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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2020年8月30日日曜日

【8/30(日)結果】

■小倉11R ◎ブランノワール→4着

 似たような位置にいたサラキアが3コーナーからスッと反応したのに対し、エンジンかかるのに時間を要した分置かれてしまいました。ここは休み明け、+10kgの分と思えば想定通り動けてはおり、次走以降変わってくる雰囲気はありそうです。


■札幌11R ◎ビリーバー→6着

 降雨の影響は予想以上に大きく、内が壊滅していました。それでもラチ沿いを通して最後まで脚を使っており、馬場差を思えば大健闘と言える走りでこのクラスのメドは立ったと言えるでしょう。


■新潟11R ◎ブルーバード→8着

 好スタートから2番手を追走。タメを作れなかったのか、距離の壁なのかは定かではないですが、直線向いたところで既にお釣りなくズルズル後退。中間は捻挫の報もあったとはいえ、最終追いは南ウッドでしっかり負荷をかけられていたので問題ないと見ていましたが…どこに敗因を求めなければいけないかは不明ですが、2歳戦については不確定要素が大きいためやはり勝負の対象からは外した方が良さそうです。

【8/30(日)予想】突き抜けても見つかってない<新潟2歳Sブルーバード>/信じる者は…<キーンランドCビリーバー>他

【ラインナップ】

小倉11R(小倉日経OP)/15:25
札幌11R(キーンランドC)/15:35
新潟11R(新潟2歳S)/15:45


■小倉11R

 例年メンバーレベルが高くないこのレースですが、今年は重賞勝ち馬が3頭、連対経験馬も3頭おり近年ではなかなかの好メンバーが揃いました。格上挑戦馬も居ますがハンデ戦ではないため、どうしても額面上の人気は実績馬に集中しがちです。

 ここは人気の盲点になりそうな◎ブランノワールから。ゴールに向かって加速する上り勝負よりも最後の1Fで減速する我慢比べに強いタイプで、全4勝のうち3勝が最後の1Fに0.9以上減速しているレース。道中にスピードが出やすい小倉は単純な上りタイムではなく、最後までしっかり脚を使えるかがポイントでこのコースへの適性を秘めた1頭と見ます。

単勝7
馬連・ワイド7-9,10,12


■札幌11R

 スプリンターズS前に関東で行われる芝1200m重賞が無いため、ここをステップに中4週で本番に向かおうとする馬も多い昨今。ダイアトニックライトオンキューといった有力馬は先を見据えた仕上げですが、それぞれ前走で見せたパフォーマンスを思えば、格下相手ならそれでも十分やれてしまうでしょう。

 これらに一泡吹かせる可能性があるとすれば◎ビリーバーでしょうか。使える脚が長くないタイプでどうしても展開や位置取りに左右されてしまうのですが、前々走のTVh杯ではマクリの競馬で自ら勝ちに行っての1着。重賞初挑戦となった前走のアイビスSDも、置かれ気味の前半から末脚で盛り返し3着と見せ場を作りました。この時の上りは32.0でメンバー1位タイ。もう1列前でレースが運べていれば…と思わせる健闘ぶりでした。

 これら近走を見ても充実ぶりが伺え、今回は内目の枠+前走1000m戦を使った効果で好位を取れると考えれば、内で壁を作り直線で抜け出すこの馬の勝ちパターンに持ち込めるチャンスと見ます。先を見据えた参戦でないぶん、ここで結果を出して今後のローテーションをラクにしたいところです。

 相手に押さえたいのは△ディメンシオン。溜めて勝負するタイプではない分道中流れるスプリント戦は本質的に合うはずで、特殊な展開だったCBC賞を度外視すればここで狙う手はあるでしょう。今年に入りコンディションの維持が難しくなり、これがラストラン。とはいえ今年の阪神牝馬Sでも3着、昨夏は関屋記念4着、京成杯AH2着とこのクラスのメドは既に立っている馬で、外目でスムーズに運べれば見せ場を作れるはずです。

単勝4
馬連・ワイド4-1,12,13,15


■新潟11R

 まさかと思いましたが前売り段階で6番人気に甘んじている◎ブルーバード。前走最後の1Fで突き抜けたにもかかわらずまだ見つかっていない様子です、ブルーバードだけに。

 この馬の前走はスタート一息で後方からのレースとなり、直線でも位置取りのまずさで進路が塞がり右往左往。ようやくまともに追えたのはラスト150m程度でしたが、そこから一瞬の脚で前を捕らえました。新潟や東京は直線に入ってのギアチェンジが求められますが、短い直線でも素養を見せたと言え、過小評価されるなら是非狙いたい馬です。

単勝10
馬連・ワイド10-1,5,9,11

2020年8月29日土曜日

【8/29(土)結果】

■小倉12R ◎エピローグ→12着

 -10kgと馬体は上手く絞れてきましたが、3角で手ごたえが怪しくなってしまいました。パドックの雰囲気もまだ好走時に戻ったとまでは言えない状況でしたので、使いながらでしょうか。


■新潟12R ◎ダンシングチコ→5着


 スタートこそ悪くなかったものの、出さず引かずで内にこだわった結果、包まれて位置取りを下げる羽目に。


 流石に新潟内回りでこの位置では届きません。最後の脚は良かっただけに勿体ない敗戦でした。

【8/29(土)予想】文句のない舞台<新潟12Rダンシングチコ>/見た目以上の距離短縮<小倉12Rエピローグ>

【ラインナップ】

小倉12R/16:05
新潟12R/16:30


■小倉12R

 ここ2戦噛み合わず大敗の◎エピローグですが、昨夏は現級で0.1差4着の実績など通用する力量はある馬です。前走は久々かつ高速馬場+大外+テンの速い小倉2000mとあって早々と後退しましたが、ひと叩きの上スタートからコーナーまでの距離が200m縮まる今回は前進可能と見ます。

単勝1
馬連・ワイド1-2,3,8,9,10


■新潟12R

 左回りでは崩れない◎ダンシングチコですが、脚の使いどころが難しく新潟や中京では安定するも東京ではポカもある馬。テン乗りレーンJから丸田Jに手が戻り、内目の好枠もゲットしたここは安定勢力でしょう。

単勝1
馬連・ワイド1-2,3,8,12,15

2020年8月23日日曜日

【8/23(日)結果】


■小倉7R ◎アビエルト→5着

 結果論ですが、出して行ったことで4角の時点で手ごたえが怪しくなってしまいました。エレヴァートの目標にされたことは仕方ないにしても、バテた馬を交わして3着確保と思いきやこの馬自身も最後は止まってしまいました。


■札幌7R ◎ファイナルマズル→2着

 流れが落ち着いたことも味方し、道中溜めながらの追走が叶いました。結果理想的なタイミングで追い出せ2着。体質の関係で順調に使えなかった再転入初戦のヒルノアマランテに負けてしまうのは仕方のないところでしょう。

