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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2022年8月20日土曜日

【8/20(土)予想】ねらい目レース(瀬波温泉特別)

■新潟9R/瀬波温泉特別 カンピオーネ

前走の鳳雛Sは向こう正面でペースが速くなったタイミングで被されまいと早めに動いたことでしまいを失くし⑥着。動じずにいたハピやコースロスなく進んだタイセイドレフォンが上位に入る強豪ぞろいのレースで、ペースの上がる区間で脚を使ってしまっては太刀打ちできません。陣営もその反省を踏まえ今回はマイペースのレースを公言しており、好メンバーの中差し切った2走前の分だけ走れればここでも十分に勝負になるはずです。

2022年8月14日日曜日

【8/14(日)予想】関屋記念・小倉記念の注目馬とねらい目レース(札幌7R、三面川特別、八女特別)

■新潟11R/関屋記念 シュリ

中心視されそうなイルーシヴパンサーの扱いが難しいところですが、尋常に考えて乗り替わってから4連勝で重賞制覇までもっていった鞍上を変える理由はありません。巷では「安田記念で構え過ぎての敗戦に納得がいかず降ろされた」という言説も目にしますが、少なくとも前走までの時点で結果を出している待機策を崩すことはギャンブルですし、この馬自身も32.6の脚は使っており久保田師の言う通り「展開、位置取りすべてが向かなかった」という一言に尽きます。ここ2週田辺Jが騎乗していなかったことを考えれば公衆衛生上のやむを得ない措置だったと見られ、他に騎乗経験のあるJが居ない(大野Jはフランス遠征、横山典Jは小倉)事情もあってか早目に岩田望Jを確保したと見るのが妥当でしょう。それが結果的に木幡巧Jになってしまったのは陣営に同情を禁じえませんが…

さて、別の馬の話が長くなりましたが本命はシュリとします。

5走前に同舞台の谷川岳Sを勝ちましたが、それ以降は大きな着順が続いています。しかしながらこの馬は折り合いに難があり、谷川岳Sこそ小頭数の逃げ切りでしたが本来は前に壁を作って我慢させたいタイプです。4走前のエプソムCと2走前のマイラーズCは外枠で壁を作れず、前走のメイSも馬群に入れられず向こう正面で暴走。3走前の京都金杯こそ内目で我慢できましたが、直線でラチ沿いが渋滞し下がってきた先行馬のあおりを受けてまともに追えずの0.7差⑩着といずれも訳アリの敗戦でした。

この馬のかかるパターンは向こう正面で一時的に区間ラップが緩むタイミングであり、必然的に距離が長くなるほどそのリスクは高まります。マイルへの距離短縮がプラスなのはもちろんのこと、平坦な新潟コースは道中のペースも緩みにくく、実際に関屋記念は2013年から9年連続して2F目~7F目が11秒台以下となっています(うち逃げ切り勝ちも2回)。シュリが折り合うにはベストなラップが新潟マイルと言えます。

イルーシヴパンサーが先述の事情であり、ダノンザキッドは道中で溜めを作れないと脆いところがあります。先行馬が少ない分ウインカーネリアンは目標にされるリスクがあり、上位人気馬にそれぞれ不安要素がある今回はこの馬の一発があってもおかしくはないでしょう。


■小倉11R/小倉記念 アーデントリー

前走の中京記念の際に「使いながら良くなるタイプでもう1~2戦待った方が」という話をさせてもらいましたが、そこから中2週の再輸送で挑む今回は日曜に坂路で51.8-12.8の好時計をマーク。坂路調教で4Fが52秒を切るのは約3年ぶりで、休み明けを2回使われた後でここまで時計を出せるのは好調の証と言えるでしょう。

現に小倉コースは相性が良く、7回走って①③④④①①⑪。唯一崩れたのが前走の中京記念でしたが、好位の外目で溜めを作れなかったことが敗因でした。4走前の大阪城S②着時のように、馬群の中で溜めを作り最後のひと脚で勝負に持ち込むのが好走パターンにつき1番枠は好材料。陣営も今回は控える競馬を示唆しており、2週間のインターバルのあった小倉芝はインもまだ良好。経済コースを回っての一発は十分にあり得ます。


■札幌7R アスクビッグスター

レッツゴードンキ、ストレイトガール等活躍馬多数の廣崎利洋氏。両馬を管理した梅田・藤原の各厩舎への預託に加え、近年は矢作厩舎への預託数も増やしています。今年矢作厩舎所属の所有馬(廣崎利洋HD名義)は21走していますが、うち16走で手綱をとったのが所属の古川奈J。(3,1,3,9)と決して悪い成績ではないものの、ほぼ条件戦が中心で人気以下の着順が大半につき、馬質に見合った成績を上げているとは言い切れません。

今回、アスクビッグスターはそれまで3戦手綱をとった古川奈Jからテン乗りの横山武Jに乗り替わりますが、古川奈Jは札幌におり同レースへの騎乗も無く、本来特に降ろされる理由が無いはずです。とすればここは名を捨て実を取りに来たと見るべきで、2走前の函館戦と同じだけ走ることができれば順当に勝機でしょう。


■新潟10R/三面川特別 アラビアンナイト

前走の松島特別は、外枠を引いたことで最後までロスの多いレースになり0.3差の④着。それでも最後は脚を使えており、今回は内目の枠に加え良績のある左回りに替わるのも好材料。近走成績の良い馬が多いですが、人気ほど差は無いはずで。


■小倉12R/八女特別 ラルフ

荒川厩舎らしく使って使って調子を上げてくる馬で、再々輸送も中間は坂路でびっしり追われ体調は良好です。この条件も④③着と安定して走れており、連軸タイプではありますが内に控えたい馬が多く揃ったここは意外とスンナリ好位も取れそうで、頭期待も込めた買い方をしたいです。

2022年8月13日土曜日

【8/13(土)予想】ねらい目レース(稲妻S)

■新潟11R/稲妻S ヒロノトウリョウ

前走の邁進特別ではスタートで安めを売り500m地点で最後方。しかしそこから進路を探しながらほぼ馬なりで差を詰め、32.6の脚で千直巧者のタピオカを差し切り。同じくこのコースは良く走るトミケンルーアでさえ33.4だったことを考えれば、このコースへの適性がいかに高いかがわかります。昇級し全体のタイムは上がりますが、最後の1Fで時計のかかる構図は千直全般に共通します。今回も好枠を引け人気はするでしょうが、他実績馬も外枠に入ったためオッズは分散しそう。ここは引き続き追いかけても妙味十分と見ます。


2022年8月7日日曜日

【8/7(日)予想】レパードSの注目馬とねらい目レース(驀進特別)

■新潟11R/レパードS メイショウユズルハ

前に目標を置けないと甘くなる面があり勝ち上がりに時間がかかりましたが、前走のわらび賞は抜け出してから遊びながらも0.4差の完勝。当時の②~④着馬はいずれも次走で即勝ち上がりを決めていることからも、メンバーレベルに恵まれた勝利ではないことは明らかです。

今回はブリンカーを着用し集中を図るのに加え、内目の枠が引け同型も多くいることから馬群の中で我慢をさせるにはもってこいの展開となりそうです。人気が予想されるタイセイドレフォンやホウオウルーレットと違い派手さこそありませんが、最後まで集中して走れればこれまで後塵を拝してきた相手にも逆転可能と見ます。


■新潟9R/驀進特別 エスジープリンセス

間隔を空けた時の方が走れる馬で、中3週以下では過去4回走って⑬⑯⑪⑪着。前走は不得意な中2週に加え、進路を確保しようとしたところみんな揃って直線で外に寄ってきて満足に追えないレースで、それでも0.5差まで差を詰めてきたのは及第点でした。2か月半の休み明けだった2走前の1勝クラス戦ではノーステッキの差し切り。気難しいところがある分、千直の外枠で溜めを作って運べるのは好材料。柴田善Jなら発馬の心配も無用で、前が開けば突き抜けるでしょう。

2022年8月6日土曜日

【8/6(土)予想】ねらい目レース(新潟7R、札幌日経OP)

■新潟7R エンロサディラ

ご存じエバーローズの一族。00年代にターフとネットを大いに沸かせたウインクリューガーを母父に持つ貴重な血統ですが、この一族は走るごとにレースぶりが良くなっていく傾向にあります。母エバーローズは新潟千直で三連勝し将来を嘱望されましたが怪我のため無念の引退、しかしながらデビュー当時は有り余るスピードを制御できず、ソラを使ったりなどかなり若さを出したレースぶりでありました。姉のマイヨアポア(3勝C)も今でこそ安定勢力ですがデビュー当時はやはり粗削りなレースが目立ち、先週デビューした妹のイースターエッグも最後の伸びは良かったものの道中は今ひとつリズムに乗れなかったように、この血統はレース慣れが必要と言えます。

エンロサディラは新馬戦で芝を使われた後はダートに転戦。その新馬戦はやはりまだレースを理解していないような走りで⑭着でしたが、その後⑧⑧⑦⑤と着実に進境を見せています。管理する和田正一郎師曰く「使うごとに柔らかさが出ている」とのことで、やはり本来は芝で軽いスピードを生かしたいタイプ。前走は久々の芝レースでしたが、鞍ズレにより大差シンガリ入線につき参考外。但し事象が発生する前の最初の400mくらいを見る限り芝のスピードにはついていけており、明らかに新馬戦の頃と比べてレース慣れが伺える内容でした。この時期の芝の短距離にしては前走掲示板を確保した馬が8頭と半分以下しかおらず、メンバーレベル的にもここなら通用の可能性を見出せそうです。


■札幌11R/札幌日経オープン タイセイモンストル

前走の函館記念の時に「ここは札幌日経OPに向けた叩き」と書かせてもらいましたが、その函館記念はぬかるむ芝コンディションでテンに位置を取るために脚を使った先行馬が4角から失速。抜け出すとソラを使うこの馬にとっては有難くない展開になってしまった分もあり⑦着に敗れましたが、元々6走前、2走前と短期続戦で結果を出しているだけにここを叩いて中2週での続戦は想定内のはず。叩き初戦としては十分な内容で、距離延長で楽に位置を取り前に目標を置きながら走れればOPとはいえこのメンバーなら。

2022年7月31日日曜日

【7/31(日)予想】アイビスSD・クイーンSの注目馬とねらい目

■新潟11R/アイビスSD スティクス

前走のCBC賞でも◎推奨しましたが、テイエムスパーダがあのペースで逃げてしまい流石についていけずの⑦着。それでもあのハイペースを最後まで走り切ったのはやはり元来のスピード能力の証左と言えるでしょう。その時にも言及しましたが、この馬は被されずに自分の形で行けるかが好走のカギを握ります。決して逃げなければいけないわけではないのですが、短距離戦で単独の2,3番手を取れる馬群になるのはレアケースですから、揉まれないようにしようとなると逃げざるを得なくなります。逆を言えば馬群の中で折り合わせたり併せ馬に持ち込む必要がないからこそ、この枠を引いてしまったからには腹を括ってイン逃げ戦法で行けるところまで行ってほしいという淡い期待を込めての本命抜擢です。

それができると考える理由はいくつかあります。

①野芝オンリーで挙行される新潟は、夏開催が最も芝の生育が進むうえ春の開催で使っていなかったAコースを使用するため、開幕週は内ラチと外ラチの差が小さい。

②スティクスはゲートが抜群な一方、内に入ったライオンボス・オールアットワンスは必ずしもゲートの出で先手を取るタイプではないためポジショニングが容易。

③韋駄天Sでも内目の枠を引きハナを切ったが、外ラチに寄せて脚を使ったこともあり失速した経緯があり、2回目の直線競馬となる今回は戦法を変える可能性が高い。

④藤田Jは今回のメンバー中最多の千直騎乗経験&千直勝利数(下図)を有し、このコースの好走パターンをある程度理解している。


⑤内ラチ戦法が取れる馬は「他の馬が居なくてもちゃんと走れるかどうか」等限られるが、揉まれたくないスティクスの場合この戦法の方が合っている可能性が高い


土曜の新潟最終で④着したケイティレインボーも内ラチ作戦を敢行。ただこの馬は決してテンの速いタイプではなく、残り600mの地点から鞭を入れて走らせないといけないくらいのスピード能力でありながら最後は②着争いの一戦に踏みとどまる健闘を見せました。ゴール前で目標とする馬が居ない内ラチ作戦では、いかに前半に気分良く走らせお釣りを残せるかに成否がかかります。スピード能力ではメンバー随一と言っても良いにもかかわらず枠で人気を落とすのであれば、奇襲前提で狙ってみる価値はあると見ます。


■札幌11R/北海道新聞杯クイーンS メイショウミモザ

展開のカギを握るであろうローザノワールが内枠を引き、ハナをとるのはほぼ確実な情勢。しかし厄介なのが今回丹内Jに乗り替わるスライリーの存在です。ご存じのとおりスライリーは極度の気性難でこれまで14戦すべてで厩舎所属の石川Jが跨ってきましたが、出していくと掛かるしそれを恐れて控えると差し届かず…というレースの繰り返し。前走のメイSでも壁を作り中団待機を試みるも激しく行きたがってしまい、観念して向こう正面で暴走気味にハナに立ち⑥着。HBUのクラブ馬で、メイS後に会員向けに相沢師が語ったところによれば、石川Jの騎乗ミスだとしてお詫びしたうえで鞍上交代に言及したいたため今回の乗り替わり自体は既定路線だったと言えます。

但し、ここからは噂&憶測の域を得ないので話半分に聞いてほしいのですが…石川Jの騎乗を師が謝罪したのはこれが最初ではなく、3歳時のクイーンS⑩着の時にも同様の経緯があり鞍上交代が示唆されましたが結局フローラSでも石川Jが継続騎乗し、②着と結果を出していました。実はメイSの前から陣営は乗り役を探していたものの、田辺、津村、大野Jといった関東中堅に断られてしまい元さやに戻った…という話もあります。この馬の気性難は既に多くの人が知るところである故、気心知れた弟子以外今から他の人が乗るのは難しいという事情もあるでしょうが、クラブ馬である以上「気性難故高い能力を活かし切れていない」という状態で真っ先に採るべきは鞍上の交代であり、石川Jが同日の新潟でオールアットワンスに騎乗する事情も手伝い、結果を出すためというよりかは会員の不満を解消する目的で乗り替わったものと見ています。「2場開催にもかかわらず確保できたのが丹内J」というのはそうした事情を映しているとも取れ…

尤も、気性難の助け舟が丹内Jで良いのかというのは大いに疑問で、先日ヒメゴゼンの時にも言及した通り番手で折り合わせるというのは苦手なタイプ。抑えが効かずにローザノワールにちょっかいを出すことになる可能性が高く、そうなると前が速くなり後続の動き出しが早目になることで、後方待機勢が外を回らされることが考えられます。

こうなるとインへの意識のある人馬が台頭する流れが期待でき、そこから抜擢したのがメイショウミモザ&鮫島駿Jです。2走前の阪神牝馬Sはまさしくその運びが嵌っての①着で、ローザノワールの後ろのインを取れれば前述の事情からも労せずして先頭に立てるはずです。時計のかかる今の札幌芝は距離適性の紛れを生みやすく、高速決着が見込まれないからこそ短めの適性のこの馬にもチャンスがあると見ます。

2022年7月30日土曜日

【7/30(土)予想】ねらい目レース(関越S、新潟12R)

■新潟11R/関越S レッドフラヴィア

内枠を引いてラチ沿いを走らせたい馬で、1~2番枠を引いたときは(3,0,0,0)とパーフェクト。前走の小倉大賞典も3番枠につき枠は悪くありませんでしたが、流石に開催最終週の荒れ馬場につきラチ沿いを走るわけにはいかず。今回は開幕週で馬場は段違いに良くなるうえ、1番枠に入ったのが重度の出遅れ癖を持つホウオウイクセル。実質的に1番枠を引けたに等しく、走れる条件が揃ったここは一発も。


■新潟12R ルドラクシャ

新潟直千では(1,1,0,7)ですが枠順に恵まれないことが多く、2桁馬番を引けたときは(1,1,0,1)と堅実です。唯一の着外は昨年のアイビスSDの1.0差⑧着ですが、先手を取りライオンボスの直後につけ最後まで③着争いの一戦に踏みとどまった内容は1勝クラスの馬の格上挑戦としては十分すぎたと言えます。2か月半ぶりの実戦で陣営は慎重ムードも、直前のDWでは51.5-11.8と動けており態勢は整ったと見てよさそうです。時計勝負になった時の懸念はありますが、平場で52kgで出られるのは好材料。好枠から発馬を決めれば通用級の1頭です。

2022年7月24日日曜日

【7/24(日)予想】中京記念(小倉)の全頭評価とねらい目レース(福島8)

■小倉11R/中京記念

[1]①ベステンダンク(和田竜)

前走のマイラーズCではハナを叩いて④着。インが荒れた分他の馬が外を回し、併せ馬に持ち込ませなかった分もありましたが自身のレースができればまだやれるところを示した一戦でした。但し流石に10歳となり切れる脚が使えない分、天候などの助けが必要な近況です。前走は直前からの雨で表面が柔らかくなった芝コンディションの助けもありましたが、今週は降ってもにわか雨程度のようで勝ち切るまで恵まれるかはどうでしょうか。

[1]②ミスニューヨーク(M.デムーロ)

デムーロJに乗り替わってからは⑫①③⑩着。大敗した2走はいずれも東京戦で、走りのスムーズさを見ても右回りの平坦コースがあっています。それが証拠に小倉1800m戦は①②④③着と崩れなく走れており、前半置かれても最後に上りが掛かる展開になれば台頭は可能でしょう。

[2]③コルテジア(松山)

2年ぶりを叩いた前走のエプソムCは⑨着も、トーラスジェミニの2番手を追走し0.7差と踏ん張りました。一度使われたおかげか追い切りの動きも良くなっており、力を出せる出来にはあると見ます。とはいえ、仮に力を出したところでこの馬の勝ったきさらぎ賞のメンツを見ると当時②着のストーンリッジがこの前ようやく3勝クラスを勝ったというレベルで、通用の根拠とまではいかないのが正直なところです。

[2]④ダブルシャープ(幸)

絶対的なキレ勝負では分が悪いものの、上りが掛かる展開で突っ込んでくる小倉巧者。どうしても展開待ちになる部分はありますが、最後までしぶとく脚を使えるタイプです。但しその特徴も含め多頭数の時の捌きが難しく、故にこの枠では一旦下げて外を回すしかなさそうです。晴雨兼用タイプにつき、押さえは必要でしょう。

[3]⑤カイザーミノル(横山典)

一発を狙って逃げた天皇賞の⑭着以外は大崩れなく走れており、昨年の毎日王冠で0.3差の⑤着もあり距離自体に問題はありません。但し器用さに欠けるためワンターンのコースばかりを走っており、コーナー4回のコースはデビューの中山戦⑧着と19年8月の小倉芝1700m(!)①着の2回のみ。4角で勢いのつく小倉コースも本質的には苦手な部類でしょう。

[3]⑥アーデントリー(坂井)

使いながら仕上がるタイプで、一昨年、昨年と連戦の中で連続好走しています。1年2か月ぶりを1回叩いただけではまだ足りなさそうで、逆に一度好走できれば「もう一丁」がある馬。本領発揮にはもう1~2レース待った方が良いでしょう。

[4]⑦スーパーフェザー(川須)

川須Jはこれまで4頭の馬(エーシンジーライン、ダイワファルコン、エーシンメンフィス、レッドアリオン)で重賞6勝を挙げていますが、このうちの3頭はテン乗りでの重賞制覇でした。唯一テン乗りでなかったレッドアリオンも初騎乗機会のフローラルウォーク賞で勝利しており、テン乗りを苦にしない騎手と言えます。

但しこの馬自身が多頭数戦を苦手にしており、11頭立て以上で(1,1,2,12)。4歳春まではパーフェクトに走れていたのが、それ以降は全くもって走れず。現に昨年の小倉記念も取り消し込みの8頭立てで上手く立ち回っての③着ですから、捌く頭数が多いここでは。

[4]⑧モズナガレボシ(荻野極)

前走の七夕賞は流石に位置取りが後ろ過ぎて⑦着。名前のせいもあり人気していましたが、4角10番手以下では勝ち星なしという戦績が示すように元々速い上りを使える馬ではないだけに、奇策を好まない戸崎Jとはいえ結果的に自らノーチャンスの位置取りに陥ってしまいました。


今回は中1週での臨戦ですが、荒川厩舎は間隔を詰めて使えている方が成績が良く、上記の通り連闘~2週(=中1週)の時の成績が非常に高いです。昨年の小倉記念①着時も直前に新潟の自己条件を使ってからの中1週でした。但しその小倉記念当時は輸送トラブルに見舞われた他馬を尻目に金曜輸送で難を逃れたうえ頭数も手ごろでレベルも微妙、おまけに雨で重くなった外差し馬場というすべてが好転した結果で、道中が流れると前走同様に位置取りを落とす懸念があります。

[5]⑨ワールドウインズ(田中勝)

