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当ブログは、広尾サラブレッド倶楽部株式会社様のご厚意により、同倶楽部の所有する競走馬の写真及びWebサイト記載情報の転載許可を頂いております。

2020年11月29日日曜日

【11/29(日)結果】

■東京12R ◎デアリングタクト→3着

 キセキの大逃げにより各馬早めに追い出さざるを得ず、最後は地力の勝負になりました。結果的にはその地力で勝るアーモンドアイが額面通りの強さを発揮し、コントレイルも想定以上に万全の走りをしてくれたというのが正直なところです。デアリングタクトは辛くも3着も守ったという感じですが、この走りを見ていると適性はもう少し短いところにあるかもしれません。

🎯三連複 2-5-6 3.0倍


■阪神12R ◎フィアーノロマーノ→1着

 想定通り前半3Fが33.8から、後半が少し早くなり34.4の上りとなりましたが重賞らしいペースになりました。勝ったフィアーノロマーノ自身は上りを33.7でまとめカレンモエをキッチリ差し切りましたが、ここも1200mしか経験のないカレンモエと長い距離を勝ってきた同馬の差が現れたのではないかと考えます(前走1400mを勝ってOP入りしたジョーアラビカを買ってないのは触れないでください…)。

🎯単勝 5.7倍
🎯馬連 10-13 15.0倍

【11/29(日)予想】プレッシャーから解き放たれ<ジャパンCデアリングタクト>/長めの距離適性が有利に<京阪杯フィアーノロマーノ>


 ただでさえジャパンCクラスになると一般のスポーツニュースにも取り上げられるほどの扱いなのですが、それは「1着賞金3億円の凄いレースがある」とか「世界中から強い馬が集まってくるから」とか、割とわかりやすいアイコンがあって成り立つ部分もあると考えています。

 今回のメンバーは確かにすごいんですが、普段から競馬を観ていない人にとっては何が「すごい」のかを理解するのは難しく、以下

・3冠馬3頭が集結
・同一年の無敗の3冠馬が2頭同時に参戦
・史上最多・JRA芝G18勝を挙げた馬の引退レース
・2年ぶりに外国馬が参戦(このご時世に!)

という要素を1つ1つ並べて話すのは少々時間がかかるというきらいがあります。そもそも「同一年に無敗の3冠馬が2頭同時に誕生する」こと自体が無かったわけですからその時点で間違いなくすごいんですが…

 と、こんな風に幾重にも重なった「すごさ」が凝縮しているのが今年のジャパンカップなわけです。ここまで来ると馬券なんてどうでもいい!という声も聞こえそうですが、やはりロマンを馬券に託すのも楽しみのひとつ。自分にとっては、小学生の頃に見た「テイエムオペラオー・メイショウドトウ・ナリタトップロード」の3頭が集結した2000年頃を彷彿とさせるマッチアップです。


【ラインナップ】

東京12R(ジャパンC)/15:40
阪神12R(京阪杯)/16:15


■東京11R

 先ほど「テイエムオペラオー・メイショウドトウ・ナリタトップロード」の話を出しましたが、この3頭が集結したレースは全6回。うち3頭で3着までを独占したのは1度(2001年天皇賞春)しかありませんでした。競馬の世界では「三強並び立たず」というのは珍しい話ではありません。

 言うまでもなくアーモンドアイ・コントレイル・デアリングタクトの三冠馬3頭の優劣を付けなければ馬券になりません。とはいえ、はっきり言って現状見せている能力を考えれば展開や位置取り次第でどのような結末もあり得るというのが自分の見解です。

 ○アーモンドアイについては、当初香港を目指していましたが直近の情勢も踏まえ海外渡航は厳しいとの見方から国内でラストランを走る方針に。間隔を考えれば有馬記念と行きたいところですが、やはりこの馬の能力を出し切れるのは広い東京コースという判断でしょう。中間も問題なく来れていますが、やはり前回取り上げた通りこの馬は1回1回が全力、というタイプであるが故この調整期間の短さがどこまで影響するか…という点で1枚割り引きました。

 ▲コントレイルはダービーのパフォーマンスを考えれば距離・舞台共に問題は無いでしょう。但し菊花賞のダメージは一定程度見て取れ、各所でも指摘されているように1週前追いきりではダノンファラオ・バスラットレオンに遅れを取っています。最終で戻してきたとはいえ、やはり参戦ありきのローテーションという印象は拭えず3番手の評価としました。

 ◎デアリングタクトは秋華賞から中5週のローテで、桜花賞からオークスの臨戦過程と全く一緒です。杉山師も「桜花賞後の調整を踏襲した」と語る通り、1週前にしっかり追って輸送を控えて直前は軽めにし、テンションが上がり過ぎないよう取り計らわれてきました。オークスと同じ競馬をしてしまうと間に合わない可能性はありますが、この馬にとって大きな目標であった「無敗の牝馬三冠」という偉業を成し遂げた後でここは挑戦者の立場。鞍上のプレッシャーもこれまでとは大きく異なるでしょうし、安全策で後方待機ではなくある程度の位置を獲りに行けるはずですから、差し遅れる可能性は低いと考えます。デキの面では上記2頭を上回ると期待し、軸はこの馬とします。

 これらに割って入ることが出来そうなのは△グローリーヴェイズ。自ら動いて勝ちきった前走は着差以上に強い内容でした。フィエールマンと接戦してきた過去を考えても狙うだけの魅力は十分にあります。

単勝5
三連複5-2,6,15


■阪神12R

 京都開催なら秋開催最終週で荒れ馬場の外差しと来るわけですが、今年は阪神開催でまだ馬場も良く、特に前半は33秒台の入りが想定されます。それでもって阪神ですから最後は坂があり、レースラップは33-35秒程度で1分9秒前後の決着となるでしょうか。スピードのみならず上りが掛かる展開で浮上できるかとなると、長めの距離の適性・実績が重要となると考えます。

 過去10年、阪神芝1200mのOP級以上で1着となった15頭のうち13頭は1400m戦以上での実績(連対もしくは重賞で3着)があった馬でした。特に2011年に中京の代替えで開催された高松宮記念は1着キンシャサノキセキ・2着サンカルロと阪神カップでお馴染みだった馬同士のワンツー。ここも長めの距離適性を持つ馬から入りたいです。

 その点不足が無いと言えるのが◎フィアーノロマーノです。2走前は初のスプリント戦で0.4差4着と見せ場を作りました。昨年のダービー卿CTのときがちょうど33.9-35.2のレースラップでこの馬自身道中3番手から34.8でまとめて勝っています。もともと前向きな気性でこの距離も向いていそうですし、真ん中あたりの枠も好都合で2つ目のタイトルに期待です。

単勝10
馬連10-2,3,9,13

2020年11月28日土曜日

【11/28(土)予想お休みします】

 2~3レースほど狙いたいのはあったのですが、メンバーや馬場状態や鞍上を勘案した結果、買おうと思っていた馬に向く展開になりにくいと判断し、今日は見送りとします。

2020年11月23日月曜日

【11/23(月・祝)結果】

 自身のあった2鞍が散々で、久々に凹む負け方でした。

■東京10R ◎キーフラッシュ→12着

 直線の入り口で置かれるのはいつものことですが、そこから盛り返す脚がありませんでした。過去、ダート2100mは一度使われて1.1差の⑤着。この時が3歳で53kgでのものと考えれば、結果的には微妙に距離が長かったのかもしれません。


■阪神10R ◎ダディーズマインド→10着

 ひと叩きされて型どおりの上昇と見て取れましたが、坂でバッタリ。まさかここまで負けるとは想定外でした。逃げたサトノシャロームが2着に残していることからも決してオーバーペースではなかったはずで、ちょっとこの敗因はつかみかねます。


■東京11R ◎ドゥラヴェルデ→6着

 荒れた馬場、坂、完成度、どれが敗因かはわかりませんが、新潟のパフォーマンスを思えば物足りない内容と言わざるを得ませんでした。現状では成長待ちといったところでしょう。

【11/23(月・祝)予想】末恐ろしい未完の大器<東スポ杯ドゥラヴェルデ>/渾身の遠征鞍<晩秋Sキーフラッシュ&猪名川特別ダディーズマインド>

 

 東京の9Rに組まれている「東村山特別」は、データが取れる限り初めての施行となります。東村山と言えば故・志村けん氏のカバー版が有名な「東村山音頭」ですが、「東村山4丁目」という地名は実際に存在しないというのは最近知りました。ちなみに歌の中では「4丁目」「3丁目」「1丁目」が出てきますが、「2丁目」が無かった理由について同氏は「テンポが悪くなるから」と語っていたそうです。確かに他3つが「7音―5音」のリズムになっているので、「ニチョウメ」では語呂が悪いというのも納得です。

【ラインナップ】

東京10R(晩秋S)/14:50
阪神10R(猪名川特別)/15:05
東京11R(東京スポーツ杯2歳S)/15:25


■東京10R

 ◎キーフラッシュに騎乗する小牧Jは今日この1鞍のみのために東上。乗り替わってからの3戦で③③②着ですが「伸びずバテず」のこの馬の特長にフィットした乗り口で好走に導いています。東京戦、しかもインコースは待望の舞台で、ゴール前まで目が離せないレースに期待できそうです。

 力量断然の感すらあるヒロイックテイル・キタノオクトパスを中心に、食い込み可能性あれなら鞍上進言で距離延長のスマッシングハーツ、手替わりが吉と出た感のあるタイサイ

三連複1-3,15-3,6,8,15


■阪神10R

 ◎ダディーズマインドに騎乗する宮崎Jは今日この1鞍のみのために西下。休み明けは一息の馬ですが前走は見せ場十分の4着と格好を付けました。手ごろな頭数で先行競馬が叶えばそろそろこのクラスは突破してもおかしくないでしょう。

単勝10
馬連10-1,4,5,7,8


■東京11R

 昨年のコントレイルは言うに及ばず、活躍馬を多数輩出する出世レースとなっています。このコースの特徴として、前半の2F目とラストの2F目でそれぞれ10秒台~11秒前半のラップを刻むという点が挙げられます。すなわちテンのスピードだけでも押し切れないし、最後の瞬発力勝負であっても道中ある程度ついていけるスピード能力が求められます。古馬戦なら当たり前ですが、2歳馬の時点でこれが求められるとなると自ずからハイレベルの争いとなり、結果勝ち上がった馬が後にも活躍するというわけです。

 この特徴に嵌る勝ち上がり方をしているのは何頭かいるのですが、叩いての伸びしろも含め◎ドゥラヴェルデに期待します。この馬の新馬戦は新潟の芝1800m戦で前半の2F目が11.4、最後の2F目も10.8と速いラップ。中盤に13秒台が3F続いたのでタイムとしては上々の域を得ないですが、この馬自身の上りも33.1とかなりの脚を使っています。

 実際これと同レベルの上りで新馬勝ちした馬がどれだけいるのか調べました。

・2010年以降
・芝1800m以上の新馬戦で1着
・レースの上りが33.9以下
・自身の上りが33.1以下、かつ上り3Fの内10秒台が1区間以上

 の条件で調べると下記9頭が出てきました。

ラストドラフト(京成杯)
ロックディスタウン(札幌2歳S)
ワグネリアン(日本ダービー)
マイネルラフレシア(アイビーS、東スポ杯③着)
レプランシュ(きさらぎ賞②着)
イモータル(共同通信杯②着)
ルージュバック(毎日王冠、オールカマー等)
ダンツクロノス
ヴュルデバンダム

 となかなかのメンバー。

 しかもドゥラヴェルテの前走は直線で鞭に反応しフラフラしながらのパフォーマンスだったことを考えれば、2戦目の伸びしろも大いに期待できそうです。2,000口で1.8万なら大いに夢を見られそうです。

 相手は○モリノカンナチャン。デビュー戦(札幌芝1800m)でバスラットレオン(札幌2歳S3着)について行ってマークした上り33.6は最速タイ。前走は初のマイル戦で痛恨の出遅れでしたが最後は33.5の脚を繰り出し0.6差の8着まで差を詰めていますし、この距離で落ち着いた頭数なら通用する余地はあると見ます。

単勝1
馬連・ワイド1-9

2020年11月22日日曜日

【11/22(日)結果】

■阪神10R ◎ヒートオンビート→4着


やってしまいましたなぁ。

 福永Jに負けず劣らず、戸崎Jもリスクを顧みない馬群戦を得意とします。鞭を入れられたのは最後の100mだけで完全に脚を余して負けましたので、これは仕方ないでしょう。

 ただ気になったのが、この直前に行われた東京10Rの南武特別で鳴滝特別同タイム3着のエンデュミオンが惨敗したこと。道中はモイと並んでほぼ最後方、3角から進出しましたが脚が持たず最後はそのモイに再び交わされる始末。現級でこんなに負ける馬ではないと見ていましたが、鳴滝特別、ひいてはその前の小牧特別のレベルについてはまだ予断を許さない状況と言えそうです。


■阪神11R ◎ラウダシオン→15着

 スタートを決め理想的なレースが出来ましたが、思った以上にグランアレグリアが前で運んだこともあり数字以上にプレッシャーを受ける厳しい流れでした。アドマイヤマーズが3着に入った以外は先行勢はほぼ総崩れで、流れも向きませんでした。

 グランアレグリアは最後の200mほどで進路を確保するとあっという間に前を交わし完勝。これで短距離G1を3連勝と、返す返すも僅差の2着(3位入線)に敗れた高松宮記念が悔やまれます…ですが確かにこれなら2000mくらいまでは問題無さそうですし、やはり体も心も大きく成長しているのがレースぶりからも良くわかります。

 インディチャンプ、アドマイヤマーズも例年ならほぼ勝ったも同然のレースぶりで、相手が悪かったとしか言えません。ファインプレーだったのは4着のスカーレットカラー。スタート一息も内をスルスルと進んで4角ではいつの間にかグランアレグリアの直後まで来ていました。流石岩田父。

 サリオスはじっくり構え過ぎたかもしれませんが、グランアレグリアがあの位置でレースをするなら早めに動き出した先行勢を最後に捕らえて…という狙いもあったかもしれません。いずれにせよ今日の展開、馬場ではあの位置では無理でしょう(昨日も同じようなこと言った気が…)。


■阪神12R ◎ブランメジェール→16着

 スタートは問題なく自分の形に持ち込みましたが、休み明けの分もあってか流石に最後は呑まれてしまいました。尤もこのコースで逃げ切った時は上りが38.5とかなり恵まれてのもので、このクラスではまずお目にかかれない水準なわけですからこの時の再現を望むのは酷という話でしょう。見立てを誤りました。

【11/22(日)予想】春の再現<マイルCSラウダシオン>/即通用の器<西宮Sヒートオンビート>この距離で伸び伸びと<妙見山特別ブランメジェール>

【ラインナップ】

阪神10R(西宮S)/15:00
阪神11R(マイルCS)/15:40
阪神12R(妙見山特別)/16:20


■阪神10R

 ◎ヒートオンビートの前走は直線で一度進路をカットされる不利がありました。普通ならそこで終戦、となるところを再度伸びなおして勝ったもので、ポテンシャルは相当高いと踏んでいます。2走前にはご存知「世紀のヒール役者まであと一歩」に迫ったアリストテレスと0.2差の3着。昇級初戦でも即通用でしょう。但し同様の考えの方が多いのか相当人気する模様ですので、馬券は久々のアーデントリーとの連とします。この馬の前走(湾岸S6着)は1,2,5,7,8着馬が既にOP入りしており、勝ったキングオブコージは目黒記念も制したというレベルの高さ。ここに入っても通用の素地は持っています。

馬連・ワイド4-10


■阪神11R

 阪神マイルは東京マイルとの相関関係が強く、同コースでの過去好走馬の多くが東京1600~2000で実績を持つ馬でした。該当コースのG1勝ち馬が5頭出ていますが、G3で着が精一杯という現状のケイアイノーテックを除く4頭が争覇圏と見ます。