 特筆すべきは配当。このレース最終の単勝オッズは

 ⑧カネコメノボル 2.8
 ⑥サウンドテーブル 3.8
 ②ヒルノアマランテ 4.3
 ⑤ダッチマン 6.0
 ⑨ファイナルマズル 11.5

となっており、⑨を軸にした馬連で上位3頭に流したのですが

 ⑧-⑨ 11.2
 ⑥-⑨ 16.0
 ②-⑨ 43.3
 ⑤-⑨ 27.2

と、ヒルノアマランテの連が人気の盲点になっていました。再転入初戦という背景からピンかパーという見方をされていたためでしょうが、思わず声の出る好配当でした。

🎯馬連 43.3倍
🎯ワイド 2-9 11.7倍
      8-9 3.2倍


■小倉11R ◎ブライティアレディ→11着

 4角は良い手応えでしたが、直線向いたところで進路を失くしてしまいました。立て直されて最後は良く伸びたのですが、スムーズならあわや、とすら思えただけに勿体ないレースでした。


■札幌11R ◎ポンデザール→4着

 3角から追い出す理想的なレースぶりでしたが、低調メンバーとはいえG1馬が相手ではいかんせんこの馬の脚力が足りなかった印象です。ここでこの着順であれば、秋以降まともに重賞戦線で勝負するのは難しく、番組選びに苦労しそうです。


【8/23(日)予想】勲章に最も近い舞台<北九州記念ブライティアレディ>/スタミナ自慢の大捲り<札幌記念ポンデザール>他

【ラインナップ】

小倉7R/13:15
札幌7R/13:35
小倉11R(北九州記念)/15:25
札幌11R(札幌記念)/15:45


■小倉7R

 一雨降った小倉は現状稍重。これが恵みの雨となりそうなのが◎アビエルトです。過去3回の入着はいずれも稍重か重でのもの。初勝利となった昨年10月の未勝利戦は2・5・6着馬が次走直ぐに勝ち上がり、2着だったハクアイブラックは既に準OPの身とレベルの高いメンバー構成でした。芝1200mに限れば安定して走れており、上りの掛かる小倉も向いています。しっかりタメられればキレるでしょう。

単17
馬連・ワイド17-2,12,14,16,18


■札幌7R

 この夏2度目の連闘に挑む◎ファイナルマズルの逆襲に期待です。ここ3戦手綱を取った丹内Jから騎乗成績(0,1,1,0)の団野Jへの乗り替わり。ここが大きなポイントと見ます。

 この夏は函館2歳Sのリンゴアメ等騎乗の冴える丹内Jですが…


 上記は今年の全成績。勝ち鞍のほとんどが芝でのもので、ダートでの勝率は1.9%とまるでアテになりません。現に5月の新潟で勝って以降4度の1番人気含めダートでは82連敗中。ここから手が替わるだけでもプラスですが、その乗り替わる団野Jの今年の成績がコチラ。


 鞍上強化もいいところ。

単9
馬連・ワイド9-2,6,8


■小倉11R

 雨があったのでどこまで速くなるかはわかりませんが、流石に逃げを身上とする馬にとっては厳しいレースになるのが北九州記念です。とはいえ18頭立てで大外一気を決めるのもなかなか難しく…今回は内を立ち回れる先行馬を狙う前提で◎ブライティアレディの台頭に期待です。

 常に安定して走っている馬ですが、母ブライティアパルス譲りのバテなさで上りの掛かる展開に強く、最後の3Fが「11秒台半ば-11秒台半ば-12秒台」となるようなレースは常に好走してきました。昨年ダイメイプリンセスが勝った時のラップが「11.5-10.1-11.1-11.7-11.7-12.1」でしたが、昨年ハナを切ったのはイエローマリンバ(10着)。モズスーパーフレアが引き続いて出走しラブカンプ―も復調、アイビスSDを逃げ切ったジョーカナチャンもいるとあっては昨年以上の前傾ラップは必至で、この馬向きの流れになるでしょう。

 左回りでは(0,0,0,4)と走れず、上りが速くなる他コースではキレ負けするこの馬にとって、小倉で行われる唯一のスプリント重賞である北九州記念は是が非でも欲しいタイトル。内枠を引いて斤量も52kgと恵まれたここが狙いどころと見ます。

単3
馬連・ワイド3-4,9,11,17


■札幌11R

 例年、凱旋門賞や秋のタイトルから逆算して有力馬が参戦するレースですが、遠征も出来ないご時世で今年はずいぶんメンバーが手薄になりました。こうなると仕掛けが早くなりがちですが、捲り合いとなれば◎ポンデザールの出番でしょう。55kgは荒川峡特別(1着)で経験済で、トーラスジェミニを早めに捕まえに行くレースが出来ればこのメンバーなら通用余地あると見ます。

単10
馬連・ワイド10-1,3,4,6,12


2020年8月22日土曜日

【8/22(土)結果】

■小倉9R ◎シャイニングデイズ→5着

 積極的な運びを期待したのですが道中最後方から。置かれるところがあるので織り込み済みではありますが、手が変わっても同じ乗り方では軸に据えた意味がなく…


■小倉10R ◎デクレアラー→4着

 道中じわっと上がっていくいつものレースが出来ましたが、まだまだ時計の出やすい小倉。スピード勝負では少し分が悪かったでしょうか。今年の夏の小倉は4週しかないため、場所替わりで改めて狙いたいです。


■新潟10R ◎ニシオボヌール→1着

 この鞍上ですのでもしかして逃げるかと思いましたが、案の定誰にも競りかけられない単騎逃げが叶う形に。目に見えて外有利の傾向が出てきた新潟芝とはいえ、3勝クラスのスプリント戦で前半3Fが35.1となればもはや逃げたもの勝ち。4角の通過順1-2-3番手がそのまま入線順となる決着でした。鞍上込みの本命抜擢であったわけで、今回は流石に嵌りすぎた感もありOPでどうこうと言えるかはちょっと様子見が必要でしょう。

🎯単勝 12.4倍
🎯ワイド 2-4 4.2倍


■新潟11R ◎トラストケンシン→11着

 外を回した馬が上位を独占する展開で、今日は出番がありませんでした。しかし気になったのは4角出口で進路を探しているかのようにフラフラした後、直線残り300mほどで追い出されてからまたもフラフラ。らしくないレースぶりでした。

 真夏の休み明けで+8kg、微妙に中身が出来てなかったかもしれませんが、この馬の傾向として「非根幹距離に弱い」ということが考えられます。

 根幹距離 (3,2,4,3)
 非根幹距離(0,0,0,10)

 これをわかってて買った自分が悪いのですが、左回り、広いコース等この馬の走れる条件がそろっており、このメンバーならどうにかなるだろうと踏んで買った次第でした。今回ちぐはぐなレースを見せたことで距離によるものであることがはっきりしたと思いますので、次回2000mや2400mで出てきたら改めて狙いたいです。