気性面の問題から、以前は極端な競馬でしか結果を出せていませんでしたが田中勝Jが一瞬の脚を活かすことを心掛けて乗るようになりプチ復活。昨秋のキャピタルS、前走のメイSと掲示板を確保する走りを見せています。小倉は(2,0,0,1)で得意としており、唯一敗れた昨年の関門橋Sは早目に追い出さざるを得ない展開でこの馬の力を発揮できるレースにならなかったことが大きいです。ブリンカーを外すとなると控えるレースをしたいのでしょうが、うまく馬群を捌けさえすればこのメンバーならワンチャンスはあるでしょう。

[5]⑩シャーレイポピー(福永)

前走の米子Sでは落鉄の影響もあり直線で伸びを欠き⑦着。4勝は全てマイル戦で、紫苑S④着時の止まり方を見ても距離はマイルまでがよさそうと見ております。ここはギリギリかと思われますが、一方で先週の降雨を経て小倉は再度時計が速くなっており、マイルでの高いパフォーマンスを思えばスピードが求められる舞台と考えれば注意が必要でしょう。

[6]⑪カテドラル(団野)

上りを要する展開かつ馬群の中でギリギリまで溜めを作れるときに好走できるタイプ。近4走大敗していますがうち3回はレースの上がりが34秒台前半以下で速すぎ、唯一35秒台だったダービー卿CTは15番枠だったこともあり縦長馬群の最後方で壁を作れず。馬群をうまく立ち回りたいこの馬にとっては絶好の枠を引けた今回、昨年はスムーズさを欠いた中でも②着したことを思えば十分それ以上は望める舞台と言えます。

[6]⑫ヴァリアメンテ(岩田望)

前走の米子Sは直線で行き場を失くし不完全燃焼の⑥着。スムーズならもっとやれていい馬ではありますが連戦でパフォーマンスを落とすタイプにつき、中4週で川田Jも乗らないここは前走以上は望みにくく。

[7]⑬カデナ(今村)

直前の坂路で4F49.8という猛時計。ラップタイムでは13.0-11.9-11.9-13.0と失速していますがこの馬が坂路に入った時は必ずと言っていいほど逆時計になるのがお約束です。


上記はカデナの坂路調教でラップが12.0を切った区間が1つ以上あったものを抜き出したものですが、5歳の夏以降逆時計が定番化していることが見て取れます。そのためこの時計の出方自体は特に気にするほどではないと考えており、今村J本人が騎乗し時計の出やすい追い切りだったことを加味しても状態は上がっていると言えます。

過去小倉コースはいずれも重賞で②①⑥③着。調教時計が示す通り助走をつけて4角から加速しかつ最後の1Fが掛かるコース形態が嵌っているタイプです。今の小倉は流れが速くなりがちですが、開幕週のきれいな馬場というわけではなく先週踏み固められたラチ沿いを中心に硬化が進んでおり、特に上級戦になれば必ずしも行ったもの勝ちではない状態です。加えて今回は上手く立ち回りたいタイプが多数おり、スムーズに外を上がってくることのできるメンバー構成に恵まれたことも大きいです。雨が心配でしたが降雨は夕方以降の予報につき、能力を出し切れば好勝負可能です。

[7]⑭ベレヌス(西村淳)

前半が60秒を切る流れでは(0,0,1,5)。スローの逃げ馬タイプにつき、同型がおりかつ時計が速くなりそうな今の小倉は厳しいでしょう。

[8]⑮ファルコニア(川田)

前走のマイラーズCでは③着に好走。本来渋った馬場は得意ではないですが、道中はギリギリ馬場の良いところを通らせる理想的な競馬が叶いました。直線でホウオウアマゾンの外に出せたのも理想通りで、こういう操縦性の高いタイプはキッチリ走らせられる川田Jが合っています。但しそれゆえ好枠を取れないと厳しいことも事実で、現に全成績(5,4,4,4)のうち15番より大きな馬番の時は(0,0,0,2)。同じように立ち回りたい馬も多い中で、この枠から好位のインを取れるかは少々難易度が高いと言わざるを得ません。尤も、川田Jにはそれができると見られているからこそこの人気なのであり、押さえる必要性はあるでしょう。

[8]⑯レインボーフラッグ(小牧太)

調教からも以前のキレが鳴りを潜めており、新味を求めての距離延長ですが浮上できる要素は見当たりません。小牧太Jが芝の古馬重賞に乗るのは1年ぶりですが、近年は乗鞍を絞っているうえダートでズブい馬を追って追って届かせる騎乗に活路を見出しており、2016年以降は乗鞍に占めるダートの割合が芝を逆転。恐らくここも追って追って…の騎乗で馬に喝を入れるのでしょうが、先行する奇策を演じようにも同型が居るここではそれも難しく。

<予想>
◎カデナ
○ミスニューヨーク
▲カテドラル
△ファルコニア
△カイザーミノル
△シャーレイポピー
△ワールドウインズ
△ダブルシャープ


■福島8R リヴェット

前走の1勝クラス戦はスタート直後に落馬したカラ馬を気にしてか終始スムーズでない走りで、直線に向いた段階ですでにガス欠という状態で⑧着。ただこのレース自体は勝ったマイネルクロンヌが次走で連勝を決め、ほか掲示板に入った上位5頭が何れも次走でも掲示板を確保するなど好メンバーが揃っていました。休み明けは3度走りいずれも現級で②④②着。前走時後れを取っていた中間の併せ馬も今回は併入に持ち込んでおり、現級のメドを立てている立場で巻き返しに期待です。

2022年7月23日土曜日

【7/23(土)予想】ねらい目レース(福島7、8)

■福島7R ヒメゴゼン

前走は逃げて僅差の②着でしたが、元々逃げなくても良いタイプ。結果的にその前走は前半が61.9というスローに落とせたことが奏功しました。一方で主戦の柴田大Jは同じくラフィアン馬の騎乗の多い丹内Jとともに番手で折り合わせるということが苦手なタイプで、きょうだいのマイネルプリンチペ(柴田大⑫→宮崎③)、ステラドーロ(丹内④→斎藤①)、ヒットザシーン(丹内⑥→森裕②)とこぞって「乗り替わって好成績」のケースが多いです。

今回は柴田大J自ら体調不良で今週の騎乗をすべてキャンセルしていますが、土曜の福島では早速2Rでゴールデンハインド(戸崎)、3Rでラブミードゥ(M.デムーロ)と柴田大Jから乗り替わった馬が連勝、早くもボーナスステージの様相を呈しています。このレースにはもう1頭同騎手から乗り替わるチューウィーもおりますが、こちらは初の1800mで良績も東京に集中しており、コーナー4つのレースへの対応力が未知という点で一枚割引。先に決めるのはこちらと見ます。


■福島8R ニシノコニャック

前走は勝ったイグザルトが強すぎたレース。そのイグザルトに直後につけられた先行勢にとっては厳しい展開で、2.4差の⑬着とはいえ悲観する内容ではありませんでした。このとき1.7差の⑦着だったゼンカイテンも次走を快勝しており、逃げて1.9差⑨着のニシノアナも次走で④着。この馬自身1200mでは(1,1,1,0)でもあり、大敗は1300m以上のレース。距離短縮と斤量減で前進可能でしょう。

2022年7月17日日曜日

【7/17(日)予想】函館記念の全頭評価

■函館11R/函館記念

[1]①ハヤヤッコ(浜中)

ダートでもレパードS以降は距離不足気味で東京2100m以外では勝ち切れず。流石に天皇賞は距離が長すぎましたが、適距離だった2走前の日経賞でもコースロスなく完璧に立ち回って0.4差⑤着。勝ったタイトルホルダーが完調でなかったことを考えれば本来はもっと差が開いていてもおかしくはなく、現状2200~2500mくらいの距離でじっくり運べないと厳しいでしょう。

[1]②ジェネラーレウーノ(丹内)

長欠明け以降は本来のパフォーマンスを取り戻せておらず、加えて元々間隔を空けて使えた方が良いタイプ。中1週で相手も強化されるここでは。

[2]③フェアリーポルカ(武豊)

紫苑S②着、愛知杯④着と2000mで走れないことはないのですが、小回りコースで立ち回りを活かすというこの馬の得意条件を考えればどうしても挙行距離は1800mがメインとなってきます。ここがポイントで、本来牝馬なら無理してここを使わなくてもあと2週待てばクイーンSが行われるのでそれを待てばよいはずですが、切れる脚のないこの馬が自身のセールスポイントで勝ち負けに持ち込むためには(主戦の三浦Jが乗れなくても)コーナー径の大きい札幌より函館を使った方が勝負になるという判断あってのものでしょう。

但し、気になるのがだんだんと末が甘くなっている点。前走の福島牝馬Sでは確かに直線で最後に2回ほどブレーキを踏んだのが直線の敗因でしたが、それ以前に4角から押し上げるでもなく直線に向いてからカタをつけようとしているのでは間に合わず、意図的に溜めるレースをさせてあの結果だった可能性が考えられます(意図しない位置取りだったとしたらもっと焦って早目に追い出すはず)。そもそも絶好の条件だった昨年のクイーンSでも、出して言ったせいか末が甘くなり④着、力量的にはやや陰りが見えていると考えます。キレ勝負になりやすい牝馬戦を避けた意図はここにもあると思われますが、好位のインから抜け出したいこの馬にとっては内が残せる馬場かどうかが取捨のカギとなるでしょう。

[2]④アイスバブル(水口)

昨年②着。その昨年は結果的には勝ったトーセンスーリヤの力が抜けていたわけですが、例年の函館記念の傾向とやや異なり差し有利の決着になった点も後押しでした。カギとなるのは「開催週とコース替わり」です。


表で示したのは函館記念の上位入線馬と開催週およびコース替わりの図です。注目していただきたいのは上位入線馬の位置取りで、開催日程の変更で一昨年はBコース2週目、昨年はAコース3週目の開催となり4角10番手以下の差し勢も台頭するレースになりました(14年、12年も同様)。それまではBコース替わりの最初の週に函館記念が行われており、4角5番手以内でないと上位には来られませんでした。

今年も結局五輪対策を引き継ぎ真夏は2場開催となり、函館2歳Sと函館記念が同じ週に行われるスケジュールも変わらず。Bコース替わり2週目で差し勢の台頭が見込まれる舞台となります。その昨年よりは与しやすいであろう相手に加え、何故か昨年より1kg軽い54kgのハンデも考えれば注意が必要でしょう。

[3]⑤マイネルウィルトス(M.デムーロ)

昨夏までは折り合いの関係で2000m以内を使われてきましたが、その後2500mの重賞で2度の②着。馬の成長、鞍上強化というのは確かですがそれ以上にこの馬の苦手とするキレ勝負に持ち込まれにくい距離だったことも大きいと見ます。決して不器用というタイプではないのですが、現状2000mでは距離不足で追走に脚を使う懸念があり、何かにやられる可能性は懸念しておく必要がありそうです。

[3]⑥タイセイモンストル(高倉)

典型的な叩き良化型で好走歴は中3週以下の臨戦時に集中。ここは叩きで、中2週で臨める札幌日経OPが本線でしょう(昨年のタイセイトレイルの時も同じ話をしましたが…)。

[4]⑦スマイル(坂井)

4勝はいずれも前半が62秒以上かかった時のもの。機敏に動けるタイプでもなく、距離はもう少しあった方が良いでしょう。

[4]⑧スカーフェイス(岩田康)

前走の大阪杯はザ・岩田父という騎乗で0.5差の⑥着でした。元々最後の1Fがかかる展開が得意なわけですが、それは道悪だったり最後の直線に坂があったりで物理的に時計のかかる状況ができた時です。馬場はタフになりそうですが、コース形態的には平坦の函館は本来合う舞台とは言えずで。

[5]⑨アラタ(横山武)

函館で2戦2勝。自在性の高さが売りで昨年の福島記念でも③着に入ったようにペース不問で走れるタイプです。但し裏を返せば重賞で勝ち切るにはパンチ不足は否めずで、重馬場になり決め手を削がれる展開になれば台頭は可能でしょう。逆に決め手が活きるまっとうな馬場になると脆い可能性はありますが…

[5]⑩ウインイクシード(藤岡佑)

賞金不足で満足に使えずにいませんでしたが、ポジションを取れなかった福島民報杯以外は安定して走れています。前走の巴賞では先行馬群から垂れてきた馬を冷静に捌いて④着でしたが、馬場差などを考えれば本来もう少し良い着順であったべきかと思います。流石に8歳を迎え衰えは否めずですが、ブリンカーとひと叩きの効果に期待です。

[6]⑪レッドライデン(丸山)

逃げ切って連勝した2戦はいずれも62秒台のスローペースを逃げ切ってのもの。ハナを切れる可能性こそありますが流石にこのメンバーで62秒で楽逃げできるとは思えずで。

[6]⑫サンレイポケット(鮫島駿)

左回り+上がりのかかる展開が理想で、今回右回りではありますが馬場次第ではタフな上がりは期待できそうです。3走前の京都記念は久々の右回りながらメンバー弱化にも助けられ③着。今回のメンバーを考えれば右回りだからと言って切るのは早計でしょう。

[7]⑬ギベオン(池添)

逃げ切った昨年の金鯱賞は、デアリングタクトにマークが集中して前半が61.4という楽逃げが叶った結果でした。いずれにしても流れが向かないと好走できておらず、今回の追い切りも芝コースで57.2-12.3とまるで追い切りと呼べないレベルの調整でしかなく、本領発揮すら怪しく。

[7]⑭サトノクロニクル(斎藤)

前走の巴賞でも最後に見せ場を作ったように、今もなお条件が嚙み合えば上位台頭は可能な実力の持ち主ではあります。但し斎藤Jの傾向として逃げ先行以外では信頼度がガクンと下がるため、この条件で来るかどうかは相当なギャンブルと言わざるを得ません。

[8]⑮アドマイヤジャスタ(吉田隼)

一昨年の勝ち馬。今年はノドの手術明けを叩いて、当時と同様に鳴尾記念から中5週のローテで臨んできました。外差しが決まる展開であればやれるだけの力はありますが、何分前走が何も出来ずの敗戦で、中間の本数もさして重ねている気配もなく中身が戻ってるかは微妙です。

[8]⑯ランフォザローゼス(柴山)

超ハイレベルメンバーで0.6差⑤着だった3歳時(2019年)の毎日王冠がベストパフォーマンスでしたが、元々切れるタイプというよりしぶとさが売りの馬。ダイヤモンドS②着も長距離戦でその良さが活きた結果でした。前走の巴賞は直線で外に出そうとしたところをロードマックスに阻まれ内に切り返すロスがあり0.4差の⑥着。一瞬のキレに乏しいこの馬にとっては致命的な展開をよく盛り返しました。成績が低迷してからは藤沢和厩舎出身騎手の練習台のような使われ方が多かったですが、粘り強く伸び脚を引き出す柴山Jはこの馬に合っていると言えるでしょう。このメンバーなら展開一つで台頭もあるでしょう。但し今日再び雨が降る予報につき、再度の馬場悪化はプラスではなく…

<予想>
◎アイスバブル
○マイネルウィルトス
▲ランフォザローゼス
△サンレイポケット
△スカーフェイス
△ウインイクシード
△アラタ
△サトノクロニクル

2022年7月16日土曜日

【7/16(土)予想】函館2歳Sの注目馬

■函館11R/函館2歳S ブトンドール

週末の函館は金曜から断続的に雨が降る予報で、この最終週はタフな芝コンディションになりそうです。人気を分け合うであろう2頭について、クリダームは良馬場でスピードが活きるタイプでしょうしスプレモフレイバーも然り。新馬戦をタフなコンディションで勝ち切ったブトンドールを中心視します。

その新馬戦ではまだ馬がレースを覚えていないのか道中追っつけながらの追走で、4角から早くも手が動く等だいぶ忙しそうな走りでしたが時計は水準級。伸びしろを感じさせる内容で一度使っての上積みは大きいと見ます。このレースでは前走鮫島駿Jが手綱をとって勝った馬が4頭いるのですが、そこから選ばれたのがこの馬でもあり「最も選べる立場」にある鞍上のチョイスを信じたいです。

2022年7月10日日曜日

【7/10(日)予想】七夕賞の全頭評価とプロキオンSの注目馬

■福島11R/七夕賞

[1]①シークレットラン(柴田善)

約1年ぶり。元々順調に使えない馬ではありましたが、球節の不安から長期休養していた経緯がありました。コーナー4つの小回りコースが得意で、3走前の中山金杯は好メンバーの中で唯一大外から足を伸ばし0.7差の⑦着。本来この馬はもう少し前につけて勝負したいタイプで、枠順や4角でスムーズさを欠いたことを考えれば評価できるものでした。当時だけ走れればこの舞台でなら勝負になるかと思いますが、問題はどこまで中身が戻っているか。ここ3週コースで追われ格下馬にやっとこ併入という追い切りですが、元々調教ではあまりよく見せない馬でその3走前の金杯の時も手ごたえからして見劣りしており、マイナスに扱う必要は無さそうです。枠自体は絶好につき、ポジションを取れればいきなりがあっても。

[1]②ロザムール(丸田)

前走の福島牝馬Sでは外差し有利展開にして自ら58.6のラップを刻んでしまい自滅。ただこの馬は「他の馬が苦労するような変な馬場」で好走する特徴があり、昨年のこのレースも雨が残る内前有利展開を味方につけてのものでした。とにかく行くことが前提ですが、今年はトーラスジェミニは控えない想定でこの馬のレースに持ち込むのは難しそうです。

[2]③ヒュミドール(M.デムーロ)

G1~G2では流石に厳しいですが、G3やメンツの薄い長距離戦では小差の好走を続けています。但し3走前の福島記念にしろ5走前の小倉記念にしろ、馬券圏内に来たレースは展開利もしくは外差し有利バイアスを味方につけてのもの。長くいい脚を使いたいタイプにつき多頭数の内枠も本来はベターではなく。

[2]④エヴァーガーデン(松岡)

一見、善戦タイプに見えますが好走のためには4角で3番手以内にいることが絶対条件で、それ未満だと⑪⑬着。関東の2~3勝クラスは中距離戦の頭数が少なくこの馬でも与しやすかったですが、流石に重賞となるとそうもいかずで。

[3]⑤マウントゴールド(永野)

この馬もまた先行できるかが好走のカギで、芝のレースで4角3番手以内なら(4,2,2,3)。ただ本来休み明けは苦にしないこの馬が、間隔を空けて使われたここ2戦は精彩を欠く内容。年齢的なものもありここで再度先手を奪うのは難しいと見ます。

[3]⑥ヒートオンビート(池添)

前走の天皇賞は流れを読んだ池添Jのファインプレーもあり④着。器用さがあり大崩れしないタイプの一方で、使える脚が一瞬のため取りこぼしも多く昇級後7戦して(0,3,2,2)。大味な競馬では届かない懸念があるだけに立ち回りが求められるこの舞台は合っており、極端なスローも見込まれないこのメンバーなら上位評価はできるでしょう。但し繰り返しますが勝ち切れないタイプにつき…

[4]⑦レッドジェネシス(三浦)

特殊な馬場だった昨年の神戸新聞杯を除き、休み明けは(0,0,0,3)。強敵相手のレースが続き自らやめる面も出てきているため、ここはまずキッカケづくりが優先でしょう。

[4]⑧フォルコメン(石橋脩)

前走のダービー卿CTでは最内枠から思い切って下げ、ストレスのかからない乗り方に徹しての②着でした。陣営は距離適性を重視しての参戦を明言しておりますが、ポジションを取りに行く戦法を示唆しており馬群の中ではストレスをためてしまう懸念があること、一方で大外を回そうとすれば距離ロスが大きく、いずれにしても立ち回りが難しい一戦です。

[5]⑨ショウナンバルディ(菅原明)

緩いペースで前付けできるかが好走条件ですが、昨年のこのレースでは同型が多く展開不利が見込まれた中で、岩田康Jが前目のインを確保し直線で差を詰めての③着と好走しました。ただ昨年は雨が残り内前しか残せない特殊なコンディションになったことも幸いし、それほどの降雨も見込まれない今年は再現は難しそうです。

[5]⑩ヤマニンデンファレ(江田照)

先週のCBC賞のおかげで軽ハンデの先行馬が人気する傾向は頷けるのですが、この馬の場合勝った3戦は前半1000mの通過が61.7以上というスローペースの逃げ切りないしは押し切りで、60秒を切るようなレースでは控えても大敗。同型もいる今回はそう楽な展開は望めないでしょう。

[6]⑪アンティシペイト(武藤)

前走の福島民報杯ではウインアグライアが暴走気味に逃げ57.7という乱ペースに。後方待機していた馬たちが上位独占した中で、スタミナと持久力で勝るこの馬が大勝したという背景もありました。パンサラッサでもいれば話は別ですが、馬も人も前走とは大きく違う中で同じようなハマり方をする可能性は低いと言わざるを得ません。ただでさえ重賞で(0,1,4,58)という武藤Jゆえ…

[6]⑫モズナガレボシ(戸崎)

前走の目黒記念は着順だけ見れば大敗も、直線入り口では見せ場を作り苦手な上がり勝負で0.8差に踏ん張りました。元々レースの上がりが36~37秒台に乗るような展開が向いている馬で、距離もありますが東京のキレ勝負は向いていませんでした。

