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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2026年7月1日水曜日

【7/1(水)地方競馬予想】帝王賞の注目馬

■大井11R/帝王賞 セラフィックコール

冬場のダートは砂が重く時計がかかるというのを根拠に東京大賞典でスピードタイプのミッキーファイトの印を下げたところ、案の定7歳馬のディクテオンに差されて②着。この結果からも冬場はスピードよりタフさを重視すべきというのは傾向として間違いではないかと思います。となればそれよりも時計が2〜3秒は速くなることもザラではない夏場の帝王賞では、スピードタイプが相対的に有利になると言えます。

ただし、それがそのまま前有利になるかと言われればそうとも言い切れないところ。特に足抜きが良くなればスイスイ流れる分、絡まれたりすると最後は止まりやすくなってしまいます。かつて快速で鳴らしたインティもそれまで8連続連対していた中、重馬場の帝王賞では⑥着に沈んでしまいました。特に今回は折り合い面の都合から逃げる形になりそうなナチュラルライズ、徹底先行で結果を残してきたサントノーレ、前走川崎記念を逃げ切ったカゼノランナーといったメンツに加え、ミッキーファイト、ロードクロンヌ、アウトレンジと番手を固める好位勢も強力。おまけにミッキーファイトはここで再度戸崎Jに手綱が戻るとくれば、直線ズドンのルメールスタイルではなくじわっとポジションを上げるレースをしてくるはず。集中力が課題と陣営が語る中で先行馬群から離れるレースはしないはずで、またも1倍台に支持されそうな大本命がそばでエンジンを吹かしていたら他の先行勢からすればたまったものではありません。

こういう時に「漁夫の利狙い」に徹しそうなのが吉原J。セラフィックコールは2走前のプロキオンSでロードクロンヌから0.5差の⑤着に走れており、デビュー5連勝でみやこSを制したように素質は折り紙付き。そのデビュー当初はゲート難から追い込み一手でしたが、古馬になりスタートが安定した代わりに爆発力も鳴りを潜めた格好に。プロキオンSでは久々に後方からのレースになりましたが、先行勢の決着の中4角二桁番手勢としては最先着を果たしており、やはり嵌り待ちでもこういう形が合っているように思えます。流石に実質4〜5頭立ての交流重賞では途中から動かさないと間に合わないので早め早めのレースになりがちですが、締まった流れに大井2000mという舞台設定であれば腹を括って終い勝負が出来るはず。中央の上位人気3頭は1800mがベストのタイプに見え、「厳しいペースを最後まで走り切れそうな追い込み馬」「一発狙った乗り方をしてきそうな鞍上」「移籍してまで出たかったこの舞台」というこの馬の持つピースがピタリとハマりそうな予感。

2026年6月28日日曜日

【6/28(日)予想】函館記念・ラジオNIKKEI賞の注目馬

■函館11R/農林水産省賞典函館記念 チャックネイト


昨日の函館は週中の雨が残り朝時点でのクッション値は6.2。天候回復で馬場も締まってくるかと思いきや今朝時点のクッション値は6.4とほとんど改善せず。発表こそ良馬場ですが4コーナーの馬場水分は17%台で、本来この水準であれば稍重〜重発表でもおかしくありません。かなり柔らかい芝ということを踏まえて予想する必要がありそうです。

チャックネイトは爪が弱く、パンパンの良馬場ではなく柔らかい芝が理想という馬。ここ3戦は良馬場で結果を残せていませんが、いずれも稍重で行われた4走前の宝塚記念では5着、5走前の日経賞は2着と重賞でも通用するところを見せています。トップハンデ、さらに近走成績から人気は完全に舐められていますが、今のパンパンならぬ「フニャフニャの良馬場」を味方につけられるとすればこの混戦の中で実績は一枚上のはずです。


■福島11R/ラジオNIKKEI賞 ショウナンガルフ

ここは「直近で勝ち上がってきた馬」が人気する一方で「早くから賞金を稼いだ後、一線級相手のレースが続き馬柱を汚している馬」の評価が低いレース。前者は上がり馬的な評価を受けることから人気するのは頷けますが、2歳戦の早期化が進んだ現代において4月や5月の1勝クラス戦というのは「クラシックを諦めた馬の集まり」になっているのが実情で、そこでの勝利をどこまで評価するかというのは難しいところです。

それならば、出世レースとして定着しつつある札幌2歳ステークスの勝ち馬であるショウナンガルフの復権に期待する目はあるでしょう。同レース以降は不振が続いていますが、陣営曰く心身のバランスが整わなかったとのこと。きさらぎ賞の後はじっくり休養を挟みダービー(⑰着)を使われての上昇が見込めるうえ、ここは重賞を勝った得意の「コーナー4つの1800m戦」。札幌での勝ち方を考えれば長く脚を使わされる大箱コースよりも一瞬の切れで勝負を決められる福島が向いていると見え、前の混戦を見ながら直線で末脚を使える展開になれば。

2026年6月27日土曜日

【6/27(土)予想】青函Sの注目馬

■函館11R/青函ステークス モリノドリーム

輸送で減るタイプにつき滞在競馬は合っており、夏の北海道では毎年好走。重賞ではあと一歩のレースが続きますが、昨年は函館SS・キーンランドCともに0.6差の⑨着で走れておりこのメンバーに入れば十分台頭可能。所属の横山武Jがいながらにしてテン乗りの武豊Jを配したあたりも勝負気配を察して。

