■大井11R(ジャパンダートダービー)
帝王賞同様、まずは地方馬の通用可能性について。
過去5年の実績では該当馬は3頭いますが、東京ダービーの連対馬しか複勝圏内に食い込めていません。
【19年】36.5-38.6
3着ミューチャリー(東京ダービー2着)
【17年】35.8-38.6
1着ヒガシウィルウィン(東京ダービー1着)
【15年】37.2-38.2
3着ラッキープリンス(東京ダービー1着)
当然、東京ダービー馬のエメリミットは候補ですが、難しいのが当日除外となった羽田盃2着馬ブラヴール。出ていたらエメリミットに勝っていたとも言われており、その可能性自体は否定はできませんが、中央の馬が出てくるレースということもあり普段の南関勢同士のレースに比べて前半のペースは格段に速くなります。上の3つのレースに前後半のラップを記しているのはそれを示すためで、例えばその羽田盃は1800m戦で(37.4-38.3)の前後半ラップで、この馬の上りは37.7。ちなみにミューチャリーの勝った昨年が(37.1-38.7)で自身の上りが36.9。いかにミューチャリーの末脚がずば抜けているかがわかるかと思います。
そのミューチャリーは後方を追走して直線で追い上げるも3着。やはり相対的にペースが速くなる交流重賞で、前を行くJRA勢を捉えるのはかなりの難易度です。溜めれば後ろになり差し損ね、ついて行けば末をなくす懸念もあり…ブラヴールに展開が向くには相当なハイペースになり、かつカフェファラオが前を早めに掃除して大差の2,3着争いになった時に食い込むか、といった程度と見ます。
エメリミットの東京ダービーのラップは(35.9-39.6)と究極の前傾戦。ラッキープリンスの時と近く、前々から一脚使える脚質はこの舞台に向いています。
そして中央勢にも明確な傾向があり、重賞連対馬か中央OPor2勝クラスを勝っていることが条件になっています。「重賞勝ち馬」には兵庫CS等交流重賞も含まれますが、その場合中央のOPで崩れていないことが条件です(出走していない場合は除く)。ダノンファラオは兵庫CS2着ですが、中央のOPでは2戦とも1秒以上離されており実力的には疑問符が付きます。そのダノンファラオに0.1差の辛勝だったバーナードループも強調できるほどの成績でないうえ、新馬戦でカフェファラオに1.6秒離されておりここでの台頭は難しいと見ます。
カフェファラオにしても、前走はスタートが決まりレッチェバロックに引っ張ってもらったおかげで他の追随を許さず圧勝できましたが、距離延長で確たるペースメーカーが居ないとなると盤石ではない気もします。一方、前走鳳雛Sで前傾ラップを捲って押し切ったミヤジコクオウはいかにも今回が向いてそうです。
三連単BOX1,2,11
馬単1,11→2
1=11
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