【8/22(土)予想】机も下馬評もひっくり返す<都井岬特別シャイニングデイズ>/頭数の割に楽な相手で<日本海Sトラストケンシン>他

【ラインナップ】

小倉9R(都井岬特別)/14:25
小倉10R(宮崎特別)/15:01
新潟10R(清津峡S)/15:11
新潟11R(日本海S)/15:45

■小倉9R

 ◎シャイニングデイズは前走で現級に目途が立ったところ。元々キレこそないものの最後まで伸び続けられる脚が身上で、キレ負けした前々走から不良馬場で適性を示した形。上りの掛かる小倉替わりはプラスで、北村友Jなら置かれない位置取りで攻めてくれるでしょう。

単9
馬連・ワイド9-1,5,10


■小倉10R

 昇級後も安定して走れている◎デクレアラーがローカル参戦で決めると見ます。前走は過去(0,0,0,4)のマイル戦で参考外。その前に1800mを使われた2戦は小差で好走しており、未勝利馬すら出られてしまうメンバーを考えればここは当然に上位争いでしょう。アドマイヤジョラスエイシンルカーノも差がないですが、面白いのはグランプリボス産駒で初芝のレイトブルーミングが距離延長でどう走れるか。

馬連・ワイド7-1,3,9,10


■新潟10R

 3勝クラスの番組補充で急遽追加されたレースですが、蓋を開ければ8頭立て。確かにこの条件は頭数が多く集まりがちなのですが、今は最も暑さが厳しい時期。同条件・同距離の小倉11R(佐世保S)も11頭立てと2つを合わせても19頭であり、出走可能数がひっ迫していたというより関東の準OP馬への配慮や、他の時期からのピークシフトを狙ってのもののように見えます。

 このよもやの小頭数を味方につけそうなのが関西馬の◎ニシオボヌールでしょう。ロスなく立ち回れれば4走前のように好走できるポテンシャルのある馬ですが、なにぶん16~18頭立てがほとんどですからなかなかそういうレースにはなりません。ですが今回はまさかの8頭立て。関屋記念の結果からも内側は見た目ほど悪くなく、理想の立ち回りが出来ればここはチャンスでしょう。同様に多頭数ではいつも外を回さざるを得なかったナンヨーアミーコもここは期待大。

単2
馬連・ワイド2-4,5,7,8


■新潟11R

 東京専用機としておなじみの◎トラストケンシンですが、東京で芝中距離の準OPは激戦区。昨年のアルゼンチン共和国杯で5着、3歳時には青葉賞でも5着と実力はあるのですが、展開待ちの脚質もありなかなかチャンスが巡ってきませんでした。今回もフルゲートですがこの馬以外の人気どころは昇級初戦のダンスディライト、久々に芝を走るダイアナブライト、謎の転厩から日の浅いローズテソーロ等一長一短で、戦歴を踏まえれば5倍台とはいえ1番人気も仕方ありません。ここは決める番でしょう。

単11
馬連・ワイド11-2,3,6,14

2020年8月17日月曜日

【8/17(月)岩手競馬予想】

【ラインナップ】
盛岡7R(JRA交流エメラルド賞)/16:00

■盛岡7R

 芝で行われるJRA交流戦とあって、非常に混戦です。

出馬表

 整理すると…

 ・JRA所属:6頭
 ・JRAからの転入初戦:1頭
 ・JRAから転入後全勝:1頭

 と、地方における力量比較のできない馬が8頭も存在します。

 通常このような時は、過去例になぞらえて「地元騎手が乗るJRA馬」→「前目の位置取りが期待できる馬」の順で軸を絞り流すのですが、流石にここで7頭に流してしまってはガミの危険性が大きいと考えます。

 幸い、ここは新馬・未勝利でそこそこやれていた馬がいますので、思い切って絞ることとします。

 ◎プライムラインは先週の新潟の未勝利を目指していた馬で、元々そこに出てきても買うつもりでいました。帰厩から日が浅く、調整期間が取れるならとここに目標をスライドしてきました。跨るのはJRAの坂井J。軸馬の条件には該当しませんが、流石に新馬戦でレクセランス(すみれS勝ち)とタイム差無しの3着だったことを考えればここでは2~3枚は抜けた存在と言えます。

 ○フォルスデライトは長めの距離に使われて惜しいレースが続いていますが、ハナを切れるスピードはここでは大きな武器になります。▲パワーオーソリティは減量が無くなるのがどうかですが、前でも中団でも善戦できているのでここも食い込む余地はあるでしょう。

 本来であればマイロングタイムも重く扱いたいところですが、転厩初戦で様子見となること、また後がない中央勢と違って移籍済である以上必ずしもここで勝つ必要は無いため、評価からは外しました(◎○はクラブ馬でここで勝たないとファンド解散となってしまう)。このほか、ダートを使われてきたエルモアットーレ、サクラヴァルール、過去2戦の成績から位置取り苦しくなるユアザオンリー、地元での連勝はいずれもダートのセシールは今回は見送り。3頭のみの馬券で勝負します。

単6
馬連6-10,11
三連単6-10,11

2020年8月16日日曜日

【8/16(日)結果】


 狙ったレースは大外し。抑えで買ったレースであたりを拾うも、直前で大きくオッズが動くパターンが多く妙味狙いが人気サイドに。効率の悪い攻めになってしまいました。


■新潟6R ◎パシスタ→17着

 テンのスピードは悪くなかったものの、半分を過ぎたあたりからフラフラと落ち着きのない走り。早々と止まってしまいました。芝に戸惑ったのかもしれませんが、スピードはあるだけに…


■小倉11R ◎ノーブルマーズ→5着

 3コーナーでミスディレクションが壁となりポジションを下げてしまったのが痛かったですが、先行勢総崩れの流れで良く踏みとどまりました。これがこの馬の長所であり短所でもあるわけで、今日のようにズブズブの展開を前受しても抵抗するほどの脚もないという結果でした。

 勝ったアールスターの位置取りは、年初の愛知杯(小倉開催)のデンコウアンジュを彷彿とさせる内掬いでした。長岡Jがあそこまで思い切った騎乗ができるとは思えなく、これは見方を変えなくてはいけなさそうです。


■新潟11R ◎エントシャイデン→6着

 よく伸びましたが、見た目以上に内側の馬場がしっかりしており内を突いた上位勢には及びませんでした。この馬の戦法を以てすれば自身のレースに徹した結果ですので、責められません。

【8/16(日)予想】右ハンドルだけあればいい<小倉記念ノーブルマーズ>/勿体無いほどのスピード<新潟6Rパシスタ>他

【ラインナップ】

新潟6R/13:05
小倉11R(小倉記念)/15:35
新潟11R(関屋記念)/15:45


■新潟6R

 千直は「前半の激流」と「最後の1Fの急減速」に耐えられるかが鍵で、そのようなラップでの好走実績を持つ馬に注目したい条件です。近しい構造の小倉芝1200mの実績を持つ馬がいればよいのですが、今回該当は▲ブラックスプルースのみ。前走見所あった△レオハイセンスは2016年以降千直勝ってない江田照Jへの乗り替わりで…

