競馬歴=(年齢-20)の一般人が、一口馬主ライフと緩めの馬券予想を綴る日記です。
【更新方針】G1(2歳戦・障害除く):全頭評価と印 それ以外:開催日ごとの注目馬をピックアップ
2021年10月16日土曜日
【10/17(土)予想】府中牝馬Sの全頭評価とねらい目レース(飛翼特別)
2021年10月10日日曜日
【10/10(日)予想】W重賞の全頭評価
2021年10月9日土曜日
【10/9(土)予想】
2021年10月3日日曜日
【10/3(日)予想】スプリンターズSの全頭評価とねらい目レース(ポートアイランドS)
サクソフォン中山デビュー、軽快さ活きる芝での活躍を期待
2021年10月2日土曜日
【10/2(土)予想】シリウスSの全頭評価とねらい目レース(秋風S)
2021年9月26日日曜日
【書評】水上学著「疑え、競馬常識」~ともに考える、という著者の想いを体現する良書
少し前の刊行ですが、血統予想家としてお馴染み水上学氏の著書「疑え、競馬常識」(秀和システム刊)を購入、読了しました。
本書のテーマは「競馬格言のウソ・ホントをデータで紐解き、馬券作戦に役立てる術を考える」というもので、
- 「夏は牝馬」
- 「大型馬の休み明けは割引」
- 「最終レースは荒れる」
もちろん、それら自体は「TARGETで調べりゃわかること」の集合体ですし、「荒れる」と言っても単勝2~30倍の穴人気レベルから単勝万馬券クラスの全くの無印まであるわけで想像する尺度は人それぞれですが、読了してみて「なんとなく気になっていたこと」を改めて考えさせてくれるという意味において、競馬への理解を深める良書であると感じました。
あとしばしば「著名な予想家でさえ豪語しているが、データからは全くのウソである」といった話題も出てきており「あぁ、あの専門紙の○○さんかな」と思えるような痛快な指摘も随所に散りばめられており、読んでいてなかなか胸のすくことも多い一冊でした。
それぞれの詳らかな内容は本書に譲るとして、自分が本書において特に良いなと思った点は下記2点です。
①読者と共に考える、というスタイル
評論家、予想家の中には「お前ら知らないだろうけど真実はこう、俺が教えてやるよ」的なスタンスの人も少なくないと感じます。それは競馬予想というものがまだアナログでロマンとともに語られていた20世紀には少なく、何もかもがデータ化され可視化され、誰もが簡単に発信を行えるようになった現代において鮮明になってきたと感じます。
それは予想手法の進化あるいは深化によって新たな観点や価値観の発掘によるところが大きいのですが、自らの理論の追及に励むあまり、誰とは言いませんがどうも一般のファンを見下しているような物言いが目につく人もいます。マイケル・サンデル教授の言葉を借りれば「行き過ぎた実力主義」、ゆがんだメリトクラシー(G1TCの馬ではない)がこの世界にもはびこっているようにも感じています。
水上氏と言えば自分が毎週視聴している「競馬予想TV!」(フジテレビONE)をはじめテレビ、ラジオ、Webと盛んに活躍する著名人で、表に出る機会が多い分有名税を払わされることも少なくないはずです。著名な予想家が横柄な物言いに陥りがちなのは、本質を顧みない稚拙な反論に接する機会が増えうんざりしたが故の心の動きという要因もあるかと思いますが、この本ではしばしば「調べたけど原因はわからない、なのでこれ以上は無理に論評しません」というシーンが出てきており、凡そ予想を生業とする人のプライドがいい意味で感じられないのが良いところだと考えます。
例えば、本書の項目の一つに「海外遠征帰りの馬は軽視すべきか」というテーマがありました。結果として「海外遠征する馬はそもそも一流馬に限られ、総じて国内のレースで好成績を収めているので必要以上に軽視する必要はない」というデータが出ていたのですが「香港帰りだけは成績が悪い、しかし理由はわからない」と締めくくられています。
予想家とファンという立場の違いをつなぐのが本書であるならば本来、予想家側の結論なりを誇示して締めくくりたいはずのところ、氏は無理にこじつけをしないで読者の想像、研究にゆだねるスタイルを取っています。わからないことは書かない、のではなく、わからないことを皆で考えるという水上氏の姿勢は「実るほど頭が下がる稲穂かな」という言葉を思い出さずにはいられません。
これは完全に余談ですが、2年ほど前に東京競馬場に出かけた時にラジオ日本の出番の合間と思われる水上氏を目撃したことがありました。売店でコーヒーとサンドイッチを買って関係者通路に消えていったので声もかけられませんでしたが、何というか、メディア露出の多い人にありがちな威圧感めいたものが無く、いかにも人に好かれそうなオーラの持ち主だなと感じたことを覚えています。ある意味人となりがそのまま表れた著書であると思えばそれも納得です。
②「競馬の市民権」を考える視点
これはよくツイッターなどで須田鷹雄氏も触れていますが、日本社会における競馬の見られ方というものについて「競馬の市民権を疑え」というテーマで「こっち側」にいる人間としても考えてみたい、というコラムが本書には掲載されています(著者が連載していた「競馬の天才!」内コラムの転載)。
ご存知の通り、中央競馬は農林水産省の管轄で施行されており、利益は国庫に還元され様々な事業の財源となっています。元々馬券販売は宝くじなどと同様に、戦費の捻出や復興財源の確保、自治体における財政貢献を見込んで行われ公共性の高い事業でありますが、やはり一般的にはギャンブルの類であることは間違いなく、依存症問題などとセットでマイナスイメージで語られることの多いレジャーでもあります。
