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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2020年2月29日土曜日

【3/1(日)予想】ミナリクJ「得意」×「得意」条件で素直に<中山記念ウインブライト>


普段はオッズなどを絡めながら開催当日のお昼ごろまで検討するのですが、明日の出馬表見ていたら根拠を持って買えるレースがこれしかなかったので、既にオッズの大勢も見えているのでこの段階でまとめることとします。

【ラインナップ】
中山11R(中山記念)

■中山11R

このブログではことある毎に「出遅れる」「短距離戦では買えない」「差し競馬に向いてない」「折り合えない」とマイナス要素を小出しにしてきたミナリクJ。しかしながら、ミュゼエイリアンやスミレ等たまにあっと言わせる好騎乗が飛び出すのも事実で、取捨選択をしっかり行ったうえで「買える条件」を見つけることが大事と考えています。

それで言うと、ミナリクJを買える局面として以下の2つが挙げられます。

①ダート1200m&芝1800m戦

まずは初来日(2014年)以降の日本での全成績がコチラ。


芝では苦戦していますが、元々追えるタイプであるが故、出遅れが致命傷にならない(全体時計が掛かり挽回のチャンスがある)ダートでの成績は悪くはありません。

距離別成績・ダート


満遍なくやれていますが、特に短距離での活躍が光ります。1200mならベタ買いでも儲かるほど頑張っています。

距離別成績・芝


全体成績の悪い芝ではありますが、唯一1800m戦は複勝回収率100超えの健闘を見せています。騎乗数を考えても、この条件なら別人と考える必要がありそうです。

②コーナー4回のコース

下記はコース形態(コーナーの回数)による成績の違いです。


これも出遅れ癖と関係するのでしょうが、コーナーの回数が多ければ前が減速する=前後の差が詰まるチャンスが増えるので、相対的に位置取りを落とさずに進められることから回数が上がるにつれ成績も上向いています(流石に5回以上となると長距離のため折り合い難が顔を出しますが…)。

さて、先ほど①で「ダート1200m戦」と「芝1800m戦」の話をしました。ダート1200mはコーナー2回のコースしかないですが、芝1800mには東京のようにワンターン(コーナー2回)のコースと中山のようなコーナー4回のコースとがあります。成績の良い芝1800mに絞ってコーナー回数別の成績を割り出すと…


有意な差が確認できました。

出遅れ癖との関連を書くために少し回りくどい言い方をしましたが、結局のところこの差は(関東でしかほとんど乗らない現状では)そのまま「中山と東京の差」と言い換えることができます。


この通り、コーナー回数のデータをコース別に変えても全く同じ数字が出ています。

ちなみにこの「複勝率40%」というのがどのくらいの信頼度かというと、下記の通り今年の騎手リーディングで上位3傑に匹敵する成績です(もちろん全成績との比較ですので純粋なものではないですが)。


この通り、「中山芝1800mに限ればミナリクJはトップ級の信頼度」と言うことができます。昨年の中山牝馬Sでもウラヌスチャームで2着がありますが、走られても何も文句はない、というのがこの舞台です。そこにこのレース2連覇中のウインブライトと来るわけですから、疑う余地はありません。100%の仕上げでないのは他の有力馬も同じ。ダノンキングリーは強力ですが、後腐れのない短期免許騎手を配してきたここはウインブライトも勝ちに来たと見て、素直に信頼したいです。

※ちなみに主戦の松岡Jはこのコース(24,18,22,218)で勝率8.5%、連対率14.9%、複勝率22.7%とミナリクJの半分程度となっていました。

ダノンキングリーは尋常に考えれば対抗以下には落とせませんが、やはり本番はこの先。安田記念までおつりを残すことを考えれば、いくら横山典Jとはいえ無理はさせないでしょう。

【本命】8ウインブライト
【対抗】3ダノンキングリー
【押さえ】5,7
単勝8
枠連3-8
三連単3=8-5,7

【2/29(土)結果】

■中京12R ◎メイショウタオヤカ→8着

二の足が早くたやすくハナを取り、直線でも見せ場を作りましたが差し勢の強襲に遭い馬群に沈んでしまいました。それでも勝ち馬からは0.4差に踏みとどまったところを見れば、久々を叩いた次走でもう一度見てみたいです。

■阪神11R ◎テルペリオン→15着

メモリーコウがスムーズに先行し、楽な逃げとならず。前半1000mが61.3で先行勢が全滅する中での失速はやむを得ません。直前の雨で脚抜きが良くなってしまったこともこの馬にとってはマイナスでした。幸い、OP2勝で賞金はあるのでレース選択は比較的自由にでき、次に改めて期待です。

【2/29(土)予想】恩師への想い乗せ<仁川Sヒストリーメイカー>/開幕週で「快逃少女」の出番<豊橋特別メイショウタオヤカ>

無観客開催がどう影響を及ぼすのかと考えましたが、せいぜい弥生賞で入れ込む馬が居なくなるくらいかな?程度しか思いつきませんでした。

【ラインナップ】
中京12R(豊橋特別)
阪神11R(仁川S)

■中京12R

開幕週、しかも例年より前回開催からの期間が長いことで芝がびっしりと生え揃った良好なコンディションとなりました。やはり前に行く馬を狙うのがセオリーでしょう。

メイショウタオヤカは軽やかな逃げが身上ですが、前走は先行馬壊滅の流れで0.7差と着差ほど負けていません。さしたる逃げ候補はこの馬以外に見当たらず、ここは展開利+馬場利で足りると見ます。

【本命】5メイショウタオヤカ
【相手】1,2,4,9,10,15
単勝5
馬連1,2,4,9,10,15

■阪神11R

この路線は従前から出走希望馬があふれる状況で、特に関西圏の特別戦はスマハマクラスですらOP特別の出走に苦労するような状態です。故に調整が難しく、賞金持ちで問題なく出走が見込める馬とそうでない馬ではコンディションにどうしても差が出てしまいます。こうした現状も踏まえ、ある程度実績があり逆算したローテーションが組める馬から攻めたいです。

テルペリオンは前年のこのレースの勝ち馬。昨年は2か月ぶりのアルデバランS(11着)を叩いてここを逃げ切りました。この馬の場合、ひと叩き後のローテーションもそうですが「マイペースで行けるかどうか」がカギを握ります。OP入り後の2勝はいずれも前半5Fを63秒台に落としての逃げが決まったもの。逆に早めから動き出す地方交流戦では力が出せないタイプでもあり、前走は厳しい結果となったのも頷けます。近走でハナを叩いたことがあるのはアポロテネシー程度で、決してテンの速いタイプでも無く先手を主張するのはたやすいと見ます。

相手本線は○ヒストリーメイカー。前走の東海Sも4着馬とタイム差なしの6着と初重賞で健闘を見せました。
藤岡佑Jは作田厩舎の出身で、師の管理馬に跨る最後の機会となるここは勝負掛かりと見ます。陣営も主戦の畑端Jを降ろしてまで送り込むわけですから、格好はつけたいところです。

【本命】6テルペリオン
【対抗】14ヒストリーメイカー
【押さえ】5,8,9,13,16
単勝6
馬連6-5,8,9,13,14,16
三連複6,14-5,8,9,13,16