2026年6月21日日曜日

【6/21(日)予想】府中牝馬S・しらさぎSの注目馬

■東京11R/府中牝馬ステークス テレサ

一瞬の脚には限界がありますがトップスピードを長く維持できるのがセールスポイントで、ローズSでもカムニャックの②着したようにワンターンの1800mが向いているタイプです。前走の福島牝馬Sはその適性とは真逆の平坦小回り舞台で、舞台条件が好転するここは前進可能。パンパンの良馬場ではなく多少時計がかかるコンディションも好材料で、好位~中団から長く脚を使う展開に持ち込めれば勝機でしょう。


■阪神11R/しらさぎステークス ファインライン

京都開幕週のマイラーズC⑮着以来の実戦ですが、当時も1.32.3と自分の時計では走れていました。時計の出る芝コンディションに加えスローで後方待機勢に出番のないレースとなり、10番手からの追走では流れ込むだけになったのも致し方ありません。阪神の芝は稍重のコンディションも、先週と昨日と雨中の開催となり芝の消耗が進み時計がかかるようになっておりこの馬の時計が好走レンジにかかってくるはず。意外と重馬場実績を持つ馬が少ないメンバー構成の中、昨年の聖護院特別(2勝クラス)を重馬場で勝ち切った実績もあり馬場が渋っても問題ないタイプで、恵みの雨の可能性も込みで狙います。

2026年6月20日土曜日

【6/20(土)予想】スレイプニルSの注目馬

■東京11R/スレイプニルステークス タガノバビロン

前走のアンタレスSは直線で窮屈になり進路を探しながらの追い出しになった分の④着。元々ダートは芝に比べて圧倒的に上級戦の数が少なく(交流重賞は枠が限られるため中央芝重賞とは比較不能)、重賞に出られるかつそこで結果を残せるというのは絶対的な序列と言えます。今回過去5走で重賞で1桁着順で走れているのはアンタレスS④着のこの馬とレパードS②着のルヴァンユニベールの2頭のみ。ただ後者はそのあとの不来方賞でナルカミに1秒以上離されての⑤着に敗れており、同じ4歳馬でも既に古馬重賞で通用級の力を示しているタガノバビロンを上に取るべきと見ました。他がOP特別でも苦戦するようなメンバーばかりなら人気でも逆らえないでしょう。

2026年6月14日日曜日

【6/14(日)予想】宝塚記念の予想

■阪神11R/宝塚記念

<見解>
昨日の阪神の芝レースは後半3レースで差し馬の台頭が目立つ形。アイニードユーが勝った1勝クラス戦はマイルにして前半36.0というスロー通過ですから逃げ切るのは当たり前でも、外から脚を伸ばしたテイエムスティールが3着に食い込んだのがハイライト。また三田特別も8枠のアスクコモンタレヴ、最終12Rも外差し勢のワンツースリーと外有利の傾向が出ていました。これに、有馬記念同様にミステリーウェイが主張しメイショウタバルがそれに絡めば、前を走る人気どころが早目に先頭に立たされるシーンも考えられます。


<予想>
マイネルエンペラー
過去にデットーリ・シュタルケといった剛腕ジョッキーで好走しているように、しっかり追い出せる川田Jのテン乗りは大きなプラスです。昨年の有馬記念では9着に敗れたものの、骨折休養明けかつスタート後手、かつ1週目の4角で不利がありながら勝ち馬から0.8秒差の⑨着と健闘し地力を見せました。中間は併せ馬で相手を余裕で突き放す動きを見せここへ向け調整も順調。自身が日経賞を制したのに加え姉にユーバーレーベン、兄には22年にこのレースを⑤着したマイネルファンロンがいる血統で、キレだけではなくタフさが求められるコースへの適性も裏付け。インに有力馬が固まった今回の並びであれば外からスムーズに脚を使えると見て。

ダノンデサイル
ローテが狂うなどで順調でない実績馬が多いなかで、この馬は順調に調教をこなしています。2400mのG1を2勝しているように立ち回りとタフさが求められる舞台が向いており、この内枠も好材料。前が早めに垂れたとしても簡単にはバテない強みを活かせれば。

ミュージアムマイル
ドバイを自重し香港は取消の憂き目に遭うなど、順調に来られなかったのは事実。それでも最終追い切りでは仕上がった姿を見せ、スピードとタフさが求められるこの舞台への適性も有馬記念で証明済。レーンJならうまく立ち回れると見て。

レガレイラ
一昨年の有馬記念の勝利は、道中から機動力を引き出させる戸崎Jと手が合った結果と考えています。ルメール騎手の「直線までじっと我慢して進路を確保する」乗り方は、コーナーからの動き出しが求められる京都外回りにはフィットしないと見ています。中間の調整過程は昨年度は雲泥の差ですが、4角からの動き出しが求められるコース形態を考えるとこの鞍上では全幅の信頼は置けずで。

クロワデュノール
三億円のボーナスがかかる春古馬三冠へリーチ。逆に言えばこのニンジンをみすみす逃すわけにはいかず「仕方なく出てきた感」は否めません。中間の斉藤調教師のコメントもトーンは上がらずじまいで地力の高さは認めつつも、皐月賞のように前が崩れたときに押し出されるリスクも考慮して。

メイショウタバル
ミステリーウェイの出方次第ではあるものの、惑わされずに自分のペースで踏めれば残せる力はあります。武豊Jが同じ過ちを繰り返すことは考えにくく、展開は向かずとも押さえは必要かと。