 妙味含め頭に取りたいのが◎ラウダシオン。春のNHKマイルCではレシステンシアをターゲットにキッチリ負かすレースぶりで強さを見せましたが、やはりこの馬のポテンシャルを物語るのは4走前のクロッカスS。逃げて最後の3Fを「11.3-11.0-11.2」でまとめたエンジンの良さはマイルでも通用すると見ていました。OP以上で「レースと自身の上りが共に33.9以下で1着」の実績を持つのが今回取り上げる4頭の共通項ですが、これを逃げてマークしているのはラウダシオンのみ。高速決着が目される阪神開催で最も適性を発揮してくれるのはこの馬と見ています。

 前走は+16kgと明らかに叩きの一戦で、差し勢の目標にされる厳しい展開を踏ん張っての2着。その時敗れたヴァンドギャルドに対し今回は斤量が1kg軽くなるわけで、上昇度を鑑みてもこの時以上のパフォーマンスが期待できるでしょう。

 差はない対抗が○グランアレグリア。前走のパフォーマンスが圧巻でしたが、元々春の安田記念が完璧に近いレースでした。距離延長+続戦でテンションが鍵となりますが時計勝負も問題なく、力を出せるレースになればここも上位争いは必至と見ます。

 スプリンターズSを回避した▲インディチャンプはここを目標に仕上げられ、昨年に近いコンディション。休み明けの割引を鑑みても昨年のG12勝+安田記念の落鉄を思えばここでは力量上位です。スワンSを叩いて上昇見せる△アドマイヤマーズはメンバーで唯一グランアレグリアに勝っている馬(しかも2勝)。叩き2戦目のローテは3度のG1を含め(4,0,0,0)。川田Jの続戦、1400mを叩いての臨戦過程も吉と出そうです。

 中間に頓挫あったサリオスは人気面含めここは見送り。来週のコントレイルのオッズにも影響する一戦ではありますが、G3レベルのメンバーだった毎日王冠を圧勝しただけではまだ古馬G1で通用するかのジャッジは下せない、という判断です。

単勝6
馬連・ワイド6-4,7,8


■阪神12R

 ◎ブランメジェールの前走は故障馬の煽りを受け後退したもので参考外。久々の1400m戦となりますが阪神1400mは1勝クラスを勝った舞台で、内目の枠ながらスタートダッシュを決めて楽勝というレース。過去ダートでは10回馬券になっていますがそのうちの9回が今回と同じ芝スタートのコース。距離延長で伸び伸び行ければここでも差はないと見ます。

単勝8
馬連・ワイド8-3,14,15,16

2020年11月21日土曜日

【11/21(土)結果】

■東京11R ◎ボーダーオブライフ→14着

 発馬決まり理想的な展開、直線では見せ場十分でしたが流れ・馬場が完全に外差し有利となっていました。それにしてももう少し何とかしてほしいところではありましたが、前走がそうであったように出して行くと最後が甘くなるきらいがあるようで、どこかでまた控える競馬を試してもらいたいものです。予想にも書いた通り現級を突破する力はあるだけに、あとは展開一つでしょう。


■阪神11R ◎フランツ→12着

 戦法通りとはいえかなり消極的な競馬で、結果的にこれで大外を回しては今の阪神では届きません。3着に入ったレイホーロマンスが内を突いて差してきたことからも、今の阪神は内が生きていますから今日の位置取りでは勝負になりませんでした。

【11/21(土)予想】本番でもBが効く<奥多摩Sボーダーオブライフ>/阪神替わりで再び<アンドロメダSフランツ>


 日本で新型コロナウイルスの感染者数や致死率が他国に比べて低いのは、衛生面や医療の充実度もそうですが「マスクの着用率」が高いというのも1つの理由だと思います。先日、WHO(世界保健機構)が「欧州でマスクの着用率が95%になればロックダウン(都市封鎖)は必要ない」という見解を示しましたが、約6割にとどまると言われる欧州平均のマスク着用率の低さを憂慮しての発言とされています。今や外を歩けば全員マスク。未曽有の感染症に対する不安がいつ晴れてくれるのか、気をもむ日々が続きます。

 奥多摩に紅葉でも観に行きたいですねぇ。高尾でもいいですが。

【ラインナップ】

東京11R(奥多摩S)/15:35
阪神11R(アンドロメダS)/15:45


■東京11R

 マイル前後の準OPは短距離と中距離の間ということもあって頭数が多くなりがちで、故にレベルが高くなる傾向があります。長くこのクラスにいる馬も決して能力が劣っているなどではなく、現級で揉まれながら勝ち上がりのチャンスをうかがっている馬が多いです。

 このブログでも何度か取り上げている◎ボーダーオブライフも現級17戦目(降級前を含む)を迎えます。現級での入着歴こそありませんが内11回が0.5差以内の僅差の敗戦とこのクラスで通用するメドは付いています。ここ数戦は発馬が決まり好位からのレースが出来ているうえ、前走から調教中にブリンカーをするようになった効果が表れていると陣営談。前走の道頓堀Sは0.4差9着も先行勢に厳しい展開を踏ん張ったもの。今回は本番でもブリンカーを着用することとなり、発馬を決めて集中できれば見せ場以上はありそうです。

 前走は詰まって勿体ないレースだった○アンブロジオを相手筆頭に。

単勝8
ワイド8-5,6,7,10,13,16,17


■阪神11R

 アドマイヤビルゴが断然の人気の模様ですが、前走メンバーのうち既に次走を走った馬の成績が(0,0,0,13)。掲示板内もわずか3頭と、現級で通用していないメンバーが相手で54kgで0.2差の勝ちとなると過信は危険と判断します。

 前走の負けでかなり人気を落としている様子の◎フランツですが、坂上の瞬発力勝負+稍重馬場で行った行ったの決着となった前走はこの馬の出番ではありませんでした。阪神の馬場は状態が引き続き良く、現級実績もあるこの馬から入りたいです。

 手替わりどうかもハンデ恵まれたワイプティアーズ、得意の2000mに戻ってナイママの一発に期待して相手とします。

単勝2
ワイド2-7,13

2020年11月15日日曜日

【11/15(日)結果】

■東京10R ◎クレマンダルザス→11着

 初めての1400mで少し追走に手間取っていた印象です。それにしても最後は他馬と同じ脚になってしまい、単純についていけなかっただけではなさそうな気もしますが…追いかけていましたがいったんリセットし、復調を確認してから買うのでも良さそうです。


■福島11R ◎バイオスパーク→1着


 理想通りのレースをしてくれました。何も言うことはありません…かれこれ1年追いかけてきたバイオスパークがついに重賞を勝ってくれて嬉しいの一言です。内が良かった分前も止まらず追い込み馬には苦しい展開になってしまいましたが、ヴァンケドミンゴも上手く立ち回ってタイム差無しの2着。人気サイドの妥当な決着でしたが、今の福島の馬場を考えれば仕方ないところでしょう。

🎯単勝 6.4倍
🎯馬連 3-9 11.3倍


■東京11R ◎アフランシール→10着

 こちらは最内枠が仇になってしまいました。馬場が悪いのを避けて外に持ち出したところあっという間にポジションを悪くし直線では何もできず。3角でケイデンスコールに前に入られたタイミングでインを主張できていればまだ違ったでしょうし、過去3角10番手以下では(0,0,0,5)の戦績が示す通り直線だけで面倒みられるタイプでも無いですから、今日は完全に裏目だったとしか言えません。


■京都11R ◎エスポワール→17着

 武豊J曰く「ペースが上がった時にキツくなった」とのこと。大逃げで沈んだノームコアにすら負けるんですから、このクラスを走る力量が無かったという話でしょう。完敗です。

【11/15(日)予想】この条件に希望の光<エリザベス女王杯エスポワール>/立ち回りが報われる馬場<福島記念バイオスパーク>他


 ウインザー朝4代目の君主であるイギリスのエリザベス2世は大馬主としても知られ、名繁殖として日本でも有名なハイクレアも女王の持ち馬でした。しかしこれほどの権威と財を有しながら、英ダービーには縁が無いというのもまた不思議です。「一国の宰相になるよりダービー馬のオーナーになる方が難しい」という名言は、彼女の下で首相を務めたこともある故ウィンストン・チャーチルの遺したものですが、実際に日本ではコントレイル第87回のダービー馬なのに対し菅首相第99代の内閣総理大臣ですので、あながち間違った指摘ではありません。


【ラインナップ】

東京10R(秋色S)/15:01
福島11R(福島記念)/15:20
東京11R(オーロC)/15:30
京都11R(エリザベス女王杯)/15:40


■東京10R

 前走も推しましたが改めて◎クレマンダルザスを狙います。その前走は直線で前が塞がる不利があり6着と不完全燃焼のレースでした。4走前(6着)、3走前(5着)で自身より上位に入った5頭は全てOP入り。続けて使えないところがあるこの馬にとっては一戦一戦が勝負掛かりで、そろそろ順番でしょう。

単・複5


■福島11R

 3週目にして早くも最終週を迎えましたが、今年は開催中天気にも恵まれ福島の芝は良好な状態です。極端に内有利ではないにせよ、内も外もフラットにチャンスがある馬場と言えるでしょう。

 ◎バイオスパークの2走前(函館記念3着)は外差し馬場に泣かされてのもので、前走(今京都大賞典9着)は流石に距離が長かったです。それでも直線入り口では一瞬見せ場を作る走りを見せており、ここに来ての充実ぶりが伺えました。内を回しても通用する今年の状態であればこのタイプにも勝機があると見て抜擢します。

 相手には外差し勢を。二度あることは三ドゥオーモ(言いたいだけ)を筆頭に、コース巧者レッドローゼスヴァンケドミンゴマイネルサーパスへ。加えて押さえたいのはロードクエスト。前走の小倉記念は4角から捲る積極策で最後止まりましたが、小倉であの乗り方したら止まるのは当たり前です。0.8差8着に踏みとどまったのはむしろ健闘の部類で、内を回せばこの馬にもチャンスありでしょう。

単3
馬連3-1,9,12,15,16


■東京11R

 「オーロ」とは盛岡競馬場の愛称(ORO Park)。かねてから東京競馬場は岩手競馬と提携しており、場内に専用の売り場も設置されています。

 この距離に戻って買いたい◎アフランシール。全4勝のうち3勝を挙げている上全て5着以内と、芝1400mでは抜群の安定感を誇ります。同じく芝1400m巧者のプールヴィルを相手に。

単1
ワイド1-12


■京都11R

 外枠は不利ですが積極策でハナまで取れそうな◎エスポワールを本命にします。兄は青葉賞を制したアドミラブル、近親にもアリストテレス、フランツ等「キレよりタフさ」を身上とするタイプが多い一族で、阪神の内回り2200mで行われる今年のエリザベス女王杯は最適と言える舞台。古馬牝馬のレースとしては最長距離であり、底力が試されるここはこの馬の出番ありでしょう。手替わりがどうかも折り合えれば信頼できるラッキーライラック、こちらも距離延長は歓迎のソフトフルートを相手に絞って狙います。

単17
馬連・ワイド17-4,18

【11/15(土)結果】

■福島6R ◎インペリアルフィズ→4着

 善戦すれど一押しが足りないタイプなので溜めていったのは正解でしたが、流石にあの位置では頭までとはなりませんでした。脚質的に今後もこういうレースが続きそうな感じなので、複系の相手扱いが妥当かもしれません。


■東京11R ◎レピアーウィット→10着

 前後半の3Fが34.2-36.4という前傾ラップ。前半はここ10年ではワイドバッハが勝った2014年と並んで最も速く、前傾幅2.2秒というのもこの時に次いで大きいギャップでした。息を入れて進みたかった同馬にとって、これに巻き込まれてしまってはどうしようもありません。とはいえ、元々気性・体調的にムラっぽいところのある馬で、これで評価を落とす必要は無いと見ています。


■京都11R ◎カイザーノヴァ→5着

 思いの外発馬が決まり、宥めて中団を進む形に。結果的にレコード決着ペースにあって脚を溜められなかったのが敗因でしょう。頭数が揃い時計の掛かる展開の方が力が出せそうで、朝日杯に向けての巻き返しは十分狙えると考えます。

2020年11月14日土曜日

【11/14(土)予想】ここ目標の仕上げで<武蔵野Sレピアーウィット>/魔神皇帝の末脚<デイリー杯カイザーノヴァ>他

 遂にアーモンドアイがジャパンカップでラストラン、コントレイル・デアリングタクトの直接対決に参戦で大盛り上がりの今週の競馬界。同じ時代にこれだけの役者がそろった奇跡、日本の競馬史に残りうる「ACD対決」が、否応なしに注目されるのは必然でしょう。

 しかし社台もなかなか粋ですね。「マエコーVSまきお」という生産界の大物同士の対決も十分面白いのですが、そこに割って入ってまさしく雌雄を決せんとする姿勢、(自分のところの三冠馬じゃないからというのもあるでしょうが)久々にいいものを見ました。人気含めどうなるかが楽しみです。

【ラインナップ】

福島6R/12:35
東京11R(東京中日スポーツ賞武蔵野S)/15:30
阪神11R(デイリー杯2歳S)/15:45


■福島6R

 平坦コースで見直したいのが◎インペリアルフィズ。新潟、福島、あるいは坂の緩い東京に好走歴が集中しており、前走の中山戦は度外視できるでしょう。

 加えてテン乗りとなる鮫島駿Jについて面白いデータが。「今回乗り替わり」で「1周半以上走るコース」だと単回247・複回176と優秀な成績。代表的なのは各場の芝2600m、ダートの2400mがありますが、昨年11月のノーチカルチャート(⑭人気1着)をはじめ福島芝2600mコースでは度々穴を開けています。人気の盲点になるようなら頭まで。

単15
馬連・ワイド15-2,8,12


■東京11R

 被されたくない◎レピアーウィットにとっては絶好の8枠15番。有力馬の多くがこの先を見据えての一戦となるのに対し陣営はここを獲りに行く仕上げを明言しており、中間も乗り込み量は十分。元々芝で②②④着という実績から芝スタートも問題ないはずです。

 叩いて上向きの昨年覇者○ワンダーリーデル、脚の使いどころが鍵もレースぶり進境見える▲タイムフライヤーを相手本線に、実績馬モズアスコットサンライズノヴァまで。

単15
馬連・ワイド15-2,6,8,11


■京都11R

 昨年の勝ち馬レッドベルジュールを兄に持つレッドベルオーブが人気の中心。しかし例年と違っての阪神開催で、先週のファンタジーS同様に末脚が確かなタイプを狙いたいです。

 ◎カイザーノヴァは距離延長となりますが、夏の函館では追走に苦労しながら直線だけで面倒を見るレースぶりで2勝。モーリス産駒の評判馬が苦しむ中で稼ぎ頭となる活躍を見せています。前走のクローバー賞で降したラヴケリー(2着)・ジャンカズマ(3着)はいずれも次走の重賞で掲示板を確保しており、レースレベルとしても評価できるものでした。

 走っても走っても舐められた人気なのは半姉のパラスアテナそっくり。軽視した人たちに「魔神皇帝の怒り」を思い知ってもらいましょう。

 ゴールに向かって加速するラップを踏んだ前走で差し切ったスーパーホープを相手に。

単6
馬連・ワイド3-6

2020年11月8日日曜日

【11/8(日)結果】

■東京2R ◎サンミラー→4着

 勝ち馬の通ったコースを後ろから伸びてきましたが、最後は脚が上がった感じ。特に強調できるレースでもなかったことから、いずれ勝てるでしょうが順番を待つしかなさそうです。


■阪神8R ◎ブルーコンパクタ→4着

 道中は後方待機。他の馬が動き出してもじっと我慢し、4角で内を通して一気にポジションを押し上げることに成功。一瞬やったかと思いましたが、休み明けの分もあってか最後は食らいつくのがやっとという態勢。上手く立ち回っても最終的に0.9差となるとまだこのクラスでは掲示板を確保できるかどうかというレベルでしょう。