2020年2月23日日曜日

ニシノジャガーズ、今回ばかりは流石に心配


全国10,000人のニシノジャガーズを諦めない会の皆様、こんばんは。


今日のレース、横アングルのスタートを見て

「あのニシノジャガーズが目立たない程度にゲートを出ているとは!今日は雪でも降るんじゃないか?」

とお思いの会員の方も少なくなかったのではないでしょうか。


安心してください。
カメラが捉えきれないくらい遅れてただけですから。

この馬の基準にすれば3馬身程度は遅れのうちに入らず、今日のようにバッチリ膠着を決めて初めて「出遅れ」と呼ばれるわけです。それでも最終的に最下位を免れるんですから恐れ入ります、いやはや…

しかしながら、この出遅れを受けてのジャッジは「裁定委員会の議定があるまで出走停止」。想定以上に重いものとなりました。

過去、ニシノジャガーズが出遅れを理由に出走停止処分を受けたのは(自分が調べられた限りで)3回。

2018/12/01 中京6R

2019/04/27 東京12R

2019/06/30 中京10R

但しこれらのケースは全て「30日間の出走停止ののちゲート再審査」で、それをクリアして毎回レースに出てきていました。しかしながら今回は出走停止の期限が無期限、すなわち中央競馬施行規則上「30日を超える出走停止の場合」に相当するケースとなります。

ちなみに直近でこのケースに該当する処分を受けたのは、2018年4月7日阪神12Rのテイエムアンムート。レパードSのボイコットはあまりにも有名ですが、これらの「出遅れ経歴」が勘案されて無期限の出走停止となってしまいました。実はこれ以外にも無期限出走停止自体はあったのですが、そのほとんどは「ゲート内で膠着する」等、出遅れ以前に「出ない」ケースに対する一発レッドカードの意味合いが強く、テイエムアンムートの場合は裁決レポートに「同馬の発進不良履歴を勘案し」の記載が示す通り、イエローカードの累積の側面を覗わせるものでした。

そのテイエムアンムートですが、その後復帰を目指し調教を重ねていたところ、坂路調教中に心臓発作を起こしこの世を去ってしまいました。

このケースは直接の関連がないとはいえ、これ以外に無期限出走停止の処分を受けた馬について調べたところ、いずれもそのレースを最後に競争生活に終止符を打っています。以前のブログにも少し書きましたが、調教再審査は人馬共に労力がかかる上、新天地に活路を求めようにもゲート不良の馬は地方転入を断られるケースも少なくないようです。

すなわち、これは西山オーナーの考え方ひとつではありますが、今日の事案はニシノジャガーズの今後を考える契機の一つとなる可能性があります。具体的には、再度ゲート再審査に向け調教を進めるのか、ここで区切りとするのか…

勿論、競走馬である以上勝利を目指すのは当然ですし、この馬にはこんなところで終わらないであろうポテンシャルがあることは、衆目の一致するところ。しかし、先のブログでも触れたように、義理人情に篤い西山オーナーだからこそ、これ以上岩部Jを危険な目に遭わせるわけにはいかない、という考えに至る可能性も、自分としては否定できないと思えてしまうのです。

続けるにしても、止めるにしても、難しい判断です。誰も辛い思いをしない選択はあり得ず、この辺りは経営者としての判断を重ねてきたオーナーにしか解り得ない世界だとも思うのです。

馬と人、両方がいてこその競馬だと、改めて考えさせられた最終Rでした。

【2/23(日)結果】


モヤモヤするけど勝ちは勝ち…

■東京7R ◎ペルソナデザイン→4着

キレる脚が無いので出していきましたが、ミスマリアらの目標にされてしまった形で粘り込めず。それにしても、ミスマリア以外抜けた馬が居ない状況で連を外してしまったのは残念でした。力量の見立てを誤っていた部分もあるでしょう。

■東京11R ◎ワンダーリーデル→4着

最近の横山典Jおなじみ「いつの間に内にいる」戦法が炸裂。直線でもよく伸びましたが、それよりも前にいたケイティブレイブを差せなかったうえサンライズノヴァにも交わされたのは残念でした。ひと叩きしての勝負仕上げでローテ的にも問題なかっただけに、これは実力と言わざるを得ないでしょう。

モズアスコットは速めのペースも奏功し、折り合いの不安なく突き抜け。スムーズに運べればやれるということを証明しました。

そして末脚勝負に賭けたケイティブレイブが2着。このブログ最初の予想記事で言及した長岡Jが殊勲の銀メダル。名だたる末脚自慢を差し置いての2着ですから価値があるものでしょう。○サンライズノヴァも今回は従来通りの控える競馬。今日に関して言えば先行策は裏目に出る可能性が高く、松山Jの好判断もあっての健闘でした。

■小倉6R ◎プリモプレミオ→11着

掛かるそぶりこそありませんでしたが、馬場の悪い内に押し込まれ見せ場がありませんでした。直前に柴田大Jが斜行で騎乗停止になったのも少なからず影響したかもしれませんが、パドックで見た限りは調子が良さそうでしたので、ちょっと負け過ぎの感もあります。

■小倉11R ◎ドゥオーモ→2着

どぅおーもありがとうございました!!!!!!(渾身のギャグ)

4角で外から進出しジナンボーを射程に捉え、直線では一瞬勝ったかと思わせる手応え。コース巧者のカデナには先着を許しましたが、大健闘の2着でした。今の小倉が合うということに加え、小倉芝を手の内に入れた勝浦Jの好騎乗も光りました。

ヴェロックスは向う正面で行きたがる素ぶりを見せる瞬間もあり、直線では馬群に沈んでしまいました。これが実力ではないはずですが、今後の選択肢が狭まる痛い敗戦でした。

🎯馬連 224.6倍

【2/23(日)予想】得意コースで乾坤一擲<フェブラリーSワンダーリーデル>/「実質最軽量」は舐められすぎ<小倉大賞典ドゥオーモ>他


ここ数年フェブラリーSの日は好天に恵まれることが多い印象です。関東地方は昨晩に少量の雨が降り、砂ぼこりがモクモク…というほどのダートではなさそうです。

【ラインナップ】
東京7R/11R(フェブラリーS)
小倉6R/11R(小倉大賞典)

■東京7R

ペルソナデザインの前走は4角出口で進路をふさがれ、直線で再度伸びようとするも再び外から挟まれどうにもならず。最後の1ハロンは流しての入線でした。昨年夏にはロードマイウェイとも好勝負を演じた力量の持ち主で、前走が嫌われるようなら狙い目です。

相手本線は○グレンフィナン。東京コースでは重馬場を除けば大崩れなし。前走はパワー型のミナリクJで大敗しましたが、キレを引き出す福永Jへの手替わりはプラスでしょう。

【本命】9ペルソナデザイン
【対抗】3グレンフィナン
【押さえ】7,10,11,13,15

■東京11R

エアアルマスの戦線離脱が報じられた時点では誰もが▲インティの連覇を疑わなかったはずですが、モズアスコットの登場で一気にわからなくなってしまいました。結局前売り時点ではモズアスコットが1番人気となっています。

そのモズアスコットですが、一昨年の安田記念を勝って以降の好走歴は1400m戦のみ。フランケル産駒の宿命か気難しいところのあるこの馬にとって、距離延長は歓迎できるクチではありません。

インティにしてもマイペースで逃げられないと取りこぼしのあるタイプで、昨年こそノープレッシャーの逃げが叶いましたが、今年はさらに内にワイドファラオがおり、この馬のスタート次第では楽な逃げが望めない可能性もあります。

