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2020年1月25日土曜日

【1/25(土)予想】雨が残る小倉「生コン」馬場を読む<小倉7Rトランプ・12Rスティーン>

今日は買いたいレースがあまりないのですが、開催2週目を迎えた小倉は決め打ちで狙いたい舞台です。その根拠として、先週の結果報告の記事で取り上げた通り、小倉の馬場の硬化が進んでいるという仮説があります。

昨夏開催終了後、芝の張り替えに加えエアレーション・シャタリング作業が施された小倉の芝。シャタリングは農作業でいうところの「寒起こし」に近いようなもので、芝に切れ込みを入れて空気を取り込める面積を増やし成長を促します。エアレーションは路盤に空気を注入し、隙間を作ることで通気性を高めこれも土の健康を保つ効果があります。

いずれも通気性を高める目的ではありますが、これらの作業が施された芝はクッション性に富み「ふわふわ」の状態になるわけです。言うならば…


カチカチの芝コースが、空気を含んだスポンジのような感じになります。チョコレートでいうと「ダース」と「エアロ」の違いと言えば分かりやすいでしょうか(最初からそう言えと)。

スポンジは食器洗いなどに使いますが、水をたっぷり含むことができます。ここまでくるとお分かりかと思いますが、特にエアレーションが施された芝コースは内部まで水を含む余裕が生まれ、含水率が高くなります。当然に排水性も高まるのでそのまま水は流れるはずなのですが、もし水をたっぷり含んだ状態で競馬が行われたら…


まさしくローラーで踏み固められるかの如く、芝コースが圧縮されます。水はけが悪く水分が表面に集まっていると、上滑りして芝が掘れてしまいますが、クッション性が高い状態で踏み固められた馬場は、まるでコンクリートの如く堅い路盤と化します。

一昨年のジャパンカップでガンコに騎乗した蛯名騎手が「馬場がカリカリだった」という独特のニュアンスで表現していましたが、実は秋の東京開催も似たような構造で、夏にエアレーションが施され、秋の連続開催で秋雨前線の影響を受けるとインの硬化が進みます。結果として、一昨年も昨年も1枠の牝馬が台頭し、昨年の勝ち馬スワーヴリチャードは直線で最内を突くという、開催最終週としてはあり得ない戦法で勝ってしまうほどの高速馬場が出来上がったと見ることができます。

ですが小倉はまた雨にたたられてしまったため、水を含んだ「生コン」状態でコンディションは読みにくいです。午前中の芝戦でそれを確かめようと思ったら…これを書いている最中に小倉3Rが行った行ったの決着。これは狙いが立ちそうです。

【ラインナップ】
小倉7R/12R(脊振山特別)

■小倉7R

ここ3戦1000m戦を使われてきた◎トランプの逃げ切りに期待です。このコースで3着もありますし、テンの速い馬が他に見当たらないうえ山田騎手は3kg減。絶好枠のここは押し切れると判断します。

【本命】1トランプ
【相手】3,6,7,8,14,16
単勝1
馬連1-3,6,7,8,14,16

■小倉12R

こちらも前項枠を引いた◎スティーンから。逃げて結果を出しているのはこの馬くらいで、コース状態も考えればハナさえ切れれば好勝負必至でしょう。

【本命】1スティーン
【相手】6,7,8,9,12,13
単勝1
馬連1-6,7,8,9,12,13

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