コスモキュランダ
中間の調教ではあえてブリンカーを外し、本番での装着効果を最大限に高める作戦で臨みます。昨年の有馬記念もブリンカー効果で激戦の先団を集中力を切らさず走り切り②着に好走。当時と似たようなメンバー構成でマークが薄くなれば要警戒です。

タガノデュード
大阪杯④着、春の天皇賞も⑥着と相手なりに走れるタイプ。昨日の外差し傾向を踏まえれば大阪杯だけ走れれば台頭の余地ありとみます。

2026年6月13日土曜日

【6/13(土)予想】函館スプリントSの注目馬

■函館11R/函館スプリントステークス ダノンマッキンリー

前が流れないと駄目なタイプで、前走の京王杯スプリングCもスローで上りが同じになってしまい⑮着。それでも2走前の高松宮記念では1.07.2で⑦着と善戦しているように、厳しい流れで時計も求められる展開になれば浮上できる存在です。今回は前に行きたいメンバーが多く、開幕週でスピードに乗るうえインに馬群が密集すれば追い出しも一苦労。戦法的に外を回すしかないこの馬にとってはスムーズな追い出しが叶うと見て。

2026年6月7日日曜日

【6/7(日)予想】安田記念の予想

■東京11R/安田記念

<見解>

京王杯SCを逃げ切ったワールズエンドは必ずしも逃げなければいけないタイプではなく、あくまで相手の出方を見て戦法を決める方針を示唆。これといった強力戦法タイプはおらず、場合によってはガイアフォースがハナを切る可能性すらあります。いずれにしても積極的な先行馬というのが居ない以上前半は落ち着きそうで、こうなると瞬発力勝負を嫌う組が早目の仕掛けに打って出る流れが想定されます。レース直前から雨が降る予報の府中の芝は表面に水分をまとうコンディションが想定され、大跳びの良馬場向きの馬にとってはこれが死角になる可能性も。

<予想>

ウォーターリヒト
前走のマイラーズカップは開幕週のスローに巻き込まれ⑬着と敗れましたが、自身も33.2の脚を使ってはおり、純粋に位置取りの差がそのまま入線順になったようなレースでした。昨年の富士Sも前哨戦らしいスロー戦を⑨着したのちマイルCSで③着に好走したように、トライアルのぬるいペースは向いてなくむしろ本番のタフな流れになった方が力を発揮できるタイプと見ています。ガイアフォースやセイウンハーデスといった先行タイプが早目に仕掛ける流れになればそれを目標に追い出せるアドバンテージが生まれると見ました。

ガイアフォース
トビが大きく、ワンターンでスピードに乗せるレースが理想。欲を言えば平坦かつきれいな馬場がベストなだけに、マイラーズCの施行条件でマイルCSが行われたなら勝てているはずでしょう。この馬が勝ち切れないのはこのように好走するために注文が多いところがあり、今回は坂あり、開催終盤でインが痛み始めた馬場に加え直前で降雨予報とマイナス要因が増えてしまったため印は落としましたが、中間の動きは絶好でここでG1初制覇の可能性は十分でしょう。

セイウンハーデス
久々のマイル戦ではありますが、ワンターンへの適性は昨年のエプソムCで証明済。当時はレコード決着を自ら動いた強い内容でしたが、上りが34.3かかっても許されるというのがマイルG1との決定的な違い。ここは前に行ったとしても33秒台の上りでまとめなければ厳しく、隠されたギアの存在を信じて。

トロヴァトーレ
ここ2戦がスローを差し切っての勝利。めぼしいペースメーカーが居ないここも同様の展開が期待でき、外枠でもまれないのもプラス。一方で中4週で使われるのは東京新聞杯以来2回目で、当時は京都金杯④→①着という臨戦過程でもあり、連続好走は未知の領域です。

レーベンスティール
前走の大阪杯は実績のない遠征競馬にして⑥着と健闘。インで窮屈な競馬をしたときの方が脚が溜まるタイプでこの枠は苦にならないと見ていますが、Cコース替わりとはいえラチ沿いは伸びてなく、どう持ち出すかが鍵になります。

オフトレイル
距離は1400mがベストな馬につきここはギリギリでしょうが、イン突きも外差しもできるタイプで前半が緩く流れればチャンスはあると見ます。府中のマイルを手のうちに入れている菅原明Jであれば上手く立ち回って一発も。

パンジャタワー
高松宮記念は絶好の立ち回りかと思いきや最後に伸びを欠き④着。キーンランドCを勝ったことを考えればスピードはスプリント寄りですが、G1で息の入らない流れだと厳しいのかもしれません。タワーオブロンドン産駒という血統背景からも個人的には(NHKマイルCの時から)1400mまでの馬と見ていますが、前半が緩く流れかつ雨の影響があるようなら善戦あっても。

2026年6月6日土曜日

【6/6(土)予想】ねらい目レース(麦秋S・垂水S)

■東京11R/麦秋ステークス ゴールドハンマー

なかなかに難しい馬で、デビュー以来初めて横山典Jが乗らなかった前走の福島中央テレビ杯は出遅れも含め度外視できるレースでした。叩き2走目、中間は調教のみブリンカーを着用することで気合が入ってきたと陣営のコメントもあり、距離も現状1400mまでなら守備範囲。手慣れた鞍上に戻って巻き返しを。


■阪神11R/垂水ステークス ハギノアルデバラン

前走の六社Sは人気のトリプルコークをマークするレースをしていたところまさかの失速。ただスローで控えただけのレースになり結果的には騎乗ミスと言える内容でした。昨年のアルゼンチン共和国杯のレースぶりを考えれば準OPはいつでも突破できてよく、地元競馬に戻って見直せるはずです。