ある程度ペースが流れることを想定して、本命は◎ワンダーリーデルとします。
このコースが合うのは言うに及ばず、もう1つは「叩き2走目の成績が良い」点が挙げられます。過去2か月以上の休み明け初戦は(0,0,3,5)に対し2戦目は(5,0,1,0)。昨年の武蔵野Sも、休み明けを叩いてからの2戦目で結果を出しました。昨年は賞金が足りず直前で滑り込みで出走が決まりましたが、今年は賞金を持って逆算してのローテーション。大外枠も歓迎で、先行勢を離れた外から差し切るシーンが期待できます。

ワンダーリーデルの勝った武蔵野Sで5着だった○サンライズノヴァが相手筆頭です。
2走前の南部杯ではそれまでの末脚勝負から一転積極策に転じ、アルクトス、ゴールドドリームの追撃を振り切ってG1級初勝利。元来の能力の高さを見せつける結果となりました。
その武蔵野Sではドリームキラリの前半34.7というラップを2番手で追いかけ、59kgを背負っての5着。先行勢で唯一掲示板を確保したレースぶりは進境を伺わせます。

インティは3番手評価。好枠を引いた△アルクトスもこのコースは(4,0,0,0)と侮れません。

地方勢からは船橋の△ミューチャリーを押さえます。南関屈指の切れ者で、直線の長いコースが向くタイプ。昨年のジャパンダートダービーではクリソベリルから0.6差、2着デルマルーヴルとタイム差なしの3着でポテンシャルはここでも通用すると見ます。前走の川崎記念は大きく突き放された4着でしたが、なし崩し的に脚を使わされるレースは向いておらず参考外。ここまで人気がないのであれば複系の紐に入れる手はあるでしょう。

印を回すのはここまでとします。
ノンコノユメは転厩後の好成績が光りますが、やはり尾持ち(ゲート入り後に尻尾を持つ補助係)の有無が大きく、1年ぶりの中央レースでここ最近と同じパフォーマンスが出せるかは未知数です。応援している馬ですし、来ても全く不思議では無いのですが、ここは見送って次の地元戦が買い目と考えます。
モジアナフレイバーも南関では最強クラスの実力と考えていますが、4角からマクリ加減に進出してなし崩し的に脚を使うレースが向いていて、前走(帝王賞・3着)も切れ味に勝るオメガパフューム、ノンコノユメには離されてしまいました。中央G1クラスと勝負するにはもう1段階の成長を待ちたいです。

【本命】16ワンダーリーデル
【対抗】9サンライズノヴァ
【押さえ】2,5,14
単勝16
馬連16-2,5,9,14
三連複9,16-2,5,14

■小倉6R

プリモプレミオは前走折り合いを欠き我慢できずに途中で進出。お約束通り4角でガス欠を起こし大敗しています。唯一の勝利は阪神の未勝利戦(芝1600m)で、テンが速く上りがかかる今の小倉と似たラップを差し切ってのもの。デビューから1600~2000mを使われてきましたが、この距離短縮はプラスと見ます。

【本命】1プリモプレミオ
【相手】4,6,8,9,10
単勝1
馬連1-4,6,8,9,10

■小倉11R

ヴェロックスが強いのは言うに及ばずですが、大トビなタイプで荒れに荒れまくった今の小倉の馬場は必ずしもプラスとは言えません。このメンバーならいっそ逃げた方が良い気すらしますが、目標は当然この先にあるわけで、自分の形を崩してまで目先の1勝にどこまでこだわるかは未知数です。また開幕当初の馬場なら「伸びずバテず」のこの馬の舞台でしたが、他の馬の目標にされる今回は差し勢の強襲に遭うケースも想定しなければなりません。

ここは格上挑戦ながらもこの馬場への適性の高い◎ドゥオーモから一発を狙います。
先週の2勝クラスを制した時点で「いずれ小倉の重賞を勝てるだろう」と踏んでいましたが、連闘でここに出てくることは想定していませんでした。陣営も思った以上に小倉での手ごたえを感じており、外差しが効く今のコンディションも好都合。小倉での2走は重馬場でしたが、ディープ産駒で本来は良馬場のほうがいいタイプ。馬場も味方し一気にタイトル獲りを目論見ます。
加えて今回の斤量が52kg。額面上の最軽量はレイホーロマンスの51kgですが、牝馬なので本来は53kg相当。ハンデキャッパーも気づいていない未知の魅力に賭けます。

差し展開なら侮れないアンノートル、小倉記念2着のカデナ、あとはハービンジャー産駒のレイホーロマンスナイトオブナイツまで押さえます。

【本命】12ドゥオーモ
【対抗】6ヴェロックス
【押さえ】2,4,7,8
単勝12
馬連12-2,4,6,7,8
三連複6,12-2,4,7,8

2020年2月22日土曜日

【2/22(土)結果】

■東京11R ◎バレリオ→16着

1週目のスタンド前でモロにかかってしまい、壁を作ってなかったことも災いしやむなく2周目の1コーナーで進出する形に。この敗戦はやむなしですが、ミナリクJを語るポイントとして「出遅れるので短距離は厳しい」ことに加え「折り合いがつけられないので長距離は厳しい」ということが加わりました。

もちろんその心配のない馬なら良いのですが、今回はブリンカー効果に期待しての抜擢でしたので、私の見立て違いだったと言えばそれまでです。

■京都10R ◎ペイシャネガノ→13着

先行策を選択しましたが、内のマイネルオスカル、アサケパワーが応戦しハナに立てず。2列目の目標にされたこれらの馬は軒並み沈んでしまいました。展開というのは結果論も多分を占めるのでこれが実力と悲観する必要は無いでしょうが、意欲の西下でこの結果というのは陣営にとっても残念だったのではないのでしょうか。

■京都11R ◎サウンドキアラ→1着

読み通り外の好位を取り、芝の生きている進路を選択。ディープ産駒とはいえ母父がアグネスデジタルということもあり、重たい馬場でもしっかり伸びてくれました。こうした進路取りの妙もあり直線では1頭違う脚を使っていましたが、それを思えば伸びないところを通って前受したプールヴィルはやはり1400mが合うようです。

ちなみに○のアルーシャは17着(シンガリ)。ソロっと出して最後方から進めるレースは予想通りでしたが、ルメールJは外を回さず内を掬う選択をしました。その結果…


(比較対象…先週の京都記念)

伸びるわけないだろそんなとこ!!!

ってコース取りになってしまいました。四位Jなら勝てたかな?