 その他の馬の中でこれは!というラップを踏んでいるのは◎パシスタ。過去2回の入着実績は中山ダート1200m戦なのですが、前半ラップが22.5、22.6とかなりのハイペースを前目で粘り込んでのもの。今回の出走メンバーの中でもトップの速さでした(ダートなのに)。ダートで走らせるにはもったいないほどのスピードの持ち主で、中外枠にパッとした馬がいないここはチャンスでしょう。

単7
馬連・ワイド7-3,5,6,8,15,17


■小倉11R

 開幕週の小倉は内前有利。良い位置を取れたらそうそう止まりません。絶好枠を引いた◎ノーブルマーズで足りると見ます。内前を取れれば流れ込めるというのがこの馬で、キレる脚こそないもののバテずに走れるのは今の小倉に求められる適性をキッチリ満たしています。最内枠を引いたここは出たなりの位置を取って右ハンドルだけ切ってそのまま走り切ればよいわけですから、騎手が誰であろうと問題ありません。

 走っているイメージに反してジャングルポケット産駒が重賞勝っていないのは小倉のみということで、全場制覇の使命を受けてここは決めてくれるはずでしょう。

単1
馬連・ワイド1-5,6,8,9,11,12,14


■新潟11R

 先週のダメージもあり内がだいぶ荒れてきた新潟。それでも今年の夏開催は7週全てAコース開催。マジかよ…

 「中団からの外差し」ができる馬として◎エントシャイデンを抜擢します。折り合い難が災いし極端なレースしかできなかった以前に比べ、スッと中団につけられるようになった最近は戦績も安定。前残り決着となった京王杯SC以外は4戦連続好走中。昨年のこのレースも0.4差7着と善戦しており、充実伺えるここは重賞タイトルのチャンスでしょう。

単12
馬連・ワイド12-5,6,8,13,16,17,18


【8/15(土)結果】

■小倉8R ◎クリノクノイチ→7着

 前走がテンの2F22.5という高速戦だったことを考えればすんなり前目につけられると期待したのですが…このレースのテンの2Fは22.8。過去には不良馬場のダート1200m戦でテン22.5のレースながら2着した実績もあり、こなせないはずはないタイムでした。考えられるのは、中央での良績が11-3月に集中しているという点。道営時代にこなしていたので大丈夫かと思っていましたが、暑い時期は駄目なのかもしれません。


■新潟9R ◎サトノマックス→9着

 前半3Fが34.4というペースは未経験。置かれ加減の道中から直線もは弾けず。デムーロJのヤラズに見えなくもないですがムチにも全く反応しなかったあたりは、テンが速いとダメなタイプかもしれません。


■新潟11R ◎メイプルグレイト→15着

 ここも前半32.8という超ハイペースでついて行けず。こうなると差し馬がどうこうというよりこのペースで走れる馬がそのまま前で残るというサバイバルになるわけで、前目から一脚を使いたいこの馬には展開も向きませんでした。


2020年8月15日土曜日

【8/15(土)予想】デムーロへの厚い信頼<村上特別サトノマックス>/得意距離で押し切る<小倉8Rクリノクノイチ>他

  いよいよ夏の小倉が開幕。この3場が揃ってようやく夏競馬、って感じがします。

【ラインナップ】

小倉8R/13:55
新潟9R(村上特別)/14:36
新潟11R(上越S)/15:45


■小倉8R

 ◎クリノクノイチは年始の小倉開催で同条件を③③着。ここ2戦は芝スタートのコースでテンに置かれてしまい苦しいレースになりましたが、得意コースで包まれない中枠なら能力全開と行きたいところです。

単勝8
馬連・ワイド8-6,9,10,11,12


■新潟9R

 ◎サトノマックスには久々にデムーロJが騎乗。元々馬質に恵まれたジョッキーではありますが、その中でも特に優秀な成績を収めているのは「サトノ軍団」です。


 上記は2015年以降のデムーロJの勝利度数TOP20馬主です。「サトミホースカンパニー(里見治氏)」での成績は群を抜いて高く、単・複回収率が100を超えているのも上位ではここだけです。アドマイヤに対する近藤英子氏のような独自路線だと諸々の傾向は変わってくるものですが、基本的に里見家はセール・庭先での購入が主体で、芝中距離を志向する傾向もほぼ変わりません。ここにある名前の中でも疎遠になった馬主も少なくないでしょうが、変わらずに信頼を寄せる馬主の一つが里見家だとすれば、ここは信頼して買って問題は無いでしょう。

単10
馬連・ワイド10-1,12,13


■新潟11R

 シドニートロフィー組を中心視して◎メイプルグレイトとします。△メイショウミライとは前走も一緒に走って先着を許していますが、コーナー角度が小さく直線が長めの新潟では「内・前」を取ったうえで最後に一脚使えることが理想で、1列前で競馬ができる強みを上に取りました。

単4
馬連・ワイド4-1,2,8,11,12,14

2020年8月12日水曜日

【8/12(水)佐賀競馬予想】

 あまり考えても荒れようのないレースなので…

【ラインナップ】

佐賀6R(JRA交流サマーカップ)/16:15
佐賀7R(サマーチャンピオン)/16:55


■佐賀6R

 前回の盛岡の記事でも紹介した通り、交流競走は「地元騎手が乗るJRA勢」を優先すべしという話です。その前回は該当馬が4頭おり、前付けで来そうな馬として抜擢した◎コスモケルビンが見事1着。但し直前で単勝4.0倍にまでなっていたのと、相手が断然人気のジオパークアポロだったため配当は跳ねず。売得金の分母が小さい地方ではオッズの変動も大きく、こういうものだと割り切る必要もあります。

 今回は該当馬がエクメディノツルギしかおらず、人気もアールウィザードに譲るでしょうしこの馬が軸で良さそうです。

単4
馬連4-1,2,3,8,9
ワイド4-1,2,3,8,9


■佐賀7R

 史上最低レベルのメンバーだった昨年と打って変わって重賞馬2頭が参戦する好メンバーでの争いに。画像諸々は割愛しますが、近5年地方所属馬の上位実績は2018年のエイシンバランサー(1着)、2015年のタガノジンガロ(2着)の2例。2頭とも中央時代は準OPを勝っていた馬で、今年はその該当馬も居ないため中央勢の争いと見て良さそうです。

 その中でも重賞実績のあるヤマニンアンプリメコパノキッキングの2頭と直近での昇級組3頭の中での順位付けが難しいところ。後者3頭は似たり寄ったりの戦歴で、砂厚が9~10cm程度の佐賀であればスピードで押し切ることも可能な馬場ですのでどれが来てもおかしくはなさそうですが、逆を言えば上位2頭がこれらの後塵を拝すことも考えにくく…そういう馬券で行こうと思います。

