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2020年10月25日日曜日

マミリアスデビュー戦は6着、上々の船出


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡2、美浦・根本厩舎)が日曜東京4Rの新馬戦(芝1600m)に出走、6着となりました。

 今年の4月、エクワインレーシング在厩時463kgの馬体重だったマミリアス。450kg台で出てくるかなと思いましたが今日の馬体重は470kgと一回り大きくなってデビューを迎えました。パドックの感じではまだレースというものを認識していない感じで、落ち着きこそあれどもう少しピリッとして欲しいというのが正直なところでした。もしかすると、体重が増えた分はまだ絞れる余地を残しているのかとも思いつつ…

 それでもスタートするとスッと好位につけ、1・2着馬に続く3番手の位置を確保。直線に入ったタイミングでも良い手応えを見せ、前を捕らえる勢いを一瞬見せましたが坂上で後続に交わされ6着でゴールイン。惜しくも掲示板には届かなかったものの、出来を思えば上々のデビュー戦ではなかったかと思います。

 何よりスタートが良く、好位に取り付いて運べるスピードは根本師の見立て通り芝適性を示すものと言えるでしょう。直線ではややフラフラしながら走っており、坂上からのもう一伸びが無かった点も含め、今回レースを使って変わってくる期待は持てそうです。

 戦前は競馬ブックのコメントでいろいろ言われたようですが、根本師らしい謙虚さだなぁと逆に感心してしまいました。競馬というのは出資者だけで成り立つものではないわけですし、あくまで専門紙は馬券検討に資する情報を提供することが第一義ですから、無理にリップサービスする必要も無いと思います。「自分の出資馬にポジコメ出来ない調教師には預けるな」と言うのであれば、いずれ誰も預かってくれなくなるでしょう。日本の競馬は馬券を買うファンが居て初めて成り立つものですし、自分の出資馬がいつも賞賛されることなどあり得ないですから、出資者と言えど物言いには気を付けなければいけないと学んだこの数日間でした。

 「使いながら」という陣営コメントもあり、今後は問題が無ければ恐らく続戦でしょう。現状でも十分勝ち上がれるパフォーマンスだったかとは思いますが、レースを経験したことによるさらなる成長を期待して待ちたいと思います。とにかくお疲れ様でした。

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