ただ、それ以前に自分はこの馬は渋るとダメかも…と思っていたので、両方が影響しての敗戦だとは思っています。これで次走も馬場が渋ってて人気するようであれば、紐以上の評価はできないと考えます。

🎯単勝 4.3倍
🎯馬連 32.0倍

【2/22(土)予想】ブリンカーで進境見えた今なら<ダイヤモンドSバレリオ>/大外ぶん回しても間に合うか<京都牝馬Sアルーシャ>他

【ラインナップ】

東京11R(ダイヤモンドS)
京都10R(河原町S)/11R(京都牝馬S)

■東京11R

まず、狭義における「長距離路線」というものは、実質的に存在しないと考えております。

メジロに代表されるような元来の「ステイヤー血統」というのは、日本競馬が「世界に追いつけ、追い越せ」という掛け声のもと2000m前後のクラシックディスタンスに対応しうるスピードを志向するようになった90年代以降急速に衰退しています。結果として、一部にはこの路線で結果を出す馬は残っていますが、近年の長距離戦の大半は「中距離馬が能力の高さで3000m超のレースも押し切る」というケースです。そのため、そもそもの絶対数と馬供給数の少ない長距離戦の直近成績だけを見ても、それ以外の路線の馬にチャンスがないわけではなく、むしろそのような馬のほうが人気がしにくいため、能力比較を正確に行ったうえで積極的に狙うべきゾーンとも言えるでしょう。

前走で強い勝ち方をしたタガノディアマンテをはじめ4歳勢が人気の中心。しかしながらスローのヨーイドンになる東京のコース傾向を考えれば、直近成績よりそこへの適性を考えたいです。

バレリオは初ブリンカーの前走、先団につけながらもしっかりタメの利いた競馬で3勝クラスを卒業。その前走からは5着のトーセンカンビーナ、そしてブービーのバイオスパークが次走で1着。2着だったエーティーラッセンも次走の日経新春杯で3着と、ハイレベルなメンバー構成でした。明け5歳にしてまだキャリア7戦と伸びしろが大きく、先週ビターエンダーでアッと言わせたミナリクJお得意のスタミナ戦。ここは狙い目と見ます。

○はオセアグレイト。前半スローで後半に加速ラップを踏む対応の東京2400、福島2600といったコースで好走。セントライト記念はこの馬の適性外で、この舞台なら重賞に手が届くと見ます。

【本命】15バレリオ
【対抗】1オセアグレイト
【押さえ】4,5,6,7,8
単勝15
馬連15-1,4,5,6,7,8
三連複1,15-1,4,5,6,7,8

■京都10R

ペイシャネガノの前走は内枠で包まれて何もできずの敗戦。ここまでの好走パターンは直線でスッと外に持ち出すか逃げるかのいずれかで、最後の1Fは流しての大敗ですからダメージも少ないはずです。外枠の方がスムーズなレース運びが出来そうで、後方待機組に利があった2走前のシャングリラ賞を逃げきったポテンシャルはここでも通用と見ます。

【本命】12ペイシャネガノ
【相手】2,7,13,14
単勝12
馬連12-2,7,13,14

■京都11R

先週の京都記念の直線。


もはや●分どころなどというレベルでなく、外半分に馬群が密集する状況。これで乾いていればまだ内を救う馬が居てもおかしくは無いですが、降りしきる雨の影響で芝は重予想。これは外を回らざるを得ません。

それならば◎サウンドキアラの大外枠も絶好と言えるでしょう。どちらかといえば1600mのほうが競馬しやすいタイプではありますが、この馬場ならペースは落ち着くはずですし何が何でも!というタイプも不在。重馬場実績もあるこの馬から入ります。

当初本命の予定だった○アルーシャは最内枠はともかくとして、渋るとダメなタイプの模様でここは1枚割り引きました。この馬場合いそうなプールヴィル、距離短縮で一発の魅力秘めるリバティハイツも押さえておきたいところです。

ちなみに広尾のディメンシオンですが…重馬場は歓迎ですが本来左回りが良いのと、ここは休み明けの叩きという側面が強く、何せ藤原英厩舎の馬にに松田Jが乗るのは約4年ぶり(前回は2016年3月)。岩田望Jの代打とはいえ唐突感は否めず、狙いは次でしょう。

【本命】17サウンドキアラ
【対抗】1アルーシャ
【押さえ】5,9,13,14
単勝17
馬連17-1,5,9,13,14

2020年2月16日日曜日

パラスアテナ2戦目、芝部分の走りに希望が見えた


初出資馬のパラスアテナ(広尾TC)が、日曜の東京3R(3歳牝未勝利、D1600m)で2戦目を迎えました。

牡馬相手の新馬戦で2着した実績も買われ上位人気の一角(単6.6倍④人気)に支持されていましたが、結果は4着。訳あって道頓堀のWINSで観ていたのですが、正直複勝圏内は堅いと見ていただけに残念な敗戦となってしまいました。

レース後の陣営コメントでは、周囲の馬やキックバックに驚いたりするところがあり、直線では右ムチに反応しヨレる等スムーズに運べなかったことを敗因と見ているようです。外目から自らポジションを上げていった前走に対し、今回は馬群の中で位置取りを模索せざるを得ず、神経質なところのあるこの馬だけにそれが堪えてしまったのは考えられるでしょう。

もう一つ、自分が気になったのはダートコースでの行きっぷりです。


最初の芝の部分の走りは悪くなかったものの…


ダートコースに替わり先団から後れを取り…



みるみる位置取りを下げ、3コーナー手前ではついていけている馬の中では最後方グループにまで下がってしまいました。前走はオールダートの中山D1800mでしたがやはり道中の行きっぷりは一息で、今回は既走馬相手ということもありこれでだいぶ後ろからの競馬を強いられた側面は否めません。

もちろん、「ダートがダメだったから芝が走れる」という保証はどこにもないですが、この走りを見ている限りでは一度使ってみて具合を見ることも選択肢として加えてみても良いと思います。

幸い、休養を挟み次走は「芝も選択肢」とのコメントが陣営より出ています。気持ちが入りやすいタイプなので、休み明けとなる次走で一発回答を期待します。

まずはお疲れ様でした。
残された時間は長くないけど、今はひと時疲れをいやしてください。

【2/16(日)結果】

正直な話、パラスアテナが3着にも入れないとは思ってなかったので、それがあれば収支に関してはだいぶ違いました…

■東京10R ◎クリノケンリュウ→14着

今日は締まった馬場というのもありますが、前半からついていけず、何もできずの完敗。
あくまで「前に壁を作る」ことが良いのであって、馬群に包まれ、後方からそれを割って出るような強さは現状この馬には無いと見ているので、今後はペースが落ち着きそうな時を狙うようにしたいです。

■東京12R ◎ステイオンザトップ→5着

馬場を考えればペースは流れた方かとは思いますが、先行争いが落ち着いたところで制御不能に。デムーロJは(恐らく)内に突っ込ませて馬込みで落ち着けようと思ったのでしょうが、逆にぽっかり1頭分空いたスペースに入ってしまいロザムールに迫らんとする勢い。この200mほどの(馬と人との)攻防で完全に脚を使ってしまいました。しまい36.0秒というのはこの馬のポテンシャルではあり得ない遅さで、次走は巻き返し必至でしょうが、この気の悪さが慢性的なものでないことを祈るのみです。

■京都7R ◎ペプチドオリバー→13着

正直、よくわからない敗戦でした。確かに前付けに苦労したことはありましたが、前半3F34.9というのは前走と全く同じペース。重馬場も近2走で0.5差好走、休み明けも3走前に7か月半ぶりを0.3差でまとめており、敗因と考えられるものはありません。

強いて言うなら、前半促すと後半伸びない、というタイプなのかもしれません。現に前付けした前々走はD1600m、前半3F36.3という落ち着いた流れで、スンナリ行けたことが奏功したようにも見えます。となると、狙いは東京戦。次回出てきたタイミングでは再び注意したいです。

【2/16(日)予想】2列目から壁を割る<バレンタインSクリノケンリュウ>/時計かかれば出番<東京12Rショワドゥロワ>/前付できそうなメンバーで<京都7Rペプチドオリバー>