三連単1=7-5,10,12


2020年8月10日月曜日

【8/10(月・祝)】岩手競馬予想


 ディスりから始まって申し訳ないのですが、ふじポン・オークス追放騒動以後、宗教上の理由で岩手は買わなくなりました。不遜な態度を一向に改めようとしない地元の馬主会の問題だと思っていますが、主催者側とすれば馬を引き上げられることが一番痛いので何も言えなかったりするわけで。豪華な競馬場を作ったために売り上げを上げ続けて借金返済しなければならない一方で、「単年度黒字」が存続条件の中何度も薬物混入で足を引っ張られる…それぞれの思惑のベクトルが完全に真逆を向いている現状は、いろんな意味で「金沢、笠松よりやばい」と思っています。

 とはいえ、莫大な建設費を投じただけあって盛岡競馬場は立派です。1周1600m、高低差4.4m(中山と同じ)の急坂は優勝劣敗をより鮮明にします。地方馬同士であれば直線で止まった馬を後方待機勢が交わすことも考えられますが、中央勢が加勢する戦いではまず実力通りの決着が常です。事実、クラスターカップの近5年の馬連配当は平均646円。絞らないと話になりませんので取捨を厳密に行っていきたいと思います。


【ラインナップ】

盛岡8R(JRA交流アンバー賞)/15:25
盛岡10R(クラスターC)/16:45


■盛岡8R

 自分の馬券収支を振り返って今年は地方の成績が輪をかけて悪いな…と思っていたのですが、原因がわかりました。ドル箱としていたJRA交流競走が休止されていたためです。

 交流競走は重賞に限らず、未勝利~2勝クラスの条件戦で各場に対応するクラスの地元馬と走るレースもあります。何らかの理由でデビューが遅れた強い地方馬等を除き、基本的にはここもJRA勢を買っておけば良いレースとなっており、実質的に4~5頭立てとなることが常です。


 この「アンバー賞」はJRAの未勝利馬と岩手の3歳A級(=オープン)の馬とが走るレースです。とはいえ中央勢は軽く1秒以上は負けている馬も多く力量比較が難しいように見えますが、2番の超電磁砲レールガンは岩手の3歳最高峰・東北優駿の3着馬。元々中央デビュー後2戦走って岩手に移籍した馬で、その2戦が「4.9差の15/15着」「8.5差の13/14着」ということを考えれば、そのほかの馬についても推して知るべしでしょう。

 もう一つ、条件クラスの交流競走で注目したいのが「地元騎手が乗るJRA勢」です。馬の力量が拮抗するJRA勢同士の対決にあって、癖のある地方競馬のコースはその乗り方に慣れていることがアドバンテージとなります。今回で言えばジオパークアポロパワポケプリメーロコスモケルビンヌンシーズがそれに該当します。軸はこの中から選んでいきたいですが、このように複数該当する馬がいる場合は

 ①前につけられる馬
 ②芝でそこそこの位置につけられていた馬

の順で絞るようにしています。多くの場合、地方のレースは直線が短く、位置が取れた馬のやり合いになるため前につけられることが必須条件となります。ここで言えば3走前のダート1600m戦で2番手につけた◎コスモケルビンが有力候補。単と流しで。

単6
馬連6-1,3,4,7,9
ワイド6-1,3,4,7,9


■盛岡10R

 先述した通り、基本的には強い馬(=人気上位馬)が順当に走るレースです。

2019年

2018年

2017年

2016年

2015年

 過去5年の傾向を基に考えます。

①地方馬は交流重賞実績ある馬

 コース紹介でも触れた通り、大箱で坂もあるため紛れが少なく、コース巧者の地元馬が人気薄で激走…というシーンはなかなか生まれません。過去5年で地方所属で入着したのはラブバレット、あとは元中央馬のブルドックボス、ポアゾンブラックの3頭で、彼らはいずれも「交流重賞での連対実績」がありました。

4角5番手以内

 通過順欄でお分かりの通り、3着以内馬は「4角通過順位が5番手以内」となっています。地方の中では長い方とはいえ直線は300mですからあまりに後ろでは届きようもなく、逃げ・先行、もしくは昨年のヤマニンアンプリメのようにコーナーから押し上げられる馬が理想的です。

逃げ切り、あるいは4角6番手以内から上り1位で勝った経験あり

 中央馬の取捨においては、基本的には重賞実績ある馬が順当に上位に来ます(賞金ないと出られないので当然ですが)が、その中でもこの舞台に合ったタイプで言えば「逃げ切れる馬」あるいは「前目から良い脚を使える馬」に注目です。過去上位入着実績馬は、逃げ切り勝ちあるいは「4角通過順位6番手以内から上り1番時計で1着」の経験がありました。

ダート1200mでの勝利経験

 中央馬・元中央馬に関してもう一つ挙げれば、入着経験馬は全て過去にダート1200mでの勝利経験がありました。


 ここまでで残ったのは①②③⑦⑨⑫の6頭。ヒロシゲゴールドかマテラスカイのどちらかが逃げるとなれば、向う正面をいっぱいに使うコース形態からも前半は34秒台を予想。このタイム水準だと②アユツリオヤジは逃げられず、⑦メイショウアイアンも脱落すると見て、残りの4頭で考察していきます。

ヒロシゲゴールド

 前走の京葉Sは向う正面の追い風に乗って前半32.9の超高速ラップで逃げそのまま押し切り。2着馬が4角11番手、3着馬も4角10番手と差し勢が台頭する流れを封じたそのスピードは本格化したと言っていいでしょう。今回もコース形態的にスピードをつけて逃げられそうで、前走の再現があってもおかしくありません。

ブルドックボス

 2016年2着、2017年1着、2019年5着とこのレースの常連。ですがベストは1400mで、北海道に一時移籍していた昨年7月の門別の特別戦を除けば1200mでの勝ち星は2017年のこのレース以来なし。末脚は健在ですが前半のペースが速くなると厳しく、昨年のJBCスプリントのように前が崩れる展開になれば一押し効きそうですが…

マテラスカイ

 気づけば2年間勝ち星から遠ざかっていますが、圧倒的なスピードは衰え知らず。行き切れば強いですが行き切れない時の脆さも併せ持っており、ヒロシゲゴールドが最内枠を引いた今回はスンナリハナへ…とはいかない可能性も。となると、17年のかしわ記念でコパノリッキーを6番手から勝利へと導いた「ユタカマジック」の再現の可能性も無きにしも非ず…と考えます。3歳の頃は後方からの競馬で結果を残していただけに、玉砕覚悟の逃げを打つくらいなら最後まで競馬の形を保ってあげた方がこのメンバーでは得策という判断も一理あるでしょう。

トップウイナー

 重賞初挑戦となった前走は2番手追走からの5着。終始後ろからのプレッシャーを受ける厳しい流れを思えば及第点でした。今回は逆に前の馬が強力なため、それを負かしに行くレースが出来ればチャンスはあるでしょう。