2026年5月31日日曜日

【5/31(日)予想】ダービーの予想・目黒記念の注目馬とねらい目レース(安土城S)

■東京11R/東京優駿(日本ダービー)

<見解>

抽選で通ったケントンがペースを作る可能性がありますが、いずれにしても飛ばすタイプの逃げ馬がいないメンバー構成で、好位で折り合いたい馬も多いですからスローは必至です。先週のオークスは向こう正面でリアライズルミナスがポジションを上げレースの流れを変えましたが、3歳牝馬にとってあれはかなり過酷な賭けだったはずです。他方、牡馬で言えば2017年にレイデオロが勝った時に向こう正面で2番手までポジションを上げたのが記憶に新しい(そうでもないか?)ですが、大舞台でのペース判断、そしてそれをやりきる胆力のある人馬が勝つ、ダービージョッキーという称号がただの「G1ジョッキー」とは区別して語られるのには、一生一度の大舞台で度胸あるレースが出来るかということへの評価でもあるのかもしれません。

<予想>

パントルナイーフ
前走の皐月賞は3角で下がってきたアルトラムスのあおりを受け最後方まで下げるアクシデントに加え、直線でも終始前が開かず全く追えないままレースが終わってしまいました。元々弥生賞を熱発で回避し、骨折明けのぶっつけだったという事情もあり状態に良化の余地を残す中のレースでしたので完全に度外視できる一戦で、この中間は3頭併せを敢行しいつもの調整スタイルを取り戻しています。昨年の東スポ杯では12秒台の区間が続くスローを見越し4角で速くなるタイミングにもかかわらずポジションを取りに行き、直線では一呼吸おいて再加速する勝ちっぷり。レイデオロのダービーを彷彿とさせる手綱さばきがここへの布石だったとしたら、前走のイメージもあって人気しきっていない今回は絶好のねらい目かもしれません。

リアライズシリウス
皐月賞は理想的なレース運びもロブチェンが止まらず②着。一方共同通信杯では強気のレースぶりでバステール以下を完封しており、やはり自分で動きたいときに動けるレースが合っています。大箱、左回りと条件が好転する一方、ワンターンで高いパフォーマンスを見せてきただけにやはりこの距離、そしてコーナー4つの立ち回りをどうこなすか。少なくとも外枠から難しい運びを迫られるロブチェンよりは上に来られると見て対抗としましたが、直線で目標にされたときに何かに差される可能性はあるだけに。

アスクエジンバラ
1週前は岩田望Jがステッキを入れてしまい12秒台がやっとだったのに、肋骨骨折から復帰した岩田康Jが騎乗した最終追いでは馬なりで11秒台が出る馬。鞍上の指示に的確に反応できる今の姿は、仕掛けのタイミングが難しい東京コースにおいて大きなアドバンテージとなるはずです。「岩田再生工場」の稼働前であったサウジアラビアRCの負け方がだらしなく、左回りに若干の不安を残す分◎○との比較で印は下げましたが、自分のタイミングで追い出すレースが出来れば頭まで。

ロブチェン
壁を作って運びたかったであろうこの舞台で17番枠を引いてしまったのは痛かったですが、自ら逃げて加速した皐月賞のパフォーマンスを思えば世代上位の実力に疑いようはありません。誰かが捲って行ったときにそこについていくようなレースが出来ればよいのでしょうが、とかく今回は逃げたり捲ったりする「誰か」頼みのレースにならざるを得ないという点で評価を下げました。

ライヒスアドラー
パントルナイーフの勝った東スポ杯、そして前走の皐月賞と長く脚を使うレースをしての好走が目立ちます。1番枠ということで立ち回りが課題も、手のうちに入れているであろう鞍上が早目の仕掛けでエンジンを噴かせられればここでも。

フォルテアンジェロ
皐月賞は見え見えの不利でここも穴人気。百日草特別で見せた32.8の末脚はスローが見込まれる今回再度爆発の期待も、前走にしろ前に壁があってそれを割ってくるようなレースの方が向いている可能性があり、こういう馬はスムーズだと意外と弾けないケースもあるだけに評価は抑えまでとしました。

ゴーイントゥスカイ
青葉賞組は好戦できていませんが、冒頭にも述べたように今回はペース判断が鍵になりそうなレース。敗れた2走前は出遅れ、3走前はスタート不利でスムーズにいかなかった分でもあり、鞍上の差配で上手くポジションを取れればそう簡単には止まらないだけに。

メイショウハチコウ
前走のプリンシパルSは好位で運んでひと脚というレースでしたが、33.8の上りでまとめてきたのは非凡なパフォーマンスでした。先に仕掛けたジャスティンシカゴを差し返した内容からは接戦・混戦向きのタイプと見え、直線でワンテンポ仕掛けを待てる展開になればチャンスあり。


■東京12R/目黒記念 ボーンディスウェイ

ダービーから100m伸びる2500mコースは坂下からのスタート。坂を2回登るコースレイアウトはタフさを要求します。ボーンディスウェイは一昨年のオクトーバーSを勝っていますが、当時は上りが34.7かかるレース。このように「タフな東京」で力を発揮できるタイプが台頭する舞台と見て狙い打ちます。


■京都10R/安土城S アスクワンタイム

前走の鞍馬Sは目の前で落馬がありそれを避けるアクシデントもあって⑨着でしたが、そもそもブリンカーを外したことで道中全く行く気を見せませんでした。スタートの改善が顕著なだけに今回は再度ブリンカーを装着し、流れについていく競馬をさせる算段で臨むここは見直せるはず。