【ラインナップ】
東京10R(バレンタインS)/12R
京都7R

■東京10R

クリノケンリュウ2走前の推奨理由でも取り上げた通り、前に壁を作って直線半ばで前を割るというレースで好成績を残してきました。その2走前は外差し勢の強襲に遭いましたが、いずれも1400mマイスターの"スマートコンビ"ですから相手が悪かったと言えるでしょう。

前走はテンが流れる中山1200m戦で脚も溜まらず。今回はじっくり行ける東京1400m、最内枠に加えて○ラプタスという強力先行馬が居ますので、縦長馬群で自ずから好位は取れるでしょう。馬券はショーム、ドリュウ、タガノアムといった後方勢の台頭も期待して。

【本命】1クリノケンリュウ
【対抗】3ラプタス
【押さえ】2,8,9,12,16
単勝1
馬連1-3,8,9,12,16
三連複1,3-2,8,9,12,16

■東京12R

上と同じ記事の日に推奨していた◎ステイオンザトップは、前半が落ち着いてしまい5着。現状準OPでは「何らかの理由で上りがかからないと厳しい」馬で、今回も東京マイルではよほどのことがない限り3F34秒は切らないでしょう。

一方、今朝の東京は雨。出張で大阪に居るため関東の天気は分からないのですが(ちなみに大阪も雨です)、この雨もまた時計を要する馬場への変化を促すこととなりそうです。理想は前回1000万下を勝ったときのような好位からの競馬。デムーロJへの乗り替わりはプラスと見ます。

また、雨の知らせを受けて推奨したいのが○ショワドゥロワ。重馬場や荒れ馬場、オーバーシード等パワータイプの馬場に強い芝馬で、この雨はまさしく恵みの雨と言えるでしょう。

【本命】4ステイオンザトップ
【対抗】6ショワドゥロワ
【押さえ】1,7,8,10,12
三連複4,6-1,7,8,10,12

■京都7R

前付けした際の松田Jの巧さは日本人でも有数と思っています。◎ペプチドオリバーはまさに今回それが叶いそうなメンバー構成。前走逃げた馬がゼロ(再転入初戦の馬を除く)で誰が言ってもおかしくない展開で、ソロっと先行できれば今の京都でもなんとかなると見ます…但し外から差されるリスクは考慮して連系含めてで。

【本命】4ペプチドオリバー
【相手】7,8,10,15
単勝4
馬連4-7,8,10,15

【2/15(土)結果】


■東京4R ◎サンダーブリッツ→5着

隣のテーオーケインズのような競馬を期待していたのですが…結果論で言えばもう1列前が正解だった気がします。せっかくの東京の大外枠を活かせず、個人的には勿体ない敗戦と考えています。

■京都10R ◎ミスマンマミーア→4着

よりによって一番馬場の悪いところを通らされてしまいました…前走は内有利馬場で外差し、今回は外差し馬場で内突きとチグハグな競馬が続きます。次走もそれなりに人気しそうなのですが、馬場バイアス一つで足りるとも足りないとも取れる馬なので、コース状況はよく考えなければなりません。

■小倉11R ◎リノワールド→5着

課題のスタートは無難に出てくれましたが、足下を気にしたのか4角からの手ごたえは今ひとつでした。それでも前走の新潟戦が示す通り、前が止まるような展開でバテずに追い込んでくる脚はあるタイプですので、開催終盤の福島芝1200mとかでズブズブの差しが決まる状況にでもなればまた狙いは立つでしょう。

2020年2月15日土曜日

【2/15(土)予想】大外枠で前進期待<東京4Rサンダーブリッツ>/差し決まる今の京都なら<京都10Rミスマンマミーア>/小倉巧者の可能性に賭けて<小倉11Rリノワールド>

【ラインナップ】

東京4R
京都10R(松籟S)
小倉11R(紫川特別)

■東京4R

サンダーブリッツの前走はこのブログでも繰り返し説いてる「後方ミナリク」につきノーチャンでした。2走前にこのコースで未勝利を脱していますが、同レースの2着・4着は既に未勝利脱出済。大外枠で容易にポジション取れる今回はチャンスです。

【本命】16サンダーブリッツ
【押さえ】3,8,9,10,11,15
単勝16
馬連16-3,8,9,10,11,15

■京都10R

先週からBコースに替わった京都の芝は外差しが復活。このコンディションなら◎ミスマンマミーアで足りると見ます。

前走は東京の開幕週でDコース。どう考えても外差しには不利な馬場・コースにも関わらず外を回して1.0差なら悲観する内容ではありません。相手筆頭は○ヘリファルテ。ミスマンマミーアと同じレースで7か月半の休み明け。直線で全く追ってなかったにも関わらず馬なりで5着まで押し上げてきました。ひと叩きを経てまともに追える今回は上位進出の期待大です。

【本命】3ミスマンマミーア
【対抗】5ヘリファルテ
【押さえ】2,4,8,9,10,11
三連複3,5-2,4,8,9,10,11

■小倉11R

荒れまくる小倉芝1200mですので、買う場合はとりあえず来る期待値が高い馬を1頭選んであとは手広く流して跳ねるのを待ちたいと思います。

今回は個人的な注目馬の◎リノワールドが出てくるので買います。
前走の飛翼特別(新潟芝1000m)は最内1番枠から追い込んで6着。18頭立てで掲示板を9~18番が占めた中で、出色の健闘を見せてくれました。テンが速くてもしっかり末脚を使えるのと、母のハイタッチクイーンが小倉で①⑤⑤⑤着。しかもすべて0.4差以内と適性の高さを示しており、今回が初の小倉となりますがこの馬も適性を示してくれることを期待します。気になるのは鞍上の嶋田Jがデビュー以来小倉芝で(0,4,2,78)という成績なこと。ここで来ないようであれば、今後も小倉では無条件で切ってよい騎手になりそうですが…

【本命】6リノワールド
単勝6
ワイド6-1,2,3,4,5,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16,17

2020年2月11日火曜日

【2/11(火)】佐賀記念結果

◎ロードグラディオ→2着
○ナムラカメタロー→1着
★ウノピアットブリオ→7着

中央勢5頭が掲示板を独占。その中でも連対した2頭が抜きんでる結果となりました。


3コーナー手前の攻防が引きの映像になってしまい動き出しの詳細は分からなかったのですが、内を突いて早めにラインカリーナに並んだロードゴラッソに対し、ナムラカメタローは外を回らされる展開(恐らく想像以上にラインカリーナが持ちこたえたのかと思います)。しかしながら、普段からこういう競馬をしているナムラカメタローに対し、道中脚を使ったロードゴラッソは最後の最後で脚が上がってしまいました。この辺りは、立ち回りと道中からの加速を求められる地方開催の特質とフィットしているかも問われる部分でしょう。

それにしても、ナムラカメタローの強さには脱帽せざるを得ません。ダートは準OPでの滞留が起きやすくクラスの壁を破るのに一苦労するパターンが多いのですが、先日のロードレガリスも然り、連勝で準OPを突破した時点でその馬は相当強いと言え、ましてや今回は重賞まで勝ってしまったわけですから非常に楽しみが広がる1勝となりました。元々条件戦時代にリワードアンヴァルやブルベアイリーデといった骨っぽい相手とやってきていただけにここでの人気も頷けますが、4歳にして外を捲って押し切った完勝ぶりは特筆に値します。

