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2020年4月26日日曜日

【4/26(日)予想】東京向きのギアの持ち主<フローラSエレヴァテッツァ>/手ごろな頭数でスムーズに<マイラーズCフィアーノロマーノ>



昨年は大接戦となったフローラS。これをどうするかで2時間くらい悩みました。

【ラインナップ】
東京11R(フローラS)
京都11R(マイラーズC)

■東京11R

オークストライアルということで1勝馬も多く参戦。既に重賞でも実績のあるエアグルーヴ牝系2頭が人気の中心ですが、距離に自信をもって運べる馬が多くない分前半が緩くなりやすいため、最後の3Fでヨーイドンとなる流れに対応できるか、かといって開幕週なのであまりに後ろでは届かないためそれなりの位置をとれるかどうかがポイントになります。

本命は◎エレヴァテッツァとしました。

上に書いた通り、前半が緩く後半3Fの加速が求められるレースとなるため、いわゆる「ギアチェンジ」ができる馬が自ずから上位に浮上すると見ます。エレヴァテッツァの前走(未勝利)は阪神の外回り1800m戦でしたが、前半3F36.3に対しラスト3Fが34.3という典型的な後傾戦。この馬自身も33.9の上りで勝っているのですが、注目すべきはラップの変化。1F毎のラップが

12.8-11.5-12.0-12.9-13.0-12.3-11.1-11.3-11.9

となっており、6F目と7F目で1.2秒もの加速が入っています。これを後方から構えて勝つのであればわかりますが。この馬は4番手を追走してなおかつレースの上りよりも速い脚を使って勝っているところに能力の高さを感じます。内枠を引けた分置かれる懸念も少なく、父ディープ×母父トニービンというのはまさしくオークスを走るために産まれてきたようなもの。最近では父はおろか母父で名前を見ることも少なくなりましたが、クラシックディスタンス、そして東京を走る上ではこの上ない血統構成であることは間違いありません。

対抗は○リヴァージュを抜擢します。

開幕初日の東京は芝レースが5鞍あり、母数が少ないにも拘らずノヴェリスト産駒が2勝3着1回と好成績。昨日の予想でも述べましたが、エアレーション作業が施されクッション性がよくなった分軽いスピードだけでは面倒を見切れず、欧州系の重厚さが活きてくる状態となっていることも要因の一つでしょうか(母父トニービンのエレヴァテッツァにも同じことが言えますが)。
今回唯一のノヴェリスト産駒というのもありますが、この馬もまた違った意味でギアチェンジに対応できる適性を見せていることが抜擢の理由です。逃げ切った新馬戦(中山芝2000m)のラップが

13.1-11.5-13.5-13.1-13.6-11.9-12.1-12.4-11.6-12.0

という刻み方をしており、ポイントは太字の2点。

①テン→2F目
中山芝2000mは坂の下からスタートするため、最初は緩みますが坂を上り切ったところでワッっと先団が殺到しペースが早くなります。外目の枠から好スタートでハナを取り切った後ここで抜かせなかったのは、二の足の速さもさることながらラップ変化への適応能力の高さを示すものと見ます。

②5F→6F目
レースでは向こう正面にあたる地点。ここで後方にいたハラハラドキドキ・ワイルドフレーズが一気に2番手・3番手まで押し上げリヴァージュを突いたことで1.7秒もペースが早くなりましたが抜かせず、突いた側の両馬は4角で手ごたえが怪しくなり共に1.3差の4着・5着に敗れています。東京ではもう少し早くなるポイントは遅くなりますが、道中での加速に対応できると言う点では十分にその片鱗を認めることができます。

前走については軽量馬に行かせて控えた結果持ち味が出ませんでしたが、それでも皐月賞4着のウインカーネリアンから0.6差の⑤着と健闘しています。マイルからの距離延長組の出方が鍵になりますが、行き切ってしまえばけん制しあう後方勢を尻目にスルスルと残る展開が期待できそうですし、何よりこれが単勝100倍というのは舐められすぎで最後まで◎を迷いましたが、展開利が条件となるため印は一歩引きました。

▲はショウナンハレルヤ。セントポーリア賞の内容もそうですが、新馬戦(中山芝1600m)でやはりこの馬もラスト4F目12.9→3F目11.8のギアチェンジ戦を経験しており、これを2番手で上り34.1(レース上り34.2)でまとめたレースぶりに好感。

以下、スカイグルーヴレッドルレーヴの人気どころは東京向きの適性を示しては居ませんが、ある程度の位置から早い上りを使って勝っているので当然に押さえなければいけませんし、外枠鍵もレースセンス光るフアナ、東京巧者リビアーモの娘ヴォリアーモ、メジロドーベルの孫ルトロヴァイユまで押さえます。

【本命】1エレヴァテッツァ
【対抗】8リヴァージュ
【単穴】15ショウナンハレルヤ
【連下】5,9,11,12,16
単勝1
馬連1-5,8,9,11,12,15
ワイド1-8,15
三連複1-8,15-5,9,11,12,16


■京都11R

阪神開催の時代から比べると、斤量や距離の関係から有力馬のステップとしての参戦が増えた一方、頭数が落ち着いてしまいペースもスローになることが多く究極の上り勝負となることがしばしば。基本は力通り決まりそうですが、昨年のグァンチャーレのように前に行ける馬は展開を利して紛れ込むことも不可能とは言い切れません。

本命は◎フィアーノロマーノです。

無観客開催の怖さを知らしめた「ユ"ー"イ"チ"!"」事件の被害馬ですが、気が勝ったタイプで間隔を詰めて使えない弱みがあります。2か月ぶりの実戦ですがここは元々予定していたローテーションで、頭数も落ち着き外枠で揉まれる心配もなく、引き続き無観客で集中力を削がれるリスクも少ないとくれば、上位勢の中では最も信頼できる馬と言えるでしょう。

前走の敗因が明確な▲ヴァンドギャルド、香港マイルからの路線変更を余儀なくされた▲インディチャンプもここでは格好をつけられると見ます。しかしながら古馬重賞での実績に乏しい前者、急遽の参戦で仕上がり途上の後者ともに取りこぼす危険性はあると見ており、前目で運べそうな馬からもう1枚△ベステンダンクを押さえます。マークされない環境で前目につけられればスルスル残る可能性も。

【本命】11フィアーノロマーノ
【相手】1,5,7
三連複11-1,5,7

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