昨年の小倉記念は陣営も語っている通り頭数、ハンデ、馬場、ペースすべてが嵌っての①着。重賞を勝っていないヒュミドール・ヴァンケドミンゴよりもハンデが軽い55kgというのもそこがフロック視されている証左ですが、その後のレースはいずれも訳アリの敗戦でした。5走前の福島記念は乱ペースで後方待機勢にはノーチャンス、4走前のチャレンジCと前走目黒記念は苦手な上がり勝負、3走前の日経新春杯は差し有利コースで先行してのもので2走前の新潟大賞典は差し勢有利の流れを0.3差④着ですから十分に走れています。昨日のレースを見る限り外差しにもチャンスが出てきており、前に行った馬が垂れて直線で馬群が広がればひと差しが決まる期待も。

[7]⑬プリマヴィスタ(内田)

1勝クラス以降の3勝は重馬場、乱ペースと特殊条件でのもの。途中からなし崩し的に脚を使わされる持久力争いなら台頭の目もありますが、まっとうに流れる2000mの重賞では流石に間に合わないでしょう。

[7]⑭トーラスジェミニ(原)

前走のエプソムCはしっかりハナを叩け、1000mも59.7と理想的なラップを刻みながら残せず⑪着。ただ先行勢の中でも外目を回したノースブリッジが勝ったのに対しラチ沿いを進んだ馬はこの馬含めコルテジアなども大敗しており、もとよりゲリラ豪雨後の上滑りする馬場を考えれば結果的にはペースが速かった可能性も捨てきれません。内有利と言い切れないうえロザムールが主張すればハナは難しいですが、復調気配はうかがえるが故ノーマークまでは危険でしょうか。

[8]⑮ヴァンケドミンゴ(津村)

4勝は全て福島。4走前・昨年の七夕賞は特殊馬場でノーチャンス、2走前の福島記念も乱ペースで後方待機勢に出番なしのレースで止む無しの敗戦でした。じわっとポジションを上げていきたいタイプにつき枠は不問で、小回り向きの一瞬のキレも持ち合わせています。流石に絶好調だった一昨年の頃の勢いとまではいきませんが、極端なハイペースにならなければ押さえは必要でしょう。

[8]⑯エヒト(田中勝)

昇級後の2戦が⑨⑦着ですが、AJCCは伸びかけたところで前が壁になり京都記念はスローペースのノーチャンス戦。タイム差は小さく善戦は可能と見ます。但しこの馬の好走パターンは内目で脚を溜める形が取れた時で、2桁馬番では(0,0,0,4)。思い切って下げて内を取れれば話は別ですが、そうすると今度は後ろ過ぎて一瞬の脚では届かない懸念もあります。

<予想>
◎モズナガレボシ
○ヒートオンビート
▲シークレットラン
△ヒュミドール
△ヴァンケドミンゴ
△エヒト
△トーラスジェミニ


■小倉11R/プロキオンS エクレアスパークル

メイショウウズマサ、トップウイナーが飛ばす想定なうえ、被されたくないエアアルマスも積極策をとる可能性。ただでさえコース形態的に前半が流れ短距離戦のようなペースになりやすい小倉ダート1700mですから、芝の1200~1400mあたりで好走したことのあるくらいの馬の方が与しやすいコースです。今回該当条件の好走歴があるのはこの馬とエアアルマスのみですが、痛恨の最内枠を引いたあちらに対し前を見ながら運べるエクレアスパークルは絶好枠と言えるでしょう。良馬場ダート1700mなら(2,1,0,0)。馬場の回復が急ピッチで進み、レースまでには良馬場が見込まれるこのコンディションなら狙いが立ちます。

2022年7月9日土曜日

【7/9(土)予想】ねらい目レース(函館4)

■函館4R マルアズール

前走は初めて試したダートが合わず大敗。それまでは芝を4回走って⑤④⑦⑥着、いずれも1.0差以内に着をまとめています。特に4走前の東京戦は勝ったのがラズベリームース(アネモネS②着)で②着がニシノラブウインク(フラワーC②着)、③着のファロロジーも既に2勝を挙げており④着のこの馬がいつ勝ち上がってもおかしくはありません。

加えて今回内に入ったユイ、シャノワールは先行タイプ。フレイムリリーも菱田Jなら積極策が見込まれ、岩田康Jのお家芸であるインベタが叶いそうな枠の並び。函館は今週からBコース替わりでラチ沿いの傷みがカバーされ、経済コースから一押しを効かせるには絶好のコンディションです。血統的にも1F延長は問題ないはずで、芝の未勝利戦は挙行数も限られます。決めるなら今回でしょう。

2022年7月3日日曜日

【7/3(日)予想】ラジオNIKKEI賞・CBC賞の全頭評価

■福島11R/ラジオNIKKEI賞

[1]①サトノヘリオス(岩田望)

前走の皐月賞では中3週での再輸送と苦手な多頭数戦ということもあり⑰着大敗。13頭立ては微妙なところですが内枠は有難いところで、皐月賞以来で十分に間隔を取られており体調面の不安はないと見てよいでしょう。ただ臨戦過程を踏まえれば前走の方が調教の動きは良く、輸送も込みでの仕上げかと思いますが当日の馬体を見ないと何とも。

[1]②ホウオウノーサイド(永野)

母ツーデイズノーチスは同じ斎藤誠厩舎の所属で、アネモネSを制し牝馬クラシックに駒を進めました。ただ距離実績はその1600mまでで、ホウオウノーサイドもここまで1400m以下を中心に使われてきており、1400m戦で中距離戦のようなラップを先行した前走の内容からもこの距離を克服できる道筋は描けません。

[2]③フェーングロッテン(松若)

白百合Sは近年地盤沈下が激しく、先ずここ3年連続して8頭以下と頭数が揃わないことに加えて特に中京開催のここ2年は実質1勝クラスのようなメンバー構成。実際に20年の勝ち馬ヒュッゲ、21年の勝ち馬セファーラジエルはその後1勝も出来ずで、事実今年の白百合S組もここまで次走の自己条件(1勝クラス)でいずれも⑤着以下。リステッド勝ち馬にも拘らずハンデが55kgと前走より軽くなっているのは白百合Sの相手関係を考えれば妥当な判断ですが、1勝クラスを勝ってきた馬がもっと軽くなっていることを踏まえればここで足りるかは怪しいと言わざるを得ません。

[4]④オウケンボルト(M.デムーロ)

2走前のスプリングSでは出遅れもさることながら距離不足も露呈した格好。前走の青葉賞はディライトバローズの暴走でペースが上がったもので度外視できますが、いずれにしても開幕週のこの距離では追走は厳しいでしょう。

[4]⑤クロスマジェスティ(三浦)

この馬の勝った2走前のアネモネSもほとんどが1勝馬という「名ばかりリステッド」。但し掛かり気味に上がってきたヴィズグレイスを凌いで押し切った内容は評価でき、今回は上級戦でからっきしの武藤Jから三浦Jへの乗り替わり。距離延長で位置取りが改善すれば一発は見込めるでしょう。ますが内田博Jは1600m以上では基本的に「行くか溜めるか」の両極端な競馬でしか結果を残せないタイプです。折り合わせて距離を持たせるという細工は苦手で、仕方ないにしてもこのチョイスは少々ミスマッチかと。

[5]⑥ボーンディスウェイ(石橋脩)

前走の皐月賞は自分の競馬に徹した結果残らない内を通り⑭着。同じような位置にいたアスクビクターモアはダービーで③着しており、こちらは4角で囲まれ動けない場面がありながらそれでも1.0差にまとめた内容は評価できます。皐月賞後一息入れて立て直され、1週前にはDWでしまい11.1秒の好時計をマーク。元々先行力があるうえ課題だったキレが出てくれば開幕週の時計勝負にも対応可能で、このメンバーなら堂々の中心を張れる存在です。

[5]⑦ショウナンマグマ(菅原明)

OP級に出走した2回はいずれも気の悪さを見せ大敗も、ハナにこだわらなくなってきた点は成長と言えます。多頭数で極端な内枠だった前走を度外視すれば見限れず、2走前のように気分良く行けさえすればチャンスも。

[6]⑧タガノフィナーレ(吉田豊)

前走の1勝クラス戦はスローペースの単騎逃げ。開幕週のマイル戦で5F60.3というのは恵まれ過ぎで、距離も伸び強力な同型も多いここでは厳しく。

[6]⑨ベジャール(戸崎)

前走の毎日杯は向こう正面でペースが落ち、ステップレースという性質もあってそこからギリギリまでペースが上がらなかった結果内前の2頭によるワンツーが決まったという内容。あまり評価できるレースではなく、フットワークの大きいタイプでもあり小回りコースでパフォーマンスを上げられるかと言われると…?

[7]⑩ミッキーブンブン(菊沢)

1年前にこのコースで新馬戦を勝ったもののその後は尻すぼみ。昨秋に増えた体重が3歳になってからは横ばいで、2か月半ぶりのこの中間も特に変わってはいない様子。走るたびに成績を落とす格好になっているのは成長力で他の馬の後塵を拝している証左で。

[8]⑪ソネットフレーズ(津村)

前走のNHKマイルCは脚部不安で春のひと叩きを自重しての一戦で、直前の動き自体は悪くなかったもののまだ良化途上という出来でした。加えて2番枠ですぐに囲まれてしまいスムーズさを欠き、直線ではお釣りなく⑰着大敗。これ自体は度外視できるものの、デイリー杯の頃からどれだけの成長があるのかという点がポイントです。足元を気遣いながらの調整だった前走ですら+8kgに留まっていたことを踏まえれば、当時からの顕著な成長は見られずで1F延長も低くないハードルに映ります。

[8]⑫グランディア(坂井)

ピースオブエイトが勝ちボルドグフーシュが③着だった新馬戦②着が実質的に一番良いパフォーマンスでした。この辺りは一発勝負に強い中内田厩舎らしく、当時のパフォーマンスを考えれば若駒SもプリンシパルSも物足りない内容。そこからの続戦で上積みが見込みにくいとなると、重賞好走組もいるここでは。

[8]⑬ゴーゴーユタカ(田辺)

ここまで4戦すべて中山マイルを使われてきました。中山マイルはコーナー3つのトリッキーなコースで、東京や阪神のワンターンのマイルとは明らかに性質が異なる故上手く潜り込めれば距離は何とかなるでしょう。ただ、この中間の動きは確かにやや不安で、1週前のグランシエロは動きすぎと言えますが最終の2頭併せはデビュー前の2歳馬2頭が相手。先着したとはいえ内のハルオーブには途中まで劣勢で最後に仕掛けてようやく交わしたという内容。相手なりと言えばそれまでですが、重賞となると善戦マンでは押し切れずで。

<予想>
◎ボーンディスウェイ
○サトノヘリオス
▲ショウナンマグマ


■小倉11R/CBC賞

[1]①レインボーフラッグ(国分優)

ベストは左回りの平坦。右回りは割引なうえ1200mでは追走にも苦労しそうです。

[1]②アネゴハダ(藤懸)

桜花賞は1F長かった分で、前走は実績のある距離でもあり完勝と言える内容でした。ただそこからさらに1F短縮が良いかと言われると必ずしもそうではなく、昨年の小倉2歳Sが1.08.5だったことを考えればそこから一回り以上の時計短縮は必要でしょう。当時から5kgも軽い斤量であればそれも可能と見ることもできますが…

[2]③レジェーロ(団野)

ここ12戦の戦績が②⑨⑰⑭①⑨⑭⑪②⑯⑯⑯と4走ごとに好走する不思議な並び。この流れなら今回は好走の番ですが、いずれも速めの時計で決着するタイミングで馬格のないこの馬にとって走りやすいレースであったとも言えます。今回も開幕週の高速馬場で走れる条件ではあり、アクシデント起因ではありますが団野Jへの乗り替わり自体はプラスでしょう。但し前半が32秒台になるようなレースでは⑭⑨着と好走実績がなく、追走力に不安の残る舞台です。

[2]④シホノレジーナ(角田河)

色々と注文のつく馬で、マイペースでスムーズに先行したうえで被されないのが理想。そのため芝ではスピードが足りず、ダートでは砂被りのリスクと戦わなければいけないという現状でここでそれができる可能性は限りなく低いでしょう。

[3]⑤テイエムスパーダ(今村)

2走前の葵Sでは内枠から被され直線で行き場を失くしての⑪着。それ以外芝の1200mでは(3,1,0,0)と崩れていません。ただ今回は外枠にハナを叩きたい馬が多く、いくら48kgとはいえスムーズに前目を運びたいこの馬にとっては試練の枠順です。尤も、今村Jであれば前目にこだわらずラチ沿いのエアポケットを進み最後にひと脚使わせる騎乗も可能そうで、腕を見込んで買う選択肢もありますがそれにしては人気し過ぎで。

[3]⑥メイショウケイメイ(小沢)

シンガリ一気の嵌り待ちタイプ。前が早くなるのは良いですが全体の決着時計も速いので間に合うかと言われると…

[4]⑦スナークスター(富田)

ダート短距離は恒常的に供給過少で、出られそうな番組に出るということ自体は間違いではないのですが芝コースもこの時計も対応できる根拠に乏しく…

[4]⑧タイセイビジョン(川田)

昨年の超高速決着を④着していますが、前提としてここまで時計が速くなると体力的に牝馬や格下馬が淘汰されるわけで、現に前走の春雷Sも超高速決着を差し込んでの②着。スタートに難のあるこの馬は後ろから行ってバテた馬を交わしてどこまでという戦い方にならざるを得ません。複の相手にマークは必要ですが、頭があるタイプかと言われると…?

[5]⑨ロードベイリーフ(和田竜)

このコースでは4回走って④①②⑯。⑯着としたのは今年の北九州短距離Sですが、これは馬場の悪い内を避けて進む展開をコースロスを嫌って1頭だけ内を進んだもの。当然伸びるはずもなく度外視していいレースでした。

前走の韋駄天Sでは待機策から勝ち馬の後ろを通り末脚を伸ばしての②着。今回はその前走同様にテンの入りは32秒台が見込まれるレースにつき持ち味の活かせるレースにはなるでしょう。気になるのは夏場の実績がないこと。3歳以降は梅雨明け後の酷暑を避けて使われており、良績も冬~春に集中。直前の調整がだいぶ軽いことも含め、コンディションの不安は残ります。

[5]⑩メイショウチタン(荻野極)

休み明けは4回走っていずれも着外。現状1400mの方が置かれずにレースができることも含め、この舞台では。

[6]⑪カリボール(西村淳)

前走は初の1200m戦で決め手を活かし久々の勝利。この馬は菊花賞に使われたあたりから気性難が酷くなった印象で、その後は距離短縮局面でしか好走できていません。前走にしても②着以下の馬のほとんどは次走で着外となっておりレベルの高いメンバーとは言えず、同距離でメンバーが強化されるここで通用するかと言われると?

[6]⑫スマートリアン(秋山真)

本来は先週のパラダイスSが本線だったものの除外の憂き目に遭いここへ。折り合いの難しい馬で距離短縮はプラスに作用しそうですが、よりによって激流の小倉で1200mとなると流石に1600~1800mを主戦場としているこの馬にとっては楽ではないでしょう。

[7]⑬モントライゼ(北村友)

3歳以降は精彩を欠く内容。いろいろと条件を変えながら使われていますが、京王杯を勝った時の体重が496kgで4歳春の前走が500kgと、馬体の成長が一向に見られないことが気がかりです。やはりこの馬も成長力のアドバンテージの消失に伴い成績を下げているという見方ができるでしょう。

[7]⑭タマモティータイム(国分恭)

格上挑戦ですがこのコースに良績が集中しており、先行馬総崩れになるような展開以外ではしっかり走れています。ただ昨年の冬の小倉までは厳しいペースでも踏ん張れていたのですが、以降は注文がつくことが多くなった印象。前走のダートは度外視しても久しくハナを叩けていないのが懸念点で、テンの速い馬の多いここは楽なレースは出来なさそうで。

[8]⑮スティクス(幸)

このコースで3戦2勝と相性良く、3走前の北九州短距離Sこそ⑱着に大敗しましたが、元々被されると脆いところがあり2番枠からのスタートでは厳しいものがありました。勝っている2回はそれぞれ18/18番、12/14番と外目の枠を引けたときで、今回も15/17番と外目の好枠。元々このコースで1勝クラスを1.06.9という驚異的な時計で勝っており、開幕週の速い馬場は大好物。OP実績がなくハンデ据え置きの52kgも好材料で、発馬決めて自分の形に持ち込めれば巻き返しは必至でしょう。あとは雨は苦手なので天気が持ちこたえてくれれば…

[8]⑯アンコールプリュ(藤岡康)

4年半勝ってないうえ重賞に出てくるのも3年半ぶりですが、7歳の今年もOPで小差のレースを続けています。前走の韋駄天Sは直線では前が詰まりながらも盛り返し32.7の末脚。スムーズなら掲示板もあったのではと思えますし、最後まで前に目標を置けたことで近走見せていた舌を出して走る悪癖が見られなかったことも大きいです。

中間の負荷自体は軽めですが前走後1か月間丹念に乗られ、1週前には重いウッドで51.3-11.2と単走ながら好時計をマーク。両隣がハナを主張するタイプにつきスタートで難儀する懸念が少なく、距離延長で流れに乗れればこのメンバーでも引けは取らないでしょう。

[8]⑰ファストフォース(松山)

昨年は究極の時計勝負を逃げ切りましたが、頭数が落ち着いたうえ内目の枠を引け、52kgの軽量で体力勝負を凌ぎ切れたことも大きかったです。今年もハナを主張すると見られますが、斤量も増え大外枠、他に行きたい馬も複数いるとなると自分の形に持ち込むには少々難易度が高そうです。

<予想>
◎スティクス
○タイセイビジョン
▲アンコールプリュ
△ロードベイリーフ
△ファストフォース

2022年7月2日土曜日

【7/2(土)予想】ねらい目レース(小倉3、函館12)

■小倉3R イダマンテ


上記の通り好走と凡走を繰り返すタイプで、このコースは2回走って0.2差、0.4差と小差で走れています。この時期の未勝利戦はただでさえ頭数が多いのですがここもご多分に漏れず18頭立てで、内枠を引けたのは好材料。幸いにして前走同距離で逃げている馬はおらずポジションは比較的楽に取れそうで、メンバーも手ごろなここはチャンスでしょう。


■函館12R シャインフォール

前走で勝ったイグザルトは次走2勝クラスを連勝。当時⑦着のゼンカイテンも次走で勝ち上がったのをはじめ②④⑨着馬も次走で掲示板を確保する好メンバーでした。その中でこの馬はあおり気味のスタートから後手を踏み、直線でも外を回すロスがありながら⑤着まで追い上げてきました。発馬がカギですが、前走の内容からも小回り1700mに対応できるスピードは持っておりまともなら頭まで。

2022年6月26日日曜日

【6/26(日)予想】宝塚記念の全頭評価&ねらい目レース(東京12R)

■阪神11R/宝塚記念

[1]①オーソリティ(ルメール)

間隔を空けたローテーションで走れているため3か月ぶりの実戦は良いですが、右回りでパフォーマンスが1段階下がるうえ昨春の天皇賞でサッパリだったように直前輸送も得意ではないタイプ。東京のような大箱が向いているだけに阪神内回りもプラスとは言い難く、買えてもここは押さえまで。

[1]②アフリカンゴールド(国分恭)

決してハナにはこだわらないタイプですが、前半が61秒を回るようなスローペースが条件。パンサラッサが飛ばすここはその望みは薄くて。

[2]③メロディーレーン(団野)

この馬の場合適条件が限られるうえ、きっかり4勝分の賞金しかないためこのように賞金以外で出走順が決まるレースの方が予定を組みやすい側面があります。前半62~3秒の入りから前で運び他がバテたところを捕まえるレースが理想ですが、このメンバーではそれを望めないでしょう。

[2]④エフフォーリア(横山武)

前走の大阪杯は輸送の影響もあってかゲート内でチャカつくなど本来の姿にあらず。最終追い後のコース入りを手控えるなど陣営なりに工夫をしてはいたものの、本来の操縦性が全く見られず負け過ぎの感もありました。

この中間は2週連続で3頭併せの真ん中を割らせる調教を施され、最終追いではブリンカーを装着し最後の1Fで併走馬を突き放すパフォーマンスを見せました。但し、1週前はランドオブリバティとウインカーネリアンというOP馬が相手だったのに対し最終は古馬条件クラスの2頭と併せる相手がそもそも違うため先着は当たり前で、しまいの伸びは同じでもOP馬と併せた1週前の方が全体時計は良かったわけです。最終的には本番でもブリンカーをすることとなりましたが、速めのペースが見込まれる今回、集中して前を追いかけるとガス欠になる危険があります。ここ一本でローテーションを組まれた点は他の有力馬と比べて有利ではありますが、この過程を以てまだ復活とは言い切れないと見ます。

[3]⑤アイアンバローズ(石橋脩)

前走の天皇賞では鞍上が脚を計るレース運びをした分で⑤着。確かに条件戦時代は控えて勝っていますがそもそもキレ勝負では分が悪い馬で、今回は上村師も積極的な運びを示唆しています。但し前前で運ぼうとしても前半が60秒を切るような一線級のペースで走れたことがなく、追走に手いっぱいになる懸念が。

[3]⑥タイトルホルダー(横山和)