ノーヴァレンダは想定通り垂れてきた前を拾っての3着。最低限のレースはしてくれたとは思いますが、それ以上でも以下でもないというのが正直なところ。今後も足し引きはその時々によって考える必要がありそうです。

注目のウノピアットブリオは7着。とはいえ中央勢に食い下がった6着のグレイトパールからは1.9秒差と、完全に力の違いを見せつけられた格好でした。心配なのは、今回が佐賀転入後初の3着以下だったということ。セン馬なのであまり心配することもないのでしょうが、好調期の馬がふとしたことで糸が切れてしまいトンネルに入ってしまうケースもあるため、次走はいろんな意味で注目と言えるでしょう。

【2/11(火)】佐賀記念予想

ロードゴラッソ

単純にJRA勢最内枠を引けたというのもありますが、徹底して2000mにこだわったローテーションで少なくとも中央のレースでは崩れていないというのは好感です。地方の流れ、周回は得意ではなさそうですが、佐賀での戦績が安定している地元出身川田Jで続戦なら、このメンバーで見せ場を作れないということは無いはずです。

ナムラカメタロー

ロードゴラッソよりも地方適性ありそうで、枠が逆なら本命でよかったと思います。あとは交流重賞の経験が少ない石川Jでどう捌けるか…

ウノピアットブリオ

ここは消去法の3番手です。

ラインカリーナの参戦は自信があるから、と言うよりは賞金不足で仕方なしにここを使っている感が強く、早めに寄られる展開にならざるを得ないここは適性の面からも厳しいかと。

ノーヴァレンダは外目の枠に短期外人という交流重賞では危なすぎる組み合わせ。

テルペリオンはOP昇格後の2勝はいずれも行き切ってのもので自分の形に持ち込めれば強いですが、早めに寄られたり先手を主張できないと脆い一面もあります。ここは左記の不安要素がダブルで引っかかってくる場面。

そこで地方馬に3番手食い込みの期待を寄せますが、グレイトパールは輸送しないと減らない体になってしまい地元戦のここは苦しく、愛知のコウエイワンマン・ラモントルドールも直近の交流戦で負けすぎ。

となると中島記念最先着のウノピアットブリオに白羽の矢を立てる選択はありでしょう。
佐賀で12戦し11勝2着1回。前走の中島記念は初の重賞挑戦でしたが、自身最大となる1.2秒差をつけての圧勝劇。好位から3角で仕掛ける戦法はこの競馬場を勝つのにぴったりで、ここでラインカリーナやテルペリオンを捕まえて、ノーヴァレンダの追撃をかわし切れれば馬券内が見えてきます。

ワイド12-3,10
三連単3,10→3,10→12

2020年2月9日日曜日

【2/9(日)結果】


下記はフルスイングが過ぎた結果ではありますが、実はこれ以外にもシングシングシングから買って外したり、ルメールの複勝で外したりと当てに行っても当たらない日でした。

■京都1R ◎メイショウウラコイ→11着

ダートスタートでもテンの遅さは変わらず。絶対的な力量の問題でしょう。

■東京11R ◎モルフェオルフェ→16着

緩みのないペースで引き付けても仕方ないので3角で突き放す戦法に出ましたが玉砕。流石にG1馬もいるOPのペースではまだ厳しいという感じでした。

レース自体は恐れていたヴァンドギャルドの不発が的中。買い方さえ間違わなければ…というレースでした。

【2/9(日)予想】出遅れ×芝ST×ミナリクで「ノーチャン」だった新馬戦<京都1Rメイショウウラコイ>/誰も何も言わない逃げが叶うとき<東京11Rモルフェオルフェ>

【ラインナップ】

京都1R
東京11R(東京新聞杯)

■京都1R

メイショウウラコイの前走はスタートで挟まれ加減になり後方から。足元がダートに替わってからは鞍上のアクションに応えまずまずの行きっぷりでしたが、先週の予想記事でも紹介した通りミナリクJ鞍上で中団より後ろにつけた時点で勝算はほぼ皆無…

走りっぷりからもダートスタートのほうが合いそうで、思いっきり人気ないですがここは買える目があると見ます。

【本命】5メイショウウラコイ
【押さえ】2,6,7,10,12,16
単勝5
馬連5-2,6,7,10,12,16
ワイド5-2,6,7,10,12,16

■東京11R

当初はヴァンドギャルドで行く予定でしたが、昇級初戦でここまで人気するとは思わず…それなりにリスクを負って買うべき馬です。だって内枠の福永Jですよ?

内の良さを活かして◎モルフェオルフェの一発に期待です。
前走の愛知杯(愛知とは言ってない)は流石に距離が長く、4角で力尽き。適距離に戻ったここは見直せるはずです。

この時期の東京は芝コース自体は割とフラットなのですが、なぜかこのレースは内枠が圧倒的有利で過去10年で馬番1ケタ台が9勝しています。加えて後方からの一気差しが決まりにくく、10番手以内にいないとノーチャンス。さらに牝馬の活躍が顕著なレースでもあり、過去10年で3勝しているうえ昨年もレッドオルガが2着。ほかの牝馬2騎は後方待機、外枠と条件的に買いにくく、最もチャンスあるのはこの馬ではないかと思います。

【本命】3モルフェオルフェ
【対抗】12シャドウディーヴァ
【押さえ】1,2,5,9,13
単勝3
馬連3-1,2,5,9,12,13
三連複3-2,12-1,2,5,9,12,13

2020年2月8日土曜日

【2/8(土)結果】

■東京12R ◎テイエムグッドマン→3着

先行勢の1枚後ろでレースを進め、直線で外に出す理想的な展開でした。差を詰め切れなかったのは久々の分もあるでしょうか。単勝・馬連なので馬券は外れましたが、9番人気は流石に舐められすぎかと…次走もあまり人気し無さそうなので、続けて遠征なら狙ってみたいです。

■小倉10R ◎プレストレジェーロ→12着

脚が速くないのか、芝1200mのペースについていけませんでした。決着自体は縦目(△→▲→△)でピックアップの手法自体は悪くなかったのですが、最終的に誰を本命にするのかのところで選定を誤ってしまいました。

■小倉11R ◎ウインラナキラ→4着

向う正面から出入りが激しくなり、4角で包まれてしまいました。最後の150mで追い出すも後の祭り。良い脚を使えていただけに勿体ない敗戦でしたが、休み明けを叩いて調子が良くなっていたことも感じられ、続戦であれば引き続き期待の1頭です。

■小倉12R ◎マサノアッレーグラ→9着

最内を進み理想的な展開でしたが、直線で弾けませんでした。
良馬場となり、全体ラップも最後まで12秒台が1回もないいつもの小倉に戻ったこともあり普通に外差しの決着でした。小倉は蓋を開けなければわからない部分も多いのですが、網を広げて高めを待つ、という戦法は普通のサラリーマンにはなかなか取りにくく、この条件との付き合い方はまだまだ模索していく必要がありそうです。

【2/8(土)予想】消耗戦でダート経験が活きる<小倉10Rプレストレジェーロ>/上りがかかる展開なら<小倉11Rウインラナキラ>/手薄メンバーで「一狩り」<東京12Rテイエムグッドマン>他

【ラインナップ】
東京12R
小倉10R(かささぎ賞)/11R(太宰府特別)/12R(大牟田特別)

■東京12R

見かけの着順の良い馬が人気を集めていますが、特に関東馬については着順ほど善戦できてないケースが多いです。例えば人気が予想されるリープリングスターですが、前走⑤着も勝ち馬とは1.0差、差し決着にもかかわらず逃げたスズカアーチストすら捕まえらえなかった内容では強調できません。

