Special Thanks

当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2021年5月30日日曜日

【5/30(日)予想】ダービー&目黒記念の全頭評価とねらい目レース(むらさき賞)

[1]①エフフォーリア(横山武)

 元々ダービー向きと思われていた中で皐月賞を完勝。内を通って前が上手く開いたうえ馬場も回復していたというのは大きかったですが、0.5差はメンバー間での勝負付けはほぼ済んだと思わせる強さでした。

 但し今の東京は必ずしも内が良いとは言えず、土曜の7R(3歳1勝クラス、芝2400m)では1番枠のジェニーアムレットがハナを切り61.1のペースで運びましたが2.8差の10着(11頭立て)。騎乗した横山武Jも明日の戦法を決める参考にしたはずですが、そうなると今度はいかにして外に出すかが課題になります。

 33秒台前半の脚を繰り出せるエフフォーリアに勝とうと思うなら後ろから差すのは厳しく、バスラットレオン、タイトルホルダーに限らずそれより前の位置を取りたい馬は多いはずです。この「エフフォーリア包囲網」をいかに打破するか、偉業達成への最大のハードルはここにあると見ます。

[1]②ヴィクティファルス(池添)

 それまで3戦後傾戦を差して好成績を収めていましたが、皐月賞では前後半5Fともに60.3-60.3のイーブンペースで位置を下げてしまいました。この日の中山は決して外が伸びないわけではなく、当日1時間前に行われた芝2000m戦は捲り気味に進出した外の馬が差し切っていました。それなりにペースが流れたうえでさらにキレが求められるこの舞台では、パフォーマンスを上げる期待はしにくいかと。

[2]③タイムトゥヘヴン(石橋)

 前走のNHKマイルCでは直線スムーズさを欠きながらも6着と地力を示しましたが、今回はそこから800mの距離延長。京成杯で前半63秒で逃げて残せなかったことが距離に原因があるとすれば、ロードカナロア×キストゥヘヴンでこの舞台での前進期待は難しいと考えます。

[2]④レッドジェネシス(横山典)

 京都新聞杯は暴走気味のルペルカーリアをようやく捉えての勝利で、1勝クラスを勝てない馬も混ざっていたことを思えば高くは評価できないレースでした。前回も今回も直前はポリトラックや芝コースが主体で体に気を遣いながらの調整が続くうえ、この鞍上ではエフフォーリアのアシストとばかりにレースをぶち壊す懸念すらあります。

[3]⑤ディープモンスター(武豊)

 距離は伸びた方がよく東京のような広いコースが向いているのは事実ですが、すみれSは同馬以外は1勝クラスでも勝ちきれない馬の集まりでレースレベルとしては疑問符が付く中力の違いで押し切った印象で、33秒台のギアを隠し持っていれば話は別ですが母系からも上りはかかった方が良い印象で、良馬場想定の現状では推しにくいです。

[3]⑥バジオウ(大野)

 負けて強しの大寒桜賞を経て前走のプリンシパルSは完勝という内容でしたが、やはりレベルとしては1勝クラス程度というのが妥当な見方でしょう。今回は簡単に好位は取れなさそうですが、タイトルホルダーと違って番手でも勝ち切れている点はプラスで、バスラットレオンを追いかけてどこまで粘れるかでしょう。

[4]⑦グラティアス(松山)

 先述の通り皐月賞は外が伸びなかったとは言い切れず、目立った不利も無く道中の位置取りからそのまま流れ込んで6着という内容からは強調材料が見当たりません。これまで3か月おきにレースに使っていたところから初の中5週というローテも未知数で、2.4億という取引価格の割にいつも加藤征師の調子が見られないという点からもここで大望は難しいかと。

[4]⑧ヨーホーレイク(川田)

 この馬には10頭の全兄弟(兄・姉)がいるのですが、そのほとんどが3歳春以降パフォーマンスを伸ばせておらず現に古馬OPを勝った馬はゼロ。世代戦にしても一番の出世株であろうマウントシャスタも毎日杯2着→NHKマイルC6位入線(失格)、カミノタサハラも弥生賞1着→皐月賞4着といった具合で、完成度のリードが無くなることで相対的に着を落とす傾向にあります。この馬も皐月賞は善戦しましたが、それ以上を望むことが難しい一族であるが故、大きくパフォーマンスを伸ばせる期待は薄いと見ます。

[5]⑨ラーゴム(浜中)

 皐月賞では出だしで行きたがるところがあり、4角で既にガス欠というレースでこれを以て実力とするのは早計でしょう。但しその前のきさらぎ賞よりも前半が流れたにもかかわらず気難しさを見せたという点では今回さらに距離が延びることはプラスではなく、タイム差なしの2着だったヨーホーレイクとの比較で考えてもここで伍するのは難しいかと。

[5]⑩シャフリヤール(福永)

 全兄アルアインと同じく毎日杯を好内容で勝った後、陣営はダービー直行を選択。流石にレコードで勝った後で輸送込みの中2週は厳しいと見られるだけにこれは正解でした。中間はじっくり乗られ2週連続でサトノシリウスとの併せ馬で先着。好気配で送り出せる態勢は整ったと見ます。

 但し気になるのが、藤原英厩舎が世代戦で連勝することのハードルが年々高くなっている点。


 上記は同厩舎の3歳世代限定戦における「前走1着だった馬」の成績です。ここ10年ほどは人気馬でしか勝てておらず回収率は低迷トレンド。未勝利→条件戦の臨戦パターンを含め勝ち馬がゼロという年も多くみられます。

 ノーザン主体の構成となった同厩舎にとっては回転を高めるために1戦1戦が勝負となりますが、これが「お釣りを残すことをしなくなった」のか「単純に仕上げが下手」なのかは何とも言えないデータです(一応「中8週以上」でのデータも取りましたが勝率はほとんど変わりませんでした)。立て直す期間を得た今回は変わってくる可能性もありますが、この人気では少々危険かもしれません。

[6]⑪ステラヴェローチェ(吉田隼)

 キレでは劣るもパワーと持続力で勝るというタイプで、荒れ馬場の内を突っ込み3着に来た皐月賞はお見事でした。今の東京の内はそんなに良くはないですからコースロスなく進んでの一発はあるかもですが、外が伸びますのでキレ勝負では分が悪いというのが正直なところです。

[6]⑫ワンダフルタウン(和田竜)

 頓挫があり何とか間に合った青葉賞を快勝。中2週で再度の遠征は楽ではないですが、前走に比べて調教負荷もかけられており体調面の不安はなさそうです。ただその前走はインベタから直線でうまく外に出せての勝利で、同じような位置を取りたい馬が多くなる今回はそう楽はさせてもらえなさそうな展開が予想される故、一筋縄ではいかないと見ます。

[7]⑬グレートマジシャン(戸崎)

 全兄弟にフォイヤーヴェルク、ノチェブランカ、ブラックマジックと芝2000m超を主戦場とする馬が多く、スピード決着は苦手かと思っていましたが毎日杯がレコード勝ちのタイム差なし2着。期待値の高さを思えば当時は物足りなさもありましたが、わざわざ遠征して挑んだ初重賞でこの時計に対応できたのは振り返れば大きく、大箱コース+外伸び傾向と歓迎すべき条件が揃うここは十分台頭が見込めます。ただまだ多分に幼さを残す分道中で我慢が効くかどうか、戸崎Jの腕の見せ所でしょう。

[7]⑭タイトルホルダー(田辺)

 行けないと良さが出ないタイプで、皐月賞も結果的に途中からハナに立ったことが好結果に繋がりました。今回はそれをやろうとするならバスラットレオンを途中で抜かなければならず、後述しますが緩急をつけるタイプの逃げではないため自ら加速しないと抜くことは難しく、かといって2番手で垂れてくるのをじっと待つのでは外差し勢にやられてしまいます。

 可能性があるとすれば、バスラットレオンと2頭して後続を大きく引き離しリードを保って直線を迎えるロジャーバローズパターン。但し例年ほどインが良くないことを考えれば、直線でのコース取りに悩むところです。

[8]⑮アドマイヤハダル(M.デムーロ)

 エリカ賞、若葉Sともにメンバーの戦績から強調できる内容ではなく、前走もイン追走からうまく外に出したかと思いましたが伸びは存外。良馬場で巻き返す期待はありますが、アイビーSの内容からも東京コースではキレ負けの懸念があります。

[8]⑯サトノレイナス(ルメール)

 冒頭、エフフォーリアに勝つためには差すのは厳しいと言及しましたが、唯一後ろからでも勝つ期待を持てるのが桜花賞で32.9の末脚を繰り出したこの馬と見ます。その桜花賞はスピードを持った馬が台頭する流れでソダシを捉えきれませんでしたが、全兄には菊花賞3着のサトノフラッグを持つ血統で距離延長+長く良い脚を使える適性はこの舞台向きと見ます。ルメールJも位置にはこだわらず自分のレースに徹するとコメントしており、外差し競馬で末脚を全うさせる覚悟でいます。

 オークスに出ていたら2倍台の2番人気は確実でしたでしょうが、66歳の国枝師にとってもダービー挑戦のチャンスはもうそう多くないということ、加えて2016年に8cm差で逃したダービーの栄冠に挑まんとする里見治オーナー(サトミHC)の想いを汲めば、桜花賞2着となり牝馬3冠の資格を得られなかった時点でここへの参戦は半ば必然だったとも言えるでしょう。かねてから自分はここに出てくれば重い印を打とうと決めていた1頭であり、この中間の前哨戦の結果からもその結論を変える必要はないと見ています。

[8]⑰バスラットレオン(藤岡佑)

 陣営も鞍上も「本来もっと距離が伸びてよく、切れる末脚を使える馬」という評価は一貫しているのですが、気持ちの面で緩急をつけたレースができないことから現状では一本調子のレースオンリーになってしまいます。ニュージーランドTではスピード能力の違いを見せつけ圧倒しましたが、今回は例年のようなイン有利の馬場とまではいかないだけに逃げてどこまで、というレースにならざるを得ないでしょう。

 尤も、藤岡佑Jがゴールまでまたがり続ければこの馬は(2,0,0,0)ですし、デビュー戦のようにスローに落とせれば終いは33秒台の脚を使えます。要は「ブレーキが使えないタイプ」という話で、他が様子見して平均以下のペースに落とせた時には見せ場を作る期待は十分にあります。


<予想>
◎サトノレイナス
○エフフォーリア
▲グレートマジシャン
△バジオウ
△バスラットレオン

 Cコースに変わっても例年より内が良くないことを踏まえ、外有利の決着を見越してサトノレイナスを本命に抜擢しました。当然エフフォーリアにうまく捌かれればアッサリというシーンもありますが。3着候補は舞台変わりで前進あるグレートマジシャンに加え、先行勢からは行き切るバスラットレオンと番手でも持ち味出せるバジオウを複穴で。



■東京12R

[1]①ムイトオブリガード(横山武)

 前走新潟大賞典はメンバー最速の上りを使って0.4差7着。ひと叩き後の2戦目で動きは良くなっていましたが、ワンターンで平坦の2000mではさすがに道中の追走で手一杯というレースでした。坂を2回上る東京2500mは一昨年のアルゼンチン共和国杯で勝利しており、調教も前走時より格段に動けていることから前進可能と見ます。但しトップハンデで足りるかどうかは微妙なところ。

[1]②トラストケンシン(吉田豊)

 2年間勝利から遠ざかっていますが、一昨年のアルゼンチン共和国杯では格上挑戦の身ながら0.3差の5着に入っています。全3勝はすべて東京で右回りでは難儀する馬なのですが、前走は中山で0.2差5着と復調気配を見せました。中間の調教は馬なりで50.7-12.6と好時計をマーク、展開に左右される部分は大きいですが外差しの効くコンディションで52kgであれば見せ場を作れる可能性はあるでしょう。

[2]③アドマイヤアルバ(北村宏)

 3歳時の京都新聞杯2着をピークにパフォーマンスを更新できておらず、最後に掲示板に載ったのも一昨年の京都金杯の4着まで遡ります。53kgのOPでも1秒前後負ける現状に加え、本質的には1600~2000mが守備範囲と見られ距離もやや長いです。

[2]④サンアップルトン(柴田善)

 昨年のアルゼンチン共和国杯で0.3差3着とコース適性は証明済みで、前走のメトロポリタンSは外に進路を取ろうとしたところ前をふさがれ切り替えるロスがあったもので見直しは可能でしょう。但しここが目標と言っておきながら中間はプールを多用しつつ南ウッドで馬なりの併せ馬。状態維持を最優先にしている状況では前走からの上積みとなると疑問符が付きます。

[3]⑤ウインキートス(丹内)

 前走の日経賞では3角で他馬に寄られ内ラチに接触するアクシデント。これを除けば過去14戦すべて5着以内と堅実さが光ります。但し好走歴は中山、札幌、福島と小回り右回りに集中しており、内が必ずしもいいとは言えない状況で立ち回りだけでやり過ごすのは難しい舞台と見ます。

[3]⑥アドマイヤポラリス(吉田隼)

 純粋な切れ味勝負では分が悪いものの、道中でじわっと進出し直線で前を捉えるレースが得意なタイプでこの2連勝も自分の持ち味を発揮したレースでした。詰めの甘さも解消されつつあり、外回りコースだった2走前の阪神2400m戦で34.2で上りをまとめていることからもここにきての充実度は目を見張るものがあります。ただ今回はスロー必至のメンバー構成で、似たような位置から切れ味を繰り出せる同型馬も少なからずおりどこまで踏ん張れるかが鍵でしょう。

[4]⑦サトノルークス(大野)

 前走は59kgを背負っていたことを思えば0.6差6着は健闘の部類ですが、それ以前の重賞では重馬場だったセントライト記念と長距離戦の菊花賞を除き脚力不足で苦戦が続いています。大雨が降れば別ですが、仮に15時前後から雨が降ったとしても府中の水はけを考えれば良くて稍重程度でしょうからやはりここでは脚が足りないと見ます。

[4]⑧ヒートオンビート(川田)

 後ろ過ぎては届かない一方で、ある程度ペースが流れても前目から良い脚を使えるのがセールスポイント。その分脚の使いどころが鍵で、前走は早めに抜け出した後直線で右へ左へ寄れているうちにミスマンマミーアに差されてしまいました。こうなると本来は直線の長いコースは戦い方が難しくなるのですが、この馬に乗って(2,1,1,0)の川田Jならうまく導いてくれるでしょう。初輸送をクリアできれば。

[5]⑨アイスバブル(石川)

 この馬の好走歴は短期免許の外国人Jが乗った時に集中しており、該当時は(3,3,1,2)なのに対し日本人Jでは(1,2,0,11)。昨年2着も隔離覚悟で来日したレーンJが駆ってのもの。流石に石川Jを「仮想ムーア」と扱うにはまだ早く…

[5]⑩ナムラドノヴァン(内田博)

 初勝利以降は前半5Fが60秒を超えるような低速戦でしか走れておらず、万葉Sも長丁場+軽斤量、阪神大賞典も重馬場と好走できる条件が揃っていました。前走の天皇賞(春)は道中通過順がほぼそのまま着順になる展開でこの馬には向きませんでしたが、今回60秒くらいで流れそうなこの舞台では追走に懸念が残ります。

[6]⑪グロンディオーズ(ルメール)

 1年半ぶりで+28kgと明らかな叩きだった昨年の江の島Sを除き、東京では(4,0,0,0)。他1勝も新潟の外回り2000mと直線向いてゴーサインを出せるコースが向いており、舞台適性は抜群でしょう。この馬もサンアップルトン同様に中間はプールを多用し最終は坂路で馬なり単走でしたが、並行して日に2本ずつの登坂を繰り返しており負荷という意味では十分にかかっています。重賞連勝が期待できる出来と言えそうです。

[6]⑫ダンスディライト(横山典)

 3走前のオリオンSを積極策で押し切ったものの、同舞台の京都記念では見せ場なく0.7差の6着。現状では時計面に課題を残すうえ、さして斤量で恵まれているわけでもないここでは強調材料に乏しいです。

[7]⑬ディアマンミノル(松山)

 前半5Fが61.0秒以上なら(4,1,1,4)、それ未満なら(0,0,2,3)と良績は低速戦に偏っています。ここ3年は59~60秒台で流れていますがペースメーカーがいない今年は61秒台を踏む可能性があり、位置取り次第で台頭は可能な舞台です。

[7]⑭ゴールドギア(田辺)

 前走は直前の動きも良く復調なっての1着でしたが、もともとこのコースは得意としており昨年のこのレースでも5着と健闘しています。出来は良い意味で平行線ですが、昨年から斤量が2kg増える点を考えると着を上げられるかは微妙なところです。

[8]⑮ミスマンマミーア(福永)

 前走はヒートオンビートがふらふら走っていた分間に合ったとはいえ、33.0の末脚は優秀でした。直後の桜花賞でインから伸びたソダシがレコード勝ちしたように外有利というコンディションでもなく、2走前の日経新春杯2着からも坂を2回上がるタフなコースも得意にしています。しまいを伸ばす調教は前走同様で、ヒートオンビートとの斤量差が1kgに縮まる点前進までは厳しいまでも、この中で伍せる力量は十分にあると見ます。

[8]⑯トップウイナー(和田竜)

 前走のオアシスSは直線で競走中止しましたが、陣営曰く「何も異常がないのに止められた」とまるで田辺Jの判断に怒りをぶちまけているかのようなコメント(本来競馬マスコミってこの辺りオブラートに包むはずなんですが)。2走前に2.4秒差の大敗を喫しているうえ、この日は久々のマイル戦でモロに掛かっていたこともあり4角で既に手ごたえを失くしていて、馬が止めてしまったことから大事を取った可能性が高いです。

 馬自身には異常がないとはいえ、昨年のプロキオンS以降走るたびに負け幅を大きくしており、芝は最長で2000mを走って2.0差の9着とここで通用する根拠には乏しい現状です。父バゴ、母父テイエムオペラオーという血統背景だけに大雨でも降れば話は別ですが、上記の通り馬のメンタルの問題と考えられることからここは静観が妥当でしょう。