■東京11R ◎ゴールドギア→9着

 縦長の馬群、直線入り口での一瞬の迷い等もありましたが、直線の半ばでだいぶ置かれてしまいました。あとは垂れてきた先行勢を交わすのみで、正直斤量差を考えれば見所のないレースでした。これで3連続で53kgのハンデ重賞に出ましたが今回は言い訳の利く敗戦でなく、現級では厳しいと言わざるを得ません。


■阪神11R ◎ヒストリーメイカー→2着

 一見ベストタッチダウンが単騎で逃げられているように見えましたが、終始プレッシャーを受ける厳しい流れで最後は失速。エアアルマスが早めに潰しにかかりましたが、これも最後の坂でバッタリ。結果的にタフな流れになり、クリンチャーやヒストリーメイカーといった「タフな差し馬」に展開が向いたレースと言えるでしょう。3着のエイコーンにしても、東京大賞典で5着しているように力のいる馬場や展開で力を発揮できるタイプで、この辺りは阪神替わりの恩恵をモロに受けたと言えるでしょう。

 相手に指名したマグナレガーロは5着。エアアルマス共々先行勢の一角で厳しいレースとなりましたが、後方待機で一瞬良い手応えを見せたテーオーエナジーには抜かせず格好は付くレースになりました。5歳馬ですが休養が長くこれがまだキャリア8戦目。まだまだ伸びしろが期待できます。


■福島12R ◎トモジャドット→2着

 単勝しか持って無かったので、ゴール前は本当にオヌシナニモノ!!!と叫びたくなりました。今朝の時点では単勝9倍程度でしたが最終的には単勝27倍、複勝8倍ですから複も十分旨味ありましたね…

 大外枠から好スタートを決め道中は3番手。大型馬の休み明けということで息持ちが心配されましたが直線でもしっかり脚を使い、差されはしたもののしぶとさを見せた味のある内容。やはり控えて良い馬ではないので、積極騎乗タイプの菅原明Jとも手が合っていました。今回のように「行ける条件」が揃えば、今日の再現は容易いでしょう。

【11/8(日)予想】53kgでも乗る覚悟<アルゼンチン共和国杯ゴールドギア>/結果を求める一戦<みやこSヒストリーメイカー>

【ラインナップ】

東京2R/10:30
阪神8R/14:01
東京11R(アルゼンチン共和国杯)/15:35
阪神11R(みやこS)/15:45
福島12R(西郷特別)/16:01


■東京2R

 東京芝1400mで驚異的な回収率を誇るのがトーセン軍団の産駒たち。2010年以降の同コース成績が

 トーセンホマレボシ(6,3,0,39)単749/複182
 トーセンダンス(2,1,1,15)単663/複224(現役馬なし)
 トーセンラー(3,0,0,19)単297/複83

とサンプル数が少ないものの優秀な成績。ご存知の通り、島川オーナーは一昔前は高額馬を続々と購入し注目を集めましたが、今は当時の購入馬を中心に自家生産(エスティファーム)にも乗り出しており、「トーセン同士の子ども」も目にするようになってきました。高額馬=折り紙付きの血統ということですから仮に競争成績が振るわなくても繁殖として優秀ということは珍しくなく、血統表こそ地味に映りますが実は走るということでしばしば高配当を演出してくれます。

 トーセンの馬ではありませんが、ここで該当するのが◎サンミラー。前走は参考外の不良馬場で、まともに走れる馬場であれば見直し可能です。

単・複11


■阪神8R

 ◎ブルーコンパクタの前走はスタートで躓く不利がありながらも5着まで押し上げた内容のあるもので、本来得意とは言えない脚抜きの良い馬場を思えばクラスに目途が付くレースでした。当時の1,2着馬が既に現級を突破している相手関係からもここはチャンスです。

単・複3


■東京11R

 懲りずに3連続で◎ゴールドギア。田辺Jは近年53kg以下での騎乗は年1~2回程度ですが53kg以下で重賞騎乗したケースでは(1,0,3,10)で単回368、複回195と優秀な成績。全17回中11回は人気より上の着順に持ってきています。なお、ここから制度上斤量が軽くならざるを得ない牝馬の騎乗成績を除くと(1,0,2,6)で単回696、複回287とますます好成績です。2015年の京成杯AHのフラアンジェリコ(⑬人気1着)がここに含まれますが、やはり厳しい減量が強いられるケースは当然ながら望みのある場合に限られます。

 ゴールドギアとのコンビでは(1,0,1,0)。3着に敗れた2月のサンシャインSは中山2500mでは無理筋と言わざるを得ない追い込み策を採ったもので、負けて強しの内容。G1好走レベルのユーキャンスマイルはともかくとして、他のメンバーを見ればハンデ差で逆転があっても…という気配です。

 連の相手はサンレイポケット。とにかく左回りはよく走りますし、それが55kgで出られるなら引き続き好戦期待。

単17
ワイド8-17


■阪神11R

 ◎ヒストリーメイカーは3年ぶりに北村友Jが騎乗。再転入後の成績をある角度で切り取ると…

 畑端J(2,0,2,6)
 それ以外(2,0,0,0)※いずれも藤岡佑J騎乗

 数字だけでは優劣が判りにくいですが、畑端Jの2勝は平場(1勝C・2勝C)で藤岡佑Jは上級の特別戦(摩耶S・仁川S)。現に畑端Jはこの馬を含め今年(0,3,3,25)で未だ勝ち星なし。流石にここから北村友Jに乗り替わるのでは大幅に鞍上強化と言わざるを得ないでしょう。逆にこのタイミングで乗り替わったからには、ここで結果を出さなければ長くコンビを組んだ相方を降ろした意味が無くなってしまいます。久しぶりに小頭数で走れるのもこの馬にとってはプラスのはずで、巻き返しを期しての一発に期待です。

 楽しみなのはマグナレガーロ。平安SではG1級のメンバーを相手に真っ向勝負で6着でしたが、3走前の舞鶴Sで2着に降したウインユニファイドは既にOP勝ち。このメンバーなら通用可能性は十分と見ます。

単7
ワイド2-7


■福島12R

 大外枠を引いた◎トモジャドットが面白いです。3走前に既にこのクラスの中山D1200mで3着があり、その時と同じ芝スタートの外枠という好条件。前走、前々走は控えて持ち味の出ない競馬になってしまいましたが、他に遠慮することのない外枠で思い切って先行してくれれば残り目は十二分と見ます。

単16

2020年11月7日土曜日

【11/7(土)結果】

■阪神8R ◎スエルテミノル→4着

 出走メンバー中3頭しかいなかった3歳馬が1~3着を独占する結果に。リネンファッション、プリティーチャンスの人気2頭はともかく、ソングオブザハートの逃げは想定外でした。マジェスティックウォリアー産駒がこの距離で積極的な運びをして残すとは…

 スエルテミノルは向う正面で鞭が入るズブさながら最後までよく脚を使いました。藤岡康Jはトーセンカンビーナ、ソフトフルートもそうですがこういうタイプが合っています。


■東京11R ◎ユングウィ→3着

 差し比べになり最後は屈しましたが、理想的とは言えない展開の中でも力のあるところを見せました。本来ならもう少し前で運んで押し切るようなレースをした方が良いのかもしれませんが、今日は教育の意味合いもあったでしょう。この感じなら1600mでもやれそうです。

 一方でモントライゼは結果的に持たせたものの、スピードの違いで押し切った感じで本来は1200mの方が良いかもしれません。最近のこのレースがスプリンターを輩出するレースになっていることからも、古馬になってからの活躍に期待できそうです。

 相手の期待を賭けたリフレイムは5着。追い出したいところで前にユングウィ、横にロードマックスが居て閉じ込められたこともあり、脚を使ったのは最後の150mほどでしょう。道中次々と被される展開も良くなかったかもしれません。


■阪神11R ◎オパールムーン→2着

 坂で止まると見たメイケイエールが押し切り。掛かりながらあれで押し切るのでは自分の想像を超えた強さだったということで納得です。

 そしてオパールムーンもこれぞノリさん、というポツン騎乗で2着。本来であればあの戦法を採った側が突き抜けてもおかしくないシチュエーションだっただけに、今日は勝ち馬を称えるほかありません。一方でラヴケリーは早めの仕掛けから粘り通して3着。距離不安がない分強気で乗れたというのもありますが、このような自在性もまた強みでしょう。現時点の完成度でリードしている分今後の成長がどうかですが、現状ではこのクラスでも引き続きやれそうです。

🎯ワイド 6-9 16.7倍

【11/7(土)予想】狙うは北海道組<ファンタジーSオパールムーン>/選ばれし皇帝の仔<京王杯2歳Sユングウィ>


 ジャパンカップに向かって5回東京開催がスタート。国をまたぐ移動が難しい情勢にも拘らず、そのジャパンカップには2年ぶりに外国馬が参戦予定となる上、コントレイル・デアリングタクトと2頭の無敗3冠馬も参戦を表明。面白くなってきました。

【ラインナップ】

阪神8R/14:05
東京11R/15:35
阪神11R/15:45


■阪神8R

 溜めれば弾ける◎スエルテミノルの変わり身に期待です。阪神ダート1800mでは過去3戦して⑧⑤②着ですが唯一の掲示板外は逃げて沈んだ未勝利戦時代のもの。再転入後は末脚を活かす競馬が板についており、ごちゃつかない大外枠もプラスです。

単14
ワイド14-7,13


■東京11R

 昨年の勝ち馬タイセイビジョンは朝日杯FS2着、NHKマイルC4着。一昨年の2着馬アウィルアウェイはスプリンターズS3着、3年前の勝ち馬タワーオブロンドンはスプリンターズSを制する等、後にG1戦線で活躍する馬を輩出する出世レースとなりつつある京王杯。

 戦歴が浅いため、血統や勝ちっぷりなど不確定な要素で推さざるを得ないレースとなりがちです。好走するタイプとしては過去10年のデータですが

 ・前走が1400m以上
 ・3角5番手以内(逃げ・先行)
 ・上り3位以内

の馬が(3,3,5,10)で単回132、複回270と優秀です。これに該当する馬が今回は3頭いますが、中でも道中2番手からノーステッキで上り1番時計を叩き出した◎ユングウィを狙います。

 父は2014年の新潟2歳Sを制したミュゼスルタン。骨折での長期休養やオーナーを巡るゴタゴタに巻き込まれながらも初ダートの復帰戦を快勝。今後が期待された中志半ばでスタッドインとなりましたが、初年度となる今年の2歳では3頭が血統登録されました(なおいずれも同じ馬主)。キングマンボ系×フレンチデピュティという血統構成なら確かに芝ダート両方でもやれそうで、加えて仕上がりが早い産駒を出せるとなると普通に肌馬が集まりそう感じです。

 そういった意味でも現状の出世頭であるユングウィには注目したいですし、メンバーレベルの差はあれどスッと前につけて突き放す前走の勝ち方はレースセンスを感じさせるものでした。相手は強化されますが、前有利の傾向からもここで買いたい1頭です。

 色々話題のリフレイムも、広い東京コースで能力全開なら前走に引き続きアッサリのシーンも。

単16
馬連・ワイド11-16


■阪神11R

 例年なら京都で開催されるレースが阪神に替わることで、一番気を付けたいのが「坂の有無」です。牝馬の2歳戦や下級条件では前につけてスピードで押し切る馬が台頭することが多いですが、今回坂のある阪神で行われることでゴール前で形勢逆転、というシーンにも気を付けなければいけません。特に今回はスタートから下り坂の小倉1200mを勝ち上がってきた馬が人気の中心で、平坦の京都ならまだしも阪神開催で過信は出来ないと見ています。

 狙いはしまいにひと脚使えるタイプでかつ1400m以上を使われた馬。中でも新馬戦でククナを抑えて勝った◎オパールムーンに期待です。恐らく距離延長のモンファボリが行かざるを得ないメンバー構成で、人気馬を目標にして運べるこの馬がゴール前で差し切るシーンまで期待できそうです。同様に札幌1500m戦を勝ったラヴケリーも侮れず。

単6
馬連・ワイド6-9

2020年11月3日火曜日

【11/3(火・祝)JBC4競走予想】


 基本的に、興行的な観点からはG1レースを固めて開催するより分散させた方が売り上げ的には良いというデータが出ています。諸外国の競馬が生産者やオーナーの晴れ舞台であるのに対し、日本の競馬は戦時下の軍馬選抜・戦費捻出から財源としての国営賭博とその目的を変遷させてきた歴史的経緯からも、売り上げの最大化という側面が重要視されがちです。

 それでも、生産界最大の栄誉としてJBCが位置付けられ、その存在感を年々大きくしている点は素晴らしく、一種の「お祭り」として同日開催のスタンスを変えないでいるのは立派なことです。頭数の関係から開催場が限られるのが残念なところですが、やはり日本においては我々ファンがどれだけ馬券で貢献できるかが興亡を握っているわけですから、積極的に応援したいレースの一つです。


【ラインナップ】

大井8R(JBCレディスクラシック)/16:30
大井9R(JBCスプリント)/17:20
門別9R(JBC2歳優駿)/17:50
大井10R(JBCクラシック)/18:30


■大井8R

 矢作厩舎の躍進には2つのキーがあると思っています。1つは「使いながら仕上げる」ことの巧さ、もう一つは「馬の可能性を拡げるレース選択」です。モズアスコットなどに代表されるように、結果を出すことを前提とした連闘や中1週ローテの組み込みに積極的で、生涯獲得賞金の最大化の観点から特にクラブ馬にとっては有難い調教師であると言えます。やはり相対的に比較して束になった方が良い馬を買える可能性は高くなるわけですから、良質なクラブ馬が集まるのもまぁ頷ける話です。

 レース選択についても然りで、実績のある馬でも伸び悩みの傾向が出たらスパッとダートを試す、等新味を求めることを躊躇しない姿勢が見て取れます。広尾のハナズレジェンドやパンサラッサといったOP馬も、実現こそしていませんが師はかねがねよりダート転戦プランを温めていると聞きます。

 ◎マルシュロレーヌも準OPでもう一歩(とはいえタイム差なしの2着もあり勝ち上がりは時間の問題と見られていましたが)というレースを続ける中で9月にダート転向。いきなり豪快な差し切りでOP入りを決めると、返す刀でレディスプレリュードも圧勝。マドラスチェックやプリンシアコメータといった実績馬を置き去りにする末脚を見せました。これはコンバートが成功したと見て良さそうで、初顔の相手も何頭かいますが頭は堅いでしょう。

 相手には森泰斗Jを迎えたマドラスチェック、被されずに進めそうな枠を引いたローザノワール。あまり付かなさそうなので絞ります。

三連単13→2,14


■大井9R

 絶好枠を引いたヒロシゲゴールドと何が何でも前に行きたいノブワイルドのテン争いを見ながら進めそうな◎ジャスティンから。ハナを叩かなくてもレース出来た前走を評価します。ここにマテラスカイ、モズスーパーフレアが絡めばハイペースは必至で、復帰後今一つとはいえ大井の勝ち方を知る戸崎Jを迎え態勢は万全と見ます。相手は差し勢と見ますが、中でもブルドックボスはここに向け仕上げられた出来の良さで、連覇があっても驚けないでしょう。

馬連11-14


■門別9R

 現状ではJpn3なので北海道2歳優駿を改称したに過ぎないのですが、函館2歳Sで2着だったルーチェドーロの参戦により一定程度のレーティングは得られそうで将来的な格上げ(とはいえ全日本2歳優駿がこの後あるのであってもJpn2まででしょうが)に含みを持たせるメンバー構成ではあります。

 但し勝ち方については中央勢にあまり強調できる馬はおらず、いずれも前目からそのまま流れ込むor押し切るタイプの勝ち上がりで相手関係で圧勝したという感じではあります。そもそも中央のこのカテゴリでダートのレースの絶対数が少ないため、1勝馬もポテンシャルを見込まれて人気することは多いのですが、昨年のタガノビューティーみたいに圧倒的な先行有利コースを差し切るくらいのインパクトがあるわけではないため過信は出来ませんし、それならば完成度で勝る地元道営勢を狙いたいです。

