し4着。ゴールドギアの上りは32.7に留まり、道中15番手から逆転するには足りませんでした。

 本来であれば押し上げたいところの3角~4角で荒れ馬場を嫌った多くの馬が外に持ち出した結果捲るに捲れず、直線では他馬と同じ脚色で差を詰められず、というところでしょう。置かれ気味になる一方で速い脚が使えないため、直線入った時に後方にいては届かないことは明白なのですが、それでもある程度上りが掛かるようになった最終週の新潟、53kgなら何とかなると踏んでの抜擢でしたが…能力の限界まで走っても展開が向かなかったと見るべきでしょう。

 とはいえ、大差で負けたというほどではなく、中山や重馬場の東京など上りの掛かる展開でなら通用可能性はあると見ています。個人的にはもう1回武藤Jにチャンスを与えてオールカマー等出てくれば面白いでしょうが…

【9/6(日)予想】重賞に最も近い鞍上<新潟記念ゴールドギア>


 思えば昨年のこの週は新潟へ行ってました。馬券は微妙でしたが最終12Rの雷光特別でピカピカ(騎手:西田雄一郎)が勝った時のウィナーズサークルが一番のハイライトでした。ピカピカだけにハイライト(やかましいわ)。

【ラインナップ】

新潟11R(新潟記念)/15:45

■新潟11R

 2コーナー奥からスタートして外回りの長い直線。新潟2000mはコースのほとんどが直線部につきテンと終いが速くなりがちですが、今回は行きそうな馬がウインガナドルしかおらず、ハイラップを刻むタイプでも無いため馬群が固まるスローになると見ています。こうなるとある程度前にいた方が有利ではありますが、そこから11秒台前半のラップに耐えられるスピードを持っているかが重要で、一端の先行馬では太刀打ちできない舞台です。

 本命は目黒記念に続いて◎ゴールドギア。良い末脚は持っているものの道中で置かれ気味になるところがありなかなか結果に結びついていません。しかしながら今回は中盤が緩むコース形態でペースも落ち着きそう。この馬の好走パターンとしては3~4コーナーから進出し中団に取り付いて直線で前を捕らえる、という形ですから、コーナーでの立ち回りさえうまく行けば間に合うと見ています。

 騎乗予定だった田辺Jが、昨日の騎乗馬がゲート内で暴れた際に怪我を負い急遽武藤Jに乗り替わり。しかし過去この馬の騎乗成績は(0,0,2,1)で唯一の着外は18年のニュージーランドトロフィーでの4着。その4着も勝ったカツジ及び2着のケイアイノーテックから0.1差と限りなく勝ちに等しいレースで、武藤Jはその立役者でもあるわけです。2年5か月ぶりの騎乗となりますが手は合うはずで、このチャンスを是が非でもモノにしてもらいたいところです。

単勝13
馬連13-5,7,9,14,17

【9/5(土)結果】

■小倉9R ◎スズカスマート→11着

 前半3Fが37秒かかっており小倉らしからぬスローペース。こうなると後ろにいては出番がありません。似たようなペースで昨年夏5番手追走から2着したこともありますが、行けなくなっている現状では展開が嵌るのを待つしかなさそうです。


■札幌11R ◎バスラットレオン→3着

 スタートよく飛び出していきましたが、その分目標にされたうえ勝ち馬に早めに来られる厳しい展開。デビュー戦から前半5Fを6秒も詰めなければいけない(65.1→59.2)全く別物のレースとなったことを踏まえれば、よくあれで3着に残したと言えるでしょう。ソダシはこの広い札幌の特長を活かし切ったドンピシャのまくりで、展開一つで逆転の目はまだまだありそうです。

2020年9月5日土曜日

【9/5(土)予想】やはり脚力が抜けている<札幌2歳Sバスラットレオン>/ようやくこの馬の夏<天草特別スズカスマート>


 先週はルメールJが土日の札幌で15鞍騎乗して(0,5,2,8)。騎乗機会のあった週で未勝利に終わったのは実に2年7か月ぶりとのことで、馬質もさることながらいかに勝ち続けてきたかを改めて実感させられました。この夏競馬は、函館・札幌で(31,20,23,118)と暴れまくった横山武Jをはじめ若手の台頭が目立つ一方、先週ララロトリーを執念で初勝利に導いた大庭J、各所で絶賛されたナイトブリーズの宮崎J等仕事人のシブい活躍も光っていると感じます。

【ラインナップ】

小倉9R(天草特別)/14:25
札幌11R(札幌2歳S)/15:25


■小倉9R

 ◎スズカスマートは小倉ダート1700mで(1,4,1,5)。5回の着外がありますが掲示板を外したのは2回のみでこの条件では常に堅実に走れています。しかしながら休み明けは走らない馬で過去(0,0,0,5)。例年夏の小倉で使われながら調子、着順を上げてゆく馬ですが今年は短期開催で叩き2走目のここが夏の小倉ラスト。型どおり上昇していればここはチャンスです。左回り(0,0,1,7)のこの馬にとって中京での続戦は分が悪く、ここで結果を残して一息入れて京都開催へ…と行きたいところです。相手は来やはりこの条件堅実な○モサ。但し一雨が理想で、天気持ちそうなここは一枚割り引きました。

単勝2
馬連・ワイド2-7


■札幌11R

 走破タイムの平凡さを差し引いても◎バスラットレオンの脚力は抜けていると考えます。スタート直後は膨れたり寄られたりと不安を見せながらもキッチリ折り合い、直線ではノーステッキで33.8の脚を繰り出すポテンシャルは非凡そのもの。坂井Jを配し矢作厩舎の勝負気配も漂う一戦でしっかりタイトル獲りとなるでしょう。バスラットレオン同様最終追いがダートで動き抜群の○ウイングリュックを相手に。2歳戦は不確定要素が多く手を拡げても仕方ないので買い目は絞ります。

単勝6
馬連・ワイド6-11