<予想>
◎ミスマンマミーア
○グロンディオーズ
▲ヒートオンビート
△ディアマンミノル

 タフなコースレイアウトで末脚を伸ばせるミスマンマミーアを軸に。今年重賞を連対している馬が2頭しかいないメンバー構成で額面通り走れればグロンディオーズも外せませんが、▲△にもチャンスありと見て連の相手に。


■東京10R エアファンディタ

 前走は位置取りを下げたうえ内有利の展開で、32.8の末脚でも5着が精一杯でした。距離延長でポジションが取れそうな今回は前進可能で、中団外目から運べれば突き抜ける期待も。

2021年5月29日土曜日

【5/29(土)予想】

■中京11R ファルヴォーレ

 人気どころ+内側に先行タイプが勢ぞろいしたこと、18頭中13頭が距離短縮ローテとなるここは先行争いが激しくなりそうです。中京は今週からBコース変わりとなりますが、仮柵でもカバーしきれない痛みが正面直線に残っており、先週の時点で既に4分どころが良く伸びていたことを思えば極端に内有利のコンディションになる期待も薄そうです。

 ファルヴォーレは前走のファルコンSでほぼ最後方から追い込んでの6着でしたが、掲示板を占めたのは逃げ・先行勢というレースでよく差を詰めてきました。この馬は併せ馬の形になるとエキサイトするためどうしても後ろから行かざるを得ないのですが、道中で抑えが効けば直線は鋭く伸びます。外目の枠を引けたこともプラスで、Hペース+外差し傾向のここでは一発好走の期待が持てそうです。


■東京12R エースレイジング

 前走はほぼ勝ったというところを離れた位置からニュートンテソーロに差されて僅差の2着。それでも他の先行勢にはしっかり差をつけておりますし、今回は大外枠で芝を走る距離が長くなることから楽に先手も取れそうで、再度の好走に期待です。

2021年5月23日日曜日

【5/23(日)予想】オークスの全頭評価と注目レース(東京10R)

■東京11R

[1]①ククナ(横山武)

 3歳になってからレースぶりに進展が見られないのが気になるところです。馬群に入れても怯まないタイプで2歳時はそのレースセンスでリードしていましたが、脚の使いどころが難しいわりにキレ負けする馬でクイーンCを見る限り出していっても中途半端、かといって溜めても差し切れるまでの脚は期待できずで、母がオークス3着馬という点以外に強調すべきところが見当たらず。

[1]②スルーセブンシーズ(戸崎)

 前走のミモザ賞は4角で1頭だけ違う手ごたえで楽勝。ただ前半34秒台の異例のハイペースで、荒れた内を進む先行勢が3角で早めに前を捉えにかかったところを馬なりでごぼう抜きという展開だったわけで、額面以上の評価はし難いというのが本音です。2走前の1勝クラス戦も前崩れの流れをじっくり運んでの台頭で、雨量がさほどでもないと見られる今回は末脚比べとなると分が悪い印象です。

[2]③パープルレディー(田辺)

 2走前のゆりかもめ賞はシンガリ追走からの差し切りで、それも馬群の合間を縫って併せ馬に持ち込み2400mで最後まで足を伸ばしたレースでした。前走のフローラSは距離短縮+内前有利展開に泣きましたが、今回のメンバーで唯一同距離の勝ち鞍がある馬でスタミナの不安なく乗れるのはアドバンテージと言えます。陣営は「インベタ戦法」を示唆していますが、これは距離不安ではなくスタミナを温存する策としての言及であるはずで、それが活きる好位の内から早めに追い出せるレースが叶えば台頭は可能でしょう。

 この馬の全兄にはカツジがおり、同馬の好走パターンは「前走からの脚質転換」がきっかけになっています。

 ・NZT1着…前走3番手先行→今走3角14番手から追い込み
 ・マイルCS4着…前走5番手先行→今走3角15番手から追い込み
 ・スワンS1着…前走11番手追走→今走逃げ切り

 母メリッサ自体が脚質を一変させての勝利が多く、兄弟たちも目先を変えさせることで力を発揮できるタイプと言えます。先行勢が手薄な今回、控えた前走から一転してポジションを取りに行くことができれば一変の可能性は大いに秘める一頭です。但し、今の東京が外差し優位な状況でうまく外に出せるか、また追い切りが2週連続でポリトラックという点で状態がどこまでかは半信半疑な部分も残ります。

[2]④タガノパッション(岩田康)

 スイートピーSはトライアルらしく前半が流れ、先行勢がほとんど残せない中外から差し切ったレースでさして強調する内容ではなかったと感じています。3月のデビューから中3週→中1週→中2週という過密ローテで再度の遠征競馬と超えるべきハードルは大きく、ポテンシャルを秘めた馬とは感じるもののいろいろなバックグラウンドを加味して言えば「どうか無事に回って帰ってきますように」というのが正直な気持ちです。

[3]⑤クールキャット(武豊)

 この血統らしく立ち回りの不器用さを残す馬で、東京では不利のあったアルテミスSを除き2戦2勝、中山では2戦していずれも着外(とはいえフェアリーSは暴走、フラワーCは上手くなだめすかして乗って善戦という評価ですが)。ゆったり運べる距離延長に加えスムーズに好位を取れそうなこの枠はプラスで、最終追い切りも前走からさらに調子を上げており前進の目は大きいでしょう。

[3]⑥ウインアグライア(和田竜)

 状態面が一息だった前走は度外視できるものの、デビュー戦はブエナベントゥーラに注目が集まった分好位からスムーズに運べたぶんの勝利で、OP2勝は稍重の札幌と重の中山と時計のかかる馬場でのもの。本質的には全体時計がかかった時に台頭するタイプで、良馬場見込みのここでは分が悪いかと。

[4]⑦アカイトリノムスメ(ルメール)

 レースセンスが高く自在に立ち回れる点が強みで、前走の桜花賞では内に押し込められ窮屈なレースになりましたがそれでも0.2差の4着と格好をつけました。スッと好位につけられ、前が開いたところで直ぐに反応できる操縦性の高さは多頭数の舞台で活きてきます。もう少し外の方が被されるリスクは少ないですが、この距離なら前半が忙しくならない分自分のポジションは取れるでしょう。

[4]⑧ハギノピリナ(藤懸)

 前回はスローペースを見越しての早仕掛けが嵌った印象で、ペースが緩んだところでうまくポジションを上げた鞍上の好判断が光りました。この舞台では仮にそれができても上りを34秒台に纏めないと厳しく、良馬場が見込まれるここではキレの面で懸念が大きいです。

[5]⑨ユーバーレーベン(デムーロ)

 疝痛明けのフラワーCはギリギリの状態で、前走のフローラSは展開不利を追い込んでいずれも3着と地力は見せました。本来前走で権利が取れないと出走は厳しく、それなりに仕上げられての一戦であったためここへのお釣りがどうかと見られていましたが、追い切りの動きからは当時の状態をキープできていると判断できます。連を取りに行くここ2戦と違って今回は頭を取りに行くレースができる分じっくり構えられるのはプラスで、不利のあったアルテミスSを除けば常にソダシと善戦している実績からもポテンシャルは上位。外差しバイアスに傾いている今の東京なら、差し切るまでの期待を持っても不思議はないでしょう。

[5]⑩エンスージアズム(岩田望)

 前目のポジションを取って前半ゆったり運べた方が良いタイプで、前半4Fが49秒以上なら(2,1,0,0)、それ未満なら(0,0,0,3)とペースによって明暗が分かれています。過去10年のオークスで前半4Fが49秒以上かかったのはソウルスターリングの勝った2017年の1回のみで、今年のメンバーなら無くはないですがそこまで遅くなるならソダシが行ってしまう可能性が高く、47~8秒台を刻む公算が大きいここでは追走に懸念があります。

[6]⑪ソダシ(吉田隼)

 先週のヴィクトリアマイルでランブリングアレーを2着に持ってきた吉田隼J。道中はインでじっと我慢しながら、直線では外に進路を取りグランアレグリアの後ろを通って脚を伸ばしました。今の東京の伸びどころを心得た騎乗であると言え、少なからずオークスのリハーサルとして有意義な一戦でもあったと言えるでしょう。

 但しやはり距離が伸びてよいタイプとは言い切れず、中間も距離に関してはあいまいなコメントに終始しています(「やってみないとわからない」「負けることろは見たくない」「信じて乗るだけ」etc.)。スピードの絶対値で押し切る可能性も十分に考えられますが、早めに先頭に立つ流れになった時に目標にされてしまうリスクもはらんだ存在と見ています。

[6]⑫ミヤビハイディ(吉田豊)

 前走は良馬場の1800m戦にして前半4Fが50.4もかかる特殊なペースながら、外差し馬場の恩恵もあり差し届きました。但しフラワーCで1秒以上負けたアビッグチアとタイム差なしの勝利という点を見れば、このメンバーで即通用の可能性は見出しにくいと考えます。

[7]⑬ファインルージュ(福永)

 桜花賞では距離ロスなく運べましたがやや忙しかった印象で、少し促しながら追走するシーンも見られました。追走が楽になる分ここでは前進が期待できますが、気になるのは状態面。木村師が「何とか良い状態で送り出すことに腐心したい」とコメントしており、今回過去最短となる中5週での参戦は(天栄での)調整期間がどうしても限られるため、その点で不確定要素を残す今回はまだ全幅の信頼とまでは行き辛く…

[7]⑭ストライプ(柴田善)

 母グレイスフラワーは東京2400mで勝ち星がありますが、中央で3戦未勝利の後南関で2勝して戻ってきた経緯からもスタミナというよりは道中の追走力に課題があり1000m台では好走が難しかったというのが実でした。桜花賞は輸送による馬体減が響いてのものでしたが、勝ったクロッカスSにしても後傾戦を内前で押し切ったというもので特に強調すべき点がなく、1勝クラスの内容からはここでの通用可能性は見出しにくいです。

[7]⑮アールドヴィーヴル(松山)

 デビュー以来体重を減らし続けており、前走は輸送がなかったにもかかわらずさらに減ってしまいました。今回の中間は坂路で馬なり単走オンリー。十分に負荷をかけ切れずポテンシャルだけで走っている現状では、一気の距離延長に耐えられるかの不安のほうが大きいです。

[8]⑯ニーナドレス(藤岡康)

 前走の君子蘭賞では前に馬を置けず行きたがっていたところを川田Jがスッと宥めて馬群の中へ。直線では再加速して33.4の脚で前を捉えましたが、前半1000mが61.5もかかっており距離を考えればスローの範疇でした。デビュー戦も小倉の芝2000m戦で前半が63.8という異常なほどのスローペースで、良馬場で時計が出そうなここでは脚を溜めるのが難しいと見ます。

[8]⑰スライリー(石川)

 フローラSは距離延長で好位を取れたことが大きく、また内前有利のレース展開にも助けられました。再度の距離延長でポジションは取れそうですが、当時ほど内が残せる状態ではないだけにどこまで粘れるかでしょう。

[8]⑱ステラリア(川田)

 前走の忘れな草賞自体はメンバーレベルは高くなかったものの、例年そのようなメンバーが集まる中でも過去10年で3頭の勝ち馬を輩出しているレースです。特に忘れな草賞で「上り順位3位以内」を叩き出した馬に絞ればオークスは(3,0,1,4)。この馬も前走は上り1位であり、勝ちタイムの1.58.0は例年より2秒以上速く、例年よりBコース替わりが1週遅かった点を考慮しても上々と言えるでしょう。2歳時には東京のベゴニア賞で青葉賞2着のキングストンボーイとタイム差なしの接戦(2着)の実績もあり、欧州系の母系からもスタミナの不安はなさそう。大外枠でも壁を作って進めれば、外が活きるコンディションで台頭が見込めるでしょう。

<予想>
◎ユーバーレーベン
○アカイトリノムスメ
▲ステラリア
△ソダシ
△クールキャット
△ファインルージュ
★パープルレディー

 フローラSとはコンディションが一変する今回、ユーバーレーベンの末脚が今度は届く可能性を考えたいです。アカイトリノムスメは一番の安定勢力ですが、アパパネの仔では既にこの馬が一番の出世頭となっており、この血統にこれ以上を求めてよいのかという点で対抗までとしました。ソダシのコース取り、パープルレディーの出方にも注目。


■東京10R トオヤリトセイト

 2019年のNHKマイルCはハイレベルの一戦で、0.4差で8着でしたが当時のメンバーはほとんど重賞勝ちorOP入りしており、出走18頭のうち現時点での条件馬はヴィッテルスバッハ(3勝C)、ミッキーブラック(3勝C、抹消)とこの馬のみ。決め手に優れる分展開に左右されやすい脚質が出世を妨げており、2走前もほぼ勝ったところをカイザーミノルに内からもう一伸びされる惜しいレースでした。流石に前走は届かない位置取りでしたが、人気どころに先行したい馬が多いメンバー構成は好都合で、全兄トゥラヴェスーラが先週同じコースの京王杯SCで2着しておりコース適性も問題なし。外差しも届く今の東京ならチャンス大でしょう。

2021年5月22日土曜日

【5/22(土)予想】

■中京11R オーヴェルニュ

 半マイル46秒台と芝並みのペースで進んだ前走のフェブラリーSは参考外。もともとマイルでは好走歴がなく流れが忙しすぎました。アメリカンシードが行き切りそうな展開に加えて1900mは飛ばした先行馬が止まりやすく、番手で見ながら運べるこの馬のほうがチャンスは大きいと見ます。

2021年5月16日日曜日

【5/16(日)予想】ヴィクトリアマイルの全頭評価とねらい目レース(新潟9)

■東京11R

 今回も全頭評価から。

[1]①マジックキャッスル(戸崎)

 特殊馬場の桜花賞以外は全て掲示板内。昨年のオークスも回顧記事で取り上げた通りデアリングタクトとの進路争いに敗れてロスの大きいレースだったもので、現4歳世代では指折りの能力の持ち主と言ってよいでしょう。前走の阪神牝馬Sも終始後方の内で待機し、直線ではやっとできた進路を一度塞がれそうになりながら再度伸びなおしての2着。改めて能力の高さを示した形で、適度に前半が流れる展開になれば再度の台頭の期待は高いでしょう。

[1]②シゲルピンクダイヤ(和田竜)

 3歳春以降、パフォーマンスに成長が見られない点が気がかりです。前走ももう少し走れても良かったはずなのですが、最近では先行して流れ込むパターンでしか好走できていないことも考えると折り合いがつく代わりにズブさが出ている可能性があり、時計が求められるここでは現状厳しいかと。

[2]③クリスティ(斎藤)

 充実一途での参戦ですがこれまで前半のペースが35秒未満のレースでは崩れており、2走前の大敗も前半が34.5で流れたマイル戦でした。時計のかかる馬場になれば浮上の目はありますが尋常な良馬場であれば厳しいペースになることが見込まれます。

[2]④イベリス(酒井)

 マイルでも勝ち鞍はありますが、そのアーリントンCは前半3F35.0というスローでの逃げが叶ってのもので、次走のNHKマイルCでは33.9の流れで逃げてシンガリに沈んでいます。マイルはギリギリで少しでも余裕をもって逃げたいクチで、甘く見積もっても34秒台前半で流れそうなこの舞台で同型も揃うとなると簡単にはいかなさそうです。

[3]⑤デゼル(川田)

 エンジンのかかりがワンテンポ遅い分鋭い末脚が身上で、前走も陣営が「よく間に合った」と驚いたほど。右ムチを入れながら右に寄れる始末で本来的には左回りのほうが良いタイプでもありその点は前進が見込めますが、ワンターンのマイルは流れが速くこの馬の脚力では追走に苦労する懸念があります。

[3]⑥グランアレグリア(ルメール)

 昨年の安田記念が秀逸で、アーモンドアイより前に位置しアーモンドアイより速い上りで勝った完勝と言える内容。前走は馬場の問題と割り切れる敗戦で、当日の天候に問題がなければ最右翼と言える存在です。

 但し今回の「中5週」はデビュー以来2番目に短い間隔になります。「中4週」の一昨年のNHKマイルCでは4着(5着降着)、「中6週」の昨年のマイルCSでは1着でここは判断の分かれるところ。とはいえ、尋常に考えれば昨年のレースぶりからわざわざここに使ってくるということは「名を捨て実を取る」ローテーション選択であると思われ、高速決着もってこいの脚質でもあることから多少の割引があっても争覇圏は外さないと見ます。

[4]⑦マルターズディオサ(田辺)

 気性と馬体維持の難しさから成績が安定しないタイプで、昨年の桜花賞時は馬体減を懸念してのソフト調整での大敗でした(馬場もありましたが)。オークスは距離、秋華賞は押し出されてのハナに立つ競馬でそれぞれ敗因ははっきりしておりそのほかは大崩れなく走れています。前走の高松宮記念にしても初の1200m戦でありながら0.4差7着は健闘の部類で、距離延長でポジションも取れ、関東圏でレースを迎えられる今回は前進が見込めます。

[4]⑧ランブリングアレー(吉田隼)

 前走の中山牝馬Sでは他馬の脚が上がる中最後までしっかり伸びて差し切りましたが、裏を返せばそのような時計のかかる消耗戦でこそ本領を発揮できる馬で本質的には中距離に適性があると見るべきでしょう。ターコイズSは0.5差7着と着差ほどは負けていないですが、良馬場でペースが流れると現状マイルでは追走に苦労する懸念があります。

[5]⑨テルツェット(デムーロ)

 4連勝中、取り消しを除けば(5,0,1,0)とほぼパーフェクトの戦績で、左回りコースでは確実に走れています。但し今回は初斤量、相手強化に加えて過去最短の中5週での出走となります。一戦一戦じっくり間隔を取られての調整が続いているうえもともと馬体も細く、中8週の前走でさえ418(-6)kgと過去2番目に軽い馬体重でした。少なくとも間隔を詰めることでパフォーマンスを上げるタイプではなさそうで、斤量対応も考えるとここは今後への試金石として静観が妥当かと。