 ここは陣営が手ごたえを感じている◎オタクインパクトを抜擢します。

 JBCは国内の生産振興を目的とした賞であるため、出走条件として「父馬がJBC協会に種牡馬登録されていること」が定められています。通常、JRA競走馬として種牡馬及び繁殖牝馬としての用に供される場合はジャパン・スタッドブック・インターナショナルへ「繁殖登録」を行う必要がありますが、これとは別に種牡馬はJBC協会に登録を行うことで産駒がJBC競争に出走できるようになります。オタクインパクトの父はご存知ウインバリアシオンですが、JBC協会への登録が行われていいなかったため追加登録料(60万円)を支払ってここに参戦しており、陣営がやれる手ごたえを感じている証左でしょう。

 先行押し切り型の馬が多い中で、この馬の2連勝の内容は好位~中団からマクリ加減に押し上げる強い内容。前走門別1800mで記録した1.54.8(重)のタイムはサンライズCの1.56.4(稍重)と比較しても遜色なく、数発のムチでぶっちぎったレースぶりからもこの距離は合っていそうです。

 相手も同様のレースぶりで勝ち上がってきたサハラヴァンクールから。前走の門別1700m1.48.9(重)のタイムはブリーダーズGJの1.51.0(良)、サッポロクラシックCの1.49.4(重)にも匹敵するもの。逃げて勝ってきた馬たちが相手レベルの強化で時計対応を迫られる中、その対応力を既に示しているのは魅力です。人気は全くありませんが食い込む余地は十分と見ます。

単勝4
ワイド4-14


■大井10R

 前走の圧勝によりサウジCがただの誤算だったことが明らかになった◎クリソベリルがここも崩れないと見ます。昨年のチャンピオンズCの勝ち方を考えても正直国内ではしばらく負けるシーンが想像できません。大井巧者の○オメガパフュームも昨年と同じローテーションで浦和で行われた昨年以上のパフォーマンスを出せれば2着は堅いでしょう。3着候補には妙味を狙ってデルマルーヴルノンコノユメミューチャリー

三連単5-1-10,11,13

【11/1(日)結果】

■東京11R ◎クロノジェネシス→3着


 北村友Jも言ってましたが、スタートで挟まれたのが痛かったです。本来であればアーモンドアイより前に居たかったはずなのですが、あの位置取りになっては分が悪く、キレで勝るフィエールマンにも交わされ3着。とはいえ動き出しの差を考えれば積極的に負かしに行っての結果ですから、やはり力をつけていることは明らかでしょう。

 アーモンドアイは外目の枠、小頭数も手伝い危なげないレース。ルメールJの涙に、彼と彼女が背負ってきた大きなプレッシャーを感じずにはいられませんでした。快挙、快挙と騒ぐことがいいことばかりではないのかとも思いつつも、こんな歴史的な名馬に巡り合えたことへの感謝の方が大きいかも知れません。

 馬券は◎を1~2着で付けていたのでハズレましたが、納得のレースでした。

2020年11月1日日曜日

【11/1(日)予想】タイトルより称号を<天皇賞秋クロノジェネシス>

 今の京都競馬場に行ったのは今年の2月、京都記念の日が最初で最後となりました。冷たい雨が降るクッソ寒い中での観戦となりましたが、見晴らしが良いのと周りが戸建て中心の住宅街ということもあり、とにかくコースが広く見えました。とはいえ、外見はともかく中は確かに年季を感じさせる作りで、新スタンドの完成が今から楽しみだったりします。

 ちなみにその時勝ったのがクロノジェネシス。エリ女の負けから半信半疑で買い目に入れてすらいませんでしたが…


【ラインナップ】
東京11R(天皇賞・秋)/15:40


■東京11R

 過去、国際セリ名簿基準委員会(ICSC)が定義するG1(遡及含む)の最多勝利記録は7勝(シンボリルドルフ、テイエムオペラオー、ディープインパクト、ウオッカ、ジェンティルドンナ、キタサンブラック)。こうした錚々たるメンツに肩を並べたのがアーモンドアイですが、世代交代の波を乗り越え2年~3年にわたってG1で主役を張り続けるというのは本来とても難しいことです。

 上記6頭の内、牡馬に関しては「G1の1勝目から7勝目までの期間」が最長でも2年2か月(キタサンブラック:15年10月菊花賞~17年12月有馬記念)。意図的に早く現役を切り上げた馬も居ますが、テイエムオペラオーの例を見ていても競走馬の旬というのはそうそう長くは続かないものなのでしょう。逆に牝馬ではジェンティルドンナが足掛け2年8か月にわたりG1を7勝(12年4月桜花賞~14年12月有馬記念)。牝馬限定戦に出られることもあり勝ち星数を稼ぎやすいという側面はありますが、ダービーを制したウオッカ然り、この馬も引退レースの有馬記念を勝っていることから、いずれも牡牝問わず通用する力量の持ち主であったことは疑いようもありません。「牝馬は成長のピークアウトが早い」というのは昔の話でしょう。

 そのアーモンドアイですが、中間について各関係者が口々に「どっしりしてきた」「落ち着いてきた」というコメントを残しています。操縦性が高くなり、調教でもしっかり集中して走っているということで、これを評して「いよいよ完成形か」と語るメディアもいるくらいです。

 しかし、自分が引っかかっているのがシルクの米本代表がある媒体に語った内容。概要としては「夏に牧場で見かけた時は別馬のように萎んでいたが、数週間で元に戻った」というもの。確かに前走は初の中2週で不覚を取ったもので、連戦のダメージが相当であったことは想像に難くありません。しかし、これまでにも秋華賞→ジャパンCのローテや掛かってレースにならなかった有馬記念等消耗が激しいであろうレースはあったはずで、このようなコメントが出てくるというのは、それら過去と比較してもはっきりと見て取れるほどのダメージがあったことを窺わせます。

 とはいえ、中間で特に調教をセーブしているわけではなく、いつもの調子に持っていけている様子なのはひとまず安心といったところ。古馬中距離路線の層の薄さも手伝い、頭数も手ごろとなったここは無事に回ってくれば格好はつけられるでしょう。


 ではその「格好をつける」女王に真っ向から挑む馬はいるのか?と考えた時に、勝負付けの済んだキセキを基準とすると成長力でこれを上回る期待が持てそうなのがクロノジェネシスでした。この馬も連戦が出来ない馬で、過去中7週以下のローテでは(1,2,2,1)に対し中8週以上ではG12勝を含め(4,0,0,0)。内3勝は稍重以下の馬場状態であったため道悪適性がモノを言っての勝利かという声もありますが、JC2着のカレンブーケドールを3度も下しているうえ、道悪の菊花賞を制したキセキも前走で完封していることから、この馬自身の成長も伴っての躍進であると捉えています。ここも中17週で挑む万全のローテーションで、今の成長ぶりなら2着はおろか頭もあり得ると見て抜擢します。

 そもそもクロノジェネシスはここではなく、阪神芝2200mで行われるエリザベス女王杯に出ていれば実質タダ貰いだったはずです。それをあえてここに出してくるということはアーモンドアイへの宣戦布告であるわけで、「実より名を取る」ために勝ちに行くレースをしてくれるでしょう。

 三番手候補にはそのキセキとコース巧者のダイワキャグニー。あとは外差し有利の展開で食い込みそうなのがスカーレットカラー。昨年の府中牝馬Sが完璧なレースで、頭数少ない今回は捌きやすそうで上位の目も。

三連単7=9-3,8,10

【10/31(土)結果】

■東京10R ◎ロライマ→10着

 スタートで1完歩ほど出遅れ後方から、直線も馬場の真ん中で進路を失い内に切り替えざるを得ないちぐはぐな競馬でした。

2020年10月31日土曜日

【10/31(土)予想】乾坤一擲の適鞍<キタサンブラックMロライマ>


 プロ野球のビールかけと一緒で、キタサンブラックの引退レースは勝つことが前提だったと言わざるを得ない演出の数々でした。しかしそれをやってのける人馬も凄いですし、「馬主が歌唱したため」最終レースの発送を遅らせるJRAもなかなか粋なものです。

【ラインナップ】

・東京10R(キタサンブラックメモリアル)/15:10

■東京10R

 文字通り「キタサンブラックが顕彰馬に選出された」ことを記念して行われるレースですが、芝1600mというのは全く同馬のイメージが湧きません。それはさておき、この条件はハイレベルかつ多頭数で、関西馬も多数遠征に来ることがざらです。

 その遠征勢の中から◎ロライマを再度抜擢します。前走は4角で窮屈になるシーンがありながら最後までよく差を詰めてきていました。再度の輸送となりますが去勢効果で気性面の問題も解消されており、春の江の島Sでも14番人気5着と好走。ここは適鞍と踏んでの参戦でしょう。好走してても人気しないタイプなだけにここは頭まで期待します。

 横山武Jだと人気してしまうかと思いましたが意外と落ち着いている様子(12時現在8番人気)で、もう一押し足りないこの馬の末脚を補えるパンチの利いた騎乗に期待です。父の駆る△カイザーミノルも一発の雰囲気。

単勝4
ワイド4-5,6,12

2020年10月25日日曜日

【10/25(日)結果】

■京都11R ◎コントレイル→1着(1/18人気) △ディープボンド→4着(7/18人気)

 道中は中団の内を進んだコントレイル。しっかり馬群の中で折り合ったことでスムーズに運べ、最後まで力を温存することが出来ました。少なくとも同世代では力量で勝ることは証明できましたし、今後古馬との争いでどうなるかが注目です。

 アリストテレスはそのコントレイルをぴったりマークして運び、追い出すタイミングもほぼ一緒。適性の差であそこまで迫れたという言い方もできますが、着取りの競馬ではなく勝ちに行っての僅差2着は大きく評価できると思います。

 相手抜擢したディープボンドは最後の最後にサトノフラッグに交わされ4着。コントレイルの前外を進み、ワンテンポ速く追い出して進路を作る完璧なエスコートでしたが、追い出しを待った分キレで勝る後続の台頭を許してしまった側面は否定できず…力量的には妥当な決着とはいえ、もうちょっとどうにかならなかったのかと…

マミリアスデビュー戦は6着、上々の船出


 出資馬である広尾TCのマミリアス(牡2、美浦・根本厩舎)が日曜東京4Rの新馬戦(芝1600m)に出走、6着となりました。

 今年の4月、エクワインレーシング在厩時463kgの馬体重だったマミリアス。450kg台で出てくるかなと思いましたが今日の馬体重は470kgと一回り大きくなってデビューを迎えました。パドックの感じではまだレースというものを認識していない感じで、落ち着きこそあれどもう少しピリッとして欲しいというのが正直なところでした。もしかすると、体重が増えた分はまだ絞れる余地を残しているのかとも思いつつ…

 それでもスタートするとスッと好位につけ、1・2着馬に続く3番手の位置を確保。直線に入ったタイミングでも良い手応えを見せ、前を捕らえる勢いを一瞬見せましたが坂上で後続に交わされ6着でゴールイン。惜しくも掲示板には届かなかったものの、出来を思えば上々のデビュー戦ではなかったかと思います。

 何よりスタートが良く、好位に取り付いて運べるスピードは根本師の見立て通り芝適性を示すものと言えるでしょう。直線ではややフラフラしながら走っており、坂上からのもう一伸びが無かった点も含め、今回レースを使って変わってくる期待は持てそうです。

 戦前は競馬ブックのコメントでいろいろ言われたようですが、根本師らしい謙虚さだなぁと逆に感心してしまいました。競馬というのは出資者だけで成り立つものではないわけですし、あくまで専門紙は馬券検討に資する情報を提供することが第一義ですから、無理にリップサービスする必要も無いと思います。「自分の出資馬にポジコメ出来ない調教師には預けるな」と言うのであれば、いずれ誰も預かってくれなくなるでしょう。日本の競馬は馬券を買うファンが居て初めて成り立つものですし、自分の出資馬がいつも賞賛されることなどあり得ないですから、出資者と言えど物言いには気を付けなければいけないと学んだこの数日間でした。

 「使いながら」という陣営コメントもあり、今後は問題が無ければ恐らく続戦でしょう。現状でも十分勝ち上がれるパフォーマンスだったかとは思いますが、レースを経験したことによるさらなる成長を期待して待ちたいと思います。とにかくお疲れ様でした。

2020年10月24日土曜日

【10/25(日)予想】3000mという距離の持つ意味<菊花賞コントレイル>


 土曜日が全くかすりもしなかったことから、今週は大人しくしといた方が良さそうと判断。出資馬マミリアスの新馬戦以外はここだけにします。

【ラインナップ】

京都11R(菊花賞)/15:40


■京都11R

 少し前はフルゲート集まらないこともあった三冠最終章ですが、ここ最近はスピード血統全盛の中スタミナ血統馬が一泡吹かせようかと言わんばかりに上り馬の登録が多く、今年も抽選の末18頭が駒を進めました。

 (当たるかどうかは別として)天邪鬼っぷりに定評のあるこのブログですが、ここは◎コントレイルの力量が抜けているという判断です。距離が延びることは決してプラスとは思っていませんが、たかだか600m距離が伸びたからと言ってこの馬を逆転できる同世代馬はいないだろうというのが率直な感想です。

 アメリカのようなテンから全力のマッチレースならまだしも、キレ味の生きる日本の芝コースではやはり最後のスピードが無いと通用しません。ダービーでコントレイルがサリオス以下につけた差は決定的と言え、そのサリオスでさえ毎日王冠のパフォーマンスを見るに本質はあのあたりの距離にあったわけです。そこで離された3着集団の一角に過ぎないヴェルトライゼンデ以下の馬がここで逆転できる要素は見当たらず、かといって上り馬の中でも力だけでコントレイルをねじ伏せられるほどの馬は見当たらない、という見解です。

 とはいえ個人的には、「コントレイル三冠」というのがメディアで半ば既定路線的に語られているのには違和感があります。誰が勝つかなんてわからないのがスポーツなのに、「コントレイルが勝つ以外の結末」を認めないかのような空気が醸成されることは、スポーツジャーナリズムの観点、そして真剣勝負を前提とするギャンブルの姿としてどうなのかという思いはあります。ディープインパクトが有馬記念で負けた際に「もう1回やり直してほしい」と発言した某芸人は散々叩かれましたが、それさえを正当化するかのようなニュアンスが、先週そして今週と続いているのに、自分はどうも溶け込めません。

 「最も強い馬が勝つ」という格言は、このレースの特徴をよく表していると思います。だからと言ってミホノブルボンやネオユニヴァースが強くなかったとは全く思いませんが、この世代においてコントレイルが頭一つ抜けた存在であることは明らかです。ここは逆らっても良いことは無いと判断します。

 未知の距離に挑む18頭。2番手以下は誰にでもチャンスありと思いますが、展開から浮上するのは△ディープボンドではないでしょうか。

 恐らく、コントレイルが勝つにあたって最も恐れているのはスローになり前が残るパターンでしょう。要は「誰かに差される心配がない分、物理的に差し届かない展開にだけはなってほしくない」はずです。キメラヴェリテが飛ばすとはいえ、強力先行型のバビットが居る以上、出鼻をくじくだけでは不十分で早めに脚を使わせる展開に持ち込めれば理想でしょう。

 では誰がそれをやるのか。最も適任と言えるのが、好位からのしぶとい末脚で京都新聞杯を制した同じ前田一族のディープボンド、という見立てです。軽快に飛ばすバビットを2週目の向こう正面辺りから捕まえにかかり、重賞実績ある馬が早めに動くことでその他の人気馬にもなし崩し的に脚を使わせる、こうすれば、直線に入った頃には多くの馬がだいぶ脚を使った状態になり、外を回してコントレイルが差せば歴史的名馬の出来上がり、ということになるでしょう。是非はともかく、ディープボンド自身のレーススタイルからもこれに近しい先方になることは必至で、多少なりともコントレイルのアシストにもなるわけですから早めに前を潰しに行くことは容易に想像できます。