前走の天皇賞では菊花賞同様に1000m基準で60秒-63秒(1200m換算75秒)-60秒で逃げることができての圧勝。3角前で捕まえに動く馬は何頭かいましたが、この時点ですでに再加速できていましたから結果的には2番手以下の馬は遅きに失した格好です。アイアンバローズが控え、ディバインフォースは落鉄、シルヴァーソニックは落馬と長距離重賞で実績のある馬が誰も鈴をつけに行けなかったことも想定外で、予想以上の大勝を生むこととなりました。

但しそれも含めハナに行けてこその馬で、2回目の再戦となるパンサラッサが厄介です。自らペースを落とすことができないメンバー構成でどこまで食い下がれるかでしょう。

[4]⑦デアリングタクト(松山)

1年ぶりの実戦となった前走のヴィクトリアマイルは⑥着と上々の復帰戦となりましたが、1番枠からのスタートで無駄なく1600mを走ってきた割には同じく経済コースを通ったローザノワールすら捉えられなかった内容は実績から考えるとおよそ物足りないと言わざるを得ません。追い切りは元々この程度で軽くても気になりはしませんが、オークス・JCを振り返って陣営は2400mが長いという認識を示しており、2200mというのは守備範囲のボーダーライン。構えて乗ることで漁夫の利を得る可能性はありますが、それにしては売れ過ぎかと。

[4]⑧ステイフーリッシュ(坂井)

サウジ・UAEで3000m超のレースを連勝して帰国してきましたが、追い切りは相変わらず格下に見劣りする内容。国内中距離戦線で勝負になるレベルにはないと見ます。

[5]⑨マイネルファンロン(M.デムーロ)

元々折り合いが課題でハナを切るか極端に後方から進むかで馬込みを避けざるを得なかったのですが、前走の天皇賞は馬群の中で折り合い最後まで脚を使って⑥着にまとめてきました。精神面の進境が伺えるうえ、昨年新潟記念を制したデムーロJを手配しここを目標に進めてきたローテーションも好感です。スタートしてからの直線の長い阪神2200mコースでパンサラッサのいる今回は60秒を切る淀みない流れが想定され、先行勢が早めに前を捕まえに行くとなると自ずから最後の1Fの勝負になってきます。まさしく大外一気を決めた新潟記念と同じような展開になるうえ、内目が活きており外を回して上がってもさほどコースロスは無さそうなのも助けです。いくら実績面で劣るとはいえ、G1でこの騎手が単勝万馬券というのは流石に舐められすぎです。

[5]⑩ヒシイグアス(レーン)

調整が難しくなかなか順調に使えない馬で、今年は香港国際競走が外国馬の受け入れを中止したことを受け急遽大阪杯から始動することに。まだ途上の出来だったことを思えば前走の④着は上出来で、図らずもここまで3か月の間隔を取れたこともプラスでしょう。中間はレーンJが4週連続で跨り意思疎通に努めており、時計的にも調整は上手くいっているようですがやはり気になるのは遠征競馬と経験のない暑さ。変にテンションが上がるようなことがなければ力はあるだけに、取捨を問われればパドックまで見極めが必要でしょうか。

[6]⑪パンサラッサ(吉田豊)

前走のドバイターフでは初のナイター競馬ということもあり鞍上曰く「進みが悪かった」とのことでしたが、ロードノースの猛追にも負けず①着同着。決して国内で勝ってきた時と同じスタイルにはなりませんでしたが、地力の強化を見せつけた一戦でした。

ただ、ここ2走1800mを使ってきたこともあり陣営は2200mに対し「やや長い」というスタンスを崩していません。それがブラフである可能性もありますしこの馬に関してはついていって潰すこともできないので皆自滅待ちのスタイルにならざるを得ず、結果としてスムーズに運べて逃げ切れる可能性は十分に考えられますが、現に2000mを超えて使われた2戦はハナを切って大敗。変に距離を気にして溜めて良さの出るタイプではないため、行って垂れたらそれまでという乗り方でこのレースの流れを大きく左右する1頭ですが、本来マイラーでもなんとかなる中山2500mで止まってしまったことを考えれば、まっとうにスタミナの必要なこの舞台では最後に垂れると見ます。

[6]⑫ウインマリリン(松岡)

1週前に好時計を出し直前は軽くにとどめるのは前走の大阪杯と一緒ですが、その前走は病み上がりの一戦とはいえ直前の出来を思えば負けすぎです。ここも一段階上向きとは言っていますが、上半期に現実的に使えるレースがここしかないという事情も。秋以降、中山に戻って見直したい馬です。

[7]⑬アリーヴォ(武豊)

小倉巧者ということでその適性が半信半疑だった前走の大阪杯では、よどみなく流れ先行勢が潰れる小倉2000mに近いラップ構成になったことでこの馬の走りの出来る展開になりました。今回も前半が流れ展開は向きそうで、複系の相手には押さえが必要でしょう。

[7]⑭キングオブコージ(横山典)

長くいい脚を…というよりは一瞬のキレを生かして勝つタイプで、このコース自体は初めても自身の力は出せるはずです。あとはG1でやる気のないことの多い鞍上が色気を持って乗ってくれればというところですが、18頭立てで大外を回して差せるだけの脚があるわけでもなく、かといって一昨年の目黒記念の時のように好位で死んだふりをするのも難しい枠順。上手く立ち回れれば複穴はあってもとは思いますが…

[7]⑮ディープボンド(和田竜)

持久力勝負が向いている馬で、有馬記念②着が示す通り中距離戦に求められるスピードも兼ね備えています。この舞台でならタイトルホルダーを逆転することはたやすいでしょうが、理想を言えば自ら他の馬をバテさせるような展開に持ち込みたいところ。そのためにはどこで前を捕まえに行くかの判断が必要ですが、パンサラッサの出方を伺いながら、後ろにもそれなりに脚を使わせなければいけないとなるとその難易度の高いレースになりそうです。

[8]⑯グロリアムンディ(福永)

芝では新馬戦を勝ったのみ。その新馬戦は京都芝2000mで2.05.8と時計も平凡で、当時からの成長は見込めるとはいえまっとうな良馬場では流石に出番は厳しいでしょう。

[8]⑰ギベオン(西村淳)

2000m超の距離は3歳時のセントライト記念⑬着時以来。2000m以内のレースでも流れが向かないと好走できておらず、距離・ペース共にここは向きにくいでしょう。

[8]⑱ポタジェ(吉田隼)

控えて案外だった2走前の金鯱賞の反省を生かし、前走の大阪杯では意識的にポジションを取ったことで先行勢が総崩れとなる展開を絶好のタイミングで受け止められました。馬場の良いところを通し、追って味のないレイパパレ、急坂不安のアリーヴォと併せたのでは勝つのも納得です。

ただ今回の中間は動きは今ひとつ。1週前には一杯に追われるもジュンライトボルト・ウーリリに後れを取り、最終はポリトラックで55.9-13.0とおよそ稽古とは言えないレベル。絡まれない大外枠は良さそうですが、既に2週目にしてラチ沿いはギリギリのコンディションにつき経済コースを通るのは得策とは言えずで。


<予想>
◎マイネルファンロン
○ヒシイグアス
▲アリーヴォ
△ディープボンド


■東京12R ハッピーアナザー

7走前の未勝利勝ちが東京ダ1400mでのもので、逃げて後続を突き放し0.7差の圧勝。ここ6戦中5戦が稍重以下で、唯一良馬場でやれた3走前はスタートで躓いたうえ何故かそこから外を回そうとした柴田大Jの謎判断の分もあり大敗。実績ある舞台に戻ればこのメンバーなら通用あって驚けずで。

2022年6月25日土曜日

【6/25(土)予想】ねらい目レース(東京7R、青函S)

■東京7R スイーツビュッフェ

前走の新潟戦でも推奨しましたが、その前走は武藤Jが露骨に進路選択に失敗し脚を余し⑧着。完全な騎乗ミスでした。2走前の中京戦④着だけ走れれば牝馬限定戦のここならやれてよく、お手馬アラカザームではなくテン乗りのこちらを選択した田中勝Jのチョイスを信用したいです。


■函館11R/青函S マイネルアルケミー

暖かい時期に好走が集中しており、近3戦は昨年12~今年1月のもので度外視できます。加えて上がりのかかるレースの方が良く、昨年連勝でOP入りを決めた時も稍重で時計を要する決着でした。函館は金曜に50mmの大雨が降り、良馬場までの回復は難しいとなればこの馬の出番があっても良いでしょう。

2022年6月19日日曜日

【6/19(日)予想】ユニコーンS・マーメイドSの注目馬とねらい目レース(東京2)

■東京2R ミニョンルミエール

1200mで③②②②③着とした後で1300mに距離を伸ばして④着。4角でやや狭くなる場面がありそこで砂を被ったことで嫌気が差し、勝負所で位置取りを下げてしまったのが直接の敗因でしたが、元々柴田大Jは折り合わせることが苦手でその傾向が今年は特に顕著です。今年、前走から距離が伸びた馬に乗った時の成績が(1,1,1,59)と散々たるもの。そこからデムーロJへの乗り替わりは純粋に鞍上強化で、今回直近成績の良い馬は他にもいますが牝馬限定戦ながら決め手に欠ける馬ばかり。しっかり溜めてひと脚を使わせられれば決められるでしょう。


■阪神11R/マーメイドS クラヴェル

1000m台のレースがほとんどな牝馬戦で2000mというのは長距離に分類され、例年のこのレースでは直線で脱落する馬が続出することで内が渋滞し、外を突いた差し勢の漁夫の利が生まれ得ます。昨日の阪神芝の傾向を見るに、時計は出ているもののエアレーション効果か必ずしも前が有利というわけではない模様で、昨年と同じ変則開催でも今年は従前の日程時と同様に渋滞を避けられる外目の差し馬が有利と見ています。これに該当する馬の中では、エリザベス女王杯③着以外にも牡馬相手の重賞で好走歴もあるクラヴェルが最もチャンスある立場でしょう。但し鼻出血持ちのため惨敗リスクは含み置く必要アリです。


■東京11R/ユニコーンS セキフウ

国内では昨年の全日本2歳優駿④着以来。その間サウジ、UAEと転戦しサウジダービーでは直線鋭く追い込んで僅差の②着でしたが、従前からの課題としてこの馬はスタートがもっさりしておりどうしても道中で置かれてしまいます。そのため息の入る流れや距離だと前が残るので追いつけないという話で、現に全日本2歳優駿も川崎コースで4角10番手からよく④着まで追い上げました。サウジダービーと同じマイルに戻るのは好材料ですし、ワンターンで流れればこの馬にとってはむしろ好都合。実績は見劣りしないだけこの人気なら大きく狙えます。

2022年6月18日土曜日

【6/18(土)予想】ねらい目レース(米子S、函館1、東京7)

■阪神11R/米子S シャーレイポピー

前走の福島牝馬Sは終始馬場の悪いインを走らせられ、向正面ではエヴァーガーデンが邪魔で位置を上げられず。おまけに3角でエンジンをかけ始めた時にバテて下がったロザムールのせいでブレーキを踏み、4角では渋滞にはまる始末。直線では止む無くラチ沿いを進むも伸びきれずで全くレースをさせてもらえませんでした。元々マイルで(4,0,0,1)に対しそれ以外で(0,1,0,4)という明らかなマイラーで、牝馬限定のマーメイドSではなくあえて牡馬混合でも適条件を選んできたあたりに陣営の明確な意志が伺えます。人気上位は確実でしょうがここは好勝負可能と見ます。


■函館1R メイショウオオルリ

3走前の新馬戦は②③⑤着が既に2勝を挙げている好メンバーの中を④着。2走前は距離が長くお釣りが残らなかったレースで、前走はスタートで挟まれるような形になり後方から。前にいないとほぼノーチャンスというレースで外枠も仇となりました。今回は最内枠を引けたうえ、牝馬限定の芝1200mと相手関係も易化。菱田Jが函館1200mで1枠に入ると(3,4,3,23)で単回160/複回170と非常に優秀なのも好材料。ここはチャンスです。


■東京7R クラリティスケール

砂を被ると良くないうえ折り合い面に難があるため、外枠で短めの距離が適している現状。1桁馬番を引いた2回は③②着だったのに対し、2桁馬番で⑪⑧④とゲート位置が顕著に成績に現れています。今回は15番枠でスムーズに出せそうで、強力な同型も見当たらない中ノープレッシャーで運べれば勝機あり。


2022年6月12日日曜日

【6/12(日)予想】エプソムC・函館スプリントSの注目馬とねらい目レース(恵那特別)

■東京11R/エプソムC トーラスジェミニ

一部では、原JがまだG1に乗れない(30勝していない)ため安田記念を回避してここを使ってきたことが美談チックに語られていますが勝率2%台の騎手の取り上げ方としてそれが正しいのか?という疑問はあります。本来「勝ち星が足りないから乗れない」ってのは騎手としては恥ずべき話のはずです。

ただこれは原Jの腕どうこうというよりは「騎手育成に熱心でないばかりか所属騎手は調教助手かなにかと勘違いしている美浦のリーディング上位厩舎」に問題の端緒は存在します。キムテツの話は極端だとしても、国枝厩舎で鳴かず飛ばずだった中谷Jが矢作厩舎に移籍して多少なりとも出番を得たというエピソードもあるわけで、むしろそういう厩舎が多いせいで「成績は芳しくないが競馬界の将来を想い積極的に弟子を受け入れる良心のある厩舎」(弟子を3人抱える小桧山・根本厩舎等)が割を食い、結果的に下位厩舎が所属に少ない勝ち星を割り振っていく構造ですからそりゃ勝ち星も伸びるはずはありません。預託希望の馬主に「泉谷に乗ってほしくないなら預けるな」とまで迫った本田師のようにとまでは言いませんが、サークル全体で人を育てる気概のあるなしが将来の趨勢を左右するという気がしているのです。

本題とそれましたが、原Jは有力な乗鞍が増えればもっと勝てる騎手だと思っています。トーセンメラニーで散々勝ちあぐねたように差し追い込みの騎乗には課題が残るものの、逃げ先行でのコース取りなどは冷静そのもの。減量騎手にありがちな「行くだけ言ってあとは神頼み」みたいな騎乗とは一線を画す存在と見ています。昨年の東風Sで直前で負傷した田辺Jの代打でトーラスジェミニに騎乗し58kgを背負って鮮やかに逃げ切った時もそうですが、見た目に走りにくそうな荒れた内をコースロスなく運び結果的にそれを嫌った外差し勢を振り切った騎乗ぶりには、見た目やイメージにとらわれずその馬のベストを引き出す感性を感じました。

そのトーラスジェミニと2戦連続のコンビ。前走のダービー卿CTは⑫着大敗も、前傾戦を2番手から自ら捕まえに行くレースを見せ外差し決着を0.8差ならむしろ中身のあった敗戦と言えます。頭数が落ち着き逃げたい馬が居ないメンバー構成なうえ、ここ2週外差しが続き内外はフラットになりつつあります。外差しイメージで有力馬が差し損ねれば、単騎で気分良く行けた際の恐ろしさは鞍上が一番わかっているはずです。


■函館11R/函館スプリントS ヴェントヴォーチェ

昨日の函館開催の特徴は「内有利」「高速決着」の2点に尽きます。1Rの未勝利戦で1番枠のバンデルオーラが勝ちましたが、そのタイムは1.08.5。一昨年(昨年は札幌開催)の同日の1Rに組まれた3歳未勝利が1.09.2だったことを考えてもかなりスピードの出る馬場で、この時計勝負をそれなりに前から勝負できる強さがないと難しいと言えます。

ヴェントヴォーチェの前走の春雷Sは、シャンデリアムーンが33.2で飛ばすかなりの高速戦でした。こうなると差し勢に流れが向きやすいのですが、それを5番手から追いかけ上りも33.1でまとめて突き放す強い勝ちっぷり。1.06.8の勝ち時計もさることながら、ひと月前のオーシャンSと比べても前半も勝ち時計も上回る内容。展開のカギを握るビアンフェが外に回ったのも好都合で、相手に出足を使わせて最後の最後に前を捉える展開が待っているはずです。


■中京9R/恵那特別 メサテソーロ

だいぶ昔にカーンテソーロを推奨したときに説明した了徳寺健二氏の話題。最近ではまた違った意味で注目されることとなりました。


この「関連会社の事業資金」に使ったというのが詳細が掛かれていないので謎なのですが、あくまで個人的な想像として了徳寺健二HDリョーケンファーム(氏の元所有馬が繁殖生活を送る日高町の牧場)に使ったんじゃないかと思います。馬主業というのは製造業と同じで初期投資(=馬代)が莫大で、生産牧場にしても土地の確保や整備で多額の費用が掛かります。○外含め年間30頭ほどをコンスタントに送り出す同氏ですからそのくらいのお金は使っていても不思議はないのですが、こうした好き勝手をいつまでやれるのか…


↑最近めっちゃよく電車内の広告に出てくるウルフ・アロン選手(了徳寺大職員)

それはさておき、今回紹介したいのがこの追徴課税のニュースが流れた5月下旬を境に同氏の馬の成績が急に良くなったという事実。


5月22日週まで3勝しかしていなかったのが、国税の指摘が発覚した5月29日(これが取材日なので実際の指摘はこの少し前にあったと思われる)の週に2勝、先週も2勝を挙げており勝ち星をリョーケン、もとい量産。今週は計5頭がスタンバイするも土曜出走の4頭は⑪②④⑧着。日曜唯一の出走となるこのメサテソーロは、3走前西塚Jを背に積極策に出て13番人気③着と波乱を演出しましたが、元々位置がとれさえすればやれる馬で4角5番手以内なら(2,1,2,2)※2回の着外は④⑤着。オールダートの中京ダ1200mなら内枠で流れに乗れれば問題ないですし、松山Jへの鞍上強化も好感。テソーロ軍団の命運はこの馬に託されました。

2022年6月11日土曜日

【6/11(土)予想】ねらい目レース(ジューンS)

■東京11R/ジューンS テンカハル

2走前の大阪-ハンブルグCでの見解が下記。

連続好走ができないタイプで、1走ごとに好走と凡走を繰り返す戦歴。前走の御堂筋Sは+12kgと明らかな仕上げ途上の作りで行く気に任せてぶっ放しての④着。今回はその分折り合いもついて馬体も締まるはずで、元々ホープフルSでも0.7差⑥着とやれていた馬。形式上は格上挑戦でもこの相手なら。

その2走前は最後にディアマンミノルに差されこそしたものの、前目から運んで勝ちに行く競馬で②着。自己条件に戻った前走のむらさき賞は一気の距離短縮でポジションを取れなかったうえ、元々休み明けも良くないこともあって⑬着大敗。2600mで2勝を挙げているように前半ゆったり運べるこの距離は合っており、今回はレイオブウォーターも控える作戦を示唆しておりスローは必至。ここは巻き返す番です。

2022年6月5日日曜日

【6/5(日)予想】安田記念の全頭評価とねらい目レース(松風月S)

[1]①カフェファラオ(福永)

この馬に関しては毎回述べている通り「テンが流れると好走⇔落ち着くと凡走」という図式と捉えています。2走前のチャンピオンズCは3F36.5-4F49.7とペースが落ち着き⑪着大敗、前走のフェブラリーSは34.5-46.8と昨年同様の高速決着で①着とその傾向は変わらずですが、3走前に函館記念を使ったときにもっと速いペースで流れていながら⑨着と走り切れなかっただけに、芝で内枠では実力発揮は疑問符です。

[1]②ヴァンドギャルド(岩田望)

国内では1年半勝ち星がなく、上級戦の高速決着に対応できていません。相対的に時計の問われない海外で好走しているのも頷けます。現状マイルでは1分33秒台の決着にならないと厳しく、年によっては31秒台の決着すらあり得るこの舞台では…

[2]③ロータスランド(M.デムーロ)

前走の高松宮記念は回復途上の馬場コンディションに加え、最後の1Fで時計のかかるこの馬向きの展開が奏功し初距離でも台頭可能でした。ただ2走前の京都牝馬Sはある意味この馬の違った一面を引き出したレースで、雨の影響もある中で前半34.3-後半33.9のラップを2番手から進み押し切り。この時は逃げたアスタールビーが4角でいっぱいになり押し出されるように先頭に立ち早仕掛けせざるを得ませんでしたが、それまで上がりのかかるレースで勝ち星を拾ってきたこの馬自身がレースよりも速い33.8の末脚を使えたことに成長が伺えました。

陣営は「ハナには立ちたくない」と言いながらも今回は距離延長で臨む一戦。好位につけられた時の強さを知っているからこそのローテーションとも言えるでしょう。ハナに立たされた富士S、位置を取れなかったマイルCSは参考外。デムーロJがスタートを決め(←ここが難しい)ホウオウアマゾン、レシステンシアを行かせて3番手を確保し直線でその外に出す運びができれば、前目で脚を使える存在としてはこの上なく恐ろしい存在です。


[2]④ダノンザキッド(川田)

前走の中山記念はスタートで伸びあがるような格好になり参考外。スローで流れてスパッと切れるレースは得意で、ゴリゴリの逃げ馬が居ない今回は展開自体は向きそうです。但しスタートも含めてパフォーマンスが3歳以降上がっていないのが気がかりで、安田隆行厩舎の所属にして直前追いに川田Jが乗らなかったのも気になる点。調教パターンを変えて試行錯誤の跡はうかがえますが…

[3]⑤ホウオウアマゾン(坂井)