2026年5月30日土曜日

【5/30(土)予想】葵Sの注目馬

■京都11R/葵ステークス ウチュウノセカイ

前走のカンナSは前半33.9と2歳戦にしてはペースが流れる中2番手を追走。逃げ馬が最後に止まる流れを最後まで脚を使い、1.08.2の好時計でまとめてきた内容は評価できます。良馬場の芝1200mでは2戦2勝と底を見せてなく、高速決着が見込まれる今の京都のコンディションも合うはずです。骨折明けとはなりますが中間は順調に乗れており、輸送を控えた最終追いはさらっとで問題なし。息が持ちさえすれば力は通用してよく、ここまで舐められた人気なら。

2026年5月24日日曜日

【5/24(日)予想】優駿牝馬の予想

■東京11R/優駿牝馬(オークス)

<見解>

世代戦を読み解く最大のテーマは「体力面のお釣り(ローテーションのゆとり)」と考えています。先月の桜花賞の上位勢は、スターアニス(阪神JF以来)、ギャラボーグ&ジッピーチューン(クイーンC以来)といずれも前走から2~4ヶ月の間隔を取って臨んだ「ゆとりローテ」の馬たちでした。それだけ今の3歳GⅠは消耗が大きく、ましてや3歳牝馬にとって未知の距離となる東京2400mのタフな舞台を走り切るためには、いかに心身に余力を残してここに臨めるかが時に実力や実績を凌駕しえます。

先週のヴィクトリアマイルを完勝したエンブロイダリーが現4歳世代の牝馬で最強であることは論を俟たないですが、そのエンブロイダリーでさえ昨年は9着と大敗しました。差し勢が台頭する近年のトレンドが物語る通り、ここで必要なのは最低限のキレに加えて淀みない流れを耐え抜いて最後まで脚を使い切る「タフさ」です。

<予想>

スマートプリエール
今回のメンバーで最もゆとりのある「中8週(フラワーC組)」というローテーション。2歳時には牡馬を相手に洋芝の札幌2歳Sで3着、前走は中山の急坂をこなして実績を残してきました。東京芝1800mのアイビーS(4着)の敗戦から「左回りのキレ勝負では分が悪い」と世間から軽視されていますが、オークスの2400mはキレではなくスタミナ勝負。ご存じ母は京都大賞典を制したスマートレイアーという血統背景からも、この舞台でこそ真の輝きを放つと見ました。

ドリームコア
桜花賞は内が止まらない馬場で外枠を引き、壁を作れず外を回らされる競馬になってしまったのが明確な敗因でした。左回りかつ広い東京コースには抜群の実績があり、折り合いの心配もありません。イメージほど長く脚を使える馬ではないと見ていますが、その分じっくり運んで自分のタイミングで追い出せるこの舞台設定はプラス。スムーズに脚を溜める競馬ができれば巻き返しの筆頭です。

スターアニス
能力の高さは疑いようもないですが、問題はこれまでスピードで押し切るレースをしてきただけに押さえが効くかどうか。幸いロンギングセリーヌが行けば押し出されるようなレースにはならないと思いますが、他馬の目標にもされる存在なだけに初物尽くしの舞台で過信はできないかと。

アランカール
前走の桜花賞はゲートのやり直しで気持ちが切れてしまったのがすべて。ただそれ以前に道中の運びやら馬体重やら中間のテンションやら注文の多い馬で、この中間も線の細さは解消せず。最終追いは火曜にポリトラックで軽めの調整としたようにコンディション維持に苦心している現状ですが、大外ズドンでも突っ込んでこられるのがオークスというレース。レジェンドのエスコートでロスなく運び末脚勝負に徹すれば見せ場はあっても。

ラフターラインズ
フローラSは理想的なレース運びで完勝。きさらぎ賞3着の実績からも侮れない存在ですが、間隔が詰まる点と大外枠、かつスタンド前発走のプレッシャーがどうかという点で評価は下げました。

エンネ
母ルパンⅡということでファントムシーフやディスペランツァの下にあたりますが、生産の谷川牧場から「期待した成長と乖離」していることを理由に1歳6月でターファイトCの募集が取り下げられた経緯のある馬。それがここまで駒を進めるのですから競馬はわかりません(私の出資馬に3歳5月でまだトレセン入厩もできてない馬が居ますが、臆面もなく募集続けてて少しは見習えと思います、どっちを?)。こちらも間隔が詰まる点を考慮し評価は下げましたが、しまいの伸びを見ればむしろラフターラインズよりもチャンスあるかと思ってしまうほどです。

ロンギングセリーヌ
スマートプリエールを評価する以上、当時の2着馬だったこの馬にも印を。今回の先行勢が揃って「控える・壁を作る」競馬を示唆している中、単騎大逃げを打った際の残り目に一考。

2026年5月23日土曜日

【5/23(土)予想】平安ステークスの注目馬

■京都11R/平安ステークス ジューンアヲニヨシ

近走は「2桁馬番を引いて凡走」or「1桁馬番を引いて好走」という非常にわかりやすい傾向が出ています。今回は絶好の「2枠4番」。内のキョウキランブやハグといった馬たちが引っ張る流れを、好位のインポケットでロスなく追走できる運びが叶いそうな枠順です。3〜4コーナーで馬群が外へ膨らむのを横目に最短距離を立ち回れれば、2走前にムルソーを下した力量からすればここでも引けは取りません。外々を回らされた前走を度外視して狙うならここでしょう。