 △としたのは、間違っても勝ってはいけない、という立場であるためです。コントレイル自身にアクシデントでもない限り、歴史に名を刻むチャンスを同じオーナーの馬が潰しては何とも言えない気まずさが残りますし、それで勝てるのであればそもそもダービーももうちょっとやれてていいはずです。

 では上記のような妄想が成立したとして、勝気にはやるヴェルトライゼンデは潰れる側に回ることでしょう。コントレイル同様最後の直線に勝負をかけたい馬として推奨したいのが★ロバートソンキーです。

 神戸新聞杯がそうであったように、展開待ちタイプとはいえスタミナ勝負で末脚比べになれば良いものを持っています。この馬のタイプ的に早めに動いてしまっては末を無くすため、有力馬がいかに早く動こうとも、あわてず騒がずの直線勝負に持ち込むはずです。コントレイルやしぶとさが身上のディープボンドには勝てなくても、その他の馬には勝てる可能性がありますから、ここで名を上げる意味でもひそかに狙っているはずです。

 そもそもこのブログで2020年最初に取り上げたのが1/5の中山1R、正真正銘2020年最初のJRA競走でした。オイデヤスダイジンが1着となり約15分間にわたり全国リーディング単独トップの座についたのが伊藤J。今年は彼から始まった年なのです。京都競馬場の改築に合わせ「伊藤工務店秋の大感謝フェア」が開催されてもおかしくはありません。

馬連・ワイド3-8
三連複3-8-13

【10/24(土)結果】

■東京8R ◎エンジェルカナ→10着

 逃げられなかったうえに前がやり合い息の入らない展開。それでも坂下では一瞬見せ場を作りましたが、自分の形に持ち込めなかったのが全てでしょう。そして思ったほど内が良くないことを思い知りました。先週の内天国は何だったのか…


■東京11R ◎スマイルカナ→10着

 もはやシーズンズギフトに嫌がらせされたとしか思えないレースでした。そのシーズンズギフトはぶっちぎりの最下位。明らかな逃げ馬が居ないならまだしも、このメンバーでぶっ放したノリさんは何を狙っていたのか…

 2着のラウダシオンは勝ちに行って差されたわけですから悲観する必要は無く、むしろ休み明けの仕上げでここまでやれるんですからめどは立ったと言えるでしょう。次が楽しみです。

【10/24(土)予想】かなでし●´□`)ノ<東京8Rエンジェルカナ&富士Sスマイルカナ>


 今から3年前、惜しまれながら引退した仙台発ヴォーカル&ダンスユニット「Dolothy Little Happy」の元リーダー(だーりー)・白戸佳奈さん。他のユニットつながりでここのことを知ったのがもう7年前の事で、その透明感とキャラクターに惹かれグループ内で一推しとして応援していました。グループ自体は今も存続していますが、他のオリジナルメンバーが他ユニット、声優に転身する中で彼女は表舞台からの引退という道を選びました。その引き際の潔さもまた、彼女の真っすぐさの現われだったのかもしれません。

 アイドル界というくくりで考えても彼女は一、二を争う美人だったと思います。


 ファンをして「人間国宝」と評されたそのアルカイックスマイル。

 ふと「カナ」という名前を見かけると、未だに彼女の笑顔を思い出さずにはいられません。「かなでし●´□`)ノ」とは、グループ在籍時に更新していたブログのあいさつとしておなじみのフレーズ。引退から4年、このフレーズを持ち出すことがあろうとは思いませんでしたが…


 話が長くなりそうなので本題に入ります。




 写真は10/21(水)時点の東京競馬場の3コーナーの芝の状態です(JRA発表)。

 府中は開幕週、2週目と雨にたたられ芝がだいぶヤバい状態になっています。とはいえ、秋雨前線の影響を受けやすいこの時期の東京開催では「例年通り」の状態とも言えます。そして水を吸った状態で2週にわたって使われたことで、内側の芝がはがれる一方で開幕前にエアレーション・シャタリングを施された分吸水性が良く、思う存分に踏み固められたラチ沿いはだいぶ固くなってんぜ(迫真)というのが自分の見立てです。

 一昨年、昨年と秋の東京最終週のジャパンカップで1枠の牝馬(18年アーモンドアイ、19年カレンブーケドール)が内を突いて連対しているのもそうですし、先週の日曜メイン・オクトーバーSでさえ最後に内に進路を取ったオウケンムーンが3着に食い込む走りを見せたことからも、雨中で踏み固められた東京芝でインの硬化が進むことは明らか。よってAコースで行われる今週は「内前有利」の仮説を前提に予想しようと思います。

 但し、明らかに芝がはがれているので大抵の騎手はそれを避けて通るはずです。それをものともしない思い切ったイン突き・先行策に打って出るのは誰かと考えた時…表題にある通り「2頭のカナ」を抜擢したというわけです。決してタイトルありきで選んだわけじゃ(ry


【ラインナップ】

東京8R/14:05
東京11R(富士S)/15:45


■東京8R

 ◎エンジェルカナは前走に続き3kg減の原Jが騎乗。4角先頭なら①①⑤着の馬ですから、ここも行き切るレースになるでしょう。加えてトーセンホマレボシ産駒は東京芝1400mで穴を連発(単回765/複回186)。混戦模様でオッズも割れ加減ですが十分妙味でしょう。

単勝6
馬連6-2,3,4,5,8,9,12
三連複6-5,9-2,3,4,5,8,9,12


■東京11R

 今年からG2に昇格した富士S。別定戦となり馬齢重量にG1馬+2kg、G2馬+1kgとなります。力量で言えばラウダシオンを評価するほかないのですが、馬にとっても鞍上にとってもあくまで目標はマイルCS。同世代との斤量格差もあり、目いっぱい狙うのは次回に取っておこうと思います。

 ここで抜擢するのは◎スマイルカナ。既に米子S1着、京成杯AH2着と古馬OPで通用の実績を見せています。この頭数、展開であればモズダディーが邪魔しない限りはマイペースの逃げが打てそうで、多少無理しても残せることも前走で証明済み。柴田大Jは躊躇なくインを運べる騎手でもありますから、馬場を気にして後ろが外を回すような仕掛けを見せればセーフティーリードとなるでしょう。この実績、このメンバーで52kgなら勝ち負け期待です。

単勝7
馬連・ワイド7-4,11


※追記

 本当は前回言った通り新潟12Rのライオネルカズマも抜擢したかったのですが、新潟も芝の状態が悪く外差し傾向が表れており、明日もまとまった雨が降るとのことで流石に前で運びたいこの馬にはかわいそうな展開になる見込みにつき見としました…

2020年10月22日木曜日

出走馬抽選制度に対する国枝師の提言と、厩舎制度について。


 先日、大手競馬メディアに寄稿された1本の記事—

■“GI抽選対象”何が正解なのか 国枝調教師の金言/トレセン発秘話(netkeiba.com)

 このブログをご覧になる方はほとんどご存知かと思いますが、美浦・国枝栄調教師がG1における出走馬選定の「抽選」制度について苦言を呈したという話題です。

 デビュー3連勝中だったレイパパレ(栗東・高野友厩舎)が6分の4の抽選に漏れ、目標としていた秋華賞に出られなかったことは記憶に新しく、さらに同馬が秋華賞当日の10R・大原S(3勝クラス)で圧勝したことで、「もし出られていたら…」という思いを強くするファンも少なくなかったことでしょう。

 この話題を引き合いに国枝師は「G1くらいは完全にレーティングで決めても良いのでは?」という提言をしていますが、それは果たして「JRAのハンデキャッパーが優秀だから」という理由だけで言っているものなのかと疑問に思えてしまいます。

 そもそもレーティングはオープン以上の競走に対して付されるものであり、それを条件戦にまで適用しようものならJRAの負担は膨大になると見られます。まさか「G1に出ようとしている馬が出そうなレースだけレーティング付与します」とは言えないですし、仮にそのようなことがあれば「主催者が『強い馬がここに出ます』っていうレースを選別している」ことに繋がるわけですから、公正保持の観点から日本では難しいと言えるでしょう。

 加えて、秋華賞を例にとれば3着だったソフトフルートとレイパパレを比較して、どちらが強いかというのを戦前に推し量るのは難しかったと言えるでしょう。そもそも「強い馬」というのは絶対的なものではなく、走るコースや距離、馬場状態、ペース等様々な要因で力関係は変わるもの。それはアーモンドアイを管理している同師が一番よくわかっているはずなのですが…


 得てして、こういうリーディング上位調教師の「JRAへの苦言」はポジショントークを多分に含んでいるものです。

 少し前に栗東・矢作芳人調教師が「厩舎制度改革」と称してメリット制(成績に応じて馬房数・登録可能数を増減させる)の話をしていましたが、これも結局相対的に下位の厩舎のことは全く顧みられていないわけです。一般論として競争原理が市場活性化に有効だという理屈は理解できますが、競馬サークルにおける厩舎というのは1つの会社であると同時に馬主側にとってのライフラインですから、仮にガッツリ馬房数を減らされた下位厩舎が収入減を苦に廃業するようなことがあればサークル全体での受け入れ数の問題が発生します。

 「そもそも新馬の数が増えている」「親族や法人などの名義により実質的に大馬主の寡占となっているJRAの馬資源市場」等の問題はひとまず置いておいて、仮に上位の厩舎がこれら下位厩舎の馬房を吸い上げて商売をしたとしても、それはセーフティーネットにはなり得ないのです。彼らには、成績下位の厩舎だからこそ受け入れてくれる層の馬を受け入れるつもりがないからです。増やした馬房は大手の預託枠として再配分されるだけで、そうなると今度は成績中位の厩舎に良い馬が回らないという問題が発生し、ますます上位のパイが大きくなるだけです。

 加えて、そのようなことが実際に起こると、預託馬の行き場を無くす個人馬主も一定数出てくるようになるでしょう。人気厩舎は大手に埋め尽くされ、大学病院さながら知人の伝手などで紹介してもらえないと入れない…なんてことになっては「その筋の有力者」か「元々金持ちだった」人以外で将来的に馬主になろうという人はどんどん少なくなるでしょう。今のように売り上げが伸び続けている局面ではさほど問題になりませんが、何かの事情で売り上げが下がったり馬が売れなくなったりすると、特定少数勢力への依存が強い市場は途端に負のスパイラルに陥るリスクをはらみます。

 これも根っこは出走馬抽選の話と同じで、何を以て「良い厩舎」とするかはまちまちなわけです。矢作師や栗東の森秀行調教師のように、その馬のLTVを最大化するための出走戦略を採る調教師も居れば、「人を育てる」ために自厩舎所属騎手の騎乗を受け入れることを条件とする栗東の本田優調教師のような人もいます。あるいは、テソー□軍団のようにオーナーの言うことを文句言わずに受け入れる厩舎が良かったり、出走手当を稼ぐために連闘や芝中距離にローテを限定して使い続ける厩舎が良い、という考え方もあるでしょう。

 つまり、厩舎に何を求めるのかは馬主の間でも違いますし、むろん立場が違えば当然利害も異なります。そうした土壌にある「厩舎」という馬主にとっての共有財産を、勝ち星や出走数など定量的な実績による評価に偏重させるのは、少し違うのではないかと。


 話を馬に戻しますが、例えば「3戦3勝の馬が10戦3勝の馬より強い」という保証はありません。2002年に朝日杯FSを制したエイシンチャンプは、2歳12月にしてこれがキャリア9戦目。当日は8番人気と伏兵扱いでした。かたや1番人気は2戦2勝のサクラプレジデント。レースではゴール前でのサクラプレジデントの追撃を先行策から封じたエイシンチャンプ。同じ2勝馬でも人気は大きく離れていましたが、その通りにならないのがレースというものです。

 たらればをロマンとして語ることには必ずしも賛成しませんが、少なくとも、条件戦しか走っていない世代限定戦においてどのように「優劣」を付けるのか、その是非を含め自分はどうにも首をかしげてしまうものです。

マミリアス10・25いざデビュー、期待膨らむリオンディーズ産駒

  出資馬である広尾TCのマミリアス(牡2、美浦・根本厩舎)が、10月25日(日)の東京4R・メイクデビュー東京(2歳新馬、芝1600m)でデビューを迎えます。私の出資馬ではパラスアテナ(牝3)に続く2頭目のデビューとなり、期待は膨らむ一方です。

 2代母に桜花賞3着のホーネットピアスが居る母系で、父は20年新種牡馬のリオンディーズ。言わずと知れたシーザリオの仔(父キングカメハメハ)でエピファネイア(父シンボリクリスエス)、サートゥルナーリア(父ロードカナロア)がいる血統。現役時代はデビュー2戦目で朝日杯FSを制しましたが、故障に泣きわずか5戦で引退。同期のダービー馬・マカヒキが現役で頑張る中ひと足先にスタッドインした期待の良血馬です。

 20年の新種牡馬と言えば、モーリス・ドゥラメンテをはじめミッキーアイルやホッコータルマエなどそうそうたる顔ぶれが並びますが、リオンディーズ産駒は今年の新馬戦で(7,5,5,30)。勝率14.9%は内国産新種牡馬ではサンプル数の少ないクリーンエコロジー(勝率25.0%…(1,0,1,2))を除けばトップの成績です。新馬戦の勝ち星で言えばここまでドゥラメンテ産駒が9勝(62頭)、モーリス産駒が8勝(73頭)でリオンディーズ産駒はそれに次ぐ7勝を挙げていますが、出走頭数は47頭と前述の2頭に比べれば少なく、それを踏まえてもポテンシャルの高さが窺い知れる内容となっています。


 写真は出資を決めた昨年10月時点での立ち姿です。

 サイズ感はそこそこ…という印象ですが、肩の筋肉が盛り上がっている感じが好きで血統に違わぬ活躍を期待して出資を決めました。体毛色と太陽光で余計にそう見えるだけなのかもしれませんが、適度な馬格でしなやかに動けるとなるとやはり芝での活躍が見込めると考えていたので、デビューの条件としては自分の理想通りでもあります。

 元々夏前の時点でゲートは合格していたのですが、入厩後の環境変化もあってか疲労を考慮し夏はお休み。約1か月の在厩調整を経て満を持してのデビューとなります。根本厩舎ということもあり鞍上は野中J。普段は丸山・藤田Jが稽古をつけているのですが、両名が京都・新潟に行ってしまうため声が掛かった形でしょう。今年ここまで9勝と勝ち星こそ目立たないものの、うち5勝を挙げる得意の東京に戻った今月だけで既に2勝を挙げており、3場開催で騎手が分散する上フルゲートの争いとあっては良い騎手を確保できたかと思います。

 まずは1勝を、それがなるべく早く挙がると良いな、という気持ちではありますが、師も「クラシックが視野に入る良血」と募集時に語っていた通り期待が膨らむ血統表。その血脈に違わぬ走りを初戦から期待したいと思います。

2020年10月18日日曜日

パラスアテナ大健闘の4着、夢は終わらない


 なまじ惜しかっただけに余計に印象深い…

 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3/美浦・高柳瑞厩舎)が、18日(日)京都のG1秋華賞に出走。12番人気の低評価を覆し4着に食い込む大健闘を見せました。まずは最後まで全力を尽くしてくれた彼女と坂井J、ここまで導いてくれた厩舎陣営はじめ関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

 デビュー以来初となる関西への長距離輸送。馬体重は紫苑Sから-8kgの444kgと、木曜(調教後馬体重450kg)からの比較でも-6kgに留めました。小春日和のパドックでも発汗は目立たず、いつも通り外目を首を使ってキビキビと歩いており見た目には順調そのもの。あとは相手関係だけ…と思える仕上がりでした。

 レースではゲートでやや後手を踏み、勝ったデアリングタクトの後ろにつけて後方から運ぶ展開。デアリングタクトの進出を見て3コーナーから追い出されましたが、最初暫くは鞍上のアクションほど伸びず「万事休す…」とさえ思ってしまいました。しかし外からソフトフルートに並ばれたあたりでエンジン点火。大外を回すロスの大きい競馬でしたが、最後まで脚を使い勝ったデアリングタクトから0.3差の4着にまで食い込んでくれました。