[5]⑩レッドベルディエス(石橋)

 このコースで2勝クラスを勝った実績がありますが、36.0-32.8という後傾ラップでの差し切り。流石に今回はそこまで楽はできないメンバーです。

[6]⑪ダノンファンタジー(藤岡佑)

 2歳から3歳春にかけての4連勝はまさしく完成度の違いで、それ以降は休養明け一発目に最高打点をたたき出すタイプになっています。前走の高松宮記念は流石に短すぎましたが、現状でのベストは1400mと見え、2Fの距離延長は折り合いの面からも歓迎とは言い難く…

[6]⑫サウンドキアラ(松山)

 昨年の2着馬で本来なら最右翼に支持されてもおかしくない存在ですが、それ以降不振に。あれだけ連戦連勝で結果を出してきた馬が今年は年内これがようやく2戦目という現状からも、陣営の苦悩が見て取れます。昨年はこのレースが年内4戦目だったのですが、最終の坂路で「51.6-12.3」という好時計を出すほど体調が良かったわけで。今年は「53.1-12.4」と悪くはないものの、終い重点にしてはラストから2F目が最速になってしまうなどややちぐはぐな印象で、昨年以上を期待できないとなると現状では掲示板も危ういと見ています。

[7]⑬プールヴィル(三浦)

 前走の阪神牝馬Sでは余裕残しの仕上げながら0.1差4着と健闘しましたが、4角5番手から流れ込んだだけでデゼルやマジックキャッスルといった候補待機勢と比較するとレースぶりとしては平凡であったと言わざるを得ません。やはりこの馬のベストは1400mで、同距離で(4,4,1,2)に対しそれ以外(といっても1600mしかないですが)は(0,0,0,7)。どうしてもこの1Fは壁になる印象です。

[7]⑭ディアンドル(団野)

 長らくスランプでしたが中距離で復活。特に3走前の愛知杯では先行馬壊滅の流れを1.3差9着とし、浮上のきっかけを作りました。2~3歳時は前向きな気性から短い距離を使われてきましたが、本来血統的には中距離が合うクチで今後もこの距離カテゴリで好走を期待できるでしょう。但し今回は再び激流のマイル戦に戻るという点で、ここ2走のようにスムーズに運べるかどうかでしょう。

[7]⑮アフランシール(大野)

 4勝は全てローカルか小回りコース(函館、中京、京都、新潟内)。比較的後方待機勢が台頭した京都牝馬Sでも1.2差13着だったことを考えれば、ここでの通用可能性は見出しにくく。

[8]⑯リアアメリア(福永)

 昨年のローズS勝ち、オークス4着と世代上位の実績の持ち主ではありますが2歳時に勝ったアルテミスS含め「途中で一呼吸置けるレース」ではしっかりギアを入れて走れる一方、ワンターンのマイルなど息が入らず流れるレースでは苦戦しています。前走の反省からある程度ポジションを取りに来るでしょうが、流石にアルテミスSのような緩い流れは期待できずで。

[8]⑰スマイルカナ(柴田大)

 外目の枠を引いてはしまいましたが、逃げなくてもレースはできるタイプで問題ないと見ます。過去4回掲示板外に敗れた後の次走は(2,1,1,0)で、気持ちの面でのリセットができれば力は出せるわけで連続凡走しないタイプとも言えます。但し今回は(0,0,1,2)の55kgを背負い、マイルの持ち時計ももう3秒ほど詰めないと勝ち負けにならない計算につき、予報以上に雨が降る展開にでもなれば浮上の目はありますが…

[8]⑱レシステンシア(武豊)

 前走の高松宮記念はほぼ勝ちに等しい内容で、やはりけれんみのないペースで運んでこそ真価を発揮できる馬でしょう。淀みないペースで流れるこの舞台は合うはずで、大外枠もむしろほかの馬の具合を見ながら進めるので心配する必要はなさそうです。懸念点としては東京コースが外差し傾向に振れている点。もともと野芝の生育が例年より幾分遅れていたため内側の消耗が早く、昨日の京王杯SCも結果だけ見れば先行勢の台頭でしたがパフォーマンスとして目立ったのは外差しのトゥラヴェスーラで、その他の芝レースでもペース以上に外差しが効いている印象でした。先行勢の中でしっかり残せる期待が大きいのがこの馬というのは確かですが、その先行勢自体に流れが向かない可能性を考える必要もありそうです。

<予想>

◎グランアレグリア
○マルターズディオサ
▲マジックキャッスル
△デゼル
△レシステンシア

 外差し有利傾向の馬場を考えればグランアレグリアの好走確率はより高まったと見てよさそうです。先行勢ではレシステンシアを押さえに、その他は差し・追い込み勢を中心に。


■新潟9R ハニーリン

 千直といえば鮫島駿J。通算(6,8,3,28)で単回342、複回228とベタ買いでもプラスになるほどで、およそ3回に1回は馬券になっている計算です。この馬自身も千直は好走歴があり、太目残りの前走を一度叩いて理想的な仕上げができたここは上位争い必至でしょう。

2021年5月15日土曜日

【5/15(土)予想】京王杯SCの全頭評価とねらい目レース(東京4)

■東京11R

 この前かしわ記念とNHKマイルCでやってみて手ごたえ感じたので、今回は京王杯スプリングCの全頭評価をやってみようと思います。

[1]①エアアルマス(松山)

 被されたくないこの馬にとっては最悪の枠を引いてしまいました。砂を被ることへの不安から再度芝に戻るわけですが、今の東京の内側は砂埃が立つほどのコンディションなので、ハナを切れなければキックバックを受けかねない状況なだけに立ち回りが難しい一戦になりそうです。

[1]②ビッククインバイオ(大野)

 このコース(3,0,0,1)と大得意にしていますが、昇級後はもうワンパンチ欲しいというレースが続いておりメンバーが揃ったここでは掲示板までは期待できてもそこから上となると諸々がかみ合ってほしいところです。

[2]③グルーヴィット(石橋)

 左回り1400mは最も得意な舞台であり、昨年のこのレースも3着と走っています。但し懸念点として折り合い難が付きまとうため、距離延長局面では(0,0,1,2)とイマイチ。斤量が減るのはプラスですしコース形状的に前半が流れる東京1400mであれば走れてもおかしくはないですが…

[2]④エーポス(岩田康)

 前走はBコース替わりが1週遅れた阪神にあって内前が本来有利であったコンディションに助けられてのもので、外差し勢に屈したレース内容からはOPでは力量差があると言わざるを得ない状況です。これが距離短縮で相対的に脚が溜まるようなローテであればよいのですが、それでもない今回は中途半端なレースになる懸念が大きいです。

[3]⑤カイザーミノル(荻野極)

 前傾戦となった前走のマイラーズCでの0.2差3着は評価できるもので、充実ぶりを示した一戦と言えるでしょう。但しこの馬は33秒台の速い上りが求められる舞台は未経験で、良馬場想定の東京戦ではキレ負けの懸念があります。

[3]⑥シャインガーネット(田辺)

 この舞台は合うはずですが、復帰後の3戦が今一つ。2~3歳時に見せたキレが戻っておらず、ダートを試すも終いは変わらずで、実績馬だけに復調を待ってから買うのでも。

[4]⑦セイウンコウセイ(内田)

 昨年のこのレースで0.3差5着でしたが、先行勢決着に助けられてのもの。その昨年は高松宮記念0.4差7着からの参戦で、今年も高松宮記念を0.5差9着に纏めここへ来るローテーションは同様です。健闘していることは間違いないですがかといって昨年からさらに良くなったというわけでもないだけに、今年の流れではどさくさ紛れの前残りは望み薄でしょうか。

[4]⑧ショウナンライズ(丸山)

 この舞台がベストなのは事実ですが、昨年0.8差10着の時点からの伸びしろが見られない近走ではさすがに強調しにくく…本質的には好位から押し切るタイプのレースをしたい馬で、OPのペースでそれができないのは相対的な脚力の問題でしょう。

[5]⑨ビオグラフィー(三浦)

 ブリンカー着用から進境を見せ一気にOPまで上り詰めましたが、それ以前を含め牡馬相手に勝った3勝は全て52kg時。重賞のペースで牡馬交じり54kgのこの舞台で、まずは時計面でめどを立てられるかが今回の目標になるでしょう。

[5]⑩ラウダシオン(デムーロ)

 同舞台の昨年のクロッカスSの内容が秀逸で、35.4で逃げて33.5の末脚を使うという完勝に近いレース。レシステンシアを競り落としたNHKマイルCの勝利もこの「脚力+末脚」を最大限に発揮してのもので、東京の1400~1800mは得意とするクチでしょう。人気であってもこのメンバーなら格好はつくはずで、極端な前がかりで外差し展開になったりしなければ信頼度の高い上位候補と言えるでしょう。

[6]⑪ミッキーブリランテ(和田竜)

 スムーズに外目を追走したいタイプで、前走の高松宮記念は位置を下げながらも0.6差10着と健闘を見せました。距離延長局面では(2,0,1,1)と、追走が楽になるここは前進が合っても驚けません。

[6]⑫トゥラヴェスーラ(鮫島駿)

 前走高松宮記念ではダノンスマッシュの後ろを通って4着と大健闘。この馬は前走時にも触れましたが「前に壁を作れる枠順」と「2週前からの調教」が好走のキーで、枠順に関しては微妙なところですがそれなりにポジションを取りたい馬が内に多いので馬群に入れるのは問題なさそうです。

 あとは調教ですが、今回も2週前「54.7-11.8」→直前「54.6-12.1」と2週連続で好時計。前走時に比べるとテンの入りがゆっくりで全体時計は見劣りますが、輸送に加え距離延長になることと、差す競馬を志向している分終い重点と見てよさそうです。

 1400mは初めてですが、一昨年の京都金杯で0.4差11着(直線では進路がなくろくに追えなかった)があるうえ、全弟のトオヤリトセイトは全3勝が1400mですから距離の心配はなさそうです。Bコース替わりで内目がマシになるコンディションであればレースもしやすく、ここでも通用の可能性は十分と見ます。

[7]⑬エングレーバー(浜中)

 前向きな気性もあり、間隔を取って臨める時とローテありきの時とで走りが変わってくる傾向にあります。過去2回重賞挑戦して1秒以上の大敗を喫していますがそのいずれもが中4週以下での臨戦でした(セントライト記念は距離も長かったですが)。前走は距離短縮の「ショック療法」も効いた形で、距離適性がここにある期待ができる一方で同じ距離に使われ間隔も詰まる今回はコントロールに苦労する可能性があります。

[7]⑭タイセイビジョン(ルメール)

 3歳春までは完成度とレースセンスでリードできていましたが、古馬戦になるともうワンパンチ欲しい印象です。調教の動きは抜群で前走からの前進は見込めますが、その前走が+22kgを考慮しても前残り展開に乗じての4着ともう一つだったことを考えれば、安定して走れても勝ちきるまではどうか、というレベルだと見ています。

[8]⑮イッツクール(北村宏)

 芝では3勝クラスで頭打ちののちダートで勝ち上がり。前々走の中スポ杯を見る限り時計の出るコンディション自体は悪くなさそうですが、上りがかからないと芝での通用可能性は見いだせず。

[8]⑯シーズンズギフト(杉原)

 昨年の紫苑S3着からの「本質的にはマイラー」という某調教師を彷彿とさせるようなコメントでの富士S参戦は色々と物議を醸しましたが(レイパパレの抽選突破確率を上げるためという話も)、その言葉を裏付けるかの如き横山典Jの暴走。その次のターコイズSではガス抜きが済んだのか後方待機から4着と好走できましたが、今回は控える競馬をした中山牝馬S(13着)の後であり、ポジションを主張する馬も居ないだけに折り合い面の不安は大きいと言わざるを得ません。

 冒頭の話にも絡みますが、今回何故テン乗りかつ所属でもない杉原Jが乗るのかという点も興味深いです。黒岩師はもともと鹿戸厩舎で助手をしながら30歳の若さで調教師試験に合格した異端児。大学時代に藤沢和師を紹介されたことをきっかけに競馬の仕事に就くようになったとのことで、なんとなく話が繋がってくる気がします(?)。

 実は杉原JがキャロットF所有馬でOPに出走するのは先日の福島牝馬Sのサンクテュエール(藤沢和厩舎)が初めてでした。そこでの健闘が認められ今回の抜擢に繋がったのかと思いますが、解散まで1年を切った藤沢和厩舎もそろそろ「終活」を考えなければいけません。預託馬の多くは鹿戸、黒岩、そして来年開業する蛯名といった各師を中心とした門下生に流れるでしょうし、彼が育てた騎手もまた、その人脈の中で新たな活路を見出すでしょう。

 こうした状況を考えるとここで杉原Jが存在感を示すことの意義は大きく、これらネットワークの中の有力馬に乗れるチャンスが今後増える可能性があると言えます。少し予想の本題とは外れましたが、ここでの走りには注目です。買えませんが…

[8]⑰カタナ(小野寺)

 競走中止(異常歩様により調教再審査)後の初出走、芝は3戦していずれも1秒以上の負けと実績もなく、ここは無事に回れるかどうかでしょう。小野寺Jはおそらく調教再審査の関係もあり手綱を取ることになったと見られますが、何せ平地で勝ったのは2016年7月が最後。中間障害試験に挑むも飛越自体が出来ず不合格になっており、ここへの参戦に積極性も見いだせない現状では。


<予想>

◎トゥラヴェスーラ
○ラウダシオン
▲ミッキーブリランテ
△グルーヴィット
△タイセイビジョン


■東京4R デクラーク

 小倉に転戦した3戦が好内容で、前が流れる展開で踏ん張っての連続好走。前走は短期間での連戦で体重が減ったことに加え馬場も良くなく参考外とできるレースでした。立て直した今回、流れが落ち着く分最後まで踏ん張り切れれば勝機でしょう。

2021年5月9日日曜日

【5/9(日)予想】NHKマイルCの全頭評価と各場メイン


 ラウダシオン&ミルコの劇的勝利からはや1年。相変わらずの「緊急事態」もここまで来るともはや日常ですが、感染症対策も馬券も行き当たりばったりではいけないということを思い知らされる1年でもありました。

■東京11R

 かしわ記念の敗戦のショックから、水曜より進めていた全頭評価を基に考察します。

[1]①レイモンドバローズ(浜中)

 2走前の1勝クラスで差し決着を前目から押し切っており、同条件にしては上々の時計で走っておりました。但し前目と言っても終始馬場の良い三分どころを走ってのもので、的確なコース取りにも助けられた印象です。抜け出すと気を抜くところがあり仕掛けどころが難しいタイプなうえ、34秒台の上りを求められるであろうレースでの実績に乏しく、ここではキレ負けの懸念があります。

[1]②アナザーリリック(津村)

 アネモネSは切れ味を活かしての快勝も、Hペースを残して2着だったジネストラが桜花賞で案外の結果。アネモネS自体が差し有利の流れでパフォーマンスとしてはジネストラ以上とは判断できず、1週前追い切りも存分に負荷をかけられながら馬なりの相手を最後まで捉えられなかったことからも、状態面でも推しにくい現状では。

[2]③ルークズネスト(幸)

 敗れたレースは距離不適の1800m戦と位置取りを下げてしまった新馬戦&シンザン記念で、自分のポジションを取れれば確実にパフォーマンスを発揮してくる馬です。前走のファルコンSがグレナディアガーズと最後まで競った割にはゴール前の1Fで12.4と失速しているのが気にはなりますが、前半で33.7を刻んでのものと考えれば全体時計の1.20.1は非常に優秀です。但し、前走逃げて距離延長でここに挑む馬は過去10年(0,0,0,3)で、スタートの速い馬が外にいることも考えると思い通りのレースができないorポジション取りで脚を使って最後止まるパターンも考慮する必要がありそうです。

[2]④バスラットレオン(藤岡佑)

 前走はメンバーに恵まれた感はありましたが、2F目以降11秒台のラップを刻み続けて止まらずに逃げ切っており強すぎの一言。敗れてもすべて0.5差以内に纏めており、戦法を問わない自在性も強みです。特筆すべきは今春に入り調教の動きが良くなってきたこと。成長もそうですが、暖かい時期のほうが動けるタイプと見ることもできそうです。その説を採るならば、冬場に後塵を拝してきたメンバーとの逆転も十分可能と見ます。

[3]⑤リッケンバッカー(横山武)

 アーリントンCでは前目の決着の中で足を伸ばして2着と素質の片鱗を見せました。但しこの馬は速い脚に限界があるタイプで未勝利脱出に6戦を要しました。先行、差しいずれもあと一押しが足りず、勝ち上がった6戦目はルメールJが阪神外回りで3角から捲っていく奇襲を仕掛けて後半3F33.4に纏めてようやく勝ったというものでした。前走も重馬場の分だけ間に合ったというレースで、良馬場で入りも出も速いレースとなると現時点での対応力という点では疑問符が付きます。

[3]⑥シティーレインボー(三浦)

 前走2着は鞍上の好騎乗もありますが、現状ではマイルがベストということでもあるでしょう。ですが自己条件でも勝ちあぐねており、先着を許した各馬も昇級後即通用とまではいっていないだけに、着順を額面通りに評価はしにくいというのが正直なところです。

[4]⑦タイムトゥヘヴン(デムーロ)

 立ち回りの巧いタイプで連対実績は全て中山。それでも正直、前半1000mが63.7の京成杯を逃げ切れなかった時点でこの馬に対する個人的な評価は低いです。東京にコースが変わり絶対的なスピードも求められるとなると歓迎できる舞台ではなく…

[4]⑧グレナディアガーズ(川田)

 朝日杯のレースぶりが示す通り、時計が求められる展開となればこの馬の本領発揮でしょう。但し一戦必勝型の中内田厩舎にして、前走3か月ぶりだったファルコンSを取りこぼし。同タイムで走ったとはいえ、ラスト2F目が11.5に対してゴール前1Fが12.4と明らかに前が止まったにもかかわらず捉えきれなかったのは不本意と言える内容でした。