  上記の取捨を踏まえて印の順を考えました。

 ◎ヒロシゲゴールド
 トップウイナー
 マテラスカイ
 ブルドックボス

 好枠を利してヒロシゲゴールドがダッシュを効かせ、そのまま押し切る可能性が高いと見ました。昨年のヤマニンアンプリメのようにそれを差すとしたらトップウイナー。マテラスカイも行き切れば強いですが、まともにやりあえば玉砕の可能性もあるのと最後の一押しが効かないタイプのため控えても味が出るとは見えにくく、2,3着付けの候補としました。ブルドックボスは59kgが鍵ですが、2016年にダノンレジェンドが60kgで制したように実力馬に逆らうのは得策と言えないレースなので押さえておきます。

馬連1-12
ワイド1-12
三連単1=12-3,9、1-12=3,9、12-1=3,9

2020年8月9日日曜日

【8/9(日)結果】

■札幌6R ◎アーリンアーリン→4着

 スローを嫌ったショウナンランチャが1週目のスタンド前で捲りましたが、思ったほどペースは速くならず。結局は最後の3Fの勝負になり、4角から加速したもののほかの馬と脚色が同じになり伸びきれず。むしろ前走の方が相手のレベルは低かったかもしれません。2回開催の3週目にもう一度芝2600mの未勝利戦があるので、そこが中央でのラストチャンスでしょう。


■札幌10R ◎セントセシリア→8着

 スタート一息で後方から。後ろからでは全く見せ場を作れない馬なので仕方ないですが、気になるのは挽回のそぶりも見せなかったところ。偶発的な出遅れであればもう少し取り付く意欲を見せてくれてもいいのですが、今日は作戦だったのかもしれません。


■新潟11R ◎ミヤジコクオウ→2着

 理想的な展開でデュードヴァンを交わしたまでは良かったですが、ケンシンコウが逃げることは想定できず…鞍上も「あまり逃げたくはなかったのですが…」と言っていた通りやむを得ない選択だったのでしょうが、この馬場では行ったもの勝ちでした。ミヤジコクオウにとっては力負けでなかったことが幸いで、秋以降の成長に期待です。

【8/9(日)予想】ももいろ帽子で決める<札幌6Rアーリンアーリン>他

 新潟は大雨につきメインは札幌にシフトします。

【ラインナップ】

札幌6R/12:45
札幌10R(HBC賞)/15:01
札幌11R(エルムS)/15:35
新潟11R(レパードS)/15:45


■札幌6R

 ◎アーリンアーリンが流石にそろそろ決めると見ます。中途半端な距離に強いルーラーシップ産駒で、前走初めて非根幹距離を使われた2600m戦で2着。しかも格上挑戦でのものですからここでは大威張りできる実績です。斤量恩恵の大きい長距離戦で3歳牝馬+減量騎手で52kgで出られるのも大きく、帽子にメンコに桃色を纏うここは色々な意味で負けられません。

単14


■札幌10R

 ◎セントセシリアは中1週での続戦。矢作厩舎が間隔を詰めて使ってきたときは勝負度高いサインで、この馬も全成績(2,0,1,17)で3度の好走はいずれも札幌滞在or在厩(阪神)時のもの。行きたい馬は外に多く、スンナリインを取れそうな配置なのも好材料。再びの一発に警戒です。

単9
ワイド9-4,5,7


■札幌11R

 例年最後は末脚比べとなる一戦。レースの上りがだいたい36秒台後半になるため、勝つことを考えれば35秒台の脚は欲しいところ。あとはそれをどこから繰り出せるかでしょう。

 ◎ワイルドカードの3走前(ベテルギウスS・1着)はスマハマを3番手で追いかけて35.8の脚で差し切った強い内容。ここ2戦は大敗を喫していますが、いずれも1枠から揉まれたり進路を失くしてのもの。番手を単騎で進むか外から被されずに進めたいタイプで今回の7番枠は問題なし。人気にならずスンナリ運べそうなら走って不思議はありません。

単7
馬連7-4,8,9,10,11,13
三連複7-8,13-4,8,9,10,11,13

(15:00追記)
 馬体重がデビュー以来最少の538kg(-14kg)となり、明らかに輸送減りからのリカバリーに失敗しているため取り消します…。


■新潟11R

 レパードSはユニコーンSとメンバーが似通ることが多いですが、求められる適性はかなり違います。最初が速いのはどちらも一緒ですが、長い直線で差し脚を要する東京に比べ、新潟は約300mの直線につき、コーナーから加速をつける差し馬でない限り後方一気は難しく、前付け出来てひと脚で押し切れるかが問われます。

 ◎ミヤジコクオウは前走JDDで5着。上位とは大きく離されましたが、敗れたカフェファラオ同様に轍に驚いた影響があったようで度外視できるレースでした。鳳雛Sに加え4走前のネモフィラ賞(1着)でも好位から直線向いてひと足でアッサリ前を交わす強い内容。重馬場も克服済で、ここへの舞台適性は高い1頭と見ます。

 相手に指名したいのは同じ鳳雛S組から3着の○バンクオブクラウズ。先行争いが激しく前付けが不利になりがちな京都1900mで未勝利を勝ち上がった1頭で、この馬もこの時に重馬場を克服しています。前走は位置取りが後ろとなり前が止まらない展開となりましたが、同世代戦のここなら互角に伍せるでしょう。デュードヴァン、ライトウォーリアなども見所ありますが、この馬の食い込みを警戒してワイドで1点。

単7
ワイド7-12


2020年8月8日土曜日

【8/8(土)結果】

■新潟10R ◎レイトブルーミング→13着

 33.9-36.3というペースで、前半についていけた馬がそのまま残る展開に。この馬は過去最高の上りが36.3なので、ここまで早くなってしまっては追いつけようがないというレースになってしまいました。「前が速くなるから後方待機勢が有利」というのも一見正しそうに見えて間違いなのですが、今回は自分がまんまとそれにはまってしまいました。


■新潟11R ◎ボーダーオブライフ→16着

 道中は3番手を進みまずまずの行き脚を見せましたが、4角でガス欠といった様子。馬体減は無く見た目には戻っていましたが中身が戻っていない可能性があり、少し時間がかかるかもしれません。

【8/8(土)予想】周りは行きたい馬だらけ<高田城特別レイトブルーミング>/上り決着で出番<佐渡Sボーダーオブライフ>

【ラインナップ】

新潟10R(高田城特別)/15:10
新潟11R(佐渡S)/15:45

■新潟10R

 今朝から雨模様の新潟。馬場の回復は望めずダートは重馬場が濃厚な情勢です。その上ここは「発馬を決めたい」とコメントしている馬が多く、前は結構流れそう。それならばと◎レイトブルーミングを抜擢します。

 この馬は過去14戦すべてダート1200mないしは1400mに使われていますが、前半3Fのペースが35.0秒以上だと(0,0,1,8)なのに対し34.9秒以下だと(2,0,2,2)。ペースが流れた時に浮上する馬で今回は絶好機と言えるでしょう。2走前は前から押し切りましたが元々は後ろから脚を使える馬。ワンパンチが効きにくく出世が遅れましたが、ペースのアシストも受けてここは上位期待です。