 4着とは言え、3着のソフトフルートとは写真判定の末僅かなハナ差(上図)。私含め多くの出資会員、そして複系馬券を持っていた人が固唾をのんで判定を待っていたことと思われます。そのあとの溜息まで聞こえてきそうな…しかし、本来であれば募集価格1,680万の馬がG1④着で1,500万を稼いで帰ってくるだけでも、普通にすごいことのはずです。それを「悔しい」に変えるほどのポテンシャルと頑張りを見せてくれたことに、改めて感謝したいです。


 終わったから言えることですが、今回は2桁着順の大敗も覚悟していました。

 堅実に走るタイプとはいえ相手も強く、調教後馬体重の時点で前走からマイナスということからも、まだまだ成長の余地を残している段階であることは明らか。輸送を意識してのものでしょうが、最終追いも芝。1週前にウッドの予定をポリに変えたことも相まって直前に負荷をかけられないもどかしさ。それでも内枠を引いてコースの利で上手く立ち回れたら…と期待していましたが、その希望も遠い16番枠。加えて京都は天候が回復し内もまともに走れる状態に見え、外を回すことのロスの方が大きいとなると末脚勝負でどこまで…と不安を挙げればきりがない、そんな戦前でした。3角でガス欠気味に見えたのも、そういうメンタルがあってのものでした。

 しかしながら、蓋を開けてみれば大外を回してまくり加減の進出を見せ自力で掲示板を確保。他の有力馬がデアリングタクトを封じようと早めに動いたこともありましたが、直線の入り口では一瞬夢を見たほどの伸びでした。挑戦者の立場ですからどんな結果も受け入れられるつもりではいましたが、勝ちに行ってのこの結果はもう疑いようもなく彼女のポテンシャルを証明する結果だったと言えるでしょう。


 力量、精神力、レースセンス全てにおいて世代の牝馬で頭一つ抜けていたデアリングタクトの強さに脱帽するとともに、自らの末脚で自分たちファンの夢をつないでくれたパラスアテナに、重ね重ね感謝を表します。

 消耗の大きいレースでしたので、いつも通り一息つかせて次走、というローテーションになると思います。まだ3勝クラスですので流石に次回は自己条件でしょうが、今日戦った馬たち含め、再び大きな舞台で躍動するその姿を期待せずにはいられません。まずはゆっくりと疲れをいやしてください。お疲れ様でした。


【10/18(日)結果】

■新潟10R ◎オルダージュ→3着(5/12人気)

 やはりスピードの良さはここに入っても通用しました。最後の50mで止まってしまいましたが、風よけもなくずっと勝ち馬より内を走っての3着は価値が高く、この条件なら順番は回ってくるでしょう。

 勝ったクルークヴァールは3走前に直千で最内1番枠から4着と通用の素地を見せていた馬で、人気であっても逆らえないという結論でした。何より鮫島駿Jは直近3年の直千で(4,5,2,20)、勝率12.9%・複勝回収率も207と驚異的な数値(ちなみに直千巧者で有名な西田Jは(8,3,10,60)で勝率9.9%、複勝回収率81%)。ここでの信頼度は抜群でした。

🎯ワイド 8-11 7.5倍


■新潟11R ◎レインボーフラッグ→9着(10/16人気)

 何が何でも、という馬が居ない分チャンスだと思って前を取る馬が多くなり前崩れするだろうという考えのもと、裏をかいて差し決着をもくろんだら典型的な前残りのレースになってしまいました。カリオストロが残せてしまうペースでしたから…今日は展開に尽きます。


■東京11R ◎インビジブルレイズ→9着(7/16人気)

 こちらも前残り。パンサラッサが残し、テリトーリアルが捕まえたのは良いですが、離れた中団勢の動きが鈍く間に合わない展開に。ただ読み誤ったと思ったのは、東京の馬場が発表よりも恐らく良く、内を通してもしっかり走れるコンディションになっていたことでした。最後の直線では一瞬3着を伺うかに見えましたが、内を通したオウケンムーンが3着を確保できるほどでしたから…

【10/18(日)予想】直千で観たかった<稲光特別オルダージュ>/舐められたハンデ<信越Sレインボーフラッグ>/OP勝ちの舞台で<オクトーバーSインビジブルレイズ>


 ジェンティルドンナも、アーモンドアイも成し得なかった無敗の牝馬3冠。私たちは歴史の目撃者になれるのでしょうか。有難いことに出資馬が出ているので予想はしませんが、デアリングタクトの前に立ちはだかる壁は想像以上に大きいと思っています。それを超え行く様もまた、今の日本の競馬界にとっては非常に大きな意義があるでしょう。来週のコントレイルも然りですが、「浪漫派オーナー」の挑戦は本当に見ていて楽しいです。


【ラインナップ】

・新潟10R(稲光特別)/14:40
・新潟11R(信越S)/15:20
・東京11R(オクトーバーS)/15:30


■新潟10R

 直千レースにしては12頭と頭数が落ち着きましたが、狙いたいのは久々に芝を使うオルダージュ。元々ダッシュ力はある馬で、昔は行くだけ行って…というレースが目立ちましたが最近では折り合って進み最後にもう一脚、というレースもできるようになっています。元来のスピードを活かすにはこのコースは合っているでしょう。直千はオッズが割れるので、外枠配置のクルークヴァールを相手に連で。

馬連・ワイド8-11


■新潟11R

 ここはハンデ戦。トップハンデはストーミーシーの57kgで、最軽量は51kgが3頭。距離実績ある馬も多く難解ですが、牡馬で最軽量54kgの◎レインボーフラッグを推奨します。

 前走同舞台の朱鷺Sでタイム差無しの4着と走っていますが、この時6着だったアンコールプリュは53kg(牝馬のため実質55kg)、7着のナランフレグは55kgというハンデ構成。おまけに2走前のパラダイスSではストーミーシーに先着しているのに3kgも斤量貰っていて、その前の米子S(7着)で0.2秒だけ前にいた6着のダノンチェイサーもここで56kgを背負っており2kg貰い。着順とハンデが比例していないと言えます。芝1400mはベストの舞台で、既に芝が荒れ始めていて時計の掛かる新潟芝も理想的。前走と大差ないメンバー構成なら再びの好走が期待できます。

単勝9
馬連・ワイド9-3,12,14,15,16


■東京11R

 春に同条件の白富士Sを勝った◎インビジブルレイズを抜擢します。白富士Sの当日は2021年の東京の開幕デーでその日それまでの芝レースは3つとも逃げ切りが決まっていましたが、外差しで同レースを制したのがインビジブルレイズでした。実際このレースは全体的に外差し有利ではありましたが、2着のマイネルサーパスが福島民報杯を、3着のレッドガランが大阪城Sを制したようにOP特別(リステッド)としてはレベルが高い一戦だったのもまた事実で、前走の新潟記念は太目残りと敗因が明確。ひと叩きの良化が見込めるここは再びの好走があっておかしくないでしょう。

単勝13
馬連・ワイド13-1,10,11

パラスアテナついに秋華賞、どんな結果でも堂々と


 自分の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3/美浦・高柳瑞厩舎)が、今日の京都11Rの秋華賞(G1)に出走。ほぼノーマークの扱いですが、人気以上の走りを期待します。

 思えば、自分が広尾TCに入会したのがちょうど1年前。入会特典である4口分の無料出資権をどの馬に使おうかと見繕っていた時、2歳10月にしてまだ出資が間に合う馬が居ることを見つけました。実は当初はカイザーノヴァ(父モーリス、パラスアテナの弟)への出資を検討していたのですが、そうこうしているうちに満口に。それならば、と兄弟の中で一番のサイズ感を持って生まれた同馬を初の出資馬にしようと決めたのがきっかけでした(ちなみに
馬体を見て即決したのはキャットウォークでした)。

 ステラリードの子どもはそれまでいずれも未勝利で引退、パラスアテナはクラシック登録もなくデビューは年明けにずれ込んだだけに「最初の馬だし、勝ちあがってくれれば万々歳」程度に考えていました。1月のデビュー戦ではダートを走り2着とするも、2戦目は4着。既に2月の下旬でしたから「何とか未勝利さえ勝ってくれれば…」と当時は祈るような気持ちだったのを今でも覚えています。

 それが芝を使われ一変。福島で目の覚めるような快勝を見せるとカーネーションCも鋭い末脚で連勝。このころから「いずれ重賞でも手が届くかも…」と思うようになりましたが、3歳の時点でラジオNIKKEI賞4着、紫苑S2着と結果を残し個人的には驚きの連続。何よりダートに使われた2戦を含め②④①①④②着と全て掲示板に載る馬主孝行ぶり。一口馬主やっているとこの有難さがよくわかりますし、何よりデビュー済の現役馬がこの馬しかいない自分にとっては、彼女1頭の活躍だけであわや会費さえペイする月もあるくらいで本当に頭の下がる思いです。

 ここはデアリングタクト以下強い相手も揃っていますし、いずれ壁にぶち当たる時が来るわけで。馬体もデビューから比較してまだ2kgしか増えておらず、ここでの結果がどうであってもこれからの馬であることには変わりなく、今日は無事に堂々と走ってきてほしい、その一心です。まだ条件馬(収得賞金1,600万)の身ですし、連対してOP入りしてくれたら…というのは贅沢でしょうが、どんな条件でも崩れずに走ってきたこれまでの頑張りを見るに一泡吹かせる魅力は十分、そんな気もしています。

 出資馬の初G1を現場で観られないのは残念ですが、テレビの前で最大限に応援します。まずは無事に。

2020年10月17日土曜日

【10/17(土)結果】

■東京2R ◎ラングロワ→3着(3/14人気)

 好発も下げて中団から。結果として前が開かず思うように追い出せませんでしたが、残り350mほどで前がばらけると馬群を縫って伸びてきました。馬場の差で敗れはしましたがひと足使えるところは示せましたし、いずれにしても勝ち上がりは遠くなさそうです。


■東京7R ◎チョーズンワン→6着(9/16人気)

 スタートで後手を踏み後方から。こればかりは出てみないとわからないので仕方ありません。ゴール前では一瞬良い脚を見せてくれましたので能力は確かでしょう。しかし気になったのは、3歳馬の7か月の休み明け、キャリア3戦目にも関わらず馬体重が-2kgで出てきたこと。仮に中間びっしりやったとしても、せめて増えて出てきてほしかったのですが…


■新潟8R ◎アドマイヤミモザ→12着(2/14人気)

 スタートから促されるもなかなか進まず。4角で早くもムチが入りますが全く反応しませんでした。とはいえ未勝利馬にも先着できなかったというのは理解しがたく、ここまで負けた理由を探す必要がありそうです。

秋華賞枠順確定、天候回復を祈るのみ


 10月17日(日)に行われるG1・秋華賞の枠順が確定し、自分の出資馬である広尾TCのパラスアテナ(牝3/美浦・高柳瑞厩舎)は8枠16番に入りました。

 戦前は外を回すであろう2冠牝馬・デアリングタクトに対し内を突く作戦も示唆していましたが、流石にこの枠では内に潜り込めるかどうか…先週を見るに、京都芝は内側のコンディションが良くないみたいなので外枠はむしろ良かったかと思うのと、テンションが上がりやすいタイプなだけに最後から2番目の枠入れとなるこの馬番も有難いと言えるでしょう。

 上記は09:45時点でのオッズで、やはりデアリングタクトとリアアメリア以外は10倍以上。但し16番人気のアブレイズにしても今年のフラワーCの勝ち馬で、相手はどこからでも入れるメンバー。パラスアテナについては相手格の評価もあればほぼ無印という媒体まで…こうして色々な評価を聞くことができるのも、大レースに出られる醍醐味でしょうか。もう少し楽しみたいと思います。

【10/17(土)予想】

 あいにくの天気ですが、家族サービスで多摩川競艇に行くことになりましたので予想は簡潔に失礼します。

【ラインナップ】

東京2R/10:45
東京7R/13:35
新潟8R/13:45


■東京2R

 前走の新馬戦2着だった馬の中から◎ラングロワを。藤田J→ルメールJへの乗り替わりは決めてくれるでしょう。

単勝1


■東京7R

 久々がどうかも能力は確かな◎チョーズンワンから。ミナリクJ→戸崎Jなら大幅強化間違いありません。

単勝10
ワイド10-2,3,4,5,6


■新潟8R

 良馬場なら◎アドマイヤミモザで大丈夫でしょう。新馬で2着、4か月の休み明けだった前走で勝ち上がりと久々も苦にしないタイプです。

単勝2
馬連・ワイド2-4,5,12,14


2020年10月11日日曜日

【10/11(日)結果】

■東京9R ◎トラストケンシン→9着(2/16番人気)

 本来であれば昨春の秩父特別を勝ったときのように最後外に出して追いたかったのでしょうが、内に閉じ込められ何もできず。想定以上にマイネルカレッツァが引っ張ったのもあり縦長馬群になったことも災いしたのでしょうが、不完全燃焼のレースとなってしまいました。


■京都11R ◎グローリーヴェイズ→1着(3/17番人気)

 押し出されるようにダンビュライトが逃げましたが、前半1000mは60.4秒とスローにはならず。今開催の京都はオーバーシードですが、長梅雨により野芝の生育が不揃いで特に使用頻度の大きい内側は走りにくかったこともあってか最後は外差し勢が上位を独占する結果となりました。


 グローリーヴェイズは課題のスタートを決めたことで流れに乗れ、いつでも動ける好位の外をキープ。4角でキセキの追い出しを待って進出を開始し、ここでキセキが外に振られた分が最後の4分の3馬身差に繋がったとも言えるでしょう。2着のキセキもそうですが、まだ足を無くす前の段階で先行勢を捉えて勝った内容は完勝と言ってよく、実績馬が実力通りの力を示した結果でした。

 3着のキングオブコージは対照的に道中じっくり構えての直線勝負。ロードカナロア産駒にして母父ガリレオという配合からタフさが強く出ており、相対的に坂のあるコースの方が走れるのでしょうが、初の57kgでG1馬を相手に自分のレースをして3着でしたから十分と言えるでしょう。G1となるともう一回り強い馬が出てくるので何とも言えませんが、東京・中山ではこのクラスで伍せるだけの実力は証明してくれました。

 ちなみに執筆段階では単勝4.4倍の1番人気タイだったため「混戦につき連系・複系に妙味」と書きましたが、最終的には6.2倍の3番人気。単勝でも十分においしい配当でした。

🎯馬連 2-13 11.7倍
🎯三連複 2-3-17 32.8倍


■おまけ…毎日王冠

 54kgというというチートモードのサリオスの優位は疑いようがない(=儲からない)と見て予想の対象にはしませんでしたが、馬なりでアッサリ前を交わして完勝。能力の違いを見せつけました。しかしながら、そもそもダイワキャグニーにしてもサンレイポケットにしてもやっとG3で勝負になる程度の馬であって、このメンバーで3馬身差突き放したからと言って即通用すると判断できるかは微妙なところです。

 陣営はダービーで距離の壁を認識したことでマイル前後を主戦場にする方針でいますが、1600mまでであればグランアレグリアが居ますし、2000m級では今度は同じシルクのアーモンドアイと被ってしまいます。なまじ賞金を稼いでしまったためG3以下に出る可能性は低く、かといって古馬G1でどこまでやれるかは未知数…この馬の扱いは一戦ごとにメンバーを見て判断する必要がありそうです。

 むしろ注目は10着に敗れたサトノインプレッサでしょう。スタートで大きく煽り競馬にならなかったことで次走も人気するのでしょうが、ダービーはまともにコントレイルを負かしに行ったわけではなく、道中ごちゃついて早めに動けなかったことが幸いし最後に脚を伸ばし4着に入ったものと見ています。

 現3歳世代のレベルについてはまだ評価が定まっていませんが、夏の古馬重賞でワーケア、ブラックホールといった2歳重賞ホルダーが全く歯が立たず、皐月賞4着のウインカーネリアンは自己条件すら取りこぼす体たらく。ダートでもJDD1・2着のダノンファラオ、ダイメイコリーダも古馬戦では惨敗、カフェファラオの勝ったシリウスSはOP特別級のメンバーでしたし、少なくとも現時点では自分は強気の評価はできないと考えます。