その点、売り上げの一部が日本財団の財源となり福祉車両の購入など公益性の高い使途に充てられているボートレースは早くからそうした広報活動を積極的に展開していました。JRAがこの手のプロモーションを本格化させたのはコロナ渦になって以降で、開催継続の正当性や意義をアピールする必要性に駆られての措置と考えれば、JKA(競輪・オートレースの統括団体)と並んでこれでも遅いくらいでした(本来なら東日本大震災の時からこのようにすべきだった)。
水上氏が本書で語っているのは主に「依存症を生むリスクを抱えるレジャーが一般社会にどこまで受け入れられているのか、たまには立ち止まって考えるべきでは」という視点でありますが、本質的には個人(=経済力や可処分所得を顧みず購入し身を窶してしまう人)の問題であって統括団体としてできることは限られるとも述べています。別に○○をすべき、という提言めいたものも無く、我々ファン一人一人が顧みる機会を持つ必要性に触れていますが、今の時代だからこそこの視点を大事にしたいと感じました。
考えてみれば、体毛が白かったり馬産界ではレアな九州産というだけで一般ニュースに取り上げられる現代は、競馬ファンにとってはとても恵まれていると言えるでしょう。自分の好きなことにプライドを持つ、ということは大事ですが、市民権を得た趣味だと勘違いして大上段に構えてしまうと思わぬところから矢が飛んできたりするわけで、それは競馬をはじめとした公営競技のファンには特に付きまとう視点だと思います。かと言って変に縮こまったりへりくだる必要もないのですが。
毎週楽しめていることが当たり前だと思わない、我々の愛する趣味は、様々なバランスと多くの人の努力によって成り立っている世界なんだということを自認する、この項からはそんなメッセージが聞こえてくるようでした。
丁度昨今、単勝1倍台の馬がコロッと負けるケースが頻発しています。「当たり前を疑う」という本書のテーマが、簡単そうで難しいことなんだと、現実に改めて気づかされます。
【9/26(日)予想】オールカマーの全頭評価&ねらい目レース(神戸新聞杯)
2021年9月25日土曜日
【9/25(土)予想】
2021年9月20日月曜日
【9/20(月・祝)】セントライト記念の全頭評価
2021年9月19日日曜日
【9/19(日)予想】ローズSの全頭評価
2021年9月18日土曜日
【9/18(土)予想】
2021年9月12日日曜日
【9/12(日)予想】京成杯AHの全頭評価とねらい目レース(中京2、セントウルS)
2021年9月11日土曜日
【9/11(土)予想】紫苑Sの全頭評価
2021年9月5日日曜日
【9/5(日)予想】新潟記念の全頭評価とねらい目レース(新潟8、丹頂S)
2021年9月4日土曜日
【9/4(土)予想】
2021年8月29日日曜日
【8/29(日)予想】キーンランドCの全頭評価とねらい目レース(RKB賞、朱鷺S)
2021年8月28日土曜日
【8/28(土)予想】
2021年8月22日日曜日
【8/22(日)予想】W重賞の全頭評価とねらい目レース
2021年8月21日土曜日
【8/21(土)予想】
2021年8月15日日曜日
【8/15(日)予想】W重賞の全頭評価とねらい目レース(UHB賞)
2021年8月14日土曜日
【8/14(土)予想】
2021年8月9日月曜日
マミリアス、船橋の交流戦へ。今回ばかりは結果にシビアに
出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が、10(火)の船橋9Rナイスレイン特別(ダ1600m)に出走。未勝利脱出へラストかもしれないチャンスに挑みます。
前走、7/4の福島戦(7着)以降は在厩で調整。出走機会が得られることを最優先しての陣営の意向もあり、次走予定が確定しない中でも暑い中緩めずにここまで来ました。この時期は他陣営も考えることは一緒で、月初に予定されていた金沢の交流戦は30頭超の申し込みがあり補欠にすら入れず。そのような状況の中、よく船橋に滑り込めたというのが正直なところです。
ここまでのマミリアスのレースを見るに、ダートだと1800mはやや長いという感触。前走で試した1700mももう一つ踏ん張り切れなかったことを考えれば、コーナー4つで1600mは丁度こなせそうな範囲でしょうか。逆に言えば今の時期の中央未勝利戦は芝は大渋滞、ダートだと1000,1200,1700,1800の4つしか距離設定が無いため出る番組に困るという状態であったため、この出走が叶ったのも運が味方したと言えます。
中央からはマミリアス含め7頭が参戦しますが、ほぼほぼ未勝利戦で1秒差で負けている馬の集まりといった感じでしょうか。鞍上は大井の矢野J。前回の交流戦(森J)といい、力量差がなく混戦の中トップ級の騎手を確保できたことは非常に心強いです。
中央の未勝利戦は9/5(日)で終了。残り4節となり優先権持ち以外は現状でも4節空けないと出られない状況で、出走間隔を考えればこれがラストチャンスでしょう。デビュー戦であと一歩着を拾えていたら…優先権を持って挑んだ中山戦で挟まれなければ…等タラレバを上げればきりが無いですが、それも含めてここまでの結果を甘受すべきなのが競馬であり一口馬主であると考えます。
次に繋がるレースを、と願ってきましたが、この期に及んでは2着も殿も同じ、としか言いようがありません。これまでの経緯から決して楽観はできない舞台ではありますが、チャンスを持って挑めるということがまずは何より。コンディションや鞍上の手配など陣営のこれまでの尽力がなんとか報われるよう、出資者としてはただ祈るのみという状況。きっとマミリアスは結果で応えてくれると信じています。
発走は19:05。明日ばかりは早めに上がらせてもらって、未来に繋がる走りを応援しようと思います。