前走のマイラーズCでは得意舞台で自分の形に持ち込み②着としましたが、最後の止まり方を考えればやはりマイルでは少し長いと見ます。加えて気性面の問題はいまだに解消せず、2回共に着外に敗れている遠征競馬もプラスではありません。

[3]⑥カラテ(菅原明)

前走のマイラーズCは⑦着。3角から手ごたえが怪しく、最後は脚が上がってしまいました。落鉄の影響があったと言及していますが、それも戦前に指摘した通り暖かい時期になり爪の生育が旺盛になることと無関係とは言い切れないでしょう。今回は転厩後初めて坂路メインの調教を施されてきていますが、本来美浦の坂路を50秒台で駆け上がれる馬が中間のベストが53.0というのはやはり手ぬるいと言わざるを得ずで。

[4]⑦ファインルージュ(武豊)

元々間隔を空けてしっかり準備して結果を出すタイプですが、それはこの馬の特性というより天栄で仕上げることが前提となっているが故でしょう。中2週はキャリア最短で、中4週の秋華賞で④着していますがこれは岩戸厩舎所属時のもの。この中間は馬なり2本で現状維持を優先した調整につき、前走からの上積みという点では疑問符が付きます。但しここ2走が展開不利や進路が無い中で②②着としているのは実力の証明で、前走と同じだけ走れればここでも台頭は可能でしょう。

[4]⑧イルーシヴパンサー(田辺)

前走の東京新聞杯では前に馬群を見ながら理想的な運びができ、直線でも難なく外に進路を確保できた分もあっての高いパフォーマンスでした。それでもあっという間に前を捉えた瞬発力は出色で、ここまでの4連勝がいずれも異なるペース、異なる位置取りというのも魅力。抜け出すと甘くなるところもあるだけに相手が強くなればなるほどパフォーマンスを引き出せるタイプと見え、十分に負荷をかけられてきたこの中間も問題なし。絶対王者のいないここでなら一気の戴冠も。

[5]⑨シュネルマイスター(ルメール)

前走のドバイターフは良いところがなく⑧着でしたが、手塚師曰く調整が上手くいかなかったとのこと。2か月半の間隔でその疲れは取れたとのことですが、気になっているのは「幾らか重い」と言ってる割にはびっしり追われたのが最終の1本だけという点。その1本も舌を出しながら走っており余裕を感じさせる雰囲気でした。やはりビシビシ追われてこその手塚厩舎ですし、実力は認めても今回は完調でない点を割り引く必要がありそうです。

加えて手塚師が「筋肉質になっている」とコメントしているのも引っ掛かります。これまでドイツ血統らしからぬスピードとキレで日本の芝に高い適性を示してきたこの馬ですが、本来の血統らしい馬体に近づいてきたとなると高速決着への対応力という点でどうなるか気がかりです。

[5]⑩エアロロノア(幸)

マイルで前半3Fが35秒を超えないと好走できない馬で、高速決着もさることながらホウオウアマゾン・レシステンシアがそんなペースで辛抱できるはずもなく…

[6]⑪カテドラル(戸崎)

気性的に難しく極端な競馬が合っている割に使える上りに限界のある馬で、レースの上がりが33秒台になってしまうと相対的にキレで劣ってしまいます。乱ペースとまでは行かないであろう今回の流れを考えれば最後の3Fが34秒台以上になるとは考えにくく。

[6]⑫ダイアトニック(岩田康)

前走の高松宮記念はゲートでガチャガチャしている時にスタートを切られてしまい、不完全燃焼の⑭着でした。ただ3走前の京都金杯で最後前を捉えられなかったのはやはり距離かと思わせますし、岩田康Jも中間一度も調教をつけた形跡がなくやる気は感じません。

[7]⑬ソングライン(池添)

前走のヴィクトリアマイルは前残りの展開にも泣き⑤着。ペースが想定以上に落ち着いたこともこの馬にとってはやりにくかったです。元来怖がりで馬群の中を進めるのは得意ではなく、前走は2番枠からのスタートでソダシに前に入られたときに頭を上げたり3角でファインルージュにカットインされて躓き加減になったりと道中もスムーズさを欠いた中での好走ですから価値は高いです。

最終追いでは一杯に追われる併走馬を並ぶ間もなく交わし、1頭になっても最後までしっかり走れていました。気性的な面からもペースが上がり相手も強くなる方が良さが出るタイプにつき、前走からの上積みも考えればここでも主軸を張れる存在です。

[7]⑭ソウルラッシュ(浜中)

西の上がり馬。イルーシヴパンサーと違って東京マイルの経験はないですが、前走のマイラーズCでも前残り決着を外から違う脚で差し切った内容は評価できます。この馬自身は重馬場巧者というよりは「渋ってもマイナスが少ない」タイプと見ていますが、逆を言えばまっとうな良馬場であったときにもっと切れる馬が居てそれに負ける可能性はあるともいえます。前走にしても本来のキレを削がれた人気馬が居た中でのこの結果なので、33秒台の脚が必要になった時にそれを繰り出せるか、ここは力試しの一戦となるでしょう。

[7]⑮セリフォス(藤岡佑)

前走のNHKマイルCでは内枠を引いたこともあり直線では最内を選択しましたが、道中でほしいポジションをキングエルメスに取られた分もあったでしょう。併せ馬に持ち込めなかった中での④着は地力を示した一方で、川田Jがダノンスコーピオンを選んだことも含め、進路優先で行かざるを得なかった点にこの馬の現在地を見た気もします。前走時の見解でも述べた通り、促成栽培によるアドバンテージが薄れつつあるのに加え今度は古馬が相手ですから、この馬に関しては世代戦の戦績をそのまま当てはめて評価することは難しいと考えます。

[8]⑯レシステンシア(横山武)

前走のヴィクトリアマイルは前に行った馬にとっては楽な流れで③着。元々ベストは1400mの馬ですしここはやはり1F長いでしょう。加えて2走前の高松宮記念の時にも触れたように成長力という点で限界が見えつつある現状。どうしても逃げたい馬が居ない分、再び流れが落ち着けば台頭の目はありますが…

[8]⑰サリオス(レーン)

前走で高松宮記念に使った理由について堀師が「マイルでは最後に甘くなってしまう」ことを理由にしていたにも関わらず再度のマイル参戦。個人的にはスタミナの問題というより、マイルの一線級のペースでは脚が溜まらないことが問題で、だから似たような形状でも全体のペースが落ち着く東京1800mが大得意なのだと考えます。実績を考えてもここに回らざるを得なかったのは仕方ないところですしコントレイルという化け物と好走した経歴から未だに人気ですが、正直どの距離に出てきても今のこの馬がG1で勝負になる根拠は見出せません。

[8]⑱ナランフレグ(丸田)

前走の高松宮記念では晴天で内から乾き始めた馬場に加え、重馬場にして最初の3Fが33秒台と先行争いが激化したことでラストの2Fが11.5→12.4と急激に掛かるラップになったことが奏功しました。元々ゴールに向かって加速するラップではなくこのように前が止まる流れを味方につけており直線でも最後の最後に進路が開いて差し切れましたが、トゥラヴェスーラが鼻出血を発症せず走り切れていたらあそこが開いていたかは疑問符です。坂の緩い東京では最後まで加速が続くため、この馬向きの展開にはなりにくい懸念が強いです。

<予想>
◎ロータスランド
○ソングライン
▲イルーシヴパンサー
△ファインルージュ
△ソウルラッシュ
△シュネルマイスター
△レシステンシア


■中京11R/松風月S ロードラズライト

2走前のりんくうSの際にも推奨しましたが、先行争いのさなかに前に入られ馬群もごちゃつき何も出来ずの⑫着でした。前走は1200mで除外続きだった憂き目もあり久々に1400mを使われましたが、やはりベスト距離ではなくむしろ0.5差⑧着は健闘の部類でしょう。元々現級でもレッドルゼルなどの重賞組に交じって3度の③着があるように力量は通用してよく、この中間は岩田康Jが2週連続で稽古(レースでは酒井J)をつけており抜群の動き。使いたいところに使えないダート短距離において順調度は大きなアドバンテージで、メンバーも落ち着いたここは再度狙いたいです。

2022年6月4日土曜日

【6/4(土)予想】ねらい目レース(中京2、6、東京12)

■中京2R シャドウアイル

坂井Jが中京ダ1800mの未勝利戦に乗ると(5,6,8,12)。勝率16.1%もさることながら複勝率は何と61.3%。人気薄での健闘も多く単回186/複回189と馬券面でも優秀です。この後の今村Jの話とも共通するのですが、「上手い騎手」というのは「焦らない、脚の使いどころを冷静に判断できる騎手」であると私は考えています。

例えば「スタミナを使い切って負けた」場合と「脚を余して負けた」場合があったとして、前者は距離だのメンタルだのを理由にできますが、後者は誰の目にも騎手の仕掛け遅れが原因という見方をされます。そのため多くの騎手は脚を余すことを嫌い、特に経験が浅い騎手は仕掛けが早くなりがちです。よく若手騎手限定競走やYJSのレースで上りのかかる展開を目にしますが、短距離戦では何とかなっても距離が延びるとそうもいきません。川田Jがなぜ平場で勝ち星を量産できているのかというのも、まさしくこういったポイントを押さえた騎乗ができる=実力馬をキッチリ勝たせるスキルに長けているからだと言えます。

さて、話を坂井Jに戻しますが、彼もまた次代のJRAを担う有望株の1人であると考えています。中距離の未勝利戦は勝ちを焦って周りの仕掛けが早くなる傾向がありますが、冷静な取り回しの出来る彼ならばここは上位進出の期待があります。前走は重馬場で前半が64.4という明らかな前残り展開を後方から押し上げての⑤着。乾いた馬場なら前進可能です。


■中京6R クロンヌドラレーヌ

3月デビューにして今年既に12勝を挙げている今村聖奈J。既に父(今村康成元J)の通算平地勝利数(5勝)を上回り、下手をすると障害を含めた通算勝利数(45勝)にも1年目で届いてしまいそうな勢いです。

彼女の持ち味もまた「焦らずキッチリ差し切る」ことの出来る騎乗スタイル。距離別成績にその差が現れています。


短距離では早仕掛け勢を捉えきれないものの、距離が延びると成績が好転。通常新人騎手は減量の恩恵を活かすために前前でレースをするため短距離の方が成績が良くなる傾向がありますが、それとは真逆の実績を示しています。これだけでも通常の新人とは桁違いの実力が伺えます。特に上がりのかかるダートで1800m以上だと(8,3,3,24)。勝率21.1%、複勝率36.8%で単回120/複回126と高水準。いずれバレると回収率は下がっていきますが、いくら人気になろうが腕の良さは変わらないので信頼できる騎手と言えるでしょう。ここは人気しますが、牝馬限定なら現級でもアッサリまで。


■東京12R バーンパッション


前走の東京ダ1300m戦は水の浮く不良馬場(画像)で行ったもの勝ちのレース。それを大外枠から終始水の浮く外を回されたのでは勝ち目も無く、道中は馬の後ろで水を被るキツイ展開でした。

2走前は次走即勝ち上がりが3頭いる好メンバー、3走前はレモンポップが圧勝したレースでメンバーにも恵まれず。4走前~6走前にはこのコースで④④⑥着と大きく負けておらず、上りのかかる良馬場(最終Rまでには回復見込み)も好材料。強いメンバー不在のここなら通用してもおかしくありません。

2022年5月29日日曜日

【5/29(日)予想】日本ダービーの全頭評価とねらい目レース(清津峡特別、目黒記念)

■東京11R/東京優駿(日本ダービー)

[1]①アスクワイルドモア(岩田望)

前走の京都新聞杯は前半58.2といかにも中京2200らしい前傾戦になり、後方のインでじっと待機し直線で外に出して差し切り勝ち。理想的なレース運びでしたが、戦前の評価で述べた通り本来キレを殺される急坂は向いてないと見ており、ここがベストパフォーマンスではないと考えられる中でレコード勝ちするとは正直驚きました。その際に紹介したデータも語っている通り、キズナ産駒は「平坦な大箱」向きでありこの舞台替わりはプラス。距離に不安の少ないタイプがこの枠を取れたのも大きいです。

そもそもダービーが内枠有利と言われる所以は、距離経験の少ない馬同士の争いにおいて好位を立ち回れる確率が高いという点にあります。逆に内枠を引いても出遅れて引いてしまうようでは全く意味はありませんし、ワグネリアンのように外枠でもしっかり位置を取れれば勝てるわけです。今回はデシエルトが位置を取りに行くことは確実で、多少出が悪くても息子のためなら岩田康Jは勝負度外視でハナを叩くでしょう。デシエルトをビーアストニッシドとロードレゼル、アスク2騎が番手で追いかける形が理想で、そこに入れれば最もうまく脚を溜められそうな期待はあります。

もう一つ、この馬を推したい理由に「暑さ耐性」が挙げられます。

ダービー当日の府中市は最高気温31度と真夏日予想。メンバーの中でこの猛暑を経験したことのある馬は少なく、中でもアスクワイルドモアが未勝利戦を勝った昨年8/7の函館市はフェーン現象の影響で9時台から30度を超える暑さ(内陸部はまだしも海が近い函館で朝からここまで暑くなるのは稀です)で、推定31度前後の環境の中を走り切った経験があります。人間もそうですが熱中症というのは温度変化に適応できないことで起こるわけで、そもそもなるべく酷暑を避けて育成期を過ごしてきた競走馬にとって、その暑さを経験してないのであれば心身に不調をきたしてもおかしくはありません。幸いこの馬は真夏日に勝った経験があり、こうしたリスクが少ない点もポイントです。

[1]②セイウンハーデス(幸)

前走のプリンシパルSは向こう正面で掛かり気味に進出する馬が何頭かおり、3角からずっと11秒台を刻む先行勢受難の流れを苦にせず押し切りました。但しペース自体は59.9-59.1とさほど速いわけではなく、上位に来た馬は1勝クラスすらまともに勝っていない差し勢ばかり。まだ素質だけで走っている段階で、中2週での再輸送のハードルも低くはないでしょう。

[2]③アスクビクターモア(田辺)

前走の皐月賞では押し出され気味にハナに立ち⑤着。戦前に懸念として述べた通り、揉まれるよりは行ってしまった方がいいという判断ではありましたが結果的に馬場の悪いところを通らされてしまった分着を下げてしまいました。それは仕方ないにしても、勝ったレースはいずれも中山で最大でも13頭立て、しかも外枠で上手く立ち回れた分も大きく、キレ勝負の東京は不向きな懸念があります。

[2]④マテンロウレオ(横山和)

元々前走の皐月賞の時点で、中3週の再輸送にも拘らずだいぶ意欲的に追っており昆厩舎の勝負気配を感じていたのですが緩い馬場は合わずで⑫着。東京替わり、距離延長自体は見直せるものの流石にまだ3歳春のハーツクライ産駒がこの強行軍に耐えられるのかと言われると…

[3]⑤ピースオブエイト(藤岡佑)

前走の毎日杯は雨による馬場悪化が進む中でのレースで、伸びどころを掴みかねる馬が多い中で藤岡佑Jは冷静に進路を取りながら運び最後まで走り切らせました。素質だけで勝ったレースである一方で相手関係に恵まれたことは否定できず、例年のような好メンバーには程通いレベルであったことは認識する必要があるでしょう。

[3]⑥プラダリア(池添)

前走の青葉賞は内枠から壁を作り運べた分もあり快勝。但しレースの流れである前半58.9は暴走気味にハナに立ったディライトバローズの刻んだもので、単独2番手のロードレゼルで60秒、3番手集団のトップであったオウケンボルトで61秒くらいでしょう。スローの割にじっくり構え、人気のレヴァンジルをぴったりマークし抜け出したのは良かったですが、ロードレゼルがお行儀よく走り自分のペースを守れていたらもっと際どかったかもしれません。

青葉賞の見解で「前半が緩みラスト3Fの勝負になるトライアルの方が向いている」という話をしましたが、上記で語ったように見かけ上のペースは速かったですが実質的には61秒程度の前半でしっかり溜めを作れたというのが勝因でもありました。悪くない枠を引けはしましたが、メンタル面の課題も残す馬で中3週の再輸送、青葉賞の3倍以上の観衆でどうなるかは不安が大きいです。

[4]⑦オニャンコポン(菅原明)

前走の皐月賞は1角手前でイクイノックスにカットインされ位置を下げる不利もあり⑥着。とはいえあの程度の不利は頻繁に起こりえるレベルで、終始馬場の良い外を通ってこの結果はやはり一線級とは差を感じざるを得ない結果となりました。そもそもエイシンフラッシュ産駒は現3歳まで含めて458頭が登録されていますが、重賞を勝ったのはこの馬だけ。上級戦にからっきし弱い傾向があるうえ、早枯れ傾向のあるヴィクトワールピサを母父に持つ血統背景からは3歳以降にパフォーマンスを伸ばす絵は描きにくいです。それゆえに800万円(税別)という手ごろな価格で購入できたわけですが、このオーナーの相馬眼と強運にはただただ恐れ入るばかりです。

[4]⑧ビーアストニッシド(和田竜)

前走の皐月賞は同型にポジションを譲る形にもなり、内不利のコンディションもあって⑪着。今回は前走時に指摘した調教を手控える様子もなく状態は上がっていますが、元々1600~2000mを主戦場としている馬でここはかなり我慢させて走る必要があり、気分良く先行と行かないあたりがどう出るでしょうか。共同通信杯も渋った馬場に助けられた側面があり、良馬場の決め手比べとなると厳しいでしょう。

[5]⑨ジャスティンパレス(M.デムーロ)

前走の皐月賞では伸びあがるようなスタートで後方から。外を回して⑨着まで押し上げてはきましたが、やはり使える上りに限界のあるタイプで最後は流すようにゴール。中山であの位置になっては厳しかったです。この中間も前走同様に1週前に速い時計を出し最終は持ったまま。それでも3頭併せの真ん中で脚色優勢で併入ですから十分でしょう。半兄アイアンバローズは2400mで3勝しており血統の裏付けも問題なし。スタートがカギですがそこを克服しさえすればチャンスはあるでしょう。

[5]⑩マテンロウオリオン(横山典)

いわゆる「マツクニローテ」。前走のNHKマイルCでは外差し馬場を冷静に運んでの②着確保でしたが、その際にも述べた通りここ3戦は鞍上のコース取りに助けられての善戦というのが大きかったです。但しそれができるのはこの馬の適性範囲だからこその話で、厩舎の先達であるディープスカイのようにマツクニローテで結果を残した馬はもとよりローレルゲレイロ(07年⑬着)でさえ2走前に皐月賞を使っての臨戦でしたが、この馬はそもそも2000m以上は未経験。再度の外差しがハマるにしてもスタミナの裏付けを持つ馬も多い中でダイワメジャー産駒にここでどこまで期待できるかと言われると…

[6]⑪ジャスティンロック(戸崎)

皐月賞の本馬場入場でフジテレビの青嶋アナが「長距離砲」と形容していましたがまさにそれが相応しく、2勝を阪神で挙げている点からも坂下からの加速を使って脚を使う形が合っています。ただ気になるのがその2戦含め好走歴はいずれもスローペースで頭数が落ち着いたレース。相手関係に恵まれた側面もあり、良い脚は持っているのですが流石にこの舞台では溜め切れるだけのペースにはなりにくそうで。

[6]⑫ダノンベルーガ(川田)

前走の皐月賞は懸念が当たり、ジオグリフに終始蓋をされ外に出そうにも出せない厳しい展開。位置的に早めに脚を使わざるを得ない中、最後まで見せ場を作った内容は評価できるものでした。元々予定になかった皐月賞参戦でいろいろな憶測を呼びましたが、この馬の能力の高さを証明するには十分な内容だったと言えるでしょう。

問題はそこからここにお釣りを残せたか。陣営もそれはわかっていたはずですが、堀師のコメントでは「基礎体力など全体的に底上げができた」という何とも評価しにくい言い回し。一方1週前追い切りの川田Jは「変わらずに来られていることが何より」と言及しており、暗に上積みは無いことを認めています。どうも引っかかるのが、輸送も無いのに最終が軽めの前提であったこと、そしてそこに川田Jが居ないこと(囲み取材のコメントも無し)。ゴドルフィンと並び川田JがVIP待遇で付き合うダノックスの馬にしてはこんな扱いか?というのが正直な感想です。

東京向きの長く良い脚を持っていることは共同通信杯で証明済で、外差しに回れば当時後塵を拝した馬たちとの逆転も可能と見ますが、状態面で本当に皐月賞を上回れるのか?という点が拭い切れずで…

[7]⑬ドウデュース(武豊)

前走の皐月賞は控えるレースを見せて③着、武豊Jは位置を取りに行っていれば…というコメントでしたがあくまで結果論で、出していけば末を失くしていたかもしれないことを考えればあの位置からこの馬本来のレースは出来たと思います。個人的には2000mまではペースが緩めばマイラーでも伍せるかとは思いますが、流石に2400mとなると能力の絶対値が高くないと克服は難しいでしょう。但し調教では1週前にウッドで50.0-11.2と抜群の動きをマーク。叩き3戦目、調教はソフトも実戦を重ね良くなっていることは明らかで、出来の良さで選ぶならアリでしょう。

[7]⑭デシエルト(岩田康)

