Special Thanks

当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2020年3月15日日曜日

【3/15(日)予想】矢作厩舎の「本気ローテ」<スピカSハナズレジェンド&甲南Sウラノメトリア>/惜敗続きの「哀歌」にピリオド<中京9Rギンコイエレジー>他


昔「ギンザの恋」ってドラマあったなぁ、という話をふと思い出しました。トータス松本がめっちゃ楽しそうにしてたのと、主題歌がベイ・シティ・ローラーズの「I only wanna be with you(二人だけのデート)」だったことしか思い出になかったのですが、調べたらあまりの低視聴率に10回予定の放送が7回になっちゃったりと不遇の作品だった模様です。そりゃその程度しか記憶に残ってないわけだ。

【ラインナップ】
中山9R(スピカS)/10R(東風S)
中京9R
阪神10R(甲南S)

■中山9R

昨年リーディング2位、今年も4位と好調の矢作厩舎。この厩舎の強みは「コンスタントに使える」ところにあると見ます。


上の表は昨年の成績順に並べた調教師成績です。表内「前勝率」は前年(2019年)の勝率を指します。

例えば昨年1位だった安田隆厩舎は勝率が17.8%だったのに対し、矢作厩舎のそれは10.3%とだいぶ水をあけられています。一方で出走数では安田隆厩舎の204回に対し矢作厩舎は377回と倍近くのレースを使っており、勝利数の積み上げに貢献しています。ちなみに近年好調の堀、中内田、木村といった各厩舎の平均が130回程度であることからも、その多さが際立っていることがわかります。

とはいえ、ただ酷使して手当やらなんやらを稼いでるだけではなく、リスグラシューの活躍は言うに及ばず数多くのタイトルホルダーを送り出しているように上位の馬はしっかりしたローテーションで確実に成績をあげています。ここで言いたいのは「その馬が結果を出すためならローテーションはいとわない」という厩舎の姿勢です。以前某局のインタビューに対し師は

「馬主も厩務員もそして馬も、レースがあって初めて評価され賞金が手に入る。馬が仕上がっていて走れる状態にあるなら、連闘や短い間隔でもどんどん使っていく」

と公言しており、その姿勢が出走回数、そして好成績に繋がっているというわけです。

近年では厩舎間の格差が拡大しており一部の有力厩舎に入厩希望が殺到し、さらにその中でも上位と下位の使われ方の格差が問題となっています。どこの厩舎とは言いませんが中堅以下のクラブや個人の馬主の馬が「トレセン→入厩して1走→トレセン」という使い方をされ実質的に10日程度の餌やりしかしていない上位厩舎も存在するわけで…こういうのは一口馬主を始めたことでよくわかりました。特に矢作厩舎は、広尾やDMM等小口のクラブ馬を多く預かっていることから「稼ぎ方」の重要性をとてもよく理解していると思っています。かつて海外遠征のパイオニアとして名を馳せた森師にも通ずる部分を感じます。

前置きが長くなりましたが、要するに矢作厩舎においては間隔を詰めて使ってくることは稀ではなく、特に条件戦クラスでは休み明けに叩いてから間隔を詰めて2走目、3走目で成績が上向くパターンが多く、厩舎の「勝ちパターン」となりつつあります。

今回連闘で出走する◎ハナズレジェンドもまさにこの「矢作ローテ」で出世を重ねた7歳馬で、既に41戦を消化しておりますが準OPで善戦を重ねています。先週の但馬Sは中2週で愛弟子坂井Jを配しての必勝態勢でしたが、直線で二度も挟まれる不運に見舞われ5着。この馬は馬群の中で集中力を蓄えてゴール前で一脚を使う戦い方が向いており、小回りで内枠で小頭数というのは絶好の条件。あとは石川Jがこの馬のことを理解してくれているか、そして直線で前がばらけてくれるか、もうそこは運しだいでしょう…

【本命】1ハナズレジェンド
単勝1
馬連1-2,8
三連複1-2,8-2,3,7,8,9,10

■中山10R

馬場がどこまで回復するかにもよりますが良まではいかないと見ており、基本的には外差し有利でニューイヤーSの再現と考えます。

シャイニービームは前走も本命だったのですが、今回はその時勝った▲ジャンダルムとの斤量差が2kgに広がるので逆転可能と見ています。この2頭に割って入るとするなら○ストミーシー。中間の調教が抜群で、一瞬のキレならOPでも引けは取りません。

ちなみにカツジは無印。この記事を読んだ以上、ここはとてもじゃないですが勝負に出ているとは見えません。

【本命】14シャイニービーム
【対抗】2ストーミーシー
【単穴】12ジャンダルム
ワイドBOX2,12,14

■中京9R

冒頭に触れた通り、ここは◎ギンコイエレジーの復帰戦。昨日の開催で内が悪くなったところで外からの差しも届くと見ます。

相手の中で面白いのは★シャイニードライヴ。平地で頭打ちののち障害に転向しましたが飛越のたびに右往左往し他馬にも迷惑をかける始末。5戦して二度の競争中止ののちに平地に戻ってきました。2走前の阪神戦では56kgを背負い0.5差の7着で、プライドランド、パトリック、アーデントリーなどと僅差の接戦を演じています。54kgで出られるここは手ごろなメンバーで一発の期待が出来そうです。

【本命】7
【相手】4,9,12,14,16
単勝7
馬連7-4,9,12,14,16
ワイド7-4,9,12,14,16

■阪神10R

スピカSの見解と同じで◎ウラノメトリアです。中2週に加えてこちらは坂井Jの騎乗と、さらに本気度アップのローテーションで、人気ではありますがここは通過点でしょう。人気次第ですが混戦につき単勝1点で。

【本命】2ウラノメトリア
単勝2

0 件のコメント:

コメントを投稿