 最終追い切り後の川田Jのコメントがこれ。

「終始いい雰囲気で穏やかに過ごせています。1週前の芝コースでも非常に穏やかで順調に来ています。いいレースができるよう、この馬自身の走りができるよう過ごしてもらって、その結果を皆さんで楽しんでもらえたらと思います」

 繰り返される「穏やか」というワード。「自身の走りを」というコメントには、フィジカルよりもメンタルの問題が大きいことを覗かせ、気持ちが入りやすい馬だけに中間も1週前は芝コースと負荷をかけることが難しかったことが伺えます。唯一のG1馬なので断る理由もないのでしょうが、かといって強調もできない出来だというのが透けて見えます。

[5]⑨ゴールドチャリス(田中勝)

 前走のニュージーランドTはバスラットレオンを捕まえに行った先行勢の中で力量のある馬だけが残り、返り討ちに遭ったほかの馬を追い込み勢が交わして着を拾う展開だったと見ています(それでも1秒以上離された3着以下同士では大きな差はないと見ていますが…)。この馬も本来は先行して2勝を挙げているのですが、その勝った中京2歳Sもあまり強調できるメンバー構成ではなかっただけに、前走6着とはいえここでパフォーマンスを伸ばす要素は見当たりません。

[5]⑩ソングライン(池添)

 桜花賞ではメイケイエールの被害に遭い不完全燃焼の15着。中3週での参戦は気にはなりますが、母ルミナスパレードは全5勝のうち2勝が中1週で連闘でも1勝しており間隔が詰まること自体は問題ないでしょう。このコースでは昨年未勝利戦を勝っていますが、1.34.1という勝ち時計はソダシのアルテミスS(1.34.9)をも上回り昨年の同コースの2歳戦では最も速いものでした(サウジアラビアRCが不良馬場だったのでその点は参考外ですが)。美浦に池添Jが駆けつけて最終追い切りを行っており仕上げも抜かりなし。速い流れを前から差し込んだ紅梅Sの内容はメンバーレベルを差し引いても評価でき、牡馬に対し2kg貰いと考えれば時計面でも十分伍せると見ます。

[6]⑪ヴェイルネビュラ(戸崎)

 勝ったジュニアCはリステッドとはいえそのほかの馬が1勝クラスも勝てていないようにメンバーレベルはかなり微妙でした。時計面でも強調できる点はなく、百日草特別(5着)の内容を見ても速い上りが求められる展開では厳しそうで。

[6]⑫ランドオブリバティ(石橋)

 折り合い面の不安からマイルに路線変更を試みる今回ですが、乗り慣れた三浦Jを下ろすことに加えてスピードの絶対値に不安が残ります。半姉にはリバティハイツがおりますが父はキンカメで、全兄弟の2頭は中央未勝利。そのうちの1頭、ジュベルハフィートはマイルで結果が出ず中距離で好走しており、本質的な適性はやはり2000m前後と見ます。

[7]⑬ホウオウアマゾン(武豊)

 レース中にトモを捻った朝日杯(9着)以外は完璧に走れており、前走もペースがそれほどでもなかったとはいえ完勝と言える内容でした。デイリー杯でもレコード決着のタイム差なし2着と時計面の対応も問題なさそうです。但し気になるのは、脚元を気遣ってかあまりハードに追えていない点。デビュー以来ほぼ毎回速い時計は直前の1回のみで、矢作師曰く前走は「ようやく間に合った」とのこと。今回も「ここまで来られたことが嬉しい」というニュアンスの発言をしており、中2週で絶対的な調教量も限られ輸送もある今回は不安要素も込みでの一戦になりそうです。

[7]⑭ショックアクション(田辺)

 夏の新潟で勝ち上がり、新潟2歳Sも制しましたがここ2戦が案外。デビューからの3戦は前半の半マイルの時計が47秒以上で③①①着、対してここ2戦は半マイル45秒台の入りで⑬⑪着。ペースの変化に対応できていない様子で、過去のNHKマイルCを見るとおよそ46秒台くらいにはなりそうですがそうなると今度は33秒台前半くらいの脚を使わないとこの馬の位置取りでは厳しくなりそうで、大雨などで時計を要するコンディションになれば一考、という程度でしょうか。

[7]⑮シュネルマイスター(ルメール)

 2勝目を挙げたひいらぎ賞が、道中5番手を追走し最速の上りをマークした完勝と言える内容。弥生賞でも2着と健闘しましたが、道中の位置取りで着を拾った感が強く適性はマイル寄りでしょう。1週前も最終もウッドで抜群の動き。もう一枚時計を詰める必要がありますが、型通りの成長を見せればここでも通用する素地はありそうです。

[8]⑯ロードマックス(岩田望)

 昨年6月に新馬勝ち、京王杯2歳Sでも2着と健闘しましたがそこから尻すぼみ。左回りのマイルは適条件ですが、前走を見る限り2歳時からの成長に乏しく、馬体も増えてこないとなるとよくなるのがまだ先か既にピークを迎えた可能性が高く、ここでの強調材料には乏しいと見ます。

[8]⑰グレイイングリーン(武藤)

 2走前の内容が秀逸です。内に押し込められ4角では一瞬ブレーキを踏みかける場面がありながら、内目に進路を取りノーステッキで鋭く伸び快勝。1400mで1.20.5の持ち時計もこのメンバーに入れば3番目にあたります。新馬戦を勝った松山J曰く「跳びが大きく奇麗な走りをする」と評しており、重馬場でノメって最後ちぐはぐになった前走は参考外。鞍上の武藤雅Jが今年の芝レースで(0,2,4,54)というのは心もとない(追記:日曜の東京3Rで勝利)ですが、「良馬場」「外回り」「大箱コース」「外枠」と走れる条件はそろっており、能力全開の舞台で台頭があっても驚けません。

[8]⑱ピクシーナイト(福永)

 前走は途上のデキで止まってしまった格好ですが、既に賞金が足りており3週間後に関東遠征することを考えればそれでもよかったと言えるでしょう。但し割と展開が向いた中の重馬場で残せなかったのは血統(母ピクシーホロウは全3勝中2勝が北海道)を考えても少し物足りなく、さらに今回音無師は控えることを示唆しています。勝ちきれない馬を控えさせるのは音無厩舎の常套手段ですが、アンビシャスの例が示す通り持ち味を殺すこととも表裏一体です。モーリス産駒が切れ味に振り切って良績を残したサンプルが乏しい現状では、全幅の信頼を置くにはまだ心もとないかというのが正直なところです。


<予想>
◎ソングライン
○バスラットレオン
▲グレイイングリーン
△ルークズネスト
△グレナディアガーズ
△ホウオウアマゾン
△シュネルマイスター

 ソングラインの前走については「不利があったことに気づいていない派」と「不利があったことは認めるが仮になかったとしても勝ち負けになっていたとは思わない派」が多数を占めている状況で、思った以上に人気していないというのが正直なところです。ただ、向こう正面での不利を受け馬も人も気持ちが切れてしまったことが大敗の要因であり、最後まで気持ちを切らさずに走れれば好走可能であったというのが自分の見立てです。

 バスラットレオンは本来控えてもいいクチで、ルークズネストを内に置けるこのポジションは絶好と言えるでしょう。先行争いに早々と決着がつき34秒台後半~35秒台で入れれば、直線では突き放すシーンもあるでしょう。

 以下はかなり順位付けが微妙でしたが、舞台変わりのプラス要素の大きさでグレイイングリーンを3番手に。買い方自体は△4頭と変わりませんが、◎○▲決着を期待する馬券も少々。


■新潟11R ムイトオブリガード

 長期休養がありそこからの3戦目ですが前々走はダート、前走は右回りで度外視できます。もともと東京で3勝+アルゼンチン共和国杯で②①着しているように左回りのほうが走れる馬で、重賞参戦後ずっとG2以上のレースに使われてきましたが今回初のG3戦で相手関係も大きく易化するとなれば狙いどころはここでしょう。


■中京11R スギノヴォルケーノ

 2018年以降の成績で、松若Jはこのコースで(3,4,1,28)で単回136/複回113と優秀な成績。さらにロードカナロア産駒も同じ期間で(12,5,6,24)で単回124/複回101となっており「中京1200mで買い続ければ儲かる騎手×種牡馬」の組み合わせがこの馬です。2か月ぶりの前走はダートで度外視。2走前の北九州短距離Sも差し決着を0.6差8着と踏ん張っており、被されない外枠からスムーズに運べればここでも通用の可能性はありそうです。

2021年5月8日土曜日

【5/8(土)予想見送ります】

 3歳戦はメンバーがかなり微妙で、狙っていた馬もここでは力を出し切れそうな展開なので今日は見送りとします。明日の予想がとにかく難解で…

2021年5月5日水曜日

【5/5(水・祝)かしわ記念予想】


 なかなか考えさせられるメンバーが揃った今年のかしわ記念。5連休の最終日とあってここで取り返そうと意気込むファンも多そう(自分もそのクチですが)で、じっくり全頭の可能性について考えてみようと思います。

[1]①タイムフライヤー(川田)

 フェブラリーSをコンディション不良で回避し3か月ぶりの一戦。ただ今回の舞台適性は高そうだと見ています。昨年の夏にダートで2連勝(マリーンS→エルムS)していますが、小回りの函館+3角からの加速が鍵の札幌で勝ったのは大きく、最内枠+スパイラルカーブで4角がきつい船橋という特性にマッチする戦歴と考えます。今回は前に行きたい馬も多く、労せずして2番手集団のインを取れそうな点も好材料。

[2]②サルサディオーネ(矢野)

 中央時代から左回りに強く、開催4場のうち左回りが3場ある南関移籍は大正解でした。控えると味がなく、他がどんなに速くてもハナを主張した方が良いタイプで今回もこの枠なら行くでしょう。但しダートは牡馬混合戦と牝馬限定戦ではレベルの差が大きく、仮に行ったとしてもワークアンドラブとの競り合いは必至で、カジノフォンテンのプレッシャーも受けながらの逃げは決して楽ではないでしょう。

[3]③カフェファラオ(ルメール)

 力の違いで押し切った新馬・ヒヤシンスSを除いて、重賞では「テンのペースが上がると好走⇔落ち着くと凡走」という傾向が見て取れます。

・前半3Fタイムと着順
 ユニコーンS(1着)12.1-10.9-11.2→34.2
 JDD(7着)12.2-11.4-12.3→35.9
 シリウスS(1着)7.2-11.0-10.9-13.1→35.7(1900m戦のため推定)
 チャンピオンズC(6着)12.7-11.1-12.7→36.5
 フェブラリーS(1着)12.5-10.8-11.4→34.7

 「コーナー2回のコースで不安」という話がありますが、この馬の場合折り合い面の懸念からテンのスピードが出やすい東京のようなコースのほうが相対的に能力を発揮しやすいという考え方ができます。実際、同じ中京でも1900mのシリウスSを勝っていながら1800mのチャンピオンズCで敗れたのは、スタート位置が100m1角にズレることで前半のペースが緩んだことが原因と考えています。

 前走のフェブラリーステークスはスタートが芝のうえ前半のスピードが出やすいコース形態で、さらに被されたくないエアアルマスが最内に入ったことでハナを主張し、それをワイドファラオが追いかけたためにテンが34.7と流れ、芝馬のエアスピネルが2着、1400~1600mで結果を残していたワンダーリーデル、レッドルゼルが3,4着したようにスピードが求められる決着になりました。流石にチャンピオンズCと2秒もペースが変われば折り合いの不安も無く、能力全開で勝てたという話です。

 よって、今回ペースがどうなるかという点が鍵になります。


 船橋1600mコースはホームストレッチの中腹あたりからのスタートで、最初の直線部分は250mほどしかありません。その形状もあってか、過去5年のかしわ記念の前半3Fタイムは「36.8」「37.0」「36.6」「36.6」「37.2」と、中央のそれなりのメンバーが出ても36秒台後半に落ち着きます。

 逃げそうな馬を見ると、サルサディオーネは昨年12月のクイーン賞(Jpn3)を35.8で逃げ切っています。但しこのレースは船橋1800mコースで行われており、最初の直線を目いっぱい使ってダッシュをつけてこのタイムです。カジノフォンテンは2019年に船橋1600mの平場で35.9で逃げ切って(2着に2.9差の圧勝)いますが、これも不良馬場でのタイム。いくらこれらの馬がやりあったとしても流石にテンが34秒台になることはコース形状からも考えにくく、インティも控える戦法を示唆していることを踏まえると、カフェファラオにとっては「辛抱ならない」ペースになりそうな懸念があります。

[4]④ワークアンドラブ(森泰)

 10戦連続でコンビを組んでいた笹川Jが「家事都合」のため4月下旬より休業中。森Jがまたがるのは2年ぶりという点に加えて、この馬左回りでは全くと言っていいほど走りません。南関移籍後も大井を中心に走っており、他場は重賞などよほどのことがない限り遠征しないのですがそれでも(0,0,0,3)。昨年の川崎マイラーズでは初の川崎コースで合流地点であわや4角を逆走せんとばかりに逸走した経歴もあり、本質的に左回りが合わないと思われます。

[5]⑤ミューチャリー(御神本)


 直前追いではかなり意欲的に追われましたが、アクションの割に時計はさほど出ておらず後ほど紹介するカジノフォンテンの馬なりの調教時計のほうが良かったくらいです。フェブラリーSでは7着と健闘を見せ、ソリストサンダーやサンライズノヴァに先着するなどこの中に入っても決して見劣りするポテンシャルではないのですが、この馬が台頭できるのは上りが38-9秒くらいかかるか、入りが38秒くらいゆったりしたレースに限られているので、そのどちらにもならなさそうな今回は厳しいと見ます。帝王賞でメンバー次第では…といったところでしょうか。

[5]⑥カジノフォンテン(張田)


 先ほどのミューチャリーがいっぱいに追われたのに対しこちらは馬なりでこのタイム。状態面の問題はなさそうです。

 あとはペース。前走の京成杯グランドマイラーズでは同じコースで前半3F36.9を刻んで逃げ切りました。但しこれは「地方ではこのペースでついてこられる馬はいないだろう」という自信の下に今回のテストのような形で走ったものと推察します。クビ差2着のタービランス自体も強い馬なので接戦だったこと自体は気にしなくてよいと思いますが、今回は同型もおり中央勢の突き上げもヤワではないため、惑わされずに自分のペースで行ってどこまで、というレースになるでしょう。

[6]⑦ドーヴァー(東原)

 ダートでは(0,0,0,5)。中央時代の1戦も含め1秒以上負けており、メンバーレベル以前に根本的にダートは合わないと見ます。

[6]⑧ワイドファラオ(福永)

 昨年はメンバーにもペースにも恵まれての逃げ切りでしたが、今年は同型も少なからずおり、前走もそうですが競り合う形になると脆さがある馬なので今回も楽な競馬は望めないでしょう。

[7]⑨メイショウオオゼキ(石崎)

 地元名古屋の自己条件でも2秒以上負ける現状では、ここでの通用可能性は見いだせないとしか言えません。

[7]⑩インティ(武豊)

 被されたり競りかけられると駄目な馬なのでこれまでは逃げて結果を残してきましたが、元来スタートは良い方ではなく前走のフェブラリーSでもゲートを失敗し後方から。それでも後方外を回して脚を伸ばし0.7差の6着に食い込んだあたり、力の衰えは見られないと考えてよさそうです。

 陣営は今回控える競馬を示唆しており、中間の調教では馬を前において追いかけさせる形で走らせてもいました。被されたり競りかけなければよいと考えれば、ソロっと後方から出していくコパノリッキー戦法で行く可能性も十分考えられ、前走ほど離されずに追走できれば間に合う可能性も十分に想定できます。

[8]⑪ソリストサンダー(戸崎)

 この馬の全5勝はダート1200mが2勝、1700mが3勝。1700mがあるコースはローカルで早めの動きだしが求められ、地方のコースには合っていると言えます。武蔵野Sの2着はありますが差し決着に恵まれてのもので、本来直線向いての決め手勝負では分が悪く前走の大敗も致し方ないものでした。ミューチャリーにすら先着できなかったのは負けすぎとも言えますし、本来なら先月のオアシスSに使う予定が除外でここへ参戦という過程からも万全というのは難しいですが、南関を知る戸崎Jに乗り替わりとくれば軽視はできないでしょう。

[8]⑫サンライズノヴァ(松若)

 左回りのマイルは大得意な馬ですが、前走(フェブラリーS=11着)が案外でした。いつもならレースの上りマイナス1秒くらいの末脚を使って追い込んでくるのですが、その前のチャンピオンズC(12着)を含めここ2戦はレースの上りと同じだけの時計しか出せておらず、かつての末脚が影を潜めています。

 何か原因があるのかと思いましたが、音無師は「今回は積極策で行く」と言及するのみで「これまでの戦法では間に合わない=近2戦の大敗は切れ味の衰え」を暗に認めているともとれるコメント。出していくと末が甘くなる馬で、大外枠の今回はかなり厳しい戦いを強いられるでしょう。


【予想】
◎タイムフライヤー
○インティ
▲ソリストサンダー
△カフェファラオ
△カジノフォンテン

 がっちりインを確保できそうなタイムフライヤーから入ります。差しの実力は未知数も実績上位のインティ、舞台変わりで前進見込めるソリストサンダーを上位に取り、ペースの不安のあるカフェファラオ、プレッシャーが増すカジノフォンテンは最悪馬券圏外まで想定して組み立てたいと思います。

2021年5月2日日曜日

【5/2(日)予想】

■阪神11R オーソリティ

 阪神開催への変更で考えるべきポイントは

 ①坂を2回上るタフなコース
 ②急なラップ変化に対応できるか
 ③変則開催の影響

と見ています。

 ①について、これは阪神に限った話ではないですがこのコースでは坂を2回上ります。


 例年このレースが行われる京都の場合坂があるのは3コーナーの手前ですが、阪神ではゴール前に急坂を配しているため、最後のトップスピードのタイミングで坂を上ることになります。3000mを走って高低差200mの坂さらに200m坂を上るとなると、スタミナもそうですがスピードの持久力も問われてきます。曰く、一瞬の切れよりは長く良い脚を使えるタイプ、東京などの大箱コースで善戦している馬は評価したいです。