単9
馬連9-2,6,8,12,14,15
三連複9-2,8-1,6,8,12,14,15


■新潟11R

 新潟芝1800mや2000mの外回りコースはとにかく上り勝負になりがちです。最初が向こう正面の直線を使っての先行争いでペースが流れるのに加え、最後も600mを超える平坦な直線。ゴールから数えて2F目が10秒台になることもザラで、仮に前から行くにしてもそれなりに脚が使える馬でないと厳しい舞台です。

 2戦続けての本命となりますが◎ボーダーオブライフから。前走(晩春S8着)は積極策を見せましたが、本来スプリンターであるダノンジャスティスが引っ張り前の馬には厳しい流れに。差し決着となった中でも0.4差と踏ん張っており着差ほど負けていません。2勝クラス勝ちの時は道中3番手追走から32秒台の末脚を繰り出しており、切れ味はこのクラスでも十分通用します。去勢明け初戦でどこまでコンディションを戻せているかが鍵ですが、上り勝負となれば出番があるでしょう。同様に32秒台の上りで昨年この舞台勝っている○ローズテソーロを相手に。

単8
馬連8-1,5,9,11,13,14,15,17
三連複5,8-1,9,11,13,14,15,17


2020年8月2日日曜日

【考察】関西馬旋風のその後(8/1、2の新潟における東西別結果まとめ)

 この記事は関西馬の新潟競馬での活躍をまとめた記事の続編で、今週の結果をまとめたものです。

 ※おさらい…2019年夏開催の成績

  ・騎手
   美浦(120,118,126,1527)勝率6.3%、連対率12.6%
   栗東(24,26,18,164)勝率10.3%、連対率21.6%

  ・厩舎
   美浦(122,121,125,1497)勝率6.5%、連対率13.0%
   栗東(22,23,19,193)勝率8.6%、連対率17.5%

■今週(8/1、2)の成績


 ・騎手
  美浦:5勝18連対
  栗東:19勝30連対

 ・厩舎
  美浦:7勝17連対
  栗東:17勝31連対

 依然として西高東低の傾向は変わらず、圧倒的な成績差がついています。

 ただし今週は関東の若手ジョッキーの活躍が目立ちました。美浦の18連対の内11例を減量騎手が占め、特に直線1000m戦ではいずれも減量騎手同士の決着で高配当が飛び出すなど、見逃せない活躍も見せています。

 根本的な要因としては、本来新潟は夏季の「関東主場」として扱われるため条件戦においては関東馬が優先的に出走できるようになっていますが、今開催(2回新潟開催)は小倉が無いためその適用が無く、単純に前走着順や節間隔で関西馬も出られるようになっていることが挙げられます。それにしてもここまで差がつくかという感想ですが…ただしその取扱いも来週まで。再来週から小倉が始まると再びブロック制限により大半の関西馬は小倉に流れますが、逆にそれでも新潟に遠征する関西馬は新潟の舞台適性を見込んでの起用と見られ、違った意味で注目すべき要素にもなりそうです。

【8/2(日)結果】



■札幌9R ◎ダンスメーカー→3着

 4角で一気に進出する理想的な展開でしたが、向う正面が強い向かい風だったこともあってか早々と止まってしまいました。先に前にいた2頭のワンツーで勝ち馬からは1.3秒離されており、なし崩し的に加速せざるを得ないコースは不向きかもしれません。


■新潟10R ◎キーフラッシュ→3着

 勝ったブランクエンドを見ながら好位の内目を追走。そのブランクエンドは向う正面でしきりに口を割っており、よくあれで残したなと思いましたが…

 直線向いたところで一瞬置かれるのはいつも通りで、前3頭と離されたタイミングで追い出されると一気の伸びを見せ猛追。追い出しが遅れたというより、エンジン掛かるのに時間がかかるタイプ故、こういうタフな展開になるコースで活躍できるという側面もあります。今回は強力な同型がおり一気にペースアップした分の3着でしたが、相手関係がどうにかなればいつでもやれる力はあるはずです。

🎯三連複 52.9倍


■札幌11R ◎リープフラウミルヒ→7着

 スパッと切れる馬でないことは福島牝馬Sの時も述べましたが、今日はその分4角で位置取りが悪くなり直線で前が塞がる始末。位置取り、動き出しのタイミングがもう少しどうにかならなかったかという感想はありますが、今回は嵌らなかったと割り切るしかありません。

 勝ったレッドアネモスは全くのノーマーク。かつては馬込みを気にするところがあり大外枠から逃げなければ勝負にならなかった馬で、最内枠から馬群を割って伸びてくる姿はとても想像できませんでした。元の能力は高いわけですから、この競馬ができるのであれば今後も楽しみです。


■新潟11R ◎サトノワルキューレ→10着

 追い込み馬は「Hペースの前崩れ展開に強いタイプ」と「Sペースのヨーイドンに強いタイプ」の2種類があり、この馬は典型的な後者ですから前半はとにかくゆっくり行ってくれるのが理想でした。行きたい馬はウインガナドル程度しかおらずスローペースを見込んでいましたがプロディガルサンの大逃げでペースが流れ、前半1000mは57.4とこの馬にはついて行けない展開になりました。スタートしてから直線が長いとこういう展開もままあるわけで、やはりコーナー4回のコースで嵌るのを待った方が良さそうです(それだともう東京しかないですが…)。

【8/2(日)予想】地味な役者が混戦断つ<クイーンSリープフラウミルヒ>/新潟ダ18で粘り勝ち<柳都Sキーフラッシュ>他

【ラインナップ】

・札幌9R/14:25
・新潟10R(柳都S)/15:10
・札幌11R(クイーンS)/15:35
・新潟11R(関越S)/15:45


■札幌9R

 2走前の内容を評価して◎ダンスメーカーを抜擢します。この時の勝ち馬リトルモンスターは既に準OP馬の身。そのリトルモンスターより後ろから追って最後0.3差まで詰め寄っており、この馬もこのクラスでは実力上位です。

単5
馬連5-2,4


■新潟10R

 タガノビューティーの時にも触れましたが、新潟ダート1800mは先行有利のコース。先行して押し切れる馬を狙うのがセオリーですが、人気の盲点となりやすいのが京都1900mや阪神2000mで前目から善戦した馬です。これらのコースはスタート後ホームストレッチを目いっぱい走るためテンが速くなりやすく、先行馬受難のコースでもあります。ここで負けて強しのレースをしてきた馬は、先行馬が額面通り走れるコースで巻き返せる余地があります。

 ◎キーフラッシュの前走はその阪神ダート2000mの灘S。4角から手ごたえが怪しく見えましたが最後までしっかり脚を使って0.3差の6着に踏みとどまりました。今回内枠各馬がテンがあまり速くないだけにスンナリ先手を取れそうな点も好感で、このコースも1回走って①着。いつも通りのレースが出来れば争覇圏と見ます。