 恐らくは今後、ガロアクリークが古馬戦に出たりした時にもまた人気するのでしょうが、基本的に皐月賞にしろダービーにしろガチンコ勝負の上位2頭と、絶対能力が1枚落ちるor着狙いの末脚勝負の馬とでは同一の評価はできないと考える必要があると見ています。よって、サトノインプレッサは次走も古馬重賞級のメンバーと走るのであれば人気先行で注意したいです。


■東京12R

 本来であれば現級実績断然の◎ライオネルカズマの予定でしたが、転厩後40kg近く増えているとのことで太目残りを懸念し推奨から外しました。結果としては陣営談通り+38kgで本番を迎えてしまい、ゲートの出も今ひとつで押しても進まず。それでも直線に向いたのちは盛り返さんとするシーンも見られ、中間十分に乗られただけあって中身は戻っていました。今回は1.1差9着でしたが、一度実戦を叩いて型どおり上昇すれば次走は盛り返してくれるでしょう。

【10/11(日)予想】立て直し復権の時<京都大賞典グローリーヴェイズ>/得意条件に戻って<六社Sトラストケンシン>

【ラインナップ】

東京9R(六社S)/14:35
京都11R(京都大賞典)/15:35

■東京9R

 ◎トラストケンシン前走時に取り上げた通り、良績の集中する根幹距離(1600、2000、2400m)に使われるここはチャンスです。加えて使い詰めが利かない馬で、中5週以下(0,1,2,9)に対し中6週以上は(3,1,2,4)。中7週のここは態勢も整ったと見てよいでしょう。

単勝7
馬連7-3,5,10,11,12,15


■京都11R

 G1戦線を見据えた馬が多くいる一方、明らかに叩きという馬も混ざるメンバー構成。大きく荒れることは無いと見ますが、上位人気が拮抗している分連系・複系に妙味がありそうです。

 ◎グローリーヴェイズは前走宝塚記念で17着と大敗しましたが、元々ドバイでレースに使えずとんぼ返りを余儀なくされた分調整に狂いが生じ、当日は+14kgと過去最高体重を更新(460kg)してしまいました。特殊な馬場状態もあり最後は流す感じでの入線。参考外と見るほかないでしょう。この中間はしっかり立て直され、ゲートに不安のあるタイプなだけに川田Jへの手替わりも好都合。実績ある舞台で貫録を示すレースとなることを期待します。

 勢い買いたい○キングオブコージ、京都得意の▲ダンビュライトを相手本線に、ここは叩きも実績断然のキセキ、昨年3着シルヴァンシャー、堅実駆けのステイフーリッシュまで。

馬連13-1,2,3,6,17
三連複13-1,17-1,2,3,6,17

2020年10月10日土曜日

【10/10(土)】予想お休みします

 開幕週なので芝は様子見、加えて東京京都はダートも不良で適性・展開がガラッと変わるため今日は大人しく観察する日とします。

2020年10月5日月曜日

予想と応援が重なった時、競馬ってこんなにも面白いんだと思った


 一口馬主に限らず、競走馬そのものとの関りを持つ立場になるとジレンマとなってくるのが「予想と応援」の区別だと自分は思います。

 基本的に自分は「予想と応援は区別すべき」と考えます。

 例えば、自身の出資する競走馬がレースで走るとして、応援する気持ちは自然と湧いて出るもので、これは「絶対比較」でその馬が自分自身にとって大切な存在だからこその普通の感情です。一方で、勝負は相対比較なので、どんなに願っても思うような結果にならないことは当然にあり得ますし、その方が多いはずです。

 勿論、自分の選択が誤りだったと認めたくはないものですし、負けた原因を探して切り替えていくことが大事ですから、人は敗因を探し、それに向き合い、また前を向いて行くわけです。そして、自分の出資馬が競馬新聞で印が薄かったり、パドックで褒められなかったり、予想家の買い目に入っていなかったりすると「見る目ないな」と思いながら「見てろよ、結果で見返してやるからな」と内なる闘志をメラメラと燃やすわけです。

 但し、これも競馬というギャンブルの性質上仕方のないことで、物事には優劣があり優先順位が存在し、リソースには限りがあります。皆自分の愛馬が可愛いのは当たり前。それを相対比較で取り上げられなかったからと言っていちいち文句を言うようでは心臓がいくつあっても足りませんし、そうなるとパドック解説も予想も出来なくなってしまいます。

 自分は出資馬の出走するレースは基本的に予想を上げません。それは「予想と応援」を区別する自信がないから。仮に力量的に疑いようのない本命と客観視されていたとしても、出資者という利害関係がある以上純度100%の「予想」とは言い切れないわけで、せいぜい友人の出資馬を苦戦覚悟で本命に抜擢することがあるくらいです。


 話は変わりますが、今年一番嬉しかった的中がNHKマイルC。


 ラウダシオンは友人の出資馬で、自分に一口の世界に飛び込むきっかけを与えてくれた方の一人です(知り合ったのは既に解散した某アイドルグループのライブ会場でしたが)。

 新馬戦の頃から買い続け、もみじSやクロッカスSでは有難い勝利をもたらしてくれました。一方で、朝日杯FSでは苦杯を味わい、ファルコンS2着を経て挑んだここは距離不安も指摘され単勝29.6倍の9番人気。騎乗経験のある福永・武豊・ルメールJはそれぞれ別の馬に騎乗し、初コンビとなるデムーロJとのコンタクトにも注目が集まる一戦でした。

 当たったから言うわけではありませんが、当初◎を打ったのは応援の気持ちが8割でした。朝日杯の後ルメールJが距離の限界について言及しており、陣営もトーンが上がり切らない中でのマイルG1参戦で、この距離延長にポジティブな意見を持つことは難しい情勢でした。クロッカスSも、開幕週で頭数が落ち着いた中武豊Jの果敢な先行策が奏功した、という見方が強く、距離実績のあるレシステンシアなどに人気が集まるのは仕方のないところでした。

 ですが、応援とはいえ自分の財産の一部を賭すわけですから、何か合理的な理由はないかと考え調べていたところクロッカスSのタイムが優秀であることを発見。この時は、自分がコロンブスにでもなったかのような、自分しか知り得ない何かを見つけたような嬉しさがありました。結局レースでは先行策でマトモにレシステンシアを負かしに行った堂々たる勝ちっぷり。自宅でわめき過ぎて1歳の息子も泣き出す始末。

 とはいえ、縁故のある馬でなかったならそうやってポジティブな要素を見出そうと必死になっていなかったかもしれません。最初の動機は応援でしたが、結果的には自分なりの根拠を持った予想をも兼ねることとなり、「予想と応援が重なって勝つとこんなにも嬉しくなれるんだ」と感じたことを今も覚えています。


 今度は自分の出資馬でも、あっと驚く大金星を見せてもらいたいものです。その時が、そう遠くないことを信じて。

2020年10月4日日曜日

【秋華賞特別登録】自分史上、最も長い2週間の始まり



 10月18日(日)に京都競馬場で行われる秋華賞(GⅠ・3歳牝・芝2000m)の特別登録馬が発表され、私の初出資馬である広尾TCのパラスアテナ(美浦・高柳瑞厩舎)を含め21頭が登録を行いました。

 先日、出走馬決定と騎手決定の考察記事を公開しましたがそこから賞金1,500万円組が1頭(ダンツエリーゼ)増えて6頭となり、現段階では優先権5頭+賞金順10頭+3/6の抽選となります。そしてこれと前後して某競馬ポータルサイトにて騎手想定が発表されましたが、未定だった馬のいくつかに名前が入っていました。オーマイダーリンに幸J、そしてパラスアテナに坂井J。

 一体どこからこのラインが出てきたのか想像がつきません。確かに弟のカイザーノヴァの主戦ではありますが、向うは関西馬でこちらは関東馬。念のため調べましたが高柳瑞厩舎の馬に坂井Jが乗ったのは過去1度だけ(2016.7.30 札幌2R ハヤブサミカリン5着)。同馬は未勝利番組終了間近という立場で、当時3kg減だった坂井Jを配して何とか前進を…という起用に見え、この次はアッサリ乗り替わっていることからも特段何か関係性があったり、重用している気配はなさそうです。

 一方で、未確定の情報ながら出資会員の皆さんはおおむね好感触。その中の意見として多かったのが「矢作厩舎とは仲良くしておいた方がいい」というものでした。そういう目的があっての浮上なのかはともかく、自分も坂井Jを押さえられること自体は良いと思います。ただ関西の騎手なのでスムーズにコンタクトを取れるかどうかが少し心配で、厩舎付きの若手ですから追い切りのためだけに美浦に来てもらうわけにもいかないですからどのようにリカバーしていくのかは考えどころです。

 そしてもう一つ、前回の記事で散々語ってきたサンクテュエールの騎手が未定になり、ルメールJはレイパパレに騎乗予定となりました。但し先に述べた通り現状ではレイパパレは3/6の抽選対象で、回避が噂されるウインマリリンとサンクテュエールが揃って回避したとしても抽選は残ります。この方針発表をどう受け取るかは人それぞれですが、同じクラブ、春2冠で跨った馬ではなく抽選待ちの馬に早々と宛がうというのは、場合によってはハレーションを生みかねない発表でもあるでしょう。

 とはいえ、トップジョッキーが抽選待ちという事態になったことでこの問題は本当にギリギリまでもつれそうです。パラスアテナに回ってくる可能性もゼロではないとはいえ、観てる側もヤキモキする2週間になりそうです。

【10/4(日)結果】+【凱旋門賞予想】

■中山10R ◎ギャツビー→10着(10/10人気)

 流石にこんなに負ける馬ではないはずで、敗因を掴みかねます。それにしても◎から5頭に流したのですがその買った6頭が5~10着を下から独占。原因はともかく大変恥ずかしい予想になってしまいました。


■中京11R ◎ロケット→16着(9/16人気)

 ペースがペースでしたがそれにしても負けすぎで、逃げたモルフェオルフェすら捕まえられず4角で脱落。休み明けはやはりダメなようです。


■中山11R ◎アウィルアウェイ→3着(10/16着)

 先の2レースがあんな結果だったので、今日の自分にはてんでツキが無いと思い半分諦め加減に見ておりました。いくら前がやり合って速いとはいえ、グランアレグリアより後ろの位置取りでは流石に無理かと…


 軽く10馬身以上はありそうな坂下、さしものアウィルアウェイも万事休すかと思いきや、33.6で上がってきたグランアレグリアに負けず劣らず33.7の末脚を繰り出し3着へ飛び込む大健闘。ミスターメロディが絶妙のタイミングで動き、ダノンスマッシュも川田Jが狙っていたであろうコースをしっかり取って伸びていたのですが、32.8-35.5という究極の前傾ラップにして牝馬2頭の切れ味がそれを上回った結果でした。リズムを崩さずじっくり構えた松山Jの判断も、今年の好調を物語る度胸の現われでしょう。

 勝ったグランアレグリアはお誂え向きの前傾ラップ+前が止まる馬場でもう勝って下さいと言わんばかりのパフォーマンスでした。+12kgは成長分でしたし、「直線だけで面倒みられるか不安」と戦前に書きましたがそのようなレースになってしまいました。昨年ペースを落として最後差された反省から、モズスーパーフレアの松若Jは飛ばしてくるだろうと踏んでいましたがビアンフェが想定以上に突っ張ったことで競ってしまい、3番手以降の追走組も最後の最後で止まる流れになり、ただただグランアレグリアの絶対能力の高さが際立った直線でした。

 ダノンスマッシュの川田Jは逆に昨年タワーオブロンドンに出し抜かれた反省から、馬場の3分どころから強気に前を捕らえに行く騎乗。ほぼ完璧であり昨年だったら勝っていたでしょうが、相手が悪かったとしか言いようがありません。4着のミスターメロディにも同じことが言えるでしょう。

 一方、アウィルアウェイや5・6着のクリノガウディー・レッドアンシェルあたりは超ハイペースとコース取りで上位に食い込んだ格好で、額面通りの評価は難しいところです。グランアレグリアより後ろだったアウィルアウェイはともかく、クリノガウディーは恵まれてもここまでとなると春先と比べて状態一息なのは明らか。レッドアンシェルは前走同様上りの掛かる展開で前進しましたが、状態の維持が難しいタイプの馬で今後も1戦1戦見極めが必要そうです。

🎯ワイド 10-16 21.2倍
      3-16 31.5倍

 昨日の負け分があるのでプラスには至らず。今日はまだ凱旋門賞があるので…

■ロンシャン4R

◎ラービアー
○エネイブル
▲ソットサス
△ペルシアンキング
△ストラディバリウス
△インスウープ

単15
馬連15-1,6,7,8,12
3連複8,15-1,6,7,12
(番号は馬番です。)

【10/4(日)予想】良馬場で能力全開<スプリンターズSアウィルアウェイ>/くじ運も味方に<ポートISロケット>/真の男は溜めて待つ<茨城新聞杯ギャツビー>


 凱旋門賞はA.オブライエン厩舎の使用していた飼料から禁止薬物が検出され、武豊Jの騎乗するジャパンを含む4頭が出走取消に。帰国後の隔離期間のハンデを負ってでも乗りに行った同騎手の並々ならぬ想いを考えればこの仕打ちはあまりにも酷いとしか…この飼料メーカーには陣営・関係者に加えて我々パラスアテナ民のやり場のないやるせなさを受け止めてもらって、再発防止に努めていただくほかありません。

【ラインナップ】

中山10R(茨城新聞杯)/15:10
中京11R(ポートアイランドS)/15:30
中山11R(スプリンターズS)/15:40


■中山10R

 ◎ギャツビーはタメを利かせてひと足使いたいタイプで、前々走で逃げて失速した以外は昇級後3戦すべて0.5差以内の善戦。馬群内で落ち着かせる騎乗が得意な戸崎Jへの乗り替わりはプラスで、落ち着いた頭数で食い込み余地を期待します。但し相手が難解かつ混戦のため、単勝にワイド総流しで高め待ち。

単10
ワイド10-全


■中京11R

 休み明けがどうかですが◎ロケットを狙います。前走のCBC賞は見せ場を作れずでしたが、馬場も特殊でしたし流石に1200mは短かったと言えるでしょう。また左に張る癖がある馬で右回りではずっと右側の手綱を絞って走らなければならず、左回りでラチを頼れる最内枠を引けた運も含め、距離延長で行きっぷりも期待できるここは絶好のチャンスでしょう。

単1
馬連・ワイド1-2,6,9,12,15


■中山11R

 時計が掛かる、と言われる今開催の中山。例えば土曜の勝浦特別(芝1200m)の勝ちタイムは昨年が1.08.4に対し今年は1.08.8。例年1.07台の決着が続いていることを考えれば、良くて1.08を切るか切らないかくらいに落ち着きそうです。

 また、「9月の中山」には明確な傾向がいくつかあるのも特徴です。


<牝馬が圧倒優位>

 秋の開催の芝1200m戦は、2018年以降の34鞍(牝馬限定戦を除く)で牝馬が27勝と圧倒していいます。特に今年に至っては牡牝混合の10鞍全てで牝馬が勝利(表内に無いですが今日の2鞍も牝馬が勝利)。この開催の中山は「オール野芝」のため、オーバーシード開催に比べ一段と軽く軽快なスピードで牝馬が優位に立っていることが推察されます。

<「非ディープ」が台頭>

 今年の芝1200m戦計11鞍(表中9鞍+今日の2鞍)で、父もしくは父父がディープインパクトという馬はゼロ。母父に広げてもカンナSのオールアットワンスの1頭のみで、この距離カテゴリに限って言えばディープを持たない馬から入るのが得策と言えるほどでしょう。なお今開催はサンデー系6勝、ミスプロ系4勝、ロベルト系(スクリーンヒーロー)1勝となっており、必ずしもスプリント種牡馬でなくても走れているのもポイントです。