このメンバーなら、遠征馬◎テイエムグッドマンで足りると見ます。
7か月の休養明けで初の関東遠征と不確定要素はあれど、比較的関西のダート路線は層が厚く、骨っぽいメンバー相手に善戦を続けているのは評価できます。今週は晴天が見込まれる東京、ある程度の位置を取れる馬が有利な展開もこの馬にとってはプラスです。

【本命】4テイエムグッドマン
【相手】1,3,8,11,13,15
単勝4
馬連4-1,3,8,11,13,15

■小倉10R

雨にたたられ続けたせいもあり、小倉の芝1200m戦は週を追う毎に上りの掛かり方が顕著になっています。


下に行くにつれ新しくなりますが、先週は古馬2勝クラスですら最後の1Fに13秒を要するタフさとなっています。素軽さだけでは厳しく、テンが速くても最後まで持ちこたえられる持久力が要求されると言ってよいでしょう。

ここはこの展開にマッチしそうな◎プレストレジェーロを狙います。
前走は中山の1勝クラス(D1200m)だったのですが、最後の3Fは(12.2-12.3-13.2)と坂を超えて失速するラップ。それを先頭で踏ん張って0.4差4着なら及第点です。芝は1回走ってクローバー賞の1.1差6着がありますが、このレースはむしろマイルに近い加速ラップ。今の小倉ならこの馬の巻き返しがあってよいでしょう。

【本命】10プレストレジェーロ
【相手】5,7,9
【押さえ】1,3,8,12,14,15
単勝10
馬連10-5,7,9
ワイド10-1,3,8,12,14,15

■小倉11R

ウインラナキラは上りの掛かる展開が得意で、小倉2000mはただでさえ先行争いが激化して前が苦しくなるうえこの荒れ馬場。藤岡佑Jはこのコース得意とあれば、買わない手はありません。昇級初戦でもハイレベルな戦い続ける○ナルハヤが相手本線。オーナーゆかりの九州でもう一丁狙っているはずです。

【本命】7ウインラナキラ
【対抗】12ナルハヤ
【押さえ】1,3,5,9,10
単勝7
三連複7,12-1,3,5,9,10

■小倉12R

回避馬が多く出走叶った◎マサノアッレーグラから狙います。外々を回らされた前走は距離も1F長かった印象で、イン差しできるこの枠なら巻き返し必至です。

【本命】1マサノアッレーグラ
【相手】4,6,7,9,11,15,16
単勝1
馬連1-4,6,7,9,11,15,16
三連複1-4,9-4,6,7,9,11,15,16

2020年2月2日日曜日

【2/2(日)結果】と、ニシノジャガーズの騎手について。


単勝やらでコツコツ増やして気づけば130%。まだまだ無駄な馬券が多いなと反省です。特に小倉は全く当たらないゾーンに入ってしまったので、来週も静観の見通しです。

■東京3R ◎アヴァニイ→1着

慌てず騒がずキッチリ差し切る、ルメール競馬の真骨頂を見せつけてくれました。前走が評判馬ニースヘッグの2着だったナスノフォルテが一本被りの人気だった分、3.8倍でも十分ついた方でしょうか。通常なら1倍台でもおかしくないシチュエーションなので。

🎯単勝 3.8倍

■東京8R ◎ニシノジャガーズ→8着

最後のゲートインということもあり、出遅れは2馬身程度で済みました。馬群も比較的縦長にはならなかったのですが、直線では内を突きスムーズに追い出せず、ようやく前が開いたのは最後の200m程度。これでは万事休す。

内突きは前走のシャングリラ賞と同じ戦法で、この時は経済コースを進み4着まで押し上げてきました。しかしながら、脚抜きの良い馬場で縦長馬群となった前回と良馬場で馬群が密集した今回とでは、適する戦法は違うと思うのですが…


上記が前走(シャングリラ賞)の直線入り口です。馬群が「/」の形に伸びており、ラチ沿いは黒い帽子の馬(アイアムハヤスギル…2着)まで空いています。


こちらは今日の直線入り口。まずラチ沿いの前に青い帽子(ミッキーボニータ…12着)がおり、その横にも馬群の壁がずらっと広がっています。ここでまだ外に切り替えて芦毛(モリトシラユリ)とその隣の赤い帽子(ベイオブコトル)の間あたりを割るように仕向ければ十分エンジンをかけられたと思うのですが、前走に味をしめたのか陣営の支持なのかは分かりませんが岩部Jは頑なに内を狙います。

その結果どうなったかと言うと


狭いところに押し込まれ追い出せず。


ようやくまともに追い出せるような進路になったのは200m地点。エンジンがかかるのに時間がかかる馬だけにこれでは間に合いません。

前走で33秒台の脚を繰り出したことで、この馬のポテンシャルに多くの人が気付いた結果今日は単勝6.7倍の4番人気に支持されていましたが、予想時にも書いた通り「単勝で買うべき馬ではない」という話はこのこととも関りがあります。

ゲート再審査を食らうほどの酷い出遅れ癖を持つ馬に年間数勝レベルの騎手が跨っていて、単勝6倍ではハイリスクローリターンでロマンを感じないというのが自分の持論です。

岩部Jは個人的には好んで買うタイプの騎手です。エースロッカーやアテンフェアリー等がそうであるように、イメージ通りの戦法が嵌れば普通に勝てる腕はあります。一方で、立場的にも仕方ないのでしょうが戦法の柔軟性には欠け、嵌らなければ仕方ないというタイプでもあります。

では騎手を変えれば問題は解決するのか?どうやらそう簡単にはいかないようです。


昨秋にゲート再審査をパスしている同馬ですが、乗り役が変わるとうまく行っていたものが行かなくなることもあるわけで、現状は岩部J以外に乗り役がいないというのが正直なところのようです。オーナーの口ぶりは「他に誰も乗ってくれないから」というニュアンスを感じさせるものですが…

ニシノデイジーの件で大きな騒ぎになりましたが、西山茂行氏は昔ながらの義理人情に篤いオーナーで、恩を仇で返すことはしない人です。現にニシノデイジーを降ろされた勝浦騎手についても、同時に主戦から降ろしたニシノドレッシーの鞍上に復帰させ、再度チャンスを与えています。調教再審査のためにマンツーマンで稽古にあたってくれた岩部Jはまさに恩人なわけで、馬の特性的にも心情的にもそう簡単に降ろすことははばかられるでしょう。

てなわけで、今後はオッズとの兼ね合いで考えていく必要がありそうで、引き続いてこのくらい人気するようであれば、怖くて軸にはできません。

■東京11R ◎ミッキーワイルド→11着

レース直後は鞍上を疑いましたが、よく見るとパドックで前後の馬が外目を回っているのに対しこの馬はアンツーカーの内側に入り込むほどのトボトボとした歩様。馬体も+8kgで明らかに次を見据えた造りでした。これではデムーロJは責められません。それでも流石に負けすぎですし、これで次買えるかと言われれば微妙なところです。

【2/2(日)予想】前と後ろじゃ大違い<東京3Rアヴァニイ>/願ってもない大外<東京8Rニシノジャガーズ>/目標は先でもここは獲る<東京11Rミッキーワイルド>

【ラインナップ】
東京3R/8R/11R(根岸S)