前走の皐月賞では馬場入り時点からかなりカリカリしており、スタートも決まらず⑯着大敗。輸送の影響も含み置く必要がありますが、パドックから地上を通って馬場入りできる皐月賞でさえああなるのであれば、距離延長に加え地下馬道を通り大観衆が見つめるスタンド前での発走は明らかにマイナスでしょう。但し、陣営も行き切らないと良さが出ないことは理解しているうえアスクワイルドモアの項で述べた通り鞍上も今回はラビットも辞さないはず。ベテラン勢の中でも中央でしか乗ってない人と違い、岩田康Jはあからさまに馬と喧嘩をしててもちゃんとペースは守らせるタイプにつき無茶はしないでしょうが、まだまだ精神面での成長が(人馬共に)待たれる現状です。

[7]⑮ジオグリフ(福永)

前走の皐月賞ではスタートを決め好位の外を確保。毎年そうですが皐月賞は馬場の良い外を回れた方が良く、その上でしっかり折り合えたのが大きかったです。やはりこの辺りはテン乗りでも流石は福永J。但しノドの不安と付き合いながらレースに使っている以上、鼻出血持ちと一緒でいつ何があってもおかしくありません。実力は認めても明確な欠陥が明らかになっている以上、身銭を切ってギャンブルしている身としては軸としては適切ではないというのが本音です。

[8]⑯キラーアビリティ(横山武)

前走の皐月賞はスタートが決まらずの⑬着でしたが、元々調教の時点から出来を疑問視していたのでさもありなん、という感じの敗戦ではありました。今回の調教もジェラルディーナを外から先行したものの馬なりの相手に並ばれる内容で物足りなさは残ります。加えて前に壁を作って進みたいタイプにつき、この枠をどうこなすかが難しく。

[8]⑰ロードレゼル(レーン)

前走の青葉賞では川田Jが「教えることがいっぱいある」と評した通り、向こう正面まではディライトバローズにお付き合いする格好で11秒台のラップを追走。その分最後は脚が上がりましたが、追い出しをギリギリまで我慢したのが奏功し何とか連を確保。地力の高さは見せてくれました。但しその折り合い難のロードレゼルにレーンJというのは「混ぜるな危険」レベル。短期免許という身分故好き勝手にぶっ放すことはしないかと思いますが、デシエルトを不用意に突いて自滅ペースに持ち込む懸念が。

[8]⑱イクイノックス(ルメール)

5か月ぶりだった前走の皐月賞を叩いて調教の動きも一段と良化。その皐月賞では行きたがる面こそ見せましたが、それなりにペースが流れたこともあり何とか折り合って運べました。個人的には最悪「ダービーの権利が取れれば御の字」と見ていた舞台につき軽視していましたが、上りのかかる中山であれだけやれたのですから陣営がダービーに俄然色気を持つのも当然でしょう。

ただ、先に述べた通り折り合い面は慎重にならざるを得ず、木村師も距離については「伸びてプラスになるとは思っていない」と言及しています。果たして東スポ杯の末脚は有り余る能力の証左なのか、それとも高い距離適性故なのか…父キタサンブラックももとを正せばその父はブラックタイドで、2000mを超えると(0,0,0,3)。本質的にはマイル~2000mが主戦場の血統でしょう。

<予想>
◎アスクワイルドモア
○イクイノックス
▲ダノンベルーガ
△ジオクリフ
△ジャスティンパレス
△ドウデュース


■新潟10R/清津峡特別 スズカフェラリー

ここ3戦はダートを使われましたが、上りのかかる展開が向いているとはいえ脚質的に置かれてしまうため流石にダートでシンガリ一気のハマり待ちはしんどいものがありました。4戦ぶりに芝に戻しますが元々現級では②③着があり流れ一つで通用してもおかしくなく、前走逃げた馬や1000mを使われた馬が何頭かいるメンバー構成のうえ時計も掛かるコンディション。スムーズに運べれば一発も。


■東京12R/目黒記念 マイネルウィルトス

昨年のアルゼンチン共和国杯でオーソリティの②着。ご存じのとおりオーソリティは同レースを連覇しておりこのコースが大得意で、その後ジャパンCでもコントレイルの②着。シャフリヤールに先着したのですから東京2400~2500mでは現役最強クラスと言えるでしょう。そのオーソリティに食らいつかんとしてのレースは十分評価でき、このメンバーの中に入れば引けは取りません。

2022年5月28日土曜日

【5/28(土)予想】葵Sの注目馬とねらい目レース(新潟8)

■中京11R/葵S トップキャスト

中京開催初回となった昨年は牝馬が③着までを独占。当時の中京も今年同様に内が荒れ始め外差し傾向を伺わせていたにも拘らず、上位3頭の4角通過順位はそれぞれ2,7,4番手。このコースはスタートしてすぐ下り坂に入りそれが4角まで続くため前傾戦になるのは間違いないのですが、一方で差し追い込み勢がスピードをつけたいところで下り坂になってしまうことでコースロスが大きくなり、結果として距離ロス+4角までで速い脚を使った分最後に垂れることの方が作用として大きくなり、内目から好発を決めて4角を持ったまま迎えられるような馬の方が好走しやすい、ということが考えられます。

加えて上位3頭のうちの2頭(レイハリア、オールアットワンス)は前走で同じ1200mを使っていました。当時同じ臨戦過程の馬は5頭出走しており、そのうちの2頭が①③着とローテーションとして高い信頼度が伺えます。前走距離として最も多いのはファルコンSなども行われる1400mですが、ほとんどの場合前半が33秒台後半~34秒台前半程度に落ち着くため、33秒台前半が想定される葵Sでついていけない、という事態が発生します。

となると、狙いたいのは内目から好位を取れ、前走速い流れを経験した1200mからの臨戦組。これに合致するトップキャストのねらい目があるでしょう。かなりの気まぐれで気分良く行ければ強く、芝1800mの新馬戦で60.2-48.3という古馬条件クラス級の時計で逃げ切り。続く札幌2歳Sも同じようなラップを刻み⑤着でしたが、勝ったのがジオグリフで②着がアスクワイルドモアですから仕方ありません。その後の2戦は行き切れず、前走は1200m戦にして33.3-35.4とかなりの前傾戦をブービー人気で逃げ切り。接戦を演じた②~⑤着馬が次走でいずれも掲示板を確保していることからも決して恵まれたわけではなく、差し勢の追撃を完封したレース内容はこの馬の力量を示すものと言えるでしょう。

唯一気になるのは春菜賞で終始右に張らんとしていたところ。左回りが合わない可能性もありますが、そもそも東京戦で唯一の長距離輸送であったことも大敗の原因と考えられます。関西圏に戻っていつも通りに走れれば、ここで十分やれるはずです。


■新潟8R スイーツビュッフェ

休み休み使われ続け、6歳牝馬にしてこれがまだ15戦目と馬体は元気。前走の中京戦では前半35.8というかなりのスローペースを4角11番手から追い込みましたが、直線でごちゃついた分間に合わずの④着でした。このレースの③⑦⑧着馬は次走で即勝ち上がり。今回は若手騎手限定戦でもあり動き出しは早くなることが予想され、こうなれば最後の最後に差し届く期待が持てるでしょう。複勝厚めに。

2022年5月22日日曜日

【5/22(日)予想】優駿牝馬(オークス)の注目馬

■東京11R/優駿牝馬(オークス) プレサージュリフト

 まず、全馬が初距離というこのレースを考える上では力量差もさることながら当週の馬場状態を注視する必要があります。序盤に雨の中使われた今開催。ペースが落ち着いても逃げ馬が残すことは難しく、かといって内を突いて差してくる馬もいることから「内も外も差し有利」という考えができるでしょう。

 そのうえで展開ですが、基本的に牝馬がこの距離を走ることは稀で、よほど自信があるか制御が効かなくなるとかでもない限り積極的にペースを引き上げる馬は出てきません。スローで中盤あたりから駆け引きが始まるパターンが多く、昨年のユーバーレーベンも向こう正面から外にポジションを取りに行っていたことも記憶に新しいでしょう。

 但し、今年に関してはペースを乱しそうな要素が2つあります。

 1つはこの距離に比較的自信を持って乗ってくるであろうパーソナルハイ×吉田豊J。元々小倉芝2000mの未勝利戦を大差で圧勝した頃から長めの適性を見出されてきた馬で、パンサラッサの快挙以来矢作師も同騎手への信頼を強めた感があります。ただ冒頭で述べた通り逃げ馬がなかなか残せていないコンディションにつき、いつもの戦法でどこまで、というところでしょう。

 もう1つはテン乗りの横山典Jが騎乗するホウオウバニラの存在です。この馬は元々折り合い面の不安があり、前走のフローラSでも向こう正面に出るあたりで行きたがってしまい⑦着。しまいも脚は使っているものの、前半で消耗した分伸びきれませんでした。その前走は横山和Jが騎乗していましたが、ではこれが父親に乗り替わってどうなるかと言われると「ぶっ放す危険性がある」という話です。

 元々横山典Jは「馬の気持ちを優先する」騎乗スタイルであり、ポツンにしても馬群から離して落ち着けるための作戦であると語っています。逆を言えば、結果的に掛かってしまった際はあえてそこで押さえつけることはせず行かせるタイプで(ex.富士Sのシーズンズギフト)、今回距離延長で速い逃げ馬もいないとなると制御が効かない可能性が高く、ペースを乱す懸念があります。こうなるとパーソナルハイにしても無駄に絡まれてしまいやりにくくなるばかりか、もしそれによってホウオウバニラが大逃げのような格好になってしまったら中団以降で追走する組も早めに動き出さざるを得ません。

 全馬が初距離という状況において先行受難、しかも早目に脚を使わされる流れとなると、必然的に後方待機組にチャンスが生まれます。今回その位置取りと持てる末脚に合致するのはプレサージュリフトと踏みました。2走前のクイーンCで33.5の末脚で大外一気を決めており、速い上りが求められる東京への適性は証明済。前走の桜花賞も自分の脚は使えており、単に内前有利の展開でどうしようも無かったレースでした。追い込み勢が血統や過去レースにおいて折り合い面の不安を露呈する中、ハービンジャー産駒のこの馬は中間の攻めも強化できており精神面を含めた進境が伺えます。元々やることは1つなのでこの枠は歓迎のクチですし、スタンド前発走で最後から2番目の枠入れも好材料。輸送のない東京に替わって前進が最も見込める馬と言えるでしょう。


2022年5月21日土曜日

【5/21(土)予想】平安Sの注目馬とねらい目レース(メイS、高尾特別)

■中京11R/平安S スワーヴアラミス

 先月のアンタレスS同様にケイアイパープルが出てくるため、中盤から12秒前後のタフなラップを踏まされることになりそうです。雨予報ですがにわか雨程度につき良馬場は維持されそうで、中京ダート1900mの形態上最初の直線部分が長くスピードに乗りやすい先行勢が最後に止まることから差し勢の台頭できる流れが見込めます。

 人気の中心であろうテーオーケインズは、実は最後の1Fが13秒台になるレースでは(0,2,0,1)と取りこぼしています。ここは「タフな差し馬」の出番がやってくると見て、2走前の東海Sよりもさらに流れが向きそうなスワーヴアラミスから。


■東京10R/高尾特別 スエーニョブランコ

 キャリア15戦目にして初めて芝を使いますが、これまでの戦績が(2,2,0,10)となっているうちダートの重・不良で(2,1,0,1)。500kgに迫る好馬体ですが、やはり牝馬らしくスピードの活きる流れで台頭してきたタイプでやや荒れてきた今の東京芝は試すにはもってこいでしょう。着がまとまっているカフェサンドリヨンが人気しそうですが、スエーニョブランコも牝馬劣勢のダートにあって牡馬混合戦で2度の②着がありクラスに目途はついている状況。ここ先物買いで狙いたいです。


■東京11R/メイS ソッサスブレイ

 前走の中山記念の時に紹介した通り、上級戦でからっきしでも相手関係が楽になるOP・リステッドで好走するキャラクター。内が荒れている今の東京なら馬群はばらけそうで、小頭数でペースが落ち着くのも歓迎材料。左回りも関越Sで③着があり問題なく、直線で外に出して粘れれば三度の好走も。


2022年5月14日土曜日

【5/14(土)・15(日)予想お休みします】

 この週末、実家に帰省するため予想はお休みさせていただきます。

 ヴィクトリアマイルは面白いメンバーですね。純粋に興行として楽しみたいと思います。

2022年5月8日日曜日

【5/8(日)予想】NHKマイルCの全頭評価とねらい目レース(湘南S、駿風S)

■東京11R/NHKマイルC

[1]①マテンロウオリオン(横山典)

勝った2走前のシンザン記念にしろ、②着した前走のニュージーランドTにしろ、鞍上のコース取りが抜群に上手かったという勝利でした。いずれのレースも現代においてG1レースにつながる施行条件ではなくなっており、この成績で人気するのは危険と見ています。鞍上の手腕に期待、という声もありますが、隣の息子の邪魔をするような騎乗はしないはずですしそうなると中団のインでじっとするしかなく、垂れてくる先行勢をどう捌くかも難しいところです。

[1]②ソネットフレーズ(横山武)

脚部不安で桜花賞を断念し再調整。追い切りが軽めなのはテンションに配慮してのものですが、それでもウッドで51-11秒台でやれていますから動ける体制にはあるでしょう。とはいえ格下馬に後れを取る内容はやや物足りずで、調教後馬体重もデイリー杯から+8kgという程度で大きくビルドアップした様子も無さそうです。スムーズに良いポジションを取れれば一脚は使えるものの、この枠と頭数では発馬をしっかり決める必要があり。

[2]③ソリタリオ(鮫島駿)

速い上りを使える馬でないため前目から押し切りたいタイプなのですが、ここ2戦は発馬から進んでいかず。前走のスプリングSは馬場が渋っていた分とも言えそうですが、2走前のシンザン記念は良馬場でも道中後れを取っており、ここに来ての成長力にはやや疑問符が。

[2]④セリフォス(福永)

前走の朝日杯FSではスタート後に両隣の馬に挟まれエキサイト。その分もあってか最後は坂で脚が上がってしまいました。ドウデュースに交わされダノンスコーピオンにも迫られた点を考えれば、これら2頭が急坂を苦にしないのに対しセリフォス自身は新潟2歳Sで見せたように速い上りで決める強さを持っていると言えます。中間の調教も坂路とウッドの併用でしっかり負荷をかけられ、いかにも中内田厩舎の休み明けという仕上げで抜かりはないでしょう。

ただ唯一アキレス腱になるとすれば、その中内田厩舎の促成栽培の弊害でしょうか。

ノーザンファームの方針もあるのでしょうがこの厩舎はとにかく早期勝ち上がりを期して初戦から仕上げてくる傾向が強く、開業6年で2歳新馬戦を実に29勝もしています(うち芝25勝)。但しそれらの馬で後にG1を勝ったのはダノンプレミアムの朝日杯FSだけで、2歳時の実績で人気が先行しがちですが3歳以降の上級戦ではそれを裏切るケースが多いです。



上記は中内田厩舎で2歳新馬戦を勝った馬の年齢別・クラス別の成績です。すべてのカテゴリにおいて人気が先行しているうえ、上級戦で特に落ち込みが激しいです(重賞は2歳のものが多い)。世代限定戦の続く3歳春まではアドバンテージを保てるのでここはまだ切るタイミングではないですが、2歳時の実績に引っ張られて人気する以上、3歳以降の取捨は慎重に考える必要があるでしょう。

[3]⑤キングエルメス(坂井)

2走前の京王杯2歳Sの内容が秀逸で、直線立ち上がったところで先頭に立ち最後の3Fが34.1というかなりの上がり勝負をそのまま押し切りました。逃げ馬を交わしたラスト3Fの区間が11.0とかなり速いラップで、強気に乗ってそこで脚を使ったうえで勝ち切れたのですから東京向きのスピードとキレを持っていると言えるでしょう。

前走のアーリントンCは骨折休養明けにも関わらず好発を決め③着と好走。賞金が足りているので当然照準はここに合わせたうえでの仕上げで、100%とまではいかずとも1回使っての良化は確実。東京はまだインが活きているうえ、先行勢自体は多いものの皆ハナに立つタイプではなく、けん制しあってのミドルペースになれば強気に乗れるこの馬のチャンスは十分にあると見ます。

[3]⑥トウシンマカオ(戸崎)

キングエルメスと同じ京王杯2歳Sで②着、2走前のクロッカスSで2番手からラスト33.1の脚を使い押し切りとこのコースへの適性は高いです。マイル自体も新馬戦で経験済で、上りのかかる阪神・中京では今ひとつも東京に戻れば巻き返しの目はあるでしょう。

[4]⑦タイセイディバイン(松若)

初勝利は2000mで挙げるもここ2戦距離を詰めて重賞で連続②着。上りのかかるコース・展開をうまく味方につけての好走でしたが、好位で立ち回れるのがセールスポイントにつき今回もこの枠から上手くポジションを取れれば一脚は使えそうで。

[4]⑧アルーリングウェイ(藤岡佑)

2走前にエルフィンSを勝ったとはいえ、桜花賞の時に取り上げた通りメンツ的にも内容的にも強調できるものではないうえ、前走の桜花賞も絶好位にいながら前が空いても全く伸びず。0.2差とはいえ物足りないレースぶりで、牡馬も加わってくるこの舞台では。

[5]⑨ダンテスヴュー(吉田隼)

前走の皐月賞で指摘した通り、溜めても切れないため上がりのかかる中京で好走したものの一線級相手のレースでは限界がありました。陣営は距離に敗因を求め初めてマイルを試しますが、2歳時のパフォーマンスを更新できていない現状では。

[5]⑩カワキタレブリー(菅原明)

2走前の白梅賞はスローを2番手から押し切ったのみの内容で、4走前のデイリー杯2歳Sにしても小頭数でペースが落ち着いた区間で上手く脚を使った鞍上の好プレーの賜物。多頭数、上級戦での通用根拠は現状では見出せません。

[6]⑪インダストリア(レーン)

弥生賞では1角でスムーズさを欠き折り合えず⑤着。その点も考えると距離短縮で折り合い面の不安が軽減できるのはプラスで、未勝利戦の内容と2走前のジュニアC①着から考えるとキレを活かせる東京のマイルは最適な舞台の可能性すらあります。テン乗りのレーンJが折り合えるかはポイントですが、能力全開なら通用の目はあるでしょう。

[6]⑫セイクリッド(菊沢)

初戦が重のダートで追い込んで③着→2戦目に良のダートでまくり上げて①着という戦績からも、現状では上りのかかった方が良いタイプでしょう。そもそも芝を走れるのかすら未知数の現状では手を出しにくく。

[7]⑬ジャングロ(武豊)

3連勝中も上手く番組を選んできた感があり、4走前のベゴニア賞の内容からも最後の3Fの速さが求められる東京コースは本質的に合わないでしょう。単騎の逃げが決まってよほどかわいがられでもしない限りは。

[7]⑭フォラブリューテ(大野)

前走の桜花賞はゲート内でガチャガチャしている時にスタートを切られ後手を踏み⑭着、3走前のアルテミスSはスタート後の接触もあり掛かり通しで⑤着と、2回の敗戦はいずれも訳アリのものでした。但し2走前の紅梅S①着は前傾戦をうまく立ち回って差し切っただけのもので評価としては高くなく、評価の対象は4走前の新馬戦①着です。新馬戦らしい落ち着いた流れで前残りになりがちなところ、直線で33.0の上がりを使って0.7差をつけた強い内容。当時負かした馬の中には桜花賞⑥着のパーソナルハイもおり、ここと1.4差と考えればキレ勝負の東京に替わってスムーズでさえあれば台頭の余地はあるでしょう。

[7]⑮オタルエバー(横山和)

気持ちの問題からハナを切るレースが続いていましたが、前走のファルコンSではハミを変えた効果もあり控えてひと脚を使い③着と進境を見せました。2歳時のパフォーマンスを考えればここでもやれておかしくはないですが、追い切りは飛ばしてしまいがバタバタになるなどまだ本調子ではない様子で、再度距離延長となるローテもプラスではなく。

[8]⑯プルパレイ(M.デムーロ)

デムーロJ曰く朝日杯FSの頃から気難しさを見せるようになり、一度機嫌を損ねてしまうとレース中は一切鞍上のいうことを聞かなくなるという話。たまたま出遅れたクロッカスSで追い込む競馬をさせたら予想以上に良いレースをしたとのことで、ここも無理せず控えそうです。1週前には重いウッドで49.9-11.4と抜群の動きを見せており体調は問題なし。この枠なだけに出遅れると厳しいですが、スタートが決まりさえすればここも好走は可能でしょう。

[8]⑰ステルナティーア(池添)

爪の不安を抱えながらの調整で、前走⑪着に敗れたチューリップ賞から比べても中間の状態は上がっていることが見て取れます。木村厩舎ですので在厩時の調整よりは放牧先でちゃんとやれたかがポイントですが、ノドの不安を抱えながら皐月賞を勝ったジオクリフ同様帰厩後直ぐに時計を出せており、最終で併せ馬を消化するパターンも時計の本数もほぼ同じ。新潟の新馬戦の内容を考えればキレが求められる東京替わりはプラスで、この枠をうまく捌けさえすれば。

[8]⑱ダノンスコーピオン(川田)

前走のアーリントンCの際に取り上げた通り、距離というよりは上りが掛かったほうが力を出せるタイプと見ています。本番のここより前走の阪神マイルの方が力を出せたという結果ゆえ、ここでパフォーマンスを上げられるかとなると懐疑的です。

<予想>
◎キングエルメス
○インダストリア
▲トウシンマカオ
△プルパレイ
△セリフォス
△ダノンスコーピオン
△タイセイディバイン
△ステルナティーア
△フォラブリューテ


■東京9R/湘南S ルペルカーリア

昨年の京都新聞杯で掛かりながら逃げて②着と能力はある馬なのですが、気性面の問題に加えブレーキを使いながら走ることのできないタイプにつき大箱のワンターンが理想です。前走の飛鳥Sは1800mでも掛かってしまい最後にお釣りを失くしましたが、さらに距離が詰まり東京のマイルは合う舞台でしょう。加えて二度の連対はいずれも左回りで、両親が東京で高いパフォーマンスを見せたことからも初コースもプラスの期待で。


■新潟10R/駿風S サンラモンバレー

2走前の巌流島特別の時に推奨したのですが、根拠として「最後の1Fが掛かる小倉は合っている」といったものの実際のレースでは「11.5-10.4-10.9-11.3-12.0-11.2」とゴールに向かって加速するラップになってしまい全く見せ場なく⑬着に敗れました。新潟の直線1000mであればそのようなラップにはまずなりませんし、この距離では後手を踏むため外枠を引けたのも好材料。千直の相手関係なら通用してよいはずです。

2022年5月7日土曜日

【5/7(土)予想】京都新聞杯の全頭評価とねらい目レース(新潟12)

■中京11R/京都新聞杯

[1]①メイショウラナキラ(秋山真)

前走の1勝クラス戦は逃げて60.6のラップを刻みながら、後半5Fはずっと11秒台という見た目以上にタフな流れで突き放しての快勝。3走前のこぶし賞のように極端に速い上りを求められるレースになると脆いですが、上りのかかる中京であれば持ち味を活かせるでしょう。但しドゥラメンテ産駒らしく気性がかなり前向きなのと、距離は伸びてプラスとは言えない分どうか。

[2]②リカンカブール(藤岡康)

前走の未勝利戦は小倉らしく、向こう正面から加速が始まったところを最後の最後で前が止まって差し切れたもの。2走前の阪神では⑥着しているように、坂のあるコースで同じ芸当ができるかと言われると?