 次に②ですが、これは同距離で行われた準OPである松籟Sのラップを基にした話です。


 初めてのコースなので探り探りのペースになるかと思いきや、序盤からそれなりに流れました。コースレイアウトでわかる通り、向こう正面の中ほどからスタートしてすぐ外回りの下り坂があるので、惰性で走っていてもある程度のペースになってしまいます。

 ゴール前の坂を上って1~2コーナーは径が小さいこともあり、ここで一気にペースが落ちます。長距離戦にはありがちなラップですが問題はここからで、向こう正面に出て次は内回りになるので、残り1200mの段階から一気にペースが上がります。そのまま下り坂に突入しますから、ほぼトップスピードに近いラップが5Fほど続きます。通常は前が止まりかねないのですが序盤のペースもあってか最後は皆脚が上がった様子で、勝ったディアスティマも直線では鞭1~2発程度で逃げ切っていました。

 この松籟S、正直条件馬にはかなりの酷なラップで、天皇賞のメンバーが揃ってもおそらくこれより厳しいラップになるとは考えにくいです(それで勝ったら本当に強いです)。特に「1.0秒以上の減速と加速が発生する」ラップに対応できている馬は、折り合い面と加速性能という点でこのコースを走り切る力を備えていると見ます。


 最後に③について。

 京都開催の天皇賞では外枠不利が定説で、向こう正面の中ほどからスタートするコース形態は阪神とさほど変わりません。ですが今年は開催スケジュールがそもそも例年と違っていて

(例年)京都→京都→阪神→阪神→[京都]
(今年)中京―→阪神―→阪神――[阪神]

 と、約2か月のインターバルを経た京都と連続12週開催の最終週の阪神とでは芝のコンディションがそもそも違うので、相対的な内枠有利は薄れていると見ます。外目の枠というだけで評価を下げる必要はなく、フラットに考えてよさそうです。


 で、◎を打ったオーソリティですが、①は東京芝2500mのアルゼンチン共和国杯で完勝(しかも骨折明け)。②はデビューの函館戦で経験済とあって、大外枠も③を考えれば割り引く要素ではないと見ています。

 有馬記念の敗戦で右回り不安説もありますがデビュー2連勝はいずれも右回りであり、当時は長休明け後の激走の反動に加え中6週はデビュー以来最短間隔で(NF天栄での)調整期間が足りなかった可能性が考えられます。川田Jはコンビ3戦目ですがオルフェーヴル産駒での複勝率は50%近くと抜群の安定感で、主役不在の今年のメンバーなら十分にチャンスありと見ます。

2021年5月1日土曜日

【5/1(土)予想】

■阪神10R アルティマリガーレ

 前走(武庫川S3着)は終始内に押し込められ、直線の入り口で行き場を失くし追い出しが遅れました。スムーズなら2着はあったうえ勝ったのはエアロロノア(マイラーズC5着)。このクラスを卒業するのは時間の問題で、団野J連続騎乗+真ん中枠を引いた今回は好戦必至でしょう。


■東京11R ワンデイモア

 この馬の素質を高く評価しているのは前回弥生賞の記事で述べた通りです。2走前のメンバーはその後3着のスルーセブンシーズと5着のレッドヴェロシティが次戦で勝ち上がり、2着のスペシャルドラマも2走後に勝ち上がりと水準以上のメンバーでした。このレース自体は差し決着ですが、3角から早めに前を潰しに行き後続も封じた内容は素質の高さを感じさせるものでした。


 前走は上記の通り道中の位置取りがほぼそのまま最終の入線順になるような展開で、差し損ねたダノンザキッド同様にこの馬にとっても流れが向きませんでした。母系を辿るとメジロ牧場の礎を築いた名繁殖のシエリルに行きつく血統で、距離は伸びた方が良いクチ。前走が実力と取られて人気落ちしている模様ですが、ここで再度見直す価値はあると見ます。

2021年4月25日日曜日

【4/25(日)予想】

■東京8R シベール


 前走の中山戦では終始ラチ沿いの荒れたところを通らされ、直線では囲まれて行き場を失くし追えずじまいの8着でした。勝ったシャワークライムは昨日の昇級初戦で連勝。展開利あったとはいえ決して弱くないメンバーでした。当時3着のカフェサンドリヨンも今回出てきますが、道中良いところを選んで走れた同馬とシベールの差は大してないと思います。キレがもう一息なぶん、コースを選ぶ必要のない開幕週の馬場は味方するはずで狙い目の一戦です。


■東京11R ユーバーレーベン

 前走は騎乗もあれこれ言われましたが、疝痛明けで桜花賞から逆算してここを使わざるを得なかったというローテーションでもありました。立て直してM・デムーロJを迎えたここは本番に向けて連対が最低条件。ソダシ、バスラットレオンと戦ってきた実績はメンバーでも出色。未知の魅力にあふれた馬も多いですが、確かな実績のこの馬から入るのがここは得策かと。


■東京12R デュアライズ

 確たる軸がおらず混戦模様。これなら初ダートのこの馬の大外一気を期待できそうです。距離は若干短い気もしますが左回りのほうが良い馬ですし、ディープ産駒らしく大箱コースのほうが良さも出るでしょう。初物買いで一発を。

2021年4月24日土曜日

パラスアテナ、福島牝馬Sは11着。絶対不利から0.5差の健闘を称える


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が土曜新潟11Rの福島牝馬S(G3、芝外1800m)に出走。15頭立ての2番人気に支持されましたが、直線伸びを欠き11着となりました。


 前走のアメジストS(3着)から短期放牧を挟んでの一戦で、馬体重は446kg(-2)と輸送もクリア。まずまずのスタートから後方外に進路を取り、直線では外を回し前を追いましたが、前も止まらない展開の中最後は同じ脚色になってしまい勝ったディアンドルから0.5差の11着で入線となりました。

 個人的には最も恐れていた展開になってしまったという感じです。

 牝馬限定戦でペースが落ち着き、大外を回す形になってしまっては32秒台前半の脚でもないと平坦の新潟では厳しく、結局ある程度の位置にいないとどうにもならないレースでした。最近では道中の追走が難しくなっているように見受けられ、実際に好走した秋華賞もかなり位置を下げてのレースでしたから、今日もこうなることは予想していました。それでも最後に一足使えるので上位に食い込めていたのですが、意外と内も伸びるコンディションであったこと、延々向こう正面を流して前半1000mが60秒というスローペースとあっては、最後の直線だけでどうにかするのはハナから難しかったと言えるでしょう。

 ただ、着順こそ大きく負けたものの着差は0.5差。タイム差だけで言えば4着だったラジオNIKKEI賞(0.9差)のほうが離されており、不利な条件下でもしっかり差を詰めてきてくれたあたりは改めてこの馬の堅実さを示してくれたと言えます。

 あとはこの道中の追走をどうするか。単純に作戦だったのであれば出していけばいい話ですが、馬自身が道中で進んでいかないというのであれば話は別。ハマり待ちのキャラクターとして生きていかざるを得ず、使い詰めできないこの馬にとってはかなりフラストレーションのたまる展開が今後予想されます。いずれにしても、この様子では東京に使うのも得策ではなさそうですから、今後については作戦面含め検討が行われるものと思われます。


 先ずは格上挑戦の身ながら、健闘を見せてくれたパラスアテナを労いたいと思います。この堅実さが報われる日が来るよう、出資者として信じ続けていくのみです。


パラスアテナ福島牝馬S挑戦、ハンデの呪縛から放たれ自分の走りを


 初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が土曜新潟11Rの福島牝馬S(G3、芝外1800m)に出走します。

 前走アメジストSで3着に敗れた後、立て直し後の選択肢として当初より参戦を予定していた舞台ではありましたが新潟への開催変更となったことで登録頭数が増え、直前に回避馬が出たことで何とか16番目に滑り込んで出走が叶ったという顛末でした。師曰く「自己条件はいつでも使えるし、出られるのであれば重賞へ」という判断で参戦を決定。これまでローテーション含め慎重な発言が目立っていたことを思えば、陣営も手ごたえを感じつつある証左なのかとも感じます。

 実際、自己条件の2戦はいずれも実質トップハンデ(牝馬の2kg減を加味)で古馬牡馬も含めてのレース。450kgでデビューした馬体は前走時点でも448kgと、まだ成長が待たれる段階において決して楽な戦いではなく、それでも着をまとめているあたりは現級でやれる手ごたえを得られるレースぶりではありました。個人的には、あまりハンデが重くならず馬格の差も大きくない牝馬同士のレースのほうが今の彼女には合っていると思っているのでこの判断は本当にありがたいの一言です。自己条件では勝ち上がりの椅子は1つしかなく、重賞なら2着でも賞金は加算できるという点も大きいです。

 3戦ぶりに坂井Jが手綱を取り、大外8枠16番からのスタート。ゲートが一息で挟まれたりといった不利を受けることもあることからこの位置は良かったと思いますし、何より隣がカリオストロで直ぐに前に行ってしまいそうなので位置取りの自由度も増しそうという点でもメリットが大きいでしょう。

 本来の予定通り福島での開催であれば、初勝利の舞台でもあり大きな期待を込められましたが、正直この舞台変わりがプラスではないというのは陣営も出資者も感じているところでしょう。それでも毎回述べているように、想像を超える頑張りを見せてくれるのがこの馬の素晴らしいところ。今回もメンバーの壁、コースの壁を超える走りを期待します。


【4/24(土)予想】

■東京10R カレングロリアーレ

 このコース(2,0,0,0)。3勝クラスとなるとさすがに適鞍ばかりというわけでもなく色々な条件を使われてきましたが、左回りでは⑮⑱②④着。2回の大敗は大外枠でハナを取れなかった新潟と1年ぶりの中京で敗因ははっきりしています。この馬以外にめぼしい逃げ馬はおらず、ゲートも速いのでスンナリ自分の形に持ち込めば改めて期待できる舞台です。


2021年4月18日日曜日

【4/18(日)予想】

■阪神10R シャイニーロック

 前走のファイナルS(3着)では4角から自ら動き1列後ろにいた勝ち馬・2着馬の格好の目標にされてしまいました。昇級組が人気の中心ですが現級で高いレベルで好走しているこの馬から。


■阪神11R ヒストリーメイカー

 阪神は(2,1,0,0)。前走では中山1800を得意にするレピアーウィットに惜敗しましたが、地元に戻っての再戦なら逆転のチャンスありと見ます。人気の中心であるテーオーケインズには東京大賞典で先着しており、力関係を考えてもここは頭から狙えます。


■中山11R アサマノイタズラ

 前走(スプリングS)では4角から動き最後の最後でヴィクティファルスに差されましたが、一番強い競馬をしたのはこの馬でした。今回の皐月賞も馬場はギリギリ良まで戻るかどうか?という時計レベルにとどまりそうな一方、先週以降コーナー4つのコースでは内を通った先行馬が伸びあぐね、まくり加減に進出した馬が好走するケースが目立っています。自ら動ける強みは前走で証明済みで、この枠ならあまり下げることなく外目を取れそうなのも好材料。手塚師も「臆せず乗ってほしい」と嶋田Jに注文を出しており、強気の騎乗で史上初の親子3代皐月賞制覇(父父ネオユニヴァース、父ヴィクトワールピサ)という偉業を達成するシーンも十分あり得ると見ます。


2021年4月17日土曜日

【4/17(土)予想】

■新潟9R ボーイズオブサマー

 転厩初戦で仕上げに手探り感は残りますが、前進気勢の欲しいこの馬にとって初ブリンカーはハマる可能性があります。唯一の勝利はこのコースですが、その時下したのは現準OPのタマモサンシーロ。頭数が落ち着き何が何でも!という逃げタイプも見当たらないうえ、相変わらず今年も1800mで穴を空けまくる藤井Jに手替わりとくれば買い時はここでしょう。


■中山10R サクラルーフェン

 この馬の好走歴はいずれも「4角2番手以内」が条件で、前に行けないとまるっきりというタイプ。外目の枠でスタートの不安が少なくなったうえ、重・不良では④②①着と崩れていません。しっかり出していくデムーロJへの手替わりはプラスで、人気ほど差はないと見ます。


2021年4月11日日曜日

【4/11(日)予想】

■阪神11R メイケイエール

 外枠なら割り引こうと思いましたが、最終的に⑧番枠ということで本命に抜擢しました。

 この馬の過去4戦は、距離やペースに関わらず折り合いを欠きながら絶対能力の高さでどうにかしてきたというレースでした。シラユキヒメ一族はこの馬の母母ユキチャンやソダシの母ブチコ等のようにスピードの加減が難しく一本調子な傾向があるうえ、本馬の父ミッキーアイルもまさにそういうタイプ。テンよし中よし終いよし、の優等生的な競馬を覚えこませようというのがそもそもの間違いだったのかもしれません。

 さて、小倉2歳S以降この馬の手綱を取ってきた武豊Jはあの手この手でメイケイエールを制御しようと試みましたが、馬群に入れてもバカつくし馬群から離して外目を走らせても抑えが効かない様子を見せ、名手の手に負えない様相を呈していました。急遽の代打騎乗となった奇才・横山典Jがどう乗るか?に注目が集まっていますが、大方の予想は「馬の気に任せた逃げ戦法」と言われています。しかし自分は逆で「わざと大きく出遅れての後方ポツン」に賭けたいと思います。

 エイトのヒロシTM曰く、同騎手はこの馬を評して「ブレーキのない車」という発言を残しています。決められた距離を走るうえでブレーキのない車に乗るのであれば、割り切って最初からベタ踏みで飛ばして行くか、あえて最初はソロっと乗り出して徐々にトップギアに乗せていくかのいずれかにならざるを得ません。ほとんどの騎手の場合は前者になりますが、過去多くのレースで後者を選択し結果を出してきた横山典Jのこと、(さほどの人数ではないものの)悲鳴と怒号が飛び交う大出遅れから4角で外をまくって進出しトップスピードで直線へ、というシナリオはあり得ないとは言い切れません。

 冒頭で「外枠なら割引」と言ったのは、外のほうが揉まれる懸念が少なくスムーズにゲートを出られてしまう可能性があったためです。内~中枠であれば馬群を避けるために「引く」というオプションが生まれることから、この戦法を取りやすいという判断です。

 加えて横山典Jは「ディープ2世の仔」での成績が良い、という点も挙げられます。まだサンプルの少ないミッキーアイルやワールドエースなどを除けば

 トーセンホマレボシ(3,3,3,16)単回354/複回185
 ディープブリランテ(3,4,2,13)単回90/複回129
 キズナ(3,2,3,9)単回136/複回111

と優秀な成績。サンデーの宿す前向きな気性と騎乗スタイルがマッチしているのか、ミッキースワロー(トーセンホマレボシ産駒)など折り合いの難しいタイプでも好成績を上げています。尋常な発想では生まれない、あっと驚く騎乗を見てみたいものです。

 …ただし、こう書いたのはあくまで自分の願望であって、「前に馬がいると駄目」というタイプであるなら出遅れさせたところでやはり抑えが効かず結局ハナに立つ…ということも十分にあり得ます。そのため、馬券的にはレースセンス抜群のソダシ、前走が重馬場+超Hペースから2着に残したジネストラの3頭を軸に流してリスクヘッジとします。

2021年4月4日日曜日

【4/4(日)予想】

■阪神8R イルミネーター

 調教中の落馬で骨折休養中の水口Jに代わり、藤岡康Jが手綱を取る一戦。実はこの馬に水口J以外が騎乗するのは初めてです。


 今回騎乗騎手の近3年におけるこのコースの成績を調べたところ、藤岡康Jは群を抜いてこのコースと相性が良く、複勝回収率では断トツでした(大野Jに替わりダンシングサンダーに騎乗する松山Jは複回70程度、水口Jは32)。

 加えて、芝スタートのこのコースにおいては枠順も重要で、上記の藤岡康Jの騎乗鞍を枠順別に調べたところ…


 このコース全体の傾向がそうなのですが、それにしても外枠なら抜群の信頼度。この乗り替わりを活かしてもらいたいところです。


■中山11R ヒシヴィクトリー

 長い脚を使うのが苦手な分中山を得意としており、中山2000mでは(2,1,0,2)。着外の2回は新馬戦の7着と稍重の4着で、良馬場ならパーフェクトです。ここ2走は長期休養の影響もありエンジンのかかりが今一つですが、使われて確実に上向いておりそろそろ上位に届くころでしょう。


■阪神11R コントレイル

 正直、純粋な力量比較で言えばグランアレグリアが最有力とみています。しかしながら道悪でパフォーマンスを落とす懸念があるうえ、元来折り合い難を抱えておりスローペース必至の2000m戦ではスムーズに走れない可能性も想定され、印は△まで。

 同じ4歳馬のサリオスは、皐月賞の通ったコースの差を考えればコントレイルと互角に近い戦いをしていたと思いますが、堀師曰く「大目標は安田記念、マイラーズCでは(一度放牧に出してから戻すことを考えれば)本番までの間隔が取りにくいのでここに使った」というスタンスらしく、勝とうという本気度で言えば微妙なところで○まで。

 結果として、奇襲や大雨がない限りコントレイルにこの距離で勝てる馬はいないだろうという判断です。

 但し、スロー想定で仕掛けが早くなれば漁夫の利的に伏兵馬にも3着を拾える可能性は出ると見ています。その点、有馬記念で大健闘の0.8差だったクレッシェンドラヴは雨で上がりがかかればチャンスでしょう。馬券的には7-9のワイド1点。


■阪神12R トップオブメジャー

 初ダートの前走のパフォーマンスは高いダート適性を感じさせるもので、当時の3着馬と12着馬がすでに次走で勝ち上がっていることからもレベルも一定以上。もともと芝で2勝しており脚抜きの良いダートも問題なく、この相手関係ならここも勝ち負けできそうです。