■東京3R

アヴァニイは前走の新馬戦、出脚つかず後方から進めましたが3着。道中6番手までの馬がそのまま流れ込む展開で唯一差してきました。そもそもミナリクJはスタートが得意でないうえ、後ろからの競馬では本来ほぼノーチャンと言っても良い成績です。

下記は近2年(初免許以降)の位置取り率(出走メンバー全頭のうち前半分か、後半分か)とそれぞれでの成績です。

 □ミナリクJ
  前半分:205/370(55.4%)
      勝率10.7% 複率27.8%

  後半分:165/370(44.6%)
      勝率 1.2% 複率 7.3%

比較対象として、今回乗り替わるルメールJの成績を載せます。

 □ルメールJ
  前半分:884/1437(61.5%)
      勝率29.1% 複率61.0%

  後半分:553/1437(38.5%)
      勝率22.6% 複率50.3%

黙って買いでしょう。

【本命】2アヴァニイ
単勝2

■東京8R

みんな大好き◎ニシノジャガーズが2020年初陣を迎えます。
その今回はなんと大外枠!ゲートで待たされない絶好枠でスタートがまともに決まれば、ここは通過点です。それにしても単勝で勝っていけないタイプなのにこんなに売れてるとは…

【本命】16ニシノジャガーズ
【相手】2,3,5,11,13
馬連16-2,3,5,11,13

■東京11R

人気の中心は▲コパノキッキングですが、昨年と比較してかなりメンバーも強化されており今年は58kg。一筋縄ではいかないというのが見立てです。

ここは東京向きの決め手を持つ◎ミッキーワイルドからです。一瞬のキレというより後半800mの加速が求められるこのコースは(2,0,1,0)とほぼパーフェクト。プロキオンSで重賞のペースを経験し、展開不問の自在性もあります。

同じく1400mが得意の○スマートアヴァロンが相手筆頭。この路線はOPクラスで好走している馬が人気の盲点になることが多く、例えば昨年の武蔵野S3着だったダノンフェイスは霜月Sを勝っていたり前走のエニフSでも0.2差4着だったにもかかわらず当時13番人気という低評価。寿命が長く、OP馬の滞留が多いため賞金持ちの古豪が「顔なじみ」として重賞に顔を揃えることから新参者は人気しない傾向があります。この馬も既にOP2勝の実績がありながら現時点で9番人気というのは流石に舐められすぎかと…

押さえの中からは★ノボバカラを抜擢。ダート1400mは現状この馬が最大限に力を発揮できる条件で、昨年も4角出口で見せ場を作り6着と善戦していました。

【本命】3ミッキーワイルド
【対抗】7スマートアヴァロン
【単穴】5コパノキッキング
【押さえ】6,8,10,15
三連複3-5,7-5,6,7,8,10,15

2020年2月1日土曜日

【2/1(土)結果】

■東京11R ◎ダイワキャグニー→7着

思いのほか長欠明けのドミナートゥスのスタートが良く、出足にエネルギーを要する展開に。開幕週とは言え最初の入りが12.5-11.1-11.5となっては、流石に前には厳しい流れでした。ただ馬券を買う側としてはそれを見越してやらなければいけないわけで(内枠先行馬の人気馬を放っておくはずはなく)、自分が人気馬を買って撃沈するパターンはこれが多いので、いい加減考え直さないといけないんですが…

■京都12R ◎メイショウジーク→10着

トモを落としたところでゲートが開いてしまい、両隣に挟まれやむなく内を突いて閃光を試みますが、先行勢の1枚後ろになってしまいモロに砂を被りながらのレースを余儀なくされました。運もありますが、ここ2戦の負け方が同じなだけによほど枠配置に恵まれないと今後も厳しいかもしれません。逆に内枠で周りがテンの遅い馬だったり、中山D1200で外枠を取れたりすれば一発の魅力はまだあると見ます。

■小倉12R ◎クーファウェヌス→8着

馬場の回復ペースが想定よりスローで最終時点でも稍重。渋るとダメなのはフランケル産駒の宿命とはいえ、ここまで見せ場がないとは思いませんでした。今の小倉芝は内差しがセオリーで、雨が残ればなおさらです。これで3週連続で雨にたたられた今開催の小倉。ますます混迷を極めそうです。

【2/1(土)予想】見え見えの狙い目も妙味あり<東京11Rダイワキャグニー>/得意コースで巻き返し<京都12Rメイショウジーク>/臨戦過程が違う<小倉12Rクーファウェヌス>

今年も東京開催がやってきました。

ダートは朝の時点でまだ稍重、おまけに凍結防止剤が撒かれたとのことで、かなりのタフさが要求されそうです。通常の雨馬場だったら立ち回りの良さで人気薄が台頭できる余地はあるのですが、元々展開の紛れが少ないコースだけに、地力のない馬にとっては厳しい展開となりそうです。

芝はおおむね良好で、オーバーシードで開催されるため洋芝適性が問われます。北海道シリーズや、この時期の芝レースで好走実績のある馬を狙っていきたいです。

【ラインナップ】
東京11R(白富士S)
京都12R
小倉12R(小郡特別)

■東京11R

昨年は小頭数で流れが落ち着き、ブラックスピネルの逃げ切りが決まったレース。とはいえ元々ブラックスピネル自身が「それなりのラップを刻みながら最後も脚を使う」タイプの馬で、流れの忙しくなく直線が長い東京はうってつけの舞台でした。ただしその特殊性を差し引いても、やはり開幕週は内枠に逆らう手はありません。

ここは人気してますが◎ダイワキャグニーからとします。
前走JCの積極策はあくまで「誰も行かないから」でしたが、結果的に0.7差6着と踏ん張りました。今回もロードヴァンドールなどは居ますが、ハナでしかレースできない馬でもないのでスタートはノソっとなりそう。そうなれば問題なく前につけられそうで、内枠を目いっぱい使っての押し切りまで期待です。
この馬は毎年「1回東京開催」に参戦しており、17年セントポーリア賞①着、18年東京新聞杯③着、19年白富士S④着と毎年好成績。この時期の芝も問題ありません。

相手は「スローな差しにしてくれ」と言いたいタイプのカヴァルインビジブルレイズから。特にインビジブルレイズは前走のサンタクロースSで前半62.3秒というスローペースを差して勝ったあたり、テンにじっくり構えるタイプのレースが向いていると見ます。

【本命】2ダイワキャグニー
【相手】3カヴァル、8インビジブルレイズ
【押さえ】1,4,11,14
馬連2-1,3,4,8,11,14
三連複2-3,8-1,3,4,8,11,14

■京都12R

メイショウジークの前走は内枠で包まれ何もできなかった不完全燃焼の一戦。全3勝のうち2勝を挙げる京都戻りで中枠を引いた今回は巻き返し必至と見ます。

【本命】6メイショウジーク
【相手】3,4,5,8
馬連6-3,4,5,8
三連複6-3,4,5,8

■小倉12R

前走がサンキューユウガと0.1差の接戦だった◎クーファウェヌスで問題ないと見ます。勝ちきれないタイプですがこのメンバーなら押し切れそうです。こちらも勝ちきれないタイプの○クーファディーヴァが対抗。2,3着付けして高め期待です。

【本命】7クーファウェヌス
【対抗】12クーファディーヴァ
【押さえ】1,2,5,6,8,10
三連単7-12=1,2,5,6,8,10