2026年5月17日日曜日

【5/17(日)予想】ヴィクトリアマイルの予想

■東京11R/ヴィクトリアマイル

<見解>

エリカエクスプレスが淀みない流れを作りそうですが、やはりこのコースは33秒台の脚を使えないと厳しくこれまでの上りの最速が34秒台に留まる同馬にとってはどこまで辛抱できるかの争いになるでしょう。前走の愛知杯で番手から勝負根性を見せたアイサンサンにしても同様で、後続の各馬はこれら先行勢を深追いはせず、自分のレースに徹するものとみられます。そうなると平均程度で極端なハイペースにはならず、Bコースの開幕週というコンディションも考えれば内外の優劣なく「締まったラップで上りを使える馬」に展開が向くことが期待できます。

あとはこの暑さ。真夏日予想の府中市にあって、夏場の開催に実績のある馬はプラスで評価したいです。

<予想>

カピリナ
2走前のニューイヤーSが秀逸な内容。確かにイン突きが嵌った分ではあるのですが、緩みのない流れでしまいを33.5でまとめて勝ったレースぶりは評価できます。なおかつ当時は57kg、牡馬換算で59kgを背負っての勝利ですからなおさらです。スプリント重賞を勝っているように速い流れはもってこいで、ラチ沿いをぴったり回ってエリカエクスプレスを見る流れで運べれば最後はもうひと脚が使えるはずで。

マピュース
昨年の中京記念当日の豊明市は最高気温37度超えの猛暑日でした。当時は52kgというハンデに恵まれたのは事実ですが、今回も斤量以外(左回り、マイル、内枠、暑さ)は同じ条件が揃いました。前掛かりのレースよりも前半平均程度で流れて末脚比べの展開になる方が向いており、日本競馬への適応を見せるゴンサルベスJの手腕も込みで。

ジョスラン
この血統、この厩舎でわざわざ戸崎Jが乗ってきたところに勝負度合いの高さを感じます。前走の小倉牝馬Sは小倉らしい締まったペースを差し込んでの勝利で、タメを作りたい中距離馬向きのペースでなかった中で末脚を使えた点からはやはり大箱で長く良い脚を使わせるレースが向いています。初のマイルも舞台は好転すると見て注意したいです。

エンブロイダリー
前走の阪神牝馬Sは逃げようと思って逃げたわけではない中、しっかり折り合い脚も使えました。ただ、当時の2,3,5着馬が何れも4歳馬と実質的に4歳牝馬同士のレースとなった中、上のマピュース、ジョスランら古馬重賞を勝っている組の中ではやや実績的に心もとないのは事実で。

カムニャック
距離に目をつむってここに参戦したということは、陣営もこの馬の高い東京適性を見込んでいる証左でしょう。アイサンサンが暴走したローズSでは4角で不利がありながらも差し切っており、少々ハイペース気味でもしっかり脚は使えます。あとはスローの前走を経験してからのここで位置取りを落とさなければ。

エリカエクスプレス
末脚はないですが、武豊Jの逃げに競りかける人馬は流石に居ないでしょうからこの馬らしい「溜めないマイペース」での逃げが期待できる舞台です。これまでは折り合いや距離を気にしてソフト気味の調整だったのが、今回は1週前にしっかり時計を出しておりこの馬本来の行きっぷりを引き出す用意はあると見ました。残り目に警戒。

チェルヴィニア
馬柱は見栄えしませんが、一昨年の秋華賞②着以降は古馬牡馬一線級とばかり走っていました。当時3冠をともに戦ったステレンボッシュは先週のエプソムCであわやの②着と復活をうかがわせる走りを見せており、この馬も相手関係からは見直せる存在です。堀厩舎のカナテープではなくこちらにレーンJが乗ってくる点も不気味です。

クイーンズウォーク
昨年の②着馬。その後は除外や牡馬相手で今一つというレースが続いていますが、大箱のワンターンはベスト舞台。これまで13戦全てでコンビを組んできた川田Jが乗らないという点は気がかりですが、このメンバーなら見限れず。

2026年5月16日土曜日

【5/16(土)予想】新潟大賞典の注目馬

■新潟11R/新潟大賞典 フクノブルーレイク

エプソムCが移設されたこともあり中距離勢が分散した結果、格上挑戦でも出られるようになりったこのレース。フクノブルーレイクは名目上は準OPですが元々はスプリングSで②着した実績に加え、3走前の寿Sではタガノデュードと0.1差の③着に好走するなど実力は優にOPクラスと言えます。これが53kgというのはちょっとバグに近いハンデ設定で、日本競馬への適応が見込めるゴンサルベスJの手腕も込みで先物買い。

2026年5月10日日曜日

【5/10(日)予想】NHKマイルカップの予想

■東京11R/NHKマイルカップ レザベーション

※本日は都合により、本命馬のみの更新とさせていただきます。ご容赦願います。

ユウファラオがフロックと見くびられてさほど前が速くならないとすれば、格好の目標を置けるレザベーションにチャンスが生まれ得ると見ます。

2026年5月9日土曜日

【5/9(土)予想】京都新聞杯・エプソムCの注目馬

■京都11R/京都新聞杯 メイショウテンク

使いながら調子を上げてくる荒川厩舎。前走は2か月の休み明けに加えて、スローペースの上がり勝負となったことで出番がありませんでしたが、これは参考外として良いでしょう。レースごとに距離を延ばしながらも最後は確実に脚を使ってくるタイプで、中間の追い切りでは普段あまり攻めは目立たないこの厩舎にしては珍しくテンから意欲的に飛ばしており、位置を取りに行く姿勢を明確に示しています。アーレムアレスはスタートに不安が残り、エムズビギンも不器用さが残る現状ではあまりごちゃつく位置には入りたくないはずで、これら内枠の人気馬を尻目に好位のインをロスなく立ち回れそうなこの馬に台頭の余地は十分。多頭数の外を回らされるリスクを避け、経済コースを通っての激走に期待がかかります。