単11
馬連11-5,10,13
三連複11,13-4,5,10,12


■札幌11R

 札幌競馬場はコーナーが緩く直線が短い「正方形に近い長方形」コース。ムーニーヴァレー競馬場を横にしたイメージでしょうか。ローカル競馬場でありながら大箱に近いコーナーワークで、ブラストワンピースでも勝てるコースであることがその証左です。王道コースで実績あるディープインパクトの直仔及びその系統は、函館など他ローカルでは振るわないものの札幌の成績は良く、同コースの複勝率(近3年)は50%近くに上ります。

 ではディープインパクト産駒で良いのかと言うとここは2頭出ていますが、コントラチェックはご存知の通り逃げられないとダメなタイプで同型かつテンの速い馬が多い今回は自分の形に持ち込むのが難しそうで、オールフォーラヴも今年の2戦の内容からは強調できず…

 先行馬が多いメンバー構成を踏まえ、「中団以降から伸びられる馬」に狙いを定めて本命は◎リープフラウミルヒとしました。福島牝馬Sはフェアリーポルカに上手く乗られた分2着でしたが十分勝ちに等しいレース内容で、ここも加速をつけやすいコース形状で4角から仕掛けていく戦法となるでしょう。55kgでは3走前に美浦S3着があり、トーセンスーリヤやサマーセントに混じってレベルの高いレースをしており斤量も心配なし。走っても走っても人気しない地味なタイプですが、昨夏勝ちきっているこのコースで初タイトルの大チャンスと見ます。

 ○サムシングジャストは久々のレースとなりますが、昨秋以降はレースぶりに幅が出ており、特に狭いところを突いて伸びた前走は進境を見せたと言っていいでしょう。定年まであと半年となった名門・松田国厩舎も重賞タイトルのチャンスが残り少なくなっており、気づけば最後に勝利した重賞は2017年のホープフルS(タイムフライヤー)。フサイチエアデール、クロフネ、タニノギムレット等同厩舎の看板馬の背中に跨ってきた武豊Jも、その負託に応える騎乗を見せてくれることでしょう。

単10
馬連10-6,13
三連複10,13-2,6,8,9


■新潟11R

 久々に直線勝負に徹することが出来そうな◎サトノワルキューレの復活に期待です。中途半端に出して行くとダメなタイプで、前走も中団待機から直線で外に出しましたが伸びきれず。それでも1.0差で着差ほど負けておらず、じっくり構えて追える今回、このメンバー構成なら台頭の目はあるでしょう。

単6
馬連6-2,3,5,12,14

2020年8月1日土曜日

【8/1(土)結果】

■札幌11R ◎シフルマン→6着

 出だしは想定通り前目を取れましたが、2角でバイオレントブローが引っかかったのに釣られてしまったのが痛かったです。結果的にあれで突かれたことでお釣りを失くした先行勢は直線で総崩れ。理想的な流れで進めていただけに、もったいない敗戦となりました。


■新潟11R ◎シュエットヌーベル→6着

 スタートを決め中団を進み、前を射程圏において直線へ。外を伸びましたがやはり内・中勢の伸びには追い付けずでしたが、自身のレースは出来ましたし3着馬とは差のない結果でした。勿論開催が進んで外差し馬場になればもっと前進出来てよいのでしょうが、最後はやや伸びあぐねた印象でやはり現状では1F長いのかもしれません。ほぼ完全に乾いた良馬場というのも、切れ味で勝る他馬の台頭を許した感があり、今後も条件次第で狙いを定めるレースが続きそうです。


■新潟12R ◎プリズマティコ→16着

 スタートは互角でしたが、促しても進まずズルズル後退。残り400mで走りがバラバラになってしまったあたり、再審査明けでまだ走る気が戻ってないように見えました。この手のタイプは復調に時間がかかることも多く、その兆しを見せてからまた狙うのでも遅くはないでしょう。

【8/1(土)予想】距離延長馬が好走する舞台<新潟日報賞シュエットヌーベル>/戦歴は重賞級<STV賞シフルマン>/激流得意で先物買い<新潟12Rプリズマティコ>

【ラインナップ】

・札幌11R(STV賞)/15:35
・新潟11R(新潟日報賞)/15:45
・新潟12R/16:25


■札幌11R

 ◎シフルマンは昨年夏3歳で2勝クラスを勝った後足踏みしていますが、昇級後の2戦は重賞、年が明けて飛鳥Sでは函館記念3着のバイオスパークと0.2差、但馬Sでは七夕賞入着組のブラヴァス、ヒンドゥタイムズに続く3着と重賞クラスと好戦しています。ここ2戦大きな着順ですが、2走前はセラピア、ボッケリーニとまともに競りあった結果で度外視、前走はスタートでアオり後方からのレースで捌けずノーチャン。確たる逃げ馬はクラヴィスオレアしかおらず、位置取りで難儀することは無さそうでこkは巻き返しの一手に賭けてみたいです。

 前走見え見えの不利で人気も実績上位のハナズレジェンド、ここ2戦スプリントを使って行きっぷり改善が見込めるエクレアスパークルを相手上位に。

単6
馬連6-4,5,7,9,12,13,14
三連複6-7,12-4,5,7,9,12,13,14


■新潟11R

 アーモンドアイが新馬戦を取りこぼしたことでも知られる新潟芝1400mコースは機動力が求められ、スプリント上りの馬が穴を開けるケースが複数あります。特に、函館1200mでの好走歴を持つ馬がここを走ると複勝回収率130%超えとなっており、夏競馬で一連の好調を維持している函館転戦組は狙い目と言えます。

 ◎シュエットヌーベルはまさにその函館転戦組で、2走前は51kgの軽ハンデを活かし2勝クラスを勝ち切りました。その時のタイムが1.08.9(稍重)。昇級初戦の前走は定量戦で55kgを背負い0.7差の12着でしたが、レースタイムは1.08.9(良)で2走前と全く同じでした。一般に、斤量1kg=1馬身(0.2秒)と言われていることを踏まえれば、斤量の分負けているだけでこの馬としては前走と同程度走れていると考えられます。実際、レースではスタートから押っつけ通しで3コーナーで鞭が入る展開。それでも最後まで脚を使えていました。

 今回は再びハンデ戦で51kg。今の新潟が外差しとまでは言い切れないですが、大雨が残る「稍重に近い良馬場」であれば洋芝巧者のこの馬にはもってこいの舞台で、機動力と切れ味を活かすならここだという読みです。

単16
馬連16-1,2,4,7,13,14
三連複1,16-2,4,7,13,14


■新潟12R

 最後の1Fで急激に時計が掛かる究極の前傾戦である新潟芝1000mは、小倉や福島などとラップ構成が似ています。初直千の◎プリズマティコに期待です。

 過去4回の掲示板実績はいずれも前半2Fが21~22秒を切るハイラップ戦。しかもその4回の内3回は休み明けの初戦で、その両方が揃った今回は好走可能な舞台でしょう。外枠に直千実績のある馬もいますが、これらを見ながら運べれば最後の一脚で届かせる可能性はあると見ます。

単9
馬連9-1,6,8,12,15,16