2021年4月3日土曜日

【4/3(土)予想】

■阪神4R ピエドラアギーラ

 デビュー戦の前走は小倉2000mにして前半1000mが64.4という超ドスロー。これでは逃げ馬に楽に勝たれるのも当たり前です。雨が降っても先週の六甲Sをクリスティが逃げ切ったように、阪神芝の内側はまだ生きている模様。人気が外の差し・追い込み馬に集まる様相なら、好位を取って押し切るシーンは十分に想定できるでしょう。


■阪神12R モダスオペランディ

 前走は勝ちパターンに持ち込んだところドスハーツの強襲に遭い2着。そのドスハーツが昇級初戦をまたも差し切ったことからも、相手が悪かったと言うしかないでしょう。ここは昇級組や前走入着馬が多く人気が割れるのは織り込み済みも、それにしても当時3着だったニュートンテソーロとの比較からしてもなんでこんなに人気がないのか不思議ですが…

2021年3月28日日曜日

【3/28(日)予想】

■中山11R レピアーウィット

 このコースで頼りになるのが石橋脩Jです。


 上記は今回マーチSに乗る騎手の近3年の中山ダート1800mでの成績です。勝率で2位、連対率・複勝率で3位。複勝回収率も92となかなかの成績ですが、これには理由があります。


 上記は同コースの成績を馬体重の階層別にソートしたものです。中山は暖かい時期の開催が少なく、やはりダートは大型馬が相対的に有利になります。対象期間の出走馬の馬体重の平均値は「482.2kg」でしたので、480kg以上のデータのみを抽出したのが下の図です。


 全データの複勝率平均23.8%に対し37.7%と非常に高い複勝率で複勝回収率も100%超え。平均人気を考えれば上位2人と互角と言っても良いくらいです。サトノティターンなどの例に漏れず、ビシバシ脩と言われるだけあって大型馬の御し方が上手い騎手と言えるでしょう。

 今回騎乗するレピアーウィットは約540kgの超がつく大型馬。他の馬を気にするところがあり、以前は外枠でスンナリ行けないと厳しかったのですが最近では内~中枠からでも先行してスムーズに進めるレースができるようになりました。気難しくアテにはできませんが、馬具を工夫し挑む今回はアメリカンシードを除けば何とかなりそうなメンバー構成で、2年前にはこのコースで2着に1.7秒差をつける大勝を見せた得意のコース。大物食いのチャンスです。


■中京11R トゥラヴェスーラ

 年に2度しかないスプリントG1。しかも最近はマイル路線からの参入も増え、混戦に拍車がかかっています。

 トゥラヴェスーラは前走シルクロードSの大敗でかなり人気を落としていますが、その前走は外枠からのスタートで前に壁を作れず馬がエキサイトしてしまったことが敗因で、芝1200mで0.6秒以上負けたのはこれが初めてでした。北九州記念、セントウルS、京阪杯といずれも6着ですが差は僅か(0.3~0.5差)で、2走前の淀短距離Sは1番枠からインで溜めを利かせ、直線では狭いところを割って快勝。外からナランフレグ、アンヴァルといった差し・追い込み勢が台頭する流れの中で道中4番手を進んで1.08.2という勝ち時計。時計だけを言えばモズスーパーフレアが33.7で逃げたシルクロードSの1.08.3を上回る好時計でした。

 もう一つ、ここで推したいポイントとしては調教過程です。ここに向けては1か月前から在厩調整を行っていますが、今回の追切はいずれも坂路で

 2週前「51.6-12.0」→1週前「53.0-12.1」→最終「54.0-12.1」

と2週前の時点でかなりやり込んでいます。実はこの過程は2走前の淀短距離Sとほぼ同じで当時も

 2週前「51.9-12.2」→1週前「54.1-12.1」→最終「53.0-12.2」

という過程を踏んで勝っています。

 今の中京はイン差しが効くものの、3~4コーナーの内側の痛みが目立つため逃げ馬には厳しいコンディションと言えます。かといって差すとなるとグランアレグリア、シヴァージくらいのレベルでないと厳しく、2列目でレースのできる馬の比較で言えば、ラウダシオン、ライトンキューといったメンツに割って入るだけの力は秘めていると見ます。

2021年3月27日土曜日

【3/27(土)予想】

■中山5R ビーマイベイビー

 前走の朱竹賞は上り上位の馬が軒並み上位に名を連ねる差し決着。それを道中2~3番手で進み0.5差の7着に粘った内容は評価できます。同じような位置にいたマイネルジェロディ(9着)は次走小倉で勝ち上がり。このレースの先行勢には現級なら一定の評価ができるでしょう。松山Jへの乗り替わりでかなりの人気模様ですが、ここは崩れないと見ます。


■中山9R タガノプレトリア

 最内枠でドン詰まりの前走は参考外。久しぶりの1200m戦で置かれる懸念はありますが、芝スタートの大外枠というありがたい枠を引きました。むしろこの距離でテンが流れた方が流れは向きやすく、中団外目をスムーズに運べればチャンスもあるでしょう。手替わりもプラス。

2021年3月21日日曜日

【3/21(日)予想】

■中京9R メイクアンシー

 芝の稍重以下なら②①③⑤着と崩れていない馬。特に昨年6月の八丈島特別(不良)では連続開催の東京で荒れた内の後方を進み、直線でも最後まで内から伸びて3着でした。この時外から差し切ったのが今年の東京新聞杯を制したカラテで、2着のセイウンヴィーナスはその後連勝で準OPへ。4着メリディアンローグ、7着ショーヒデキラも既に勝ち上がっており、力のいる馬場なら現級上位クラスと言えるでしょう。


■中京10R ゲンパチミーティア

 ここ3戦はダートを使われましたがもともと芝でデビューし③③着。一押し足りないところをダート替わりで補って勝ち上がったことからも、前に行けないと持ち味の出ない馬です。前走はスタートのタイミングが合わず両隣も速かったため位置を下げる形に。それでも最後まで脚は使えており、クラスの目途はつく内容だったと思います。ここは手ごろな頭数でもあり、距離延長でスンナリ前につけられれば押し切り濃厚でしょう。


■中山11R アサマノイタズラ

 前走の水仙賞では人気を裏切りましたが、開幕週にして前半1000mが65秒というスローペースを引っ張り通しで中団追走していてはそもそも厳しかったうえ、終始インを進んでいたところ3コーナーで後続が押し寄せ囲まれて出すところがなく、直線でも前が開かずまともに追えたのは最後の数10メートル(ムチ1発)という体たらく。開幕週で内に馬が密集するのは当たり前ですし、3歳戦では挙行の少ない2000m超レースということで入りが慎重になることも読めるわけですし、展開云々以上に嶋田Jの危機管理意識があまりにもなさ過ぎたが故の敗戦だと自分は思っています(積極的に出すデムーロJ・横山武Jのワンツーというのも納得です)。

 ここで考えたいのは、この敗戦を経てもなお継続騎乗となった嶋田Jがどのように捌いてくるか?という点です。

 事実、デビュー戦では出していって最後にキレ負けし3着となっており(2着だったボーデンから0.7差)、溜めていきたいというのはヤマヤマでしょう。かといって前走のように前が塞がるのも怖いですが、前回は2回開催の開幕週で今回は4週目。大雨の中の開催後のAコース最終週ということでかなり馬群はばらけると思われます。そこを理解して我慢して内を捌けるかどうか。詰まるのを恐れて外に持ち出してしまっては、この多頭数でこの馬場ですからかなりのロスが想定されます。

 なので、今回は馬に対してというよりは騎手に対しての期待という部分が大きいです。普段はノールックで切るレベルなのですが、こと継続騎乗しているこの馬に関しては、肝の据わった騎乗ができるだろうと踏んでいます。ディズニーでJKナンパできるくらいのタマがあるならこのくらい余裕だろ。

2021年3月20日土曜日

【3/20(土・祝)予想】

■中山4R タイセイコマンド

 前走の未勝利戦(16頭立て5着)はその前走で2着だった馬が3頭、3着が4頭、4着が3頭と実に10頭が入着していたハイレベルなメンバーで、差し馬が台頭する流れで3番手から0.3差5着は十分に評価できるものです。同じ位置にいて6着だったアイリッシュムーンは次走で未勝利卒業、この馬も順番でしょう。


■中京9R ホープホワイト


 左回り芝1400mでは重馬場だった十日町特別を除き崩れずに走れており、得意条件に戻って最内を通れる今回は激走のチャンスと見ます。

2021年3月14日日曜日

【3/14(日)予想】

■中京11R グローリーヴェイズ

 今年の初戦。前走のJCでは3強に0.3差と肉薄しての5着と大健闘を見せましたが、最後の最後に差してきたデアリングタクトは当時53kg。今回は斤量差が4kg→2kgに縮まるわけで、当時のパフォーマンスを思えばデアリングタクトが大阪杯を見据えた作りであるなら互角以上の走りができると見ています。妙味は単。


■阪神11R ラストリージョ

 短めの距離適性を持つ馬が台頭するのがこのレースで、すなわち本番とはあまり繋がらない舞台とも言えます。過去10年の3着以内馬のその後の戦績(下図)を見れば明らかで、マイル以上は(11,11,5,154)でありOP以上で勝ち星を挙げたのは僅かに4頭(メイショウマンボ、クイーンズリング、アイムユアーズ、レーヌミノル)というレアケースの域になってしまいます。


 一方、前走の距離という観点で考えれば「前走から距離短縮組」が明らかに優位です。過去10年の出走馬のデータでは

 距離延長(前走1200m以下):(0,0,0,33)
 同距離(前走1400m)   :(4,3,4,54)単回87/複回64
 距離短縮(前走1500m以上):(7,6,6,52)単回80/複回153

 となっています。成績もさることながら回収率が優秀なのは「前走1600m以上で負けて人気を落としている馬」が好走するからで、昨年12番人気3着のナイントゥファイブ、2014年13番人気2着のニホンピロアンバーなど「1200~1400mで勝ち上がり、前走はマイルで着を落とした」馬が高配当の使者となるケースがままあります。

 ただし、実際この理屈を当てはめればヨカヨカもオパールムーンも該当するわけで、今回のメンバーでこれを以て絞り込むのは難しいです。なので「可能性のある中では一番人気がないであろう」という意味で、今回はラストリージョを推奨します。

 これはどちらかというと鞍上で買う動機のほうが大きく、過去3度コンビを組んだ柴田大Jがブルーバードに騎乗するため今回藤井Jに手替わりとなるわけですが、藤井Jはとにかく「芝1400、1800mで高配当を演出」する機会が多いです。


 上記は日本でのデビュー(2019年3月)以降の芝での全成績を距離別にとったもので、母数の少ない2400m戦を除けば1400m、1800mだけ突出して成績が高いことが伺えます。こういうのは一撃の高配当で跳ね上がることも多いのですが、実際の穴馬での好走例として

 2019.8.11 小倉4R(3歳未勝利)芝18 エバークリア 12番人気3着(複19.7倍)
 2020.3.20 中山11R(フラワーC)芝18 アブレイズ 12番人気1着(単79.3倍)
 2020.4.18 阪神9R(蓬莱峡特別)芝18 スズカフューラー 12番人気1着(単276.2倍)
 2020.7.11 阪神2R(3歳未勝利)芝18 ブライトアイズ 15番人気3着(複41.2倍)
 2020.7.19 阪神2R(2歳未勝利)芝14 エイシンヒテン 12番人気2着(複21.1倍)
 2020.10.11 京都2R(2歳牝新馬)芝14 オプティミスモ 12番人気1着(単97.1倍)
 2020.12.27 阪神6R(2歳新馬)芝14 フォーエバーカヨ 16番人気3着(複33.1倍)

 と定期的に穴馬を持ってきていることがわかります。手替わりというだけでもプラス評価したいところ、この距離条件で人気薄に乗せたら怖い藤井Jということで、混戦メンバーならここから入ってみても面白いのでは、という結論です。


■中山11R スマイルアモーレ

 昨日の雨が多少は残り、1月開催のような上りのかかる展開になれば面白い馬です。前々走の朱竹賞(芝1200m)ではスタートで置かれながらも上りのかかる展開を利して0.2差4着まで押し上げてきました。距離がもう少しあれば…と思わせる内容で、血統的にもギリギリとは見られますが桜花賞最後のトライアルということで展開が速くなれば最後に突っ込んでくるのはこの馬の可能性も無きにしも非ず。

マミリアス、ダートで初入着。広がる期待と選択肢


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が14日(日)の中山3R・3歳未勝利(ダート1800m)に出走し、5着となりました。

 初ダートの前走(7着)から中1週での参戦は少し意外でしたが、昨日の雨で馬場が軽くなったことを考えれば結果としては良い選択だったと思います。今回は3kg減となる原優介Jを起用し、前進を期しての一戦でした。

 スタートでやや遅れるのはいつも通りで、促して前へ。パサパサの良馬場でスンナリ番手につけた前走と違い先団は5~6頭がひしめく争いになり、2列目からのレースとなりました。3角で先行勢から何頭か脱落する馬が出る中でもマミリアスは手ごたえよくこれらを交わし、直線では内目に進路を取りましたがそこからの伸びが一息でした。しかしながらバテることなく脚を使い続け、道中まくり加減に進出したスマートリンを最後は差し返しての5着。デビュー4戦目で初の入着を果たしました。


 従前から言われている通り、本来であれば芝の1400~1600mあたりを使いたいクチ。新馬戦6着以降、優先権のない現状では希望の番組に出すことが叶わずダートへ矛先を向けてきましたがここで結果を出したことで次は希望する番組に出られる可能性が高くなりました。一息入れて東京戦を志向するにも丁度いいタイミングですし、状態によっては来月の中山で芝1600mの番組を狙い撃ちする方向もありでしょうか。いずれにせよ、優先権を取れたことで次走の選択肢がさらに広がったことは言うまでもありません。

 明らかに距離が長かった2戦目の2000m戦を除けば、好位に取り付く脚があっても直線の伸びがいまいち…というレースが続いており、段々戦法もわかってきたところ。その一方で、ここ2戦は特にG前でしぶとく盛り返す粘りも見せており、やはり現状では逃げ~先行勢の1列目あたりでレースをして持ち味を生かすのが良さそうです。


 前を行く馬に離されてしまった今回、パサパサのダートで末を失くした前回のレースぶりを踏まえますと、正直この条件で勝ち上がれるかどうかというのは微妙なところです。とはいえ、中山だと芝は優先権がないと2000m以上でないと出られず、ダートは1200mか1800mの二択という難しい状況の中ではここしかなかったというのが事実で、それで権利を獲って帰ってきてくれるのですから本当によく頑張っています。これで次への調整はしやすくなりましたから、あとは狙いを定めて仕留めるのみです。


 今日は本当によく走ってくれました。まずは無事に帰ってきてくれますように願っています。

2021年3月13日土曜日

【3/13(土)予想】

■中京8R サトノソレイユ

 初ダートの前走はスタートで躓いて後方から。前に行けないと持ち味の出ない馬で惨敗も有りえましたが、流し気味の直線でもしっかり足を伸ばし8着まで押し上げました。他馬の後ろで砂を被っても問題なく、芝実績ある馬で脚抜きの良いダートも問題なし。スタートさえ無難に決まれば巻き返し必至でしょう。


■阪神11R アディラート

 この馬の全6勝はワンターン(コーナー2回)のコースで挙げたもの。前走は不向きなコーナー4回に加え59kgという斤量のせいも有り着を落としましたが、除外続きとはいえ今回適条件に使えたのは大きく、外に馬を置くと駄目なこの馬にとって久々の2桁馬番というのも有り難いです。OP級で抜けていると言えるまでの存在は見当たらず、ここなら巻き返しの目があっても。


■中山11R サトノダムゼル

 1800mでは(4,2,0,0)とパーフェクト。中山でもディセンバーS2着含め(1,1,0,0)でコース替わりは問題有りません。前走の愛知杯は先行勢壊滅の流れの中4番手で運び0.9差7着。このとき逃げて1.3差10着だったディアンドルは次走の小倉大賞典で3着と好走したことからも、このレースの先行勢がいかにタフな流れだったかがわかります。

 さらに言うと、レース間隔が空いたほうが好走できる馬で中3週以下だと(1,0,0,3)なのに対し中8週以上なら(3,2,0,0)(新馬戦含む、中4〜7週は経験無し)。今回は中7週と間隔をとられての参戦で、好走できる方のローテに当てはまると考えます。

2021年3月7日日曜日

【3/7(日)予想】

■小倉9R テイエムクイーン

 小倉ダート1700mは道中下り坂を走るのでそれなりの追走スピードが求められる点で、1400mなどの好走歴がある馬が走りやすい舞台と言えます。テイエムクイーンはここ2戦ダート1400mで⑤⑤着、特に前走は4角2桁番手から唯一掲示板を確保と地力を見せています。

 とはいえアンジェリーブルなど現級複数好走歴のある馬もそろっており好戦模様。ここで切り札となるのが-4kgの新人・永島まなみJです。初騎乗となった昨日の小倉2Rでは4角で沈みかけたフェイトリッパーを4着に持ってくる好騎乗。仕掛けを焦らず粘り強く追えるのは大きなセールスポイントで、流石は永島太郎の娘。上りのかかる小倉ダートにはまさにこのような乗り方ができる騎手が適しています。ご祝儀期待込みでかなり人気していますが、ここはこの馬にとっても決めるチャンスです。


■中山11R ワンデイモア

 初勝利の未勝利戦は小頭数の完全前残りの展開を後方2番手からの差しきり。続く1勝クラス戦は前がつぶれるハイペースを4角から積極的にまくって後続を完封と、異なるレースパフォーマンスで2連勝を挙げている粋な馬。本来距離はもっとあった方が良いでしょうし完成度という意味ではまだまだこれからですが、ダノンザキッドを除けば混戦模様のメンバー構成で権利取りという観点からは十分にやれるポテンシャルはあると見ています。