■東京11R/エプソムカップ シルトホルン

一昨年のこのレースで③着に食い込み、昨年も同時期のジューンSを制しているように東京芝1800mはこの馬にとってベストの舞台と言えます。今の東京の芝コンディションを考慮するとあまりに後ろ過ぎては届かないバイアスがあり、ある程度の位置を確保して立ち回れるこの馬の特性がピタリとハマるはず。前目で運びつつ、直線でしっかりひと脚を使える強みを活かせれば、このメンバーでも好勝負は必至と見ます。

2026年5月5日火曜日

【5/5(火・祝)地方競馬予想】かしわ記念の予想

■船橋11R/かしわ記念

<見解>
ドバイを断念した組が合流したことでかなりのハイレベルメンバーになった今年のかしわ記念。ミッキーファイトやウィルソンテソーロといった組はあくまで帝王賞を意識しての一戦となるためここが本チャンとは言えないものの、中央のG1でも勝負になっている以上はここに入れば格好はつけられるはずです。このように、実績断然の馬であっても何かしらケチの付け所はあるというのが難しいところで、オッズほど順当ではない気もしています。

<予想>

ロードフォンス
2走前に根岸Sを快勝した時は水分量が1%に近い「超乾燥馬場」。逆に前走の黒船賞は水分が残る稍重馬場でのもので、他の馬が苦手にするグリップの利かない馬場を苦にせず走れる点がセールスポイント。ナイター開催ではあるものの日中は初夏を思わせる暑さとなる関東地方にあって馬場の乾燥が進むのは必至で、スピードタイプの馬が揃ったここは人気落ちの妙味ありと見ました。

ウィルソンテソーロ
チャンピオンズC、フェブラリーSと連続で僅差の②着。先に抜け出せば差されるし後ろから行けば届かないという勝ち切れなさを抱えては居ますが、昨年の南部杯を完勝したあたり早目からスピードに乗せる走りが出来れば強いです(23年のマーキュリーCも0.6差で圧勝しており盛岡巧者という可能性も無くはないですが)。スパイラルカーブの船橋は加速してコーナーを回りたいこの馬にとってはプラスで、実績馬の中ではマイナスが最も少ない存在と言えます。

ミッキーファイト
昨年の東京大賞典はよもやの②着も、勝ち馬の格好の目標にされた分もありました。昨年に船橋開催のJBCクラシックを勝ってもおり、コーナー4つの1800mは守備範囲でしょう。馬場の乾燥が進むことはスピードタイプのこの馬にとっては必ずしもプラスではないでしょうが、ルメール騎手がこちらを選んできたことも含めてここは地力で台頭可能と見るべきでしょう。

コスタノヴァ
いかにも直線の長いワンターンが得意というタイプで、昨年のこのレースでは③着、その次のさきたま杯では⑪着と大敗を喫しています。ただ、そのさきたま杯含め重馬場以下では(0,0,0,2)と元々そういう馬場が得意でなかった可能性もあり馬場が良化するのはプラス。あとは立ち回りひとつで、例えばコーナーを加速しながら回れるとかが出来ればよいですがダートのないオーストラリアの騎手にそれを求めるのは少々酷な気がします。

シャマル
連覇の内容以上に、それまで脚抜きの良い馬場でブーストを受けていた印象だったこの馬が昨年は良馬場で1600mを押し切った点を評価しています。何といっても全11勝のうち10勝を挙げる川須Jが復帰したのは心強いものの、人馬共にここに間に合わせてきたという感が強く特に川須Jは先週の復帰後9戦騎乗してすべて着外という状況につき、重くは扱いにくいというのが本音です。

ジョージテソーロ
有力地方勢は川崎記念やダイオライト記念などに回ってしまったうえ、短距離にはファーンヒル、中距離にはディクテオンが居ますが現状マイルで中央勢と張り合える馬がいない状態。前述の2頭を管理する荒山厩舎からはリコースパローが出ますが、強力な同型がいることに加え京浜盃ではナチュラルライズに完敗してもおり重くは扱いにくい現状。それならば、ブルドックボスなどで交流重賞の実績もある小久保厩舎に、同じくキャンディドライヴなどで交流重賞好走の実績ある落合Jが跨るジョージテソーロに一発の目を期待したいです。通用しなかったとはいえ一応中央OPまで上り詰めたうえ、2歳時にはカトレアSでアマンテビアンコの②着した実績もある馬。もしノーマークで放置されるようなら押さえは必要かと。

2026年5月3日日曜日

【5/3(日・祝)予想】天皇賞(春)の予想

■京都11R/天皇賞(春)

<見解>
京都芝3200mは外回りコースを1周半、名物の「淀の坂」を2度越える非常にタフな設定です。当日の雨の降り出しは気になるところですが、馬場状態を読み切るのが難しい以上、基本的には良馬場での持続力勝負を前提に組み立てます。
今回は断然の人気が予想されるクロワデュノールに各馬のマークが集中するのは避けられず、G1らしい牽制し合う展開になるでしょう。有力馬たちが互いの出方を伺うあまり前へのケアが疎かになれば、マイペースを貫ける先行勢や、距離適性を活かしてじっくり溜めるタイプに展開が向く「淀の長距離」らしい結末を想定しています。