[3]③アスクワイルドモア(岩田望)

北海道で(1,3,0,0)のあとホープフルS⑩着、きさらぎ賞④着。きさらぎ賞上位勢は次走パッとせずその相手に敗れた現状では強調しにくいうえ、下図の産駒成績が示す通り本質的には「平坦な大箱」向きのキズナ産駒故中京コースも決して合っているとは言い切れずで。


[4]④ストップザタイム(古川吉)

前走の未勝利戦は中京芝2000mにしては珍しく前半が60.9と流れました(重賞でも62秒くらいになるのが普通)。直線の急坂がある分こうなると先行馬にとっては厳しく、必然的に差し有利の展開となり恵まれた部類の勝利でここでの協調材料には乏しいです。

[5]⑤ミスターホワイト(吉田隼)

初芝の前走で圧勝を見せましたが、阪神内回りの2000mで前半が61.5と緩んだ上に馬場が渋ったのも奏功した形。上にはチェスナットコートが居ますが、2代母のネガノからはペイシャネガノ、タイガーインディといった「逃げるとしぶといダート馬」が多く出ている牝系。先々は良くなってきそうな馬ですが、芝の良馬場でいきなり重賞となると未知数な部分も多く。

[5]⑥アップデート(浜中)

チグハグな競馬だった新馬戦を叩かれたのち、ここ2戦はしまいにしっかり脚を使って①③着。但し上のリスペクトが東京に良績の集中するタイプで、この馬も上がり勝負の方が良さが出そうでキレの削がれる中京は合わない可能性も。

[6]⑦リアド(川田)

前走の毎日杯では手応えの割に伸びきれず⑤着。渋った馬場も影響したように思われ、新馬戦のパフォーマンスからもディープインパクト産駒らしくキレの活かせる良馬場の方が良いタイプでしょう。母タイタンクイーンの子供はストロングタイタン、ミラアイトーン、ギルデッドミラー等短めの距離で好走してきたタイプが多く、中京2200mという条件自体は合わないでしょうがこのメンバーならしまいだけで面倒見られる可能性もあるでしょう。

[6]⑦ショウナンアデイブ(池添)

詰めの甘いところがあり勝ち切れない分、今回ブリンカーをして臨んでくる点は変わり身が期待できます。どんなペースの競馬でも着を落とさずにやれており、前走の若葉Sは渋った馬場で参考外。3歳限定戦のメンツであれば見限れません。

[7]⑨ボルドグフーシュ(松田)

スクリーンヒーロー産駒らしくクラシックディスタンスに適性のあるタイプで、距離を伸ばした前走のゆきやなぎ賞では後傾戦をほぼ最後方から差し切った強いレースでした。スパッと切れない一方、坂があっても最後まで伸びてこられるのは阪神や中京コースに向いており、中京でも前有利の2000mよりは2200~2400mの方が走れそうです。スワーヴアラミスをはじめこの手の馬の扱いに慣れている松田J継続なら。

[7]⑩ブラックブロッサム(レーン)

前走の大寒桜賞で現にこのコースを勝っており、メンバーレベルに疑問はあれど2番手から後続を突き放した内容も圧巻の一言。中間も2週連続で古馬OP馬を相手に先着するなど、状態にも問題はありません。

ただ1点気になるのは、レーンJが中京で乗るのは今日が初めてということ。芝2200mコースはスタート後の直線が長く先行馬にとってはハイペースの罠と戦わなければいけず、加えて最後の坂で止まらないよう追い出すタイミングを考える必要もあります。今日このコースで実施されるのは京都新聞杯のみで、本番前にコースを経験する機会もありません。これほどのジョッキーに何をいまさら、とも思いつつ、馬にもコースにも初騎乗となると低いハードルではありません。

[8]⑪ヴェローナシチー(酒井)

若葉賞②着も皐月賞を自重し、ここで改めて賞金加算を狙って立て直されてきました。初勝利を挙げた4走前の未勝利戦も5か月半ぶりの実戦を勝ち切っており、休み明けの方がパフォーマンスを上げられる期待があります。2200mもすみれSで経験があり強気に乗れる点はプラスで、実を取りに来たローテーションが奏功する可能性は十分にありそうです。

[8]⑫ポットボレット(福永)

先行してかつ速い上りを使える馬で、もしプリンシパルSに出ていたら間違いなく本命にしていたでしょうが…テンの流れやすい中京コースにあって前半60秒台の流れを経験したことがない点は不安ですが、ジャスタウェイ産駒でありスピード面は問題ないでしょう。あとは同型馬との兼ね合いと上りのかかるコースを克服できるか。

<予想>
◎ボルドグフーシュ
○ヴェローナシチー
▲ポッドボレット
△リアド
△ブラックブロッサム
△メイショウラナキラ
△ショウナンアデイブ


■新潟12R リーゼントフラム

中央では未勝利も、前走の福島戦では距離を詰めて⑤着と前進を見せました。ダート1150mコースはスタート地点が芝で、平坦コースにつき極端な前傾戦になることから直線競馬との相性は良いと見ています。将来有望なミスターホワイトの騎乗を諦めてまで(しかも日曜は東京なのに)新潟に参戦する坂井Jへの手替わりで、矢作厩舎お得意の間隔を詰めたローテーション。開幕週なら内側もそれなりにやれるはずで。

2022年4月30日土曜日

【5/1(日)予想】天皇賞(春)の全頭評価とねらい目レース(ブリリアントS、阪神3)

■阪神11R/天皇賞(春)

[1]①アイアンバローズ(石橋脩)

2走前のステイヤーズSの時に紹介した通り、純粋なキレ勝負となると分が悪く道中からじわっと踏み出すようなレースの方が向いています。結果的に距離を伸ばしロングスパートが効くようになったことで、ステイヤーズS・阪神大賞典連続②着とパフォーマンスを上げてきています。前走は1週目の3角でハミをガツンと噛んだこともあり、鞍上が意図的に道中で突いたことで動き出しが早くなったのですが、こうなると本来前の馬には厳しい流れになるところこの馬は2番手から長く脚を使いディープボンド以外には抜かせませんでした。

この「後半5Fにわたって加速し続ける」能力は今回の天皇賞のキーになると考えており、タイトルホルダーが逃げるであろう展開を考えると「あのまま逃げさせてはまずい」と考えた各馬が早目に捕まえに行くことが想定され、動き出しが速くなる一方速い脚を維持できない馬は最後の坂で脱落してしまいます。道中自ら動き最後まで止まらなかった前走の内容は評価してよく、この舞台なら良さを活かせるでしょう。

[1]②ハーツイストワール(ルメール)

瞬時のギアチェンジに対応できる東京向きの馬。実際1勝~3勝クラスまでの勝ち上がりは全て東京2400mでのもので、最後の3Fの加速が求められるような舞台では好評価できますが流石にここは直線向いてからだけでは勝負にならずで。

[2]③ディバインフォース(田辺)

2走前のステイヤーズSはドスローを積極的に運んでの押し切りで、7走前に阪神2600mで勝ち上がっていますがこの時は前が潰れる超ハイペースを我関せずとばかりに最後方から運んでの追い込み。展開利を味方につけた勝ち方が目立ち、地力が求められる舞台では見劣ります。

[2]④ユーキャンスマイル(藤岡佑)

前走の阪神大賞典では久々に掲示板に載りましたが、その前は1年前の同レースでの②着でありもはやこの距離条件でしか脚が追い付かなくなりつつあります。その前走でさえ、中団から押し上げを図るもアイアンバローズを交わせなかったあたり年齢的な限界も見えつつあり、ペースが流れるであろう今回はパフォーマンスを上げる期待は持ちにくいです。

[3]⑤マカオンドール(松山)

2走前の万葉Sは格上挑戦で52kgのハンデに加えて3000m戦のわりに最初の3Fが60.3と流れたことも奏功し差し切りを決めましたが、前走の阪神大賞典では伸びきれずに④着。当時騎乗した吉田隼Jも「道中じっとしていたので最後伸びると思ったが」と語っており、本質的に距離を伸ばしてどうこうというタイプではなく。

[3]⑥メロディーレーン(岩田望)

スタミナは認めますが、現状では斤量、頭数、相手レベルと色々恵まれないと厳しいです。56kgでは3回走っていずれも2桁着順と苦戦もしている故。

[4]⑦テーオーロイヤル(菱田)

前走のダイヤモンドSは差し勢が台頭する中で3番手から押し切っての完勝。ただ元々昨年の青葉賞でも0.1差④着としているように、最後の3Fのキレが肝心の東京コースは向いていました。この4連勝を紐解くと4走前は差し有利の中京2200mで差し切り、3走前は前半1000mが64.1というスローペースを逃げ切り、3走前は前3頭がかなり飛ばした展開を離れた4番手で追いかけての勝利と展開を味方につけての勝利でありました。裏を返せばそれだけこの馬の自在性と菱田Jの判断能力が高いという証明でもあるのですが、阪神での3勝もいずれも外回りで本質的にはなし崩し的に脚を使わされる展開は向かないだけに。

[4]⑧クレッシェンドラヴ(内田博)

前走の日経賞は内前有利のコンディションを2番手で追いかけての②着。8歳シーズンを迎え目に見えてズブさを見せているだけに距離延長は歓迎ですが、速い脚が持続できるタイプではないだけに立ち回りを活かしてどこまで、という舞台になるでしょう。

[5]⑨ヒートオンビート(池添)

一瞬のキレは持っているのですが、脚の使いどころが限られるうえ抜け出すとソラを使われるという難しい馬。今回は最後の5Fにわたりなし崩し的に脚を使わされる展開が見込まれるだけに、長距離戦でもこの舞台は向かないと見ます。

[5]⑩トーセンカンビーナ(藤岡康)

前走の阪神大賞典は久々に良い条件で使えるかと思い◎にしたのですが、見せ場すら作れず1.0差の⑦着。展開を考えれば後ろ過ぎたことは確かなのですがそれでも勝負に持ち込めていたのが4歳時のこの馬でした。長くいい脚を使えるセールスポイントが薄れているのは否めず、2走前にダイヤモンドSで③着したのも一瞬の脚を活かせる展開になってのもの。キレ不足の現状では前目につけて一発を狙うやり方に賭ける程度なのでしょうが、それができる鞍上ではないだけに。

[6]⑪マイネルファンロン(松岡)

とかくこの馬は折り合って運べるかが大事で、前走のアメリカJCCも馬群から離しての追走が叶った分の②着でした。前半が61.2と決して差し勢に展開が向いたとは言い切れず、この馬のさらに後ろを走っていたキングオブコージに差されたのは仕方ないにしろ、ラスト5Fにわたって速い脚が必要な流れを3角から加速したレースぶりは評価してよいでしょう。

但しこの馬は実戦でのガス抜きが必要なタイプで、前走にしろ5走前に勝った新潟記念にしろ、その前のレースで行きたがってしまい大敗していました。陣営もその点気を遣い今回は中間単走オンリー、かつ松岡Jを乗せないというメンタルに配慮した調整が進められてきました。それでも1週前、当週とウッドで好時計をマークしており状態は問題なし。欲を言えばもっと外枠が欲しかったところですが、既にこの馬を手の内に入れた鞍上であればそう心配することはないでしょう。仮にもポタジェに先着した前走内容を考えれば、持てるポテンシャルは上位に匹敵するはずで。

[6]⑫ハヤヤッコ(武豊)

ダートのレースは最後の1Fないしは2Fで思いっきり上りがかかることが特徴で、追い込みが主体のこの馬もこうして前が止まる流れを得意としてきました。前走の日経賞は内有利展開で内を伸びての⑤着。芝でやれないことはないのでしょうが、このメンバーでこの枠に入ってしまうと立ち回りは難しく、シラユキヒメ一族も本質的には距離が伸びてよいわけではないでしょう。

[7]⑬ロバートソンキー(伊藤工)

昨年の神戸新聞杯(中京)で③着と、このメンバーで唯一ディープボンドに先着したことのある馬です。元々は東京マイルでの未勝利戦で1.33.5という好時計で勝っているようにキレとスピードを持っていますが、年齢を重ね長くいい脚を使えるようになり3走前・2走前と中京で連勝。特に2走前の長久手特別は前半5Fが62.5といかにも中京らしい先行有利ペースでしたが、これを後半5F~2Fまで11秒台を刻む中4番手の外から交わした内容は見た目以上に中身があったと言えるでしょう。ここまで大事に使われてきており中4週での臨戦はどうかという点はありますが、格上挑戦とは言え使える脚はこの舞台に向いており一概に軽視できない存在です。

[7]⑭ヴァルコス(三浦)

一昨年の青葉賞以来の不振から抜け出せていない現状。距離を伸ばして良くなったというよりかは相対的にメンバーレベルの低い長距離戦の方がまだマシというだけであって、追い切りも3歳時まではコース追いも併用されていましたが最近は坂路オンリー。負荷をかけきれない現状を抜け出すことが先決でしょう。

[7]⑮タガノディアマンテ(幸)

前走の京都記念はゲートを決め内前有利展開を味方につけての②着。アフリカンゴールドが逃げ切った中をそれについていっただけのレースにつき、本質的には評価できません。前を取れれば確かにチャンスはありますが、このメンバー、この枠では。

[8]⑯タイトルホルダー(横山和)

メンバー中唯一のG1馬で文字通りの「タイトルホルダー」。その3走前の菊花賞は生産に携わった岡田牧雄氏が「横山家の体内時計を信じた」と語ったとおり60秒-65秒-60秒という理想的なラップを刻み逃げ切り。中盤で完全に緩んだことで実質的には2000mくらいのレースをして勝ったともいえるでしょう。ただ当時は3歳馬同士のレースで距離不安から他の馬も捕まえるのが遅れた分楽に逃げ切れたという面もあり、ドゥラメンテ産駒は本質的には1800m前後が最もパフォーマンスを上げている点からも必ずしもステイヤーではないという点は注意が必要と見ています。

前走の日経賞は本番を見据えた仕上げとは言え、自分の形で逃げ切り。但し上位馬の顔ぶれからも明らかな内前有利馬場を63.5のペースで逃げさせてもらって、距離延長のボッケリーニに0.1差というのは物足りない内容です。このメンツに入れば明らかに力は上位ですが、一度逃げ切っている以上今回は中盤に楽もでき無さそうで、3コーナーまでにどれだけリードを保てるかがカギになってくるでしょう。

[8]⑰シルヴァーソニック(川田)

この馬もパンチ力不足からクラシックディスタンスより長距離重賞に出てきているクチで、一見成績は安定していますが前走の阪神大賞典は中団から運んでおきながら最後アイアンバローズを交わせずの③着。最後に地力で前を捉えられない以上、後半5Fの加速が必要なこの舞台では。

[8]⑱ディープボンド(和田竜)

この馬は長距離で真価を発揮するというよりは「それなりに強い馬の中で比較的距離適性が長め」という事情で3000m超を使われている節があります。事実、3歳時には京都新聞杯を勝ったうえ昨年の有馬記念で②着しているように中距離でも十分にやれる実力の持ち主です。結果的に、中距離G1で勝負になる馬がこの距離カテゴリに出てきたら距離さえ持てば無双できてしまうというのが実のところ。それだけ今の日本の生産界は長距離が軽視されていることの裏返しでもあります(無論、そうなったのは国内外の大レースの体系や未勝利番組の早期終了など、中距離以下スピードタイプを多く生産しなければならなくなった背景故ですが)。

それが証拠に、京都で行われた一昨年の菊花賞では最後に脚が上がっての④着。京都の3000mコースは中盤に緩み最後の3Fにギアを入れる走りが必要なためギアチェンジできるスタミナが必要で、本質的にステイヤーというわけではない点はタイトルホルダー同様に注意が必要です。そのうえで、各馬が早目にタイトルホルダーを捕まえに行くことで向こう正面からペースは必然的に速くなるはずで、速いラップを持続できるかという点においてはこの馬の持ち味が生きるレースになりそうです。

<予想>
◎マイネルファンロン
○ディープボンド
▲アイアンバローズ
△タイトルホルダー
△テーオーロイヤル
△ロバートソンキー


■阪神3R メイショウヒシャ

⑨着に敗れた前走の未勝利戦は、当時の②~⑦着馬が既に勝ち上がっているハイレベルな一戦。この馬と0.1差の前後にいた⑧⑩着馬も次走で②③着としており、自身も中1週続きで4走目だったこともあり3角から手ごたえを失くす厳しい競馬でした。立て直された今回は息の持ちも変わるはずで一発期待です。


■東京10R/ブリリアントS ホウオウスクラム

絞れてくれば走れる馬ですが、2走前に半年ぶりを叩かれたときは+28kgと太目残りが顕著。元々勝ち星は4~9月に集中しており、暖かくなって動けるようになってからが狙い時です。この中間は夏を思わせるような暑さでもありシェイプアップも進むはずで、特に今週は福島が1週遅れた影響で吾妻小富士Sと同日開催になったことで出走希望馬が分散したこともあり、メンバーも手薄な印象。斤量が54kgに戻るのも好材料で、先物買いで狙いたい1頭です。


【4/30(土)予想】青葉賞の全頭評価とねらい目レース

■東京11R/テレビ東京杯青葉賞

[1]①クワイエットホーク(岩田望)

東京芝は兎にも角にも上がりの絶対値が求められるコース。近5年の③着以内馬は全て「それまでに上り3番手以内で走った経験」がある馬で、今回のメンバーでは唯一この馬だけがその経験がありません。未勝利勝ちも阪神芝内回りの2200m戦で、立ち回りの良さを生かせるコースではありません。

[2]②サンライズエース(大野)

前走の大寒桜賞は前半淀みなく流れた展開を後方からまくり加減に上がっていくも1.3差の②着。この馬は切れる脚がない分、長めの距離で道中早めに上がっていって前を捕まえる戦法で好走を続けていますが、本来中京2200mは二度の坂超えがあり後方の馬が有利になるコース。スローとは言い切れない流れで先行した勝ち馬に1.3秒も離された(しかも8頭立て)のでは、②着と言えどもクラス通用の実力は怪しいと言わざるを得ません。

加えて今回はテン乗りの大野Jですが、デビューから4戦すべてに騎乗していた鮫島駿Jが東京にいるにもかかわらず乗り替わりというのが意図不明。「サンライズ」の松岡オーナーとも特に翻意にしている様子もなく、せいぜいフェブラリーSでサンライズホープの代打で乗った程度。初の関東になるので関東の騎手に…というのはわからなくはないのですが、大野Jの良績は福島・函館といった小回り平坦が中心で、東京での実績は下から数えた方が早いくらい。客観的に合理性のある理由は見出せません。

[3]③プラダリア(池添)

2走前の未勝利戦の内容が良く、前半62.5で運んだ逃げ・2番手の馬がそれぞれ①③着とする中で唯一差し込んでの②着。最後の2Fが11.2-11.5と速い上りが求められる中を中団から脚を伸ばしましたが、まだムチで寄れるなど若さを見せる中でのレースでした。この馬を含め当時の⑤⑥⑧着馬は次走で即勝ち上がっており、当時の勝ち馬ハイコーストも無事ならば上のクラスでやれてよかった素材の持ち主と見ています。

勝ち上がった前走の未勝利戦は1.1差の圧勝。そればかりか重馬場にして34.9の末脚を繰り出しての勝利で、当時の上がり2位が36.2ということからもエンジンの違いが伺えます。デビューから3戦いずれも内枠で上手く壁を作れた点も大きいですが今回も3番枠で折り合いは問題なし。位置取りを含めた運要素も強いダービーよりも、トライアルの性質上前半が緩んで最後の3Fの勝負になるこの舞台の方がよりこの馬には向くと見ます。

[3]④メイショウウネビ(松岡)

勝ち上がった未勝利戦はかなりの大雨で最後の3Fが38秒もかかるレース。メイショウサムソン×キングカメハメハという血統背景からもまっとうなキレ勝負になると…?

