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2020年5月5日火曜日

【5/5(火)かしわ記念予想】


交流競走(とは)

何も地元勢まで自粛することないやろ、と思ってしまいますが、ここまでメンバーが揃ってしまっては「不要不急の出走」を控えたくなる気持ちもわかります。吉原Jも来られないし(?)

今開催の船橋は、元々直線が長いので差しは決まりますがパサパサのダートで内枠有利の傾向が出ています。とはいえ、船橋競馬場の砂厚は9~10cmと中央(9cm)とほぼ一緒。深い砂に脚を取られ…という心配をする必要がそんなに無いのと、盛岡や高知など深い砂でやれるから船橋も…とは限らないわけです。したがって、元高知トップクラスのナンヨーオボロヅキの出番は厳しそう。

では残る中央勢6頭の取捨ですが、「位置取り」にかかってくると思われます。

間違いなく先行するのはワイドファラオとアルクトス。アルクトスに至っては山口オーナーが「競馬しやすい位置に入った」と言及しており、恐らくワイドファラオを見ながら運べる点を意識しているものと思われます。前走はハナを競って共倒れでしたが、頭数も落ち着いた今回は無理せず1,2番手を取れるでしょうし、さほどオーバーペースにはならないと思います。

3番手グループを形成するのは恐らくサンライズノヴァ。久々で折り合いたいルヴァンスレーヴもこの辺りでしょう。あとはこちらも折り合いに気を付けたいモズアスコットがその後ろ、ナンヨーオボロヅキも追走力からこの辺りになりそうで、前走末脚に賭けて台頭したケイティブレイブはシンガリ追走を予測します。頭数が前走の半分以下になりますし、内枠を引けたわけでもないので無理に競る必要は無いでしょうし、何より前走あれで結果を出したのにその学びをフイにする騎乗を長岡Jがかましてくるとは思えません。

【向う正面の隊列予想】
  3  7 5
  1  6 2 4
3角=======2角

さて、こうなると船橋特有のスパイラルカーブを味方につけられるのは前にいる馬と内を掬ってこられる馬ではないでしょうか。1,3がどこまで頑張れるかと、昨年苦杯をなめた武豊Jがしっかり前付けして内を突けるか。これが肝になりそうです。但し1つだけ申し上げておきますが、ルヴァンスレーヴとモズアスコットが能力値通りに走ったらすべてが終わります。

アルクトス

南部杯ではサンライズノヴァに競り負け、フェブラリーでは先行争いに巻き込まれ共倒れと2戦いいところがなく人気を落としていますが、左回りのマイルはこの馬の主戦場。元々先行して粘り込むというよりは直線でもう一脚を使って勝ってきたタイプで、今の船橋コースに求められる条件に最も合致すると思われます。

そもそも南部杯は砂厚12cmという深いコース設定と相手が吉原寛人という国内屈指の名手だった分負けたと思っているので、その力関係はここでは逆転する可能性まであると思っています。

サンライズノヴァ

名手吉原Jを背に南部杯を制覇。元々左回りのマイルにこだわって使いたいのはこの馬も同じですが、賞金の関係でこれまでは出られず意外にもかしわ記念は初の参戦となります。戸崎Jを背に3連勝していたころのイメージで直線一気型と見られがちですが、気性難が緩和され最近は積極策でも結果が出るように。武豊Jはこのレース近5年で2勝2着1回。勝ち方を知る鞍上を背にもう一丁と行きたいところです。

ワイドファラオ

先ほども触れた通り、今回はスンナリ先行できそうなメンバー構成。ユニコーンSの勝ち馬ですが元々立ち回りの巧さで重賞を勝ってきたタイプで、船橋も苦にはしないでしょう。但しテレ玉杯オーヴァルスプリントの内容を見るに、本来なら中央重賞では一歩足りないくらいの馬で距離も本質的には1400mがベストなはず。直線の長さも考慮して、1枚割り引きました。

モズアスコット

高松宮記念で◎にして大敗したから腹いせで下げているのではなく、機動力が求められる船橋コースは単純に向いていないと思っています。本来直線向いて\よっしゃ行くぞー!/ってなるコースが得意で、東京マイルや京都での好走もそのあたりの気質に起因すると見ています。外差しが決まりやすいコンディションならいざ知らず、今の船橋でそれは悪手ですし、馬のやる気を削がない騎乗をと考えれば馬群に突っ込ませることもしたくないはず。かといって出していけばかかる懸念があるし…とりあえず引っかかってレースを壊すことだけはしてほしくないですが、本来参戦予定がなかったうえ懸念材料ありまくりの今回は強気にはなれませんでした。

ルヴァンスレーヴ

この1年半の間に成長していれば良いのですが、使えなかったということは良くて前走並みという程度を想定しなければなりません。調整過程も強気になれる程度ではなく、まともに走れば当然勝ち負けですが、1年半休んでいた馬が単勝1倍台というのは自分は踏み込めません。

ケイティブレイブ

人気サイドの1頭ですが、7頭立てということも考慮し今回は外します。

先ほど触れましたが恐らく後方待機で末を活かすだろうと考えています。ですがそれに関して言えば、そもそも前走は先行争いが激化したため結果的に差し勢が台頭する流れだったということ、また昨年の浦和記念についても有利な最内枠で当日急遽御神本Jに乗り替わったというラッキーがあって勝ったと思っています(個人的には、スミヨンJのままならあの日は負けていたかと)。

そして今回最後方待機すると何が起こるか。
東京に比べて船橋の直線が短い、そんなことは長岡Jだってわかります。それならばと3コーナーから進出するでしょう。ナンヨーオボロヅキを交わし、モズアスコットに迫り、さぁ直線!となったところで大きく外に膨らむ図が目に浮かびます。お隣にあった船橋オートかよって。

これでうまく内を突ければよいのですが、残念ながらそれが出来るなら長岡Jは今頃こんな立場にないはずで、コース経験という点も踏まえて今回は静観します。

【本命】3アルクトス
【対抗】6サンライズノヴァ
【単穴】1ワイドファラオ
【連下】5,7

馬連3-1,6
三連複3-1,5,6,7

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