■小倉12R ドルチェリア

 良馬場(2,1,3,13)に対し稍重以下(0,4,4,1)と、勝ちきれこそしないものの渋った馬場のほうがよく走る馬です。現級ではすでにロードレガリス、トップウィナーなどOP級と好戦した実績があり、当地3戦目で良馬場だった前走よりも前進が見込めそうです。

2021年3月6日土曜日

【3/6(土)予想】

■中山6R ファユエン

 道中置いて行かれるところがある馬で、ここまで2戦いずれもワンターンの東京16、18とこの馬にとっては不向きな流れになるコースでした。それでもいずれも4着としており、特に前走は4角で後方2番手にまで下げたうえ直線で前が塞がるシーンがありまともに追えたのは残り150mほどでありながら鋭く伸びて0.6差まで追い上げています。

 このレースは牝馬限定戦でしたが、前走で掲示板に載った馬が9頭いたメンバー構成で必ずしもレベルが低いとは言えず、今回も16頭中13頭が牝馬という「実質限定戦」。人気どころと比較しても臨戦過程は見劣りせず、十分に頭を争える存在と見ています。


■中山12R ダイワドノヴァン

 ダート(3,2,2,14)のうち中山18で(3,1,2,9)というコテコテのコース巧者。去勢明け初戦で馬体が戻っているかが鍵ですが、この舞台ならいきなりやれても。

2021年2月28日日曜日

【2/28(日)予想】

■中山10R ルーチェソラーレ

 デビュー戦を含め中7週以上では(3,1,1,1)、それ以下の間隔では(0,0,0,9)と久々を苦にしないタイプ。今回は約7か月ぶりのレースですがこのような半年以上の長欠明けも(1,1,0,0)と問題ありません。間隔開いて唯一敗れた2走前(越後S・13着)は全く走れていない左回りなうえ位置も取れなかったレースで度外視できます。外目の枠を引けスンナリ先行できそうなうえ時計のかかる今の中山なら前につけてそのまま…というシーンは十分に考えられそうです。


■阪神11R メイケイダイハード

 馬柱には大きな数字が並ぶものの、阪神コースでは崩れずに走っています。阪神(3,0,1,6)のうち0.6秒以上負けたのは2回のみで、一昨年のリゲルS(0.8差10着)は先行馬総崩れのズブズブの流れを3番手で前受けしたもの、3走前のマイルCS(1.0差11着)はメンバーを思えばむしろ健闘した部類で、いずれも情状酌量の余地ある敗戦でした。

 前走の洛陽S(0.3差6着)は芝マイルのOPで前半3Fが37.6というあり得ないほどのスローペースで、3角時点での位置取りがほぼそのまま入線順になる特殊なレースでした。レースの上り33.0に対しこの馬も32.8と脚を使っており、展開不利の一言に尽きるでしょう。

 今回はレシステンシア、ダノンファンタジーはもとより、ここの結果次第で高松宮記念参戦を検討する予定のインディチャンプと前がかりのスピードタイプが有力馬に多いうえ、カツジやロードアクアなど近走前目で結果を残した馬もおり前半は流れると見ています。今の阪神は時計が出る反面差しが決まりやすく、昨日の10,12Rはいずれもシンガリ一気の決着。番手を主張したい馬が内に殺到すれば直線で形勢逆転というシーンも想像でき、最内からどのように運ぶかが鍵ですがこの馬にも十分にチャンスがあるとみて期待します。


■小倉12R ニシノゲンセキ

 出していくと末が甘くなる馬で、2走前(二本松特別0.3差6着)のように控えた方が良さそうです。前走(東京・1勝クラス1.3差12着)も控えて進めましたが、左回りだと右ムチを入れた時に内に刺さるようでまともに追えていませんでした。もともと転出前には中山の1勝クラスで0.3差4着(トミケンボハテルとタイム差なし)していたようにこのクラスの目途はついており、右回りに戻ったうえ外差しが進む今の小倉も味方しそうで上位台頭の期待は十分に持てそうです。

2021年2月27日土曜日

マミリアス初ダートは7着、収穫の大きい1戦


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が土曜中山3Rの3歳未勝利戦(ダ1800m)に出走し、7着となりました。

 馬体は474kgで変わらず、久々の分パドックでは気持ちの面では少しのんびりした印象でしたが馬体はできており、調教での好調ぶりを裏付ける見栄えでした。レースは二の足でハナに立つもスーパービームに競りかけられ引いて2番手を追走。ただ3角からは勝ったトーセンエディに早めに来られる苦しい展開となり、直線ではお釣りがなくなってしまいました。ただそれでも7着に残したあたりは、メンバーレベルの問題もありますが一定のダート適性を示してくれたと見て良さそうです。

 レース後丸山騎手は「スタートが良かったので出そうとしたが競られてしまったのが痛かった」というコメント。戦前はじっくり構える戦法を示唆していただけに、想定以上にスタートが良かったがゆえのBプランという運びでしょうか。あのまま砂をかぶらずにマイペースで運べていたらまた結果も違ったかもしれませんし、同条件の2Rが前半通過66.2秒だったのに対しこのレースは63.7秒。クラスと距離を考えれば早めに来られたのも痛かったでしょう。

 根本師も「ダートでも大丈夫」という手応えを掴んでくれたようで、レース選択の幅が広がる内容であったことは間違いないでしょう。出走状況を見ながらではありますが在厩で続戦を目指す方針とのことで、1400〜1600mか、これらの距離の適性が生きる1700m戦などが候補になってくるでしょうか。いずれにしても、ダートが選択肢に入ることでローテーションの自由度が高まり、コンディションの良さを実戦に活かすチャンスが増えたことはありがたく、あとは引き続いての成長でもう一息、優先権を取れる走りを見せてくれたらと願っています。

 まずはお疲れさまでした。次もどうか無事で走れますように。

【2/27(土)予想】

■阪神12R ルプリュフォール

 前走は初の1800mで、行く気に任せた騎乗をしたところ掛かり気味にハナ切って前半1000m57.0の暴走。参考外と考えてよさそうです。

 距離を戻して武豊Jが駆る今回はまともなレースができそうで、人気は必至ですが信頼できる軸馬でしょう。

マミリアス3戦目は初ダート、禍転じて福となれ


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡3、美浦・根本厩舎)が土曜中山の4R、3歳未勝利戦(ダ1800m)でデビュー3戦目に挑みます。

 当初は芝1600mの番組を目標としていましたが登録馬殺到につき投票見送り、今週の番組も3頭以上の回避がないと非抽選除外という状況で、馬の状態が良いことからやむを得ずダート戦に回る格好となりました。

 陣営の想定よりも登録馬が多かったこと自体は読みが甘かったという誹りも免れませんが、背景には折からの中央登録馬の増加に加えてスケジュールの都合上昨年より開催が1日少なかったため未勝利戦の供給数が減ったことから、昨年までの見立てよりも出走要件がよりタイトになっている現実があります。特に芝マイルはもとより需要が供給を大きく上回っており、8月の新潟開催までフルゲートの混雑が続く状況ですから、今後も権利を取れない限りは出走は難しいと考えた方が良さそうです。

 調教でもダートの走りは及第点というジャッジ、そして何より先週のサンバサウジダービーでリオンディーズ産駒のピンクカメハメハが勝利したことで、その適性が再評価されている最中での初ダート。二の足の良さはこれまでの2戦で証明済みですから、流れに乗ることができればいい線行くのでは?と秘かに期待しています。

 鞍上は根本厩舎のエース・丸山J。有力馬も数頭いますがここは強気に掲示板を狙う走りを期待したいですし、これが良いきっかけになってくれたらと願う次第。そして何より人馬無事に帰ってきてくれることをテレビの向こうから祈っています。

2021年2月21日日曜日

パラスアテナ、アメジストSは3着。現級突破を意識できる段階に


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が日曜東京10RのアメジストS(4歳上3勝C、芝2000m)に武豊J騎乗で出走。単勝3.0倍の2番人気の支持を受けましたが、3着という結果になっています。

 今日は前回減らした馬体を戻し、448kg(+10kg)での出走。パドックではいつも通り外目をキビキビと歩き、状態の良さを感じられました。課題のスタートも無難にこなし道中は中団後ろを追走。しかし道中で前後の馬群が大きく離れ、4角の時点で前とは10馬身ほどの差がついてしまいました。勝ったスパイラルダイブが後方追走から馬場の3分どころを伸びたのに対し、パラスアテナは大外を回すロスもあり最後まで前を捉えられませんでした。

 追走の具合から、1番人気のヘイルメリーをマークして進んでプラン通りに捉えたのでしょうが、その内を伸びてくる馬がいたことは想定外だったのでしょう。しかしながらヘイルメリーはこのようなハイペースは未経験で、最後にはお釣りがなくなってしまったような止まり方。一方でスパイラルダイブは人気を落としていたものの現級では連続好走の実績もあり、ここで勝ってもおかしくない馬ではありました。人気上位以外にも警戒すべき馬が多いと踏んでいましたが、足元をすくわれました。

 とはいえ、絶対的な展開不利に加えて実質トップハンデの55kgを背負って0.2差3着まで追い上げるのですから、現級で安定勢力であることには確信を持つことができたレースでもありました。高いレベルで戦績を安定させることができるのも、ひとえに陣営はじめ関係者の毎回の努力あってのこと。心から感謝を申し上げます。

 次は中山で適鞍を探しに行くことになりますが、坂上からの一脚が使えるタイプですからコース条件としては好転すると見ています。次は「決める」ことを意識して観ることができそうで、楽しみがまた一つ広がる一戦となりました。

 先ずはお疲れ様でした。帰ってくるまでがレースですので、どうか無事に。

【2/21(日)予想】

■東京11R エアスピネル

 元々は距離延長で流れが向きそうなタイムフライヤーを本命にする予定だったのですが無念の回避。逆にこの馬は距離短縮で持ち味が出ると見て抜擢です。元々芝でもG1まであと一歩、という馬でもうひと押しに欠ける部分がありダートに転じたところプロキオンSでいきなりの2着と結果を出してくれました。

 しかしながら連続好走ができないタイプで、続戦したエルムSは7着。立て直して挑んだ武蔵野Sは3着と再び好走するもチャンピオンズCでは7着まで。しかしいずれも勝ちに行ったところを後方待機勢に差されたというレースで、強さを見せる内容となっています。好走した両重賞で戦ってきたサンライズノヴァ、ソリストサンダーいずれも今回人気ですが、今回走り頃なのはむしろこの馬と見て抜擢です。

パラスアテナ、アメジストSへ出走。相手は強いが自分の走りを

 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が21(日)の東京10R・アメジストS(4歳上3勝C、芝2000m)に出走、OP入りを目指す戦いに挑みます。

 鞍上には3戦ぶりに武豊Jを迎え、前走の寿S(4着)から短期放牧を挟み再立ち上げ後も仕上がり順調と来ています。ハンデは引き続き55kgでトップハンデがダイワダグラスの56kgなので「隠れトップハンデ」ですが、他の自己条件馬とは賞金も違うので仕方のないところでしょう。

 今回壁となるのが相手関係です。

 デビューから3連勝中のヘイルメリーが鞍上にルメールJを配したかと思えば、神戸新聞杯5着のターキッシュパレスも横山典Jに乗り替わり。2走前に好メンバーの2勝クラスを制したシルヴェリオも力はありますし、現級で小差の好走実績ある馬も他多数。この条件ではかなりメンバーが揃った方だと思われます。

 その中で55kgを背負い伍していくことは決して簡単ではないですが、他の人気2頭が内枠に入ったのに対しこちらは中枠で自在なレース運びができそうな点はプラスが見込め、自分の力を出し切れば十分に見せ場を作ってくれるでしょう。ここ2戦はスタートがなかなか決まらず後手を踏むレースが続いていますが、うまく立ち回れる武豊Jならリカバーできそうという期待も込めて応援したいところです。

 とにかく、デビューから②④①①④②④④着と堅実に駆けてくれる孝行娘。今日も無事に、そして自分の走りで上位を脅かす、あわよくば頭を取り切るレースを期待します。

2021年2月20日土曜日

【2/20(土)予想】

■小倉11R モイ

 前走は3角から勝ち馬に蓋をされる格好で追い出しが遅れ、掲示板確保がやっと。もともと現級では昇級初戦で0.4差のレースをしており、小頭数で混戦のメンバーなら決めきるまであるでしょう。


■阪神11R アフランシール

 1400mは(3,0,1,3)、着外の3回も④④⑤着ととにかくよく走る馬で前走のオーロCも本命にしたのですが、最内枠が仇となりチグハグな競馬に。それでも最後は外から足を伸ばして⑩着とはいえ0.5差まで追い上げており、勝ったスマイルカナが次走ターコイズSを、6着のケイデンスコールが次走京都金杯を制するなど、一概に低レベルとは言えないメンバーだったことを思えば健闘の部類でしょう。牡馬混合戦の52kgから牝馬限定戦の54kgなら実質的に斤量も据え置きで、このメンバーなら足りると見て再度狙います。

2021年2月14日日曜日

【2/14(日)予想】

■阪神10R クリノフラッシュ

 ダート転向後、良馬場(2,1,0,2)に対しそれ以外では(0,0,0,6)。前走・3走前は稍重・重で2走前(良馬場)は4角5番手以内で唯一掲示板に残す中身のあるレース。逃げ候補のリネンファッションは2走前に番手で勝っておりハナに行くこと自体は問題なさそう。あとは競られずに運べれば、頭まで期待できそうです。


■東京11R カイザーノヴァ

 1200mで2勝。前向き過ぎる気性のせいで短距離しか使えなかったですが、テンに置かれるところがあるので本来であればもう少し長い距離のほうが良いはずです。2走前のデイリー杯は好スタートからそのまま前で運んでしまい失速。前走の朝日杯は一転最後方付近から運び33.5の脚を使い8着まで押し上げており、やはり溜めるレースが合っている模様。東京1800mコースは形状的にテンが流れやすいのも好都合で、離され過ぎずに運べればここなら通用級の力はあると見ます。

2021年2月13日土曜日

【2/13(土)予想】

■東京9R ルタンブル

 この馬は連続好走できないタイプで、直近10戦の成績にそれが顕著に表れています。


 タイム差を見れば解りやすいでしょうか。特にここ2戦は連続3着で好走しているように見えますが、前々走が前半65秒近いかなりのスローペースにかかわらず0.4差3着に好走したかと思えば、前走はそれよりペースが流れたにも関わらず0.9差3着とパフォーマンスを下げています。となれば今回は走る番。アイアンバローズ、ハーツイストワールは強いですが3着ならあっても。


■東京10R レジーナドーロ

 いつも外を回してあと一歩足りず…というレースが続いていますが今回は最内枠でハンデも53kg。捌けさえすれば抜け出す脚力はあるので、多頭数戦で直線馬群が横に広がるここは枠の利を生かして圏内食い込みを期待します。


■東京11R メインターゲット

 クイーンCは16~19年にかけて父ないしは母父クロフネという馬が2度のワンツーフィニッシュを含め必ず3着以内に入っていました(20年は該当馬なし)。2月はまだ野芝が弱く、馬格に劣る牝馬においては純粋なスピードよりもパワー込みのバランスが求められるということでしょうか。

 ラストクロップとなる今年も、残念ながらクロフネを父ないしは母父に持つ馬はいませんが、同じヴァイスリージェント系のシルバーデピュティ(父デピュティミニスター)を母父に持つのがメインターゲット。成績からダート馬と見られているようですが、デビュー戦はフェアリーS3着のベッラノーヴァから0.5差の3着、前走のクロッカスSは開幕週の内有利馬場で進路を失くす不利。それでも京王杯2歳S4着のストライプから0.4差の4着と好戦しており、人気どころが外を回す展開になれば好位からの粘り込みは十二分にあると見ます。


■東京12R ストームガスト

 正直、買い時は前走だったという気もするのですが、先行勢がほぼ総崩れだった3走前の同舞台でサンダーブリッツから0.3差の5着。すでにこのクラスの目途は立っており、前走から1Fの延長でスンナリと行ければ再度の好走期待です。

2021年2月7日日曜日

【2/7(日)予想】

■東京10R トラストロン

 急仕上げだった前走でも0.4差7着と自分の走りができました。ひと叩きしての上昇は確実でしょう。人気どころではグレートウォリアーは1F長そうな印象で、サンダーブリッツは渾身のポツンがどこまで届くか?という点が気がかりで、上位に食い込む余地は十分にありそうです。


■東京11R シャドウディーヴァ

 メンバーを考えれば人気するのも仕方ないところですが、やはり左回りは確実に走ります。2走前の府中牝馬S2着も、勝たれたのがサラキアというのを思えばよく走った方でしょう。前走のエリザベス女王杯も苦手の右回りながら0.7差8着と健闘しており地力強化は明らかで、上位人気勢の中でも不安の少ない同馬を中心に据えたいです。


■東京12R モリトユウブ

 良績は秋冬の東京に集中しており、前走の中山戦は度外視できます。特に2走前の2着は後方待機勢が掲示板を占める中唯一先行勢で残した価値あるもので、似たような位置にいた7着のプロヴィデンスは次走即勝ち上がっています。コース得意の馬も多く勝ち切れるまでは微妙ですが、複勝圏内なら。

2021年2月6日土曜日

【2/6(土)予想】

■小倉2R プレジャジンク

 2走前の京都戦は外伸び展開を先行して踏ん張り2着。前走の福島では追い出されたタイミングで前を走る馬が外に張り、外からも蓋をされ進路を失くしてしまいました。入線後も余力十分という感じで脚を余した格好につき、1200m続戦ならここは勝ち負けでしょう。但しここ2戦は外枠を引けた分位置取りに苦労しなかったとも言え、5枠10番という微妙な枠だとエピファネイア産駒の気難しさが顔をのぞかせる懸念もあり…ピンかパーというタイプの可能性もあります。