<予想>

マイネルカンパーナ
昨年の早春Sで推奨した時のように好位に付けてしぶとくひと脚を使う形が理想。逃げの手を打つであろうミステリーウェイは、決して暴走するタイプではなく淡々とマイペースを刻む馬。後続がクロワデュノールを過剰に意識して仕掛けを遅らせるようなら、この馬にとって理想的な「目標を前に置いてゆったり運べる」形が出来上がります。直線の入り口まで体力を温存できれば、最後は前にいる馬をきっちり捉え、後続の追撃を振り切るだけのスタミナと持続力は備えていると見ます。

ミステリーウェイ
今回のメンバー構成を見る限り、他にハナを叩いてまで行きたい馬は見当たりません。昨年のアルゼンチン共和国杯で見せた二枚腰は本物で、スタミナを要する展開でこそ真価を発揮するタイプ。3200mの距離自体は鍵となりますが、安易に競りかけてくる馬が居ない今回、単騎でのスロー逃げが叶えばそのまま粘り込んで波乱の使者となる可能性を秘めています。

クロワデュノール
初の3200mということもあり鞍上も構えて乗るでしょうが、それを目標にする各馬も連動して控える形になりそう。昨年の皐月賞のように道中なし崩しに脚を使わされる展開は嫌ですが、互いに牽制し合って道中で息が入る流れならこの馬の絶対能力がモノを言います。距離は未知数ながら昨秋のフランス遠征で見せたようにタフな展開自体は歓迎のクチで。

アドマイヤテラ
前哨戦の阪神大賞典を完勝。本番を見据えた「試走」としての意味合いが強いトライアルで、武豊Jがこれだけの内容を見せたのであれば、上積みはさらに大きいはず。末脚の持続力こそ一級品ですが一瞬のキレで勝負するタイプではないだけに、前が大きく引き離す展開になった際に捕らえきれるか。展開がハマれば。

タガノデュード
大阪杯では見せ場十分の④着に食い込み、地力強化を印象付けました。瞬発力勝負ではどうしても分が悪いタイプだけに、体力が問われるこの長丁場への条件替わりはプラス。急遽レーンJへの乗り替わりが決まった点も、今の勢いがあるこの馬にとっては幸運と捉えて良いでしょう。

ヘデントール
長期休養明けを一度使われての上積みは確実。昨年、この舞台で強さを見せた際の状態にまで戻っているかが最大の焦点になります。前走の結果は度外視できますが、課題はやはりゲート。スムーズに流れに乗ってリズム良く運べるかどうかに尽きます。

ヴェルミセル
京都開催の天皇賞(春)において、1枠は過去24回で7勝を挙げる圧倒的な好成績。ビートブラックやヒルノダムールといった穴馬が激走する「お約束」の枠番でもあります。今のところ雨の影響はない想定ですが、予報に反して昼前から雨が降り出し水分を含んだ馬場になるようなら、昨年の京都大賞典で③着とアドマイヤテラに先着したように重馬場適性が俄然輝きを増します。内からロスなく立ち回り、瞬発力が問われない流れになれば激走の余地あり。

2026年5月2日土曜日

【5/2(土)予想】京王杯SC・ユニコーンSの注目馬とねらい目レース(胎内川特別)

■東京11R/京王杯スプリングカップ レッドシュヴェルト

ここ2戦はスプリント戦を使われましたが、追走に忙しくこの馬の持ち味を削ぐ形に。距離延長となる今回は32.8という驚異的な上がりを繰り出して差し切った4走前の白秋Sと同じ舞台でありコース実績は十分と言えます。3走前のオーロカップ(⑦着)は外差しが利くコンディションの中で無理にインを突くというチグハグな競馬でのもので力負けではありません。今の東京は当時と違いインも十分に使える状態で、アサカラキングなどが引っ張る速い流れになれば、外に持ち出す馬たちの裏をかいてインがポッカリ空くシーンも想定できます。最内枠からスムーズに馬群を捌ければ、久々のベスト条件でチャンスありと見ています。


■京都11R/ユニコーンステークス ストロングエース

京都ダート1900mはスタートから最初のホームストレッチにかけてのポジション争いで脚を使わされることが多く、先行勢にはタフなコースレイアウトです。その分、最後は逃げ・先行馬の脚が止まりやすく、差し・追い込み勢が台頭しやすい舞台でもあります。そもそも3歳春のダートOP馬は数が多くない中、関東馬ということもあってかこの馬は不当に人気を落としている印象。前走同様に道中でじっくり構える競馬が合うはずで、前の激流を尻目に再度の激走を期待したいところです。


■新潟10R/胎内川特別 デファイ

昨年のこのレースで③着。ここ2戦はダートを使われましたが大差負けで、元々合わなかったと見るほかありません。久々に好条件に戻るここは見直す手も。


■新潟12R ベルタソ

千直は最後に上りの掛かるダートや、下り坂からスタートし最初から激流になりやすい小倉芝1200mなどと共通項があります。この馬は2走前に小倉1200m戦で②着。元々新馬勝ちを収めた素質馬で、二の脚が速くスッと前に取りつくスピードもあります。初の千直も適性は高いと見え、絶好枠を引けたここは好勝負必至とみます。ベルたそ~