[4]⑤ダノンギャラクシー(ルメール)出走取消

[4]⑥アスクヴィヴァユー(菅原明)

芝を2回使って⑤⑥着としたのち、ダートに転じて②①着。全兄にダノンプラチナやミッキーバディーラが居る血統で本来もっと短いところの方がよさそうなものですが、東京で走った新馬戦では直線入る前から鞭が入ったり、勝ち上がった前走の未勝利戦にしても道中気合をつけながらの追走だったりと、スピードの絶対値で兄たちと比べてやや劣る部分が見られます。その分距離は持ちそうですし芝も走れるはずですが、いかんせん世界一の水はけを誇る東京競馬場ゆえ展開が恵まれても脚が間に合わない可能性が。

[5]⑦ロードレゼル(川田)

前走の水仙賞は1番枠から好位のラチ沿いをぴったり走る満点のコース取り。ほぼ何もしなくても勝てたレースで、キレを引き出せるタイプのジョッキーであればもっと楽に勝てていたかもしれません。先週のファルコニア然り、このように立ち回りのうまさで勝つタイプを走らせることにかけては川田Jは随一の技術を持っています。瞬発力勝負になったとしても内がまだ生きている東京であれば早めに前に取りつくことも可能ですし、追い切りも2週連続で好時計をマーク。勝ち切れないタイプでしょうが、押さえは必要な1頭でしょう。

[5]⑧ロンギングエーオ(石橋脩)

東京は4回走って⑨④③⑦着。前走中山で初めて稍重馬場を走ってまくりでの勝利を挙げましたが、東京向きのキレを持っている馬では無く。

[5]⑨オウケンボルト(M.デムーロ)

前走のスプリングSではゲート内でそわそわしている時にスタートが切られてしまい、後手を踏んでの⑨着で参考外。フェノーメノ産駒らしく距離は伸びた方が良く(というか2000m未満だとスピードが追い付かない)2400mへの参戦は好感ですが、そもそも勝ち切った未勝利戦は芝2000mにして前半が63.8もかかるスローペースを逃げ切ってのもの。首尾よくハナを切ったとしても最後のキレで負けてしまう可能性はあります。

[6]⑩ディライトバローズ(戸崎)

馬群に入れるとパニックになるが前に壁を作れないと折り合えないという難しい馬。それでも2走前は我慢させて直線で弾けての差し切りでしたが、前走のゆきやなぎ賞は早目に先頭に立ったところを外から差されての②着。重賞のペースの方がレースがしやすい可能性はあり、しっかり我慢させる戸崎Jの手が合う可能性は十分にあるでしょう。

[6]⑪レヴァンジル(レーン)

ドゥラメンテ産駒は東京より中山、2000m超より1600~1800mでパフォーマンスを上げる傾向にあり、3走前の1勝クラス戦はのちに弥生賞を制するアスクビクターモアとタイム差なしの②着。2走前に勝ちあがったゆりかもめ賞より評価が高いと言えるでしょう。数少ない距離実績を有する上、2年ぶりに来日するレーンJが鞍上とあって人気は必至。しかしながら前走のすみれSは中盤に13秒の区間もできるくらい逃げ馬に理想的なラップになったにも関わらずポットボレットに差されての②着。最後の4Fがずっと11秒台を刻む瞬発力勝負でキレに屈してしまった格好で、ここもキレが求められる舞台につき全幅の信頼がおけるかといわれると?

加えてレーンJは1200m、2400mでの回収率が極端に低く、逆に2000mであれば人気でも複勝回収率が100を超えるほどの安定感。この距離での信頼感は人気ほどではないというのが正直なところです。

[7]⑫エターナルビクトリ(武豊)

2連勝中。2走前の未勝利戦では馬群に入ったタイミングで頭を上げるしぐさを見せるなど落ち着かないところを見せながらの勝ち切り。前走の平場では最内枠から外目を回す大味な競馬ながら早めに進出した前をゴール前でキッチリ捉えての連勝でしたが、最後の600mでペースが速くなるのに合わせてアクセルを踏んだ格好で見た目以上に地力の高さを見せた内容でした。阪神1800mを使われた2戦の内容からは使える上りに限界がありそうにも映りますが、この距離なら置かれずに運べそうで台頭できる余地は十分でしょう。

[8]⑬ジャスティンスカイ(横山武)

こちらも2連勝中ですが、戦ってきた相手を考えると未勝利もフリージア賞も疑問符が付くレベルで、そのフリージア賞もアンビションがラチから離して掛かり気味にハナに立ち62.3のスローペース。これを単騎2番手のインを運んでアンビションが自滅しての押し切りですから、実質63秒くらいのスローを逃げ切った形に。そりゃ東京芝2000mでこんなペースで逃げさせてもらえたら大抵は勝てるはずですし、0.1差の②着したエイカイマッケンロは若葉Sで歯が立たず。馬柱と勝負服で人気するでしょうが、個人的にはここで買いたい要素は紐でさえ見出せません。

[8]⑭グランシエロ(三浦)

中盤に緩むところがなく、マイル戦のような流れだった東スポ杯での大敗以外は毎度自分の脚をしっかり使ってのレースができています。とはいえ前走のゆりかもめ賞は先行したレヴァンジルと大差ない脚しか使えておらずここでパフォーマンスを挙げられるかといわれると微妙なのですが、この中間の調教が抜群の一言。稍重のウッドで3頭併せで50.0-11.3という時計面はさることながら、先行した2頭を馬なりのままあっという間に抜き去った内容が秀逸。成長を見せているのはもちろん、この枠ならスムーズに中団の外を取れそうですし、極端にスローにでもならない限りは見せ場は作れそうな出来にはあるでしょう。

<予想>
◎プラダリア
○ロードレゼル
▲エターナルビクトリ
△ディライトバローズ
△レヴァンジル
△グランシエロ


■東京9R/横浜S ホウオウエーデル

元々関東圏か滞在競馬でしか走れてなく、前走の灘Sは苦手な輸送競馬で⑪着。2走前の金蹄Sは後傾戦で差し届かずの流れでした。重馬場程度で迎えそうな今日の馬場であれば前半が流れることでこの馬向きの流れになる期待があるうえ、レーンJはこのコースで(4,4,2,11)で単回112/複回109とベタ買いで儲かるレベル。3走前に既に現級で目途をつけていることを考えればここ2戦を度外視して買う手はあるでしょう。

2022年4月24日日曜日

【4/24(日)予想】フローラS・マイラーズCの全頭評価とねらい目レース

■東京11R/サンスポ賞フローラS

[1]①ルージュエヴァイユ(戸崎)

中山1800mで2連勝。このコースは後半5Fにわたって長く脚を使う展開になりがちで、前走のデイジー賞は前半が60.8に対し後半が59.4という後傾戦を後ろから進んでのものでしたが、最後の2Fで11.4-12.7と思いっきり前が止まっています。牝馬限定戦らしく急坂で各馬脚が上がった中この馬は最後まで走り切れており、ここら辺がジャスタウェイ産駒らしさとでも言いましょうか。そう考えるとタフさの求められる中山だったからこその連勝で、自ら向こう正面から動いたりすれば話は別ですが基本最後の3Fの争いになるフローラSでは上がりが足りない可能性が。

[2]②エリカヴィータ(田辺)

前走のフェアリーSは4角で逃避したスプリットザシーのあおりを受けての⑩着。それ自体は度外視できる敗戦ですが、気が入りやすいタイプで距離延長はどうかという点に加え、1週前にコースで好時計を出していたにも拘らず最終は坂路で収めた点もやや気になります。仕上がり過ぎなのかどこかに不安を抱えているのか、国枝厩舎がウッドでの併せ馬以外で仕上げてきた時は何らかのマイナスを示唆していることが多くて。

[2]③パーソナルハイ(吉田豊)

桜花賞は思ったほど行き脚がつかず鞍上も無理をしませんでしたが、中団のインを確保し直線でも見せ場を作っての⑥着。距離延長で臨むここは主導権を握ってレースができそうです。4走前の赤松賞は外差し優位のコンディションでナミュールに差された分で、フラットに使える今の東京であれば十分に残り目はありそうです。

[3]④ストキャスティーク(石川)

2走前に2400mの未勝利戦を勝っていますが、3角から押し上げて前を捕まえてのもの。4走前、3走前の東京芝2000m戦は⑥⑤着と切れ味不足を露呈しており、この舞台は本質的に合わないでしょう。

[3]⑤エバーハンティング(内田博)

母エバーブロッサムは2013年の②着馬ですが、この馬の新馬戦は前半64.0という究極のスローペースを逃げ切ってのもの。前走のデイジー賞では控えましたが良いところなく1.2差の⑥着ですから、ここでどうこうというレベルではなさそうです。

[4]⑥マイシンフォニー(武豊)

アライバル、プルパレイと好戦した昨年6月の新馬戦以降、パフォーマンスを上げられていない現状。兄にマイラプソディが居ますがこれまた2歳時の3連勝が全盛期で3歳以降は低迷中につき、この一族は元々早期に完成されてしまう傾向があるようです。前走は確かに距離適性からして短すぎたことは否めませんが、条件が良くなる代わりにメンバーも強くなるので。

[4]⑦ゴールデンアワー(横山武)

前走の未勝利戦は前半62.0というスローペースを見越し向こう正面からのスパートで押し切りました。牝馬同士だからできたレースでもあり、まっとうなキレ勝負では分が悪いです。

[5]⑧キタサンシュガー(大野)

中京での新馬戦はスローの前残り展開を最後の3Fだけで差し切ったもので内容がありましたが、前走のフラワーCは3角から動き出すレースで、なし崩し的に脚を使わされるのは向いていませんでした。新馬戦の流れに近いレースとなるここはこの馬の得意な展開になるはずで、巻き返しがあって驚けません。

[5]⑨ラスール(ルメール)

兄にシャケトラが居ますが牝馬はキレに欠けるタイプが多く、モルジアナ、ザクイーン、サラーブと母サマーハの牝馬は皆ダートで勝ち上がった馬ばかり。この馬もエンジンの掛かりはやや遅く2勝は東京でのもの。今回は距離延長と得意コース替わりで、先行争いもさほど激しくならないとなればスンナリ好位から理想的な立ち回りができるでしょう。

[6]⑩ホウオウバニラ(横山和)

前走のアルメリア賞は小頭数の大外枠で前に壁を作れずの③着。勝ったのが毎日杯勝ちのピースオブエイト、②着馬がアーリントンC見せ場を作ったジュンブロッサムだったことを考えればやむなしのレースでした。元々新馬戦でも前に壁を作れずなだめながらのレースだっただけに、重賞のペースの方がレースしやすいタイプかもしれません。

但し、ドゥラメンテの牝馬はなぜかこのコースで(0,0,0,6)とからっきし。元々気性的な問題をはらむタイプが多く、産駒の主戦場は1400~1800mというのが現状。この馬も初輸送に距離延長と超えるべきハードルは低くなく。

[6]⑪トゥーサン(津村)

この馬の勝った芝2000mの新馬戦は、重馬場ということもあり前半67.1と異次元のスローペース。それを3番手から押し切ったというだけですからおよそ見どころは無く、ここ2戦の内容から1勝クラスを勝つのも相当条件が恵まれないことには…

[7]⑫モチベーション(永野)

現状適距離であろうマイル前後でここ2戦目見せ場なし。父ガルボという血統背景からも距離を伸ばして新味が出る見込みは薄くて。

[7]⑬ルージュスティリア(福永)

新潟の新馬戦で32.7の脚を繰り出し、のちの桜花賞馬スターズオンアースを封じての鮮烈デビュー。但し当時はワンターンの新潟芝1800mにして前半4F52.5、5F65.9というドスローで脚が溜まったうえ、そもそもスターズオンアースの方が速い上りを使っており単純に位置取りの差だったと見るべきでしょう。前走のチューリップ賞は確かにスタートがすべてでしたが、中団から運んだナミュールと同じだけの脚しか使えていなかったことを思えば少なくとも抜けて強い、という域には至っていないというのが感想です。敗因がはっきりしているだけにこういう馬は人気しがちですが、オッズほど抜けた存在ではなく壁職人・福永Jの手腕にかかっていると言えるでしょう。

[8]⑭シンシアウィッシュ(M.デムーロ)

半マイルが50秒に乗るようなスローペースでしか好走できておらず、全姉マリーナという血統背景からも距離延長がプラスになるイメージはありません。

[8]⑮ヴァンルーラー(藤岡佑)

これまた半マイルが50秒を刻むようなレースでしか掲示板に載れてなく、重賞で通用する根拠には乏しいです。

<予想>
◎パーソナルハイ
○キタサンシュガー
▲ラスール
△ルージュスティリア
△ルージュエヴァイユ


■阪神11R/読売マイラーズC

[1]①レインボーフラッグ(国分恭)

ベストは平坦の1400mですが、OP勝ちの実績がないため賞金が足りず使える番組を優先せざるを得ない状況。急坂のマイルではここで通用する根拠に乏しく。

[2]②ヴィクティファルス(池添)

距離1800m戦で好走を続けたのち、2000m以上を使われた皐月賞以降は良いところなし。セントライト記念などでは意図的に控える競馬を試みても弾けなかった内容を踏まえると、距離を伸ばすより縮めたほうがこの馬には合っていそうです。共同通信杯でシャフリヤールに先着したように力はある馬で、雨で適度に上りが掛かってくれればなお良いでしょう。

[2]③ファルコニア(川田)

一見戦績がまとまっているように見えますが、立ち回りの良さで着を拾っており頭より②③着というキャラクター。相手関係に恵まれれば勝ち切れもしますが、基本的には人気ほどの単勝妙味は無いタイプです。距離1800m以下で川田Jが乗れば(2,2,2,0)ですから、押さえるべき馬ではあるのですが。

[3]④カラテ(菅原明)

転厩初戦。それでも1週前、最終と濃い併せ馬を消化できており、仕上げに手ぬるさは無さそうです。昨年初めの中山での連勝が記憶に新しいですが、この馬は東京のような純粋なキレ勝負より上りがかかったほうがよく、一雨も予想される阪神コースは良さを出せる舞台です。但し前走時にオーナーが語っていた通り、爪に不安を持っており暖かくなると爪の伸びが良くなる分管理が難しくなる一面を持っています。ここ数日夏を思わせるような陽気が続いたことがマイナスになっていなければ良いのですが…

[4]⑤レッドベルオーブ(岩田望)

昨年の皐月賞後、骨折により1年近くの休養を経て復帰した前走の六甲Sは⑦着。この馬にとって鬼門の外枠を引いてしまったことで、スタート前から勝負は決していたようなものでした。2桁枠番を引いた新馬戦で取りこぼし、5番枠の未勝利戦では2歳レコードで圧勝。デイリー杯でも2番枠でホウオウアマゾンを下しまたもやレコード勝ちと、スピードは十二分に見せつけてきた故内枠を引き折り合い面の課題がクリアできるかがカギとなります。15頭立ての5番枠、調教からコンタクトを取る自厩舎の岩田望Jは現在全国リーディング2位と乗れており、お膳立ては整ったと言えるでしょう。但し好走時は決まってラチ沿いを通っており、今のコンディションではそれをやってしまうと馬場の悪いところを走らされる懸念があります。

[4]⑥ベステンダンク(鮫島駿)

流石に10歳を迎え、ここ2戦は同型もおりハナを叩ききれない現状。それでも「ハナを叩けて」「上りが掛かれば」今でも好走できるポテンシャルは持っており、実際昨年もOPで2度の④着があります。ここはこの馬以外にハナを叩きそうな馬はおらずで、天候回復の目途は無くパンパンの良馬場とはならなさそう。3着候補にマークが必要な舞台となりそうです。

[4]⑦ホウオウアマゾン(坂井)

前走の東京新聞杯は見せ場なく⑫着に終わりましたが、元々2走前の阪神Cの後はこのマイラーズCまで休養する予定でした。脚をひねった朝日杯FSと2回の遠征以外は高いパフォーマンスを見せており、いきなりでもやれる状態にはあるでしょう。ただ前向きな気性ゆえベストは1400mで、スローペースが予想される今回抑えが効くかどうかがポイントです。

[5]⑧サトノアーサー(和田竜)

7歳シーズンからは自慢の末脚が鳴りを潜めた格好で、左回り・ワンターン・1600~1800mであればまだ好走の目はありますが適性から外れる右回りにつき…

[5]⑨エアファンディタ(松山)

現役屈指の切れ者ですが、ペースが緩んでタメを作れたほうがよく流れが落ち着きそうな今回のメンバー構成は好都合と言えそうです。皆が速い上りを使える東京や新潟のような平坦コースより、坂があって他の馬の脚が止まる阪神や中京のようなコースの方が相対的に順位が上がるため、初の重賞挑戦でもこの舞台なら見せ場を作れそうです。

[6]⑩シュリ(秋山真)

気のいいタイプで内枠で壁を作って進みたいため2桁枠番は歓迎ではないうえ、少しでも渋るとパフォーマンスを落とすきらいがあり雨もマイナスです。

[6]⑪ロードマックス(松田)

左回り専用機と見ていましたが、前走の心斎橋Sでは内回りで一瞬の脚を活かしての快勝。とはいえ使える脚が一瞬ゆえ、現状では内回りの方が向いており外回りで距離延長となるこの舞台は向かない可能性が。

[7]⑫エアロロノア(幸)

昨年の⑤着馬ですが、この馬もまたエアファンディタと似たような特性の持ち主でスローで脚を溜められる時に好走できています。位置取りはこちらの方が一歩前を取れそうで、理想は良馬場ですが流れが落ち着きそうな今回は連続好走も可能でしょう。

[7]⑬ソウルラッシュ(浜中)

距離を縮めて3連勝中。ここ2戦は中山で渋った馬場を勝っていますが元々3走前に中京の良馬場で1.33.6の好時計で勝っており、馬場は不問のタイプでしょう。中3週でも2週連続でウッドでの併せ馬で好時計をマークしており状態に問題は無いですが、関西馬にして何故か今まで阪神で走ったことが一度もないのが気になるところ。何かが引っ掛かっていたのか、あるいは相手関係の観点から関西主場を避けてきたのか…

[8]⑭ダイワキャグニー(三浦)

理想は左回りの1600~1800mですが、昨年のこのレースでも0.2差④着しているように右回りでも自分の走りができれば好走可能な力量は持てています。ただ三浦Jは傾向として積極性に欠けるきらいがあり、位置を取りに行くレースができないと持ち味のしぶとさを活かし切れずに終わってしまう懸念もあります。

[8]⑮ケイデンスコール(岩田康)

前走の東京新聞杯では久しぶりに先手を奪いましたが、見せ場なく⑬着。得意の東京マイルでも走れていない状況で、この中間も岩田康Jが調教をつける様子は無し。前崩れ待ちの現状では狙えません。

<予想>
◎ヴィクティファルス
○エアファンディタ
▲レッドベルオーブ
△エアロロノア
△ホウオウアマゾン
△カラテ
△ファルコニア
★ベステンダンク


■福島3R ディーノエナジー

前走の未勝利戦は抜群のスタートから控えてしまい⑤着。その前走の②④着馬は既に次走で勝ち上がっており、メンバーレベルの高いレースでした。1800~1900m戦での垂れ具合から見るに距離は短めの方が良く、平坦小回りの1700m戦であれば好発からそのまま押し切れると見ます(思った以上に人気してしまいそうなのが気になりますが…)。

2022年4月23日土曜日

【4/23(土)予想】福島牝馬Sの注目馬とねらい目レース(飯盛山特別)

■福島11R/福島牝馬S ロザムール

見たところ行きそうな馬はおらず、この枠でもスンナリハナは叩けそうです。この馬は他の馬が苦労するような馬場でも変わらずに走れる点がセールスポイントで、スロー想定に加えて福島は2週目にして早くも上がりのかかるコンディションとなっている点も好材料です。昨年の七夕賞でタイム差なし②着しているようにコース実績も問題なく、先週アンティシペイトで圧勝劇を演じた武藤Jが再度思い切り良く乗れればチャンスでしょう。


■福島9R/飯盛山特別 グルーヴビート

前走の川俣特別では最内枠で動くに動けずの⑨着でしたが、勝ち馬とは0.3差と着順程負けていません。小倉や福島のように上がりのかかる展開が得意で、元々は新馬戦でステラヴェローチェとタイム差なしの②着していた素質馬でもあります。今回は大外枠で動きたいときに動けそうで、先行したい馬も多くゴール前で急減速するような流れになれば間に合うでしょう。