■東京9R ルージュアドラブル

 新馬戦では発馬一息も気合をつけられるとスッと中団に取り付き、直線ではノーステッキで後続を突き放す快勝。負かした馬の次走着順は散々たるものですが、スローの位置取り合戦の中で一気の外差しを決めたこの馬の素質は一枚上手と見ます。母は重賞2勝のココロノアイ。マックスビューティの牝系を継ぐ貴重な存在として、クラシックにつながる走りを期待します。


■中京11R マグナレガーロ

 重賞ではもう一つでしたが、G1級のメンバーがそろった昨年の平安S6着の実績からもOP特別なら通用の力はあるはずです。続けて使えない馬で今回も3か月ぶりの実戦ですが、昨年暮れに帰厩ののち時計を9本もマークするなど十分すぎる乗り込みで態勢は整ったと見ます。


■小倉12R イプシランテ

 前走は外伸びコンディションのダートにあって逃げての3着。負けて強しの内容で、テンにスピードが求められる小倉1700への距離延長も問題ないでしょう。使われながら体が増えており、前走時点で534kgあった馬体をキープできているかが鍵でしょう。

2021年1月31日日曜日

【1/31(日)予想】

■小倉10R ディヴィナシオン

 ようやく自己条件に出てきてくれました。ここ3戦の内容から現級では力量上位で、ローカルの力関係でこの頭数なら問題ないでしょう。


■小倉11R ニシノドレッシー

 小倉1200mでは②①②⑥着。敗けても着外のレース含め0.1差以内で走っておりとにかくよく走ります。先週芝の消耗が進み、適度に上りがかかるようになった今のコンディションも向きそうです。


■中京11R ラウダシオン

 左回りは(2,2,0,0)。距離1200mは忙しい気もしますが、例年の京都と違い中京は坂もあり、1200mに最適化された純粋なスプリンターでは厳しいコースと言えます。その点長めの距離に適性あるこの馬にとっては適鞍で、(友人の出資馬であるという)義理を差し引いても評価したい馬です。


■東京11R スマートダンディー

 某競馬予想番組で大注目されていたこの馬。そっとしておいてほしかったのですが…w

 12~2月の厳寒期に限れば(3,2,0,0)と完璧な成績。8勝すべてがダ1400mと距離条件も文句はありません。加えて凍結防止剤が撒かれた今週のダートは見た目以上にパワーが必要で、追える内田Jが手綱を取る点もプラスで評価したいです。


■小倉12R サンティーニ

 前走はアメリカンシードをまともに負かしに行ってのもので参考外。メイショウカズサ、ウインフォルティスなど上位条件でも好走している馬と戦ってきており、巻き返しは必至と見ます。

2021年1月30日土曜日

【1/30(土)予想】

■小倉11R ラミエル

 昨日エヴァもやってたことだし(白目

 休み明けの前走は絞り切れずの敗戦。陣営も今回は絞れて出せるとのことで、見直し必至でしょう。


■東京11R ブレステイキング

 1か月半の在厩調整でここ目標。昨年は使いたいところに使えなかったことから、今回は賞金加算が目標とのことでルメールJを配し勝負懸かり一戦。


■東京12R ダイワクンナナ

 コース追いでしっかり負荷をかけられ、最終追いはアカイトリノムスメと併入。立て直しなったと判断できます。能力全開の舞台、乗れている田辺Jなら。

2021年1月24日日曜日

【1/24(日)予想】

■中山4R メイクアンシー

 中山ダート1200mは③⑮③⑤着と安定。唯一掲示板を外したのは半年ぶりのレースで、順調に使われているタイミングでは抜群の安定感です。芝の重・不良は(1,0,1,0)で、凍結防止剤がまかれタフなコンディションになることが予想されるダートなら出番でしょう。相手をミッキーチャイルド、ファインダッシュに絞りワイドで勝負。


■中京5R マリーナ

 1600mでは「出していって末が甘くなる」か「ギリギリまで溜めて差し届かず」の二択で、いつ距離短縮するかと待ちわびていました。馬場不問のキズナ産駒なら心配なし。単勝勝負です。


■中山11R サンアップルトン

 小回り向きと見ていただけに前走のアルゼンチン共和国杯3着は上出来の内容でした。有馬記念をも見据えての在厩調整で間隔があいても馬体はキッチリできていますし、現状の4歳勢の力量を考えればライバルは古馬勢、ここなら十分に通用すると見ます。

2021年1月23日土曜日

【1/23(土)予想】

■小倉11R サトノゲイル

 足抜きの良い馬場のほうが着を上げられるタイプで、今回距離延長となり追走楽+小倉の重馬場で前崩れとなれば食い込む余地ありと見ます。


■中山12R トウカイオルデン(絞れれば)

 体重の増減が激しく、2桁増から減らした時のレースではいずれも着を上げています。前走は中6週で+14kg。今回は1週前に坂路で強めに追われ51秒台をマークするなど調教負荷も十分で、型通りに絞れて4走前だけ走れれば通用級です。複で手広く。

2021年1月17日日曜日

【1/17(日)予想】

■小倉9R スターライトキス

 行ったもの勝ちの今の小倉にあって唯一の前走新潟芝1000mローテ。行きそうなコミカライズが大外になり、ここは行き切れる構成と見ました。


■中山10R スナークライデン

 出走16頭のうち実に14頭が前走で3角9番手以内と前から行きたい馬ばかり。大外枠を引けたここは最後に足を伸ばすこの馬の出番と見ます。


■中京11R バレリオ

 ちょっと55kgは背負わされ過ぎ感もありますが…折り合い難しく連続好走できないタイプの馬で前走凡走+距離短縮の今回は走り時と見ています。


■中山11R ラカン

 陣営の語る通り現状では右回りのほうが良いタイプ。右回りを走った2戦はいずれも上り最速の末脚を使えているように、この舞台は向いています。1勝クラス以上の経験馬が3頭しかいない今年のメンバー構成なら足りるでしょうし、外差しの決まる今の中山ならキズナ産駒で良いでしょう。

2021年1月16日土曜日

【1/16(土)予想】

■小倉2R サウンドクラウン

 デビュー戦(1.9差8着)は断然前残り+勝ったオールアットワンスは次走カンナS勝ちで相手が悪かったですし、前走はダートで参考外。2走前の0.3差8着の分だけ走れば小倉なら追い込み届くとみて。


■小倉7R スリーマグナム

 上りのかかる昨秋の福島で芝1200m戦を④②と好戦。ごちゃつかない大外枠で外目をスムーズに運べたら。


■小倉10R ラキ

 洋芝巧者で叩かれた方が良いタイプ。しまいは確実に脚を使えるので置かれなければ。


■中京11R ディアンドル

 前走も同型がいる中で0.6差6着と踏ん張りました。内が活きる今の中京で好枠引いたここは粘り込みあっても驚けません。

2021年1月11日月曜日

パラスアテナ2021年初戦は4着、改めて示した素質の高さ


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が月曜中京10Rの寿S(4歳上3勝クラス、芝2000m)に出走。単勝2.6倍の1番人気に支持されましたが、結果4着に終わりました。

 前走の秋華賞に続く遠征競馬となり、馬体重はデビュー以来最少の438kg(-6)しかしながらパドックの雰囲気は相変わらず好調そのもので、外目をキビキビ歩くさまは気配の良さを感じさせました。

 レースはいつも通り二の足がつかず後方から。集団から離れた後方をダノンマジェスティと2頭そろって追走する形になりました。4角でも動かず直線川田Jは馬群の中を突っ込む選択を取りましたが前が開かず、ようやく進路を見つけて伸び始めたのは残り100mほどのこと。鋭い伸びを見せましたが0.3差の4着で入線となりました。

 あの伸びを思えば、観てる側からすれば安全策で大外を回した方がよかったのでは?と思うのは当然ですし、中継画面でもわかるほどに行き場を失くしていました。しかしながら、パラスアテナと同じく離れた後方を追走したダノンマジェスティは大外を回しましたが、馬場の三分どころを伸びたツーエムアロンソを捉えられなかったことを思えば、内が開く可能性に賭けた川田Jの判断もわからなくはないというのが本音です。ですが騎手は結果責任を負う立場であり、急遽の代打でかわいそうな面もありますが、今日のレースに関してはどのように言われても仕方ないでしょう。

 とはいえ、実質トップハンデの55kgを背負い、得意ではないはずの荒れた馬場を走り最後の100mほどで際どく差を詰めた走りはこの馬のポテンシャルの高さを再確認できるレースだったと言えるでしょう。牡馬混合の準OPで好戦できるのであれば、牝馬限定の重賞でも見せ場を作れるでしょうから、今後のローテ含め期待が拡がります。個人的には馬格に不安を残すこの馬がこの時点で馬群を割るレースをしてくれたということに満足しており、福島牝馬Sのようにローカルでごちゃつくレースになっても対応できるめどを立ててくれた内容であったとも感じています。


 先ずはお疲れ様でした。ちょっとパドックでも気持ちが入っていたようで、ガス抜きを含めていったん放牧かもしれません。続戦にしろ一休みにしろ、春の飛躍に向け今日の疲れをしっかりと癒してください。

【1/11(月・祝)予想】

■中山2R ショウナンナビ

 前走が牡馬相手に向こう正面から仕掛けての3着と見せば十分の内容。500kg超えの馬格でこの時期の中山ダートも合うはずです。牝馬限定戦なら頭まで。


■中山8R シルバーストーン

 中8週(=2か月)以上の休み明けは(0,0,1,6)。前走は中9週でのレースでしたが0.5差の4着と健闘を見せました。メンバーそろった分頭まではどうかも叩いての上積みで複勝圏内あっても。


■中山10R ダノングロワール

 G1挑戦+距離延長の前走は参考外。(2,0,0,0)と手の合う三浦Jに戻り、ハーツクライ産駒がこの条件なら。


■中山11R クールキャット

 陣営も語る通り前走は内に押し込められて窮屈なレースに。スクリーンヒーロー×メジロトンキニーズという血統からは明らかに距離不足ですが、その前走でも5着と格好をつけた通りポテンシャルは通用級と見ます。タフさの必要な冬の中山で、馬格に勝るこの馬から。

2021年1月10日日曜日

パラスアテナ2021年初陣、厳しい条件を乗り越えて


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝4、美浦・高柳瑞厩舎)が11日(月・祝)の中京10R・寿S(4歳上3勝クラス・芝2000m)に出走、2021年の初戦を迎えます。

 前走秋華賞(4着)後は放牧に出されたのち12月初旬に帰厩、ここまで1か月じっくり在厩で調整されてきました。放牧先で一旦緩めた馬体も今週時点で452kgまで戻り、態勢は整ったといえるでしょう。

 当初寿Sには33頭の登録があり出走の可否が不安視されていましたが、ハンデ戦につきアローワンス込みの負担重量で1番手(ハンデ55kg+4歳1月1kg+牝馬2kg=58kg、2番手はダノンマジェスティの57kg)となったため、優先出走の運びとなりました。しかし今回最大の課題となるのがこの斤量。上記の通り今回実質トップハンデとなり、馬体に成長の余地を残すこの馬にとっては決して楽とは言えないはずです。左回りは東京で、急坂は中山で経験済みですが初の古馬相手。加えて武豊Jが直前のアクシデントで乗り替わり。川田Jをどうこう言うつもりはないのですが、G14着馬が自己条件に戻って大威張り、というムードにはなかなかなれないというのが本音です。陣営もそして多くの出資会員の皆様も、自分と同じ気持ちなのではないでしょうか。

 とはいえ、常に初物を不安視され続けながらも、結局は我々の想像を超えるパフォーマンスを繰り出し続けているのがこの馬。デゼルやダノングロワールが回避しましたが現級好走実績ある馬も複数おり、相手にとって不足は無いでしょう。今後牝馬重賞戦線で活躍していくためにも、まずはここで目途の付く走りができたらと期待しています。

【1/10(日)予想】

■中京11R ルース

 2走前のサフラン賞が0.3差の3着。この時勝ったサトノレイナスは阪神JF2着、2着だったテンハッピーローズはアルテミスS3着と次走で結果を残しています。阪神JFを勝ったソダシと重賞で接戦してきたククナ、バスラットレオンに人気が集まる一方で、そのソダシとハナ差のサトノレイナスと好戦したこの馬がかなりの人気薄。前走は脚を余しており距離延長は好材料、上りを要する中京ならば逆にチャンスが生まれると見て狙います。

2021年1月9日土曜日

【1/9(土)予想】

■中山7R ミッキーチャイルド

 3走前の東京戦はハナを切って4着。後方勢に展開が向いたレースでよく踏ん張りました。この時勝ったスズカコーズマンボは既に3勝クラス。惜敗続きですが中山コースならもう一歩前進が可能でしょう。


■中山10R コカボムクイーン

 前走時に「現状は内枠のほうが良い」と書いたところ好枠ゲット。現級実績十分+中山得意のアポロビビはともかく、その他は混戦ですので食い込み余地は十分でしょう。出遅れて揉まれる、などがなければ。


■中京11R プリディカメント

 芝の良馬場で崩れたのは距離が長かった安土城S(14着)のみでそれを除けば連対率100%。ある程度前が流れてくれれば一発ありそうです。

2021年1月4日月曜日

【1/5(火)予想】&2021年の予想掲載について

 昨年中はご覧いただきありがとうございました。

 このブログは、自身の回収率プロットにあたり「公開していない予想を集計しても意味が無い」とのコンセプトから、半ば備忘録同様の使われ方を以て予想が公開されてきた部分があります。しかしながら、競馬予想というのは正直様々なファクターの集合体であり、馬体重や直前でのレース傾向などから有利不利を判断せざるを得ない局面も多くありました。特に、昨年春の大雪の中山開催やそれによる代替開催、また春季~夏季の梅雨中での開催等、事前の予想を覆さざるを得ないほどのコンディション変化も往々にしてあり得ます。

 加えて、私自身が子育てに従事しながら片手間で予想を行っている手前、まとまった文字量を毎週書き連ねていくことが正直厳しくなりつつありました。

 従いまして、本年以降については「軸馬予定馬と簡単な見解」の公開を以て予想記事としたうえで、これまで同様に単複回収率を追いかけていくスタイルとさせていただきます。本年も、よろしければお付き合いのほど、よろしくお願いいたします。

<1/5(火)>

■中山11R(日刊スポーツ賞中山金杯)

 本来ならバイオスパークで行きたいところでしたが、痛恨の大外枠で泣く泣く割引。このレースは毎年数少ない出走ながらサドラーズウェルズ持ちが好走する舞台で、今年は該当馬が2頭いますがダーリントンホールは流石に長欠明け+ビターエンダーに僅差勝利の共同通信杯の内容からここで強気に推せるとは思えず…もう1頭の方で好枠を引いた◎テリトーリアルから素直に入ります。

■中京11R(スポーツニッポン賞京都金杯)

 坂の有無に関わらずマイルはよく走る◎ボンセルヴィーソで行きます。3着狙いでワイドの軸として手広く。

2020年12月27日日曜日

【2020年の収支報告】

 今日の開催を以て中央競馬は2020年の全日程を終えました。

 今では地方競馬も元気ですし、公営競技全体で言えばまだまだ面白いレースがいっぱいあるわけですので年末感はあまりしないというのが正直なところですが(今年はこういう情勢ですから出かけて季節感を得る機会にも乏しく…)、勝っても負けてもグレート・リセット。淡々と振り返ることといたします。

 上半期の時同様に「このブログでの本命推奨馬」の「単勝・複勝回収率」で測ります。

【2020年】
的中:71/299R(23.7%)
※本命抜擢馬の確定着順が3着以内となったレースを「的中」としています。

単勝回収率:87.4%
複勝回収率:78.2%

【本命抜擢馬と結果の一覧】(クリックで拡大します)


 個人的には下半期大苦戦だったのですが、意外と踏みとどまったかな?というのが率直な感想です。ウインクルサルーテには脚向けて寝られません。これが控除率を大きく下回るようなら抜本的にやり方を考える必要がありますが、手堅く攻めるのと振り回すレースのバランスを考えながら、無謀なチョイスを減らすために多面的に研究する、これに尽きるのでしょう。

 マイナスであることは間違いないですが、自力で考えることをモットーとし途中からはTARGETとJRA-VAN・レーシングビュアー以外への課金(競馬新聞etc.)を止めました。自分の力にならないというのもそうですが、自分の性格上他人の情報に乗っかって負けた方が腹が立つのでそうしなかったという面もあります。仮にそれらの情報に手を出してプラスになったとしてもせいぜい100%を少し超える程度が限界でしょうし、情報に払う金の分結局マイナスになるはずです。予算が限られる一般サラリーマンの範疇では、それらコストを内包できるだけの資金配分は不可能なので…

 自分自身の買い方は変えていくかもですが、来年は本命抜擢馬の的中率30%・複勝回収率80%を目標にやっていきます。地味ですがこの数%を上げていくのが難しい。

 今年もお付き合いいただき、ありがとうございました。皆様の新年が幸運と的中に満ち溢れます事を願ってやみません。


【12/27(日)結果】

■中山10R ◎コカボムクイーン→3着

 よく頑張りました。前に壁を作れない中でも最後は良く伸びましたが、好位で脚を溜めれられていればもう少し弾けていたかもしれません。現状では内枠を引いた方が理想のレースが出来るみたいです。これで払い戻し0円だったのは欲をかいた自分の責任です。


■中山11R ◎ラッキーライラック→4着

 善戦でしたが、上位3頭とは明らかに脚色が違いました。内に入れることが最後までできず、脚を溜めることができなかった印象です。ですがそれでも止まらずに坂を上り切ったのですからやはり強い馬です。お疲れ様でした。


■中山12R ◎ダノンハイパワー→4着

 よく追い込みましたが、差し有利の展開で0.7差では完敗です。恵まれてこれでは現級では厳しいでしょう。


■阪神12R ◎シャイニーロック→3着

 カレングロリアーレを追いかけ後続の目標にされましたが、よく踏ん張りました。今日のように気分良くいければ簡単には沈みませんし、このクラスでは引き続き安定勢力として狙って行けるでしょう。