 上記の2点を満たす馬を軸に据えたいと考えれば、牝馬でサンデーorミスプロ系はモズスーパーフレアとグランアレグリア、アウィルアウェイの3頭。このうちグランアレグリアはディープ直仔で1枚割引、現状の中山は内より外、そして差しが決まることを考えてアウィルアウェイを◎に取りました。

 折り合いが難しい上追い込み一手、ただでさえ不利と言われる中山1200mの大外と超えなければいけない壁は多いですが、良馬場の芝1200m戦に限れば(3,0,1,1)と安定した戦績。唯一の着外だった昨年の京阪杯(4着)は4角で競争中止した馬の煽りを受けて減速を余儀なくされたのが敗因でほぼパーフェクトに走れています。時計が掛かるという意識で各馬が早めに仕掛ける展開になれば、北九州記念同様最後に形勢逆転…という展開も十分考えられるでしょう。北九州記念は小倉開催が短く芝の状態が例年より良かったこともあり届きませんでしたが、コース取りさえ間違えなければ今の中山ならチャンスあると見ます。

 先行受難のコンディションとはいえ、○モズスーパーフレアのスピードについていける馬はそうそう居ません。自分の展開に持ち込めれば少なくとも生半可な同型馬は封じ込めるでしょう。▲グランアレグリアは直線だけで面倒見るのが難しい中山コースということで単穴評価に留めましたが、前傾ラップのスプリント戦は望むところ。△ダノンスマッシュは前哨戦が完璧だっただけに今回お釣りあるかは微妙ですが、川田Jが中山芝の伸びどころを理解して走っており、位置取り自在な今なら完璧なエスコートで雪辱というシーンもあるでしょう。念のため押さえておきたいのは★キングハート。このコースは走りますし、人気馬が伸びあぐねる展開になり北村宏Jが思う通りの進路を取れれば…来年2月で定年を迎える星野忍厩舎にとって恐らく最後になるであろうG1、申し分のない舞台でもうひと輝きを期待する手はあるでしょう。

単勝16
馬連・ワイド16-2,3,4,10

2020年10月3日土曜日

【10/3(土)結果】

■中京11R ◎ナムラアラシ→12着(16/16人気)

 この馬自身が坂で止まってしまうのは想定外でした。やはりまだ動きが本調子ではなかったかもしれません。

 勝ったカフェファラオは予想通り後方外からの安全策。前走目標にされ被されて惨敗したうえ元々気持ちのコントロールが難しい馬ですから、ルメールJもソロっと出してまくっていくのがベターと判断したのでしょう。これを見越して買う手もありましたが、正直デュードヴァンがレパードS勝ちきれなかったり、タガノビューティーが今日の自己条件取りこぼしたりしてるのを見ればこの先勝ち進めるかどうかはやはり懐疑的にならざるを得ず、次も古馬同士の争いで人気するなら引き続き嫌いたいです。


■中山11R ◎ロライマ→5着(8/16人気)


 道中は上手くタメが利いていましたが、4角の出口で行き場を一瞬失い5~6完歩ほど追えないタイミングがありました。この間に、勝ったインターミッションは4番手の外に取り付いておりロスなく伸びられるポジションを確保していました。ロライマもそのインターミッションと同じコースを通って最後は脚を伸ばすも、4角のロスが取り返せず勿体ない敗戦に。それでも0.2差ですからこのクラスでやれる力は間違いなくあります。

 あと、ここは敗れはしましたが北村宏Jは今の中山の伸びどころを理解しており今日芝での騎乗機会3回で2勝。明日も中山芝では3鞍の騎乗があり、いい仕事をしてくれそうな気がします。

【10/3(土)予想】変則開催で千載一遇<シリウスSナムラアラシ>/隠れた舞台巧者<秋風Sロライマ>

 いよいよ中央開催も次回から人数制限の上有観客開催を再開…一部飲食施設等営業の制限はあるものの、現状の最適解かと思います。馬券売り上げは目に見えて落ちているわけではないですが、現場での活動が制限される関係者や関連産業の人たちの動きにくさは影響が大きいわけで、ある程度人が往来しても大丈夫、という実証実験の側面もあるでしょう。無事に、安全に、賑わいを少しずつ取り戻していくことを願うのみです。

【ラインナップ】

・中京11R(シリウスS)/15:35
・中山11R(秋風S)/15:45


■中京11R

 「シリウスS」が中京で開催されるのは阪神の改修で日程変更があった2007年以来ですが、当時は中京も改修前でダート1700mでの開催。今回のダート1900mでは、重賞はおろかオープン特別の挙行実績も無く、3勝クラスが1回あるのみ。そのため、タイムというよりラップの傾向を重視して組み立てていきたいです。


 上記は今年の中京ダート1900m戦全10鞍(未勝利4鞍、1勝クラス5鞍、2勝クラス1鞍)の上位入着馬の位置取りとラップです。下級条件のダートにしてはかなり差しが決まっており、半分以上が差し馬の勝利。ラップを見てもらえれば一目瞭然ですが、直線部を走る最初の500mで11秒台のラップを刻みながら道中はガクンと緩みますが、前半が極端に緩んだ上から2R目のを除けば最後の3Fも13秒前後を刻みながらゴールと上りも掛かっています。

 

 それもそのはず、中京ダート1900mはスタンド前発走ながら坂の下から走り出すため、最初の先行争いとゴール前の二度坂を上る非常にタフな構造になっています。こうなると飛ばしていた馬が2回目の坂で力尽きるケースも多々あり、後方待機勢の差しが届く展開が出てくることからこのような傾向になります。

 ひとえに、軽い砂でのスピード決着や上りが36秒台以下になるような展開を利して勝ってきた馬には厳しく、例えるなら阪神ダート2000mや小倉ダート1700m等上りの掛かるコース・展開をモノにしてきた馬にチャンスを見出したいところです。

 ◎はナムラアラシとしました。
 この馬が好走するには「タフで時計が掛かる」ことが肝要で、実際今年のポルックスSは逃げ馬を各馬が速めに追いかける展開を最後の一脚で差し込んで3着。後に重賞を制するスワーヴアラミスが1着で重賞ウイナーのハヤヤッコが2着でしたから、1.0差とはいえ価値のある3着だったと言えます。仁川SやアルデバランSの勝ちにしても、先行争いが激しく最後に止まる京都ダート1900m、中京と同じく坂を2回登る阪神ダート2000mとタフなコースを味方につけての好走で、この馬の本質を表していると言えるでしょう。

 先に述べた通り、このコースで重賞が挙行されることは通常なく、この馬が得意とするであろう京都・阪神にはG1級のメンバーが揃うはずで、この開催は絶好のチャンス。久々も問題なく中間の乗り込みも豊富。中身の問題は残りますが、人気上位の3歳勢が盤石と言えない中で食い込む素地は十分です。

 前走小倉で上手く立ち回ったアルドーレ、絶好枠を引いたダイシンインディーも発馬決まれば粘り込める力はあり、相手の本線に。カフェファラオ含む3歳勢はここは見送り。特殊な流れになったとはいえダノンファラオの日本テレビ盃は残念の一言で、この世代の力量を判断するのにはもう少し時間が必要と見ています。

単勝14
馬連・ワイド14-1,4,6,7,9


■中山11R

 ◎ロライマは過去2回の中山戦でいずれも0.3差の③⑤着。春の幕張S3着後京都、阪神、東京と転戦しましたが、長くいい脚を使うより一瞬のキレを活かしたい馬で、前走の札幌1500m戦で2着好走はその適性の現われでしょう。相手は強いですが、先週から外差しが決まる中山、手綱冴える北村宏Jなら好機です。

単勝14
馬連・ワイド14-2,6,8,12,13,15

2020年10月1日木曜日

秋華賞パラスアテナの鞍上問題、「あの馬」の出否がカギを握る


(写真:2020年9月12日、紫苑S出走時 出典:広尾TC

 紫苑S2着で秋華賞(10月18日・京都競馬場)への出走を予定している広尾TCのパラスアテナ(牝3、美浦・高柳瑞厩舎)について、ここ3戦で手綱を取った武豊Jが10月2日にパリ・ロンシャン競馬場で行われる凱旋門賞(ジャパン)騎乗のため秋華賞当日の騎乗が不可能となったことは既報の通りです。

 既に出資会員の間でも話題になっていますが、こうなると「本番で誰が乗るのか」が非常に気になるところであります。かくいう私もその一人。個人的には、騎乗経験のある吉田隼Jなんかが良いと思っていましたが、フアナで権利獲れなかったルメールJや、クラヴァシュドールの距離適性に見切りをつけたデムーロJが当日空いている…なんて事態にでもなったらワンチャンあるのでは?と淡い期待を持ったりしていました。


■現時点での出走予定馬とボーダー、想定騎手

 妄想を繰り広げる前に、現時点での出走予定馬をおさらいしておきます(敬称略)。

【優先出走権】5頭予定
マルターズディオサ(紫苑S1着) 田辺
パラスアテナ(紫苑S2着) ○○
シーズンズギフト(紫苑S3着) <回避>
リアアメリア(ローズS1着) 川田
ムジカ(ローズS2着) 秋山真
オーマイダーリン(ローズS3着) ○○

【賞金上位】8~10頭予定
デアリングタクト 松山
ウインマリリン 横山武
サンクテュエール ルメール
ミヤマザクラ 福永
アブレイズ 藤井
ウインマイティー 和田竜
クラヴァシュドール M.デムーロ
ホウオウピースフル 池添
マジックキャッスル 浜中
デゼル 藤岡康

【賞金順】
(1,500万)3~5頭出走可能
クラヴェル 横山典
ソフトフルート ○○
フィオリキアリ 北村友
ミスニューヨーク 加藤祥
レイパパレ ○○

 ざっと名前が挙がっているのはこのあたりでしょうか。


■賞金上位馬の動向

 シーズンズギフトは富士Sへ向かうことが発表されましたが、同じキャロットCのサンクテュエールとの使い分けという話もあります。しかしながら、そのサンクテュエールが帰厩後今ひとつ調子が上がらないというか、陣営のトーンが上がって来ないようで、回避も囁かれるように…とすれば、ルメールJはこれらのいずれかに乗ると目されていただけに、そのいずれも回避となるといよいよわからなくなってきます。

 加えて、持病である右肘の腫れを抱えるウインマリリンも、膿の状態を見ながらの調整を強いられているとのことで予断を許さない状態。彼女ら重賞ホルダー2頭が抜けると、現時点で登録の意向を表明している賞金1,500万の5頭が全頭出走可能になります。


■「川田組」の騎手手配が気になるところ

 次に考えたいのはパラスアテナ以外の未定の3頭。これらはいずれも川田Jで勝ち上がった馬で、リアアメリア参戦によりアテを失ったと言えます。

 まず、オーマイダーリンについては川田Jに加えローズSで3着に導いた和田竜Jも先約で乗れず。先約が無く他に騎乗経験があるのは江田照J、川須Jですが、このためだけに江田照Jを呼ぶのは現実的でないので無難に川須Jでしょうか。河内厩舎なら幸、岡田、和田翼Jも居ますが…

 ソフトフルートは中京の2勝クラスを好時計で勝った馬。騎乗経験あって先約が無いのは吉田豊・隼J、岩田望Jの3名。ゴドルフィンはどちらかというと騎手起用に介入することの少ないイメージで、先週の神戸新聞杯のターキッシュパレス(5着)も富田Jとのコンビを継続させました。そうなると、初勝利以来となる岩田望Jの起用も可能性ありますが、評判が高いだけにエージェントサイドからの売り込みもそれなりにあるでしょう。

 最後にレイパパレ。デビュー3連勝中でインパクトの大きい馬ですが、これまで3戦は全て川田J。ちなみにこの馬もキャロットFの所有馬ですが、横山典Jでの参戦を表明しているクラヴェルと違って鞍上はまだ発表されていません。キャロットFの事ですから、出られるのであればルメールJ等宛がいたいところでしょうが、そのためには確実に出走できる情勢にならないといけません。


■鞍上問題のカギを握るのは「ウインマリリン」

 上記経緯から察するに、私はひとえにウインマリリンの出否が騎手のやりくりを考えるうえで重要になってくると考えます。

 現在、出走表明している中で優先権持ち+賞金的に確実に出られるのは15頭。こうなると残る3枠に対し5頭が抽選となります。この状態であれば、ルメールJはサンクテュエールに乗ることがほぼ確実と言えるでしょうし、レイパパレが除外になっても自己条件で川田Jを乗せれば良いという考え方も出来ます。

 一方、サンクテュエールが回避する流れになるなら、キャロットとしてはレイパパレにルメールJを騎乗させたいでしょう。しかしながらサンクテュエールが回避するだけではまだ5分の4の抽選なわけで、万が一これに漏れてしまったらキープしていたであろうルメールJに申し訳が立たなくなります。ですが、サンクテュエールの出否発表より前に回避馬が1頭出れば、サンクテュエールを引っ込めることで1,500万組の抽選が無くなることが決定するので、正式にレイパパレへのオファーを出すことができます(他に登録する1,500万円馬が居なければ)。

 即ち、サンクテュエール以外に回避の可能性のある馬、今回で言えばウインマリリンがもし先に回避を発表することになれば、サンクテュエールもそれを見て引っ込めたうえでルメールJの乗り馬が決定できる、と踏んでいます。


■使い分けのジレンマ

 では逆にウインマリリンが出走にこぎつけ、なおかつ回避馬も出ないとなるとどうなるでしょうか?シーズンズギフトを富士Sに回してまでお膳立てをしたわけですから、態勢さえ整えばサンクテュエールは普通に秋華賞に向かうでしょう。これはサンクテュエールというより、シーズンズギフトの出資者への配慮だと私は考えます。

 そもそもシーズンズギフトは春にもフラワーC3着、NZT2着としておきながらG1への出走が叶わなかった馬で、会員としても「何とかG1の舞台へ」という思いは強かったはずです。真意はさておき、藤沢和師は「紫苑Sのレースぶり」を理由に距離適性含め秋華賞は厳しいと判断、52kgで出られる富士Sでマイル路線に挑むという方針を明らかにしていますが、この説明にすべての出資者が納得しているとは言い切れないのが実情です。外形的には「トライアルを使って優先出走権を獲得したにもかかわらず本番回避」という事実が残るだけで
、使い分けを疑う声が出るのはやむを得ないでしょう。

 最悪なのは、サンクテュエールが回避してなお抽選が発生し、レイパパレが漏れてしまった場合です。シーズンズギフトの回避を「ルメールJの使い分け」と考えるファンの立場からすれば、「ルメールJを譲った」サンクテュエールが回避し、さらに鞍上未定のレイパパレが出られずとでもなれば、結局何のために譲ったのか、という思いになってしまう可能性もあります。

 これはルメールJの立場で考えても同じことが言えます。ノーザンへの恩義を感じ予定を空けているのでしょうが、デゼルに乗れる可能性だって十二分にあったはずです。騎乗馬が居ないのではシャレになりませんし、仮に抽選でレイパパレが出られたとして、そこにルメールJが収まってもそれは結果論で、囲っていたのに最後までヤキモキさせられるのは気分は良くないでしょう。クラブは複数の馬を送り込めますが、騎手は1人。やりくりがうまく行かないこともあるわけです。


■パラスアテナの鞍上はルメールJ次第?

 さて、何でここまでパラスアテナに関係ない話を書いたのかというと、武豊Jからの乗り替わりを余儀なくされる同馬にとって、ルメールJの鞍上は無関係と言い切れない事情があるためです。

 武豊Jの騎乗依頼仲介者(エージェント)は元競馬ニホンTM(トラックマン)の豊沢信夫氏で、同氏は他にもルメール・浜中・そして泉谷Jのエージェントを務めています(1人のエージェントが担当できる騎手は3人+若手騎手1人まで)。エージェントは同氏のように厩舎関係者とのパイプを持つ競馬新聞や専門誌のTMが務めることが多く、担当エージェントがどれだけ顔が利き信頼してもらえるかが騎乗馬の質を左右します。

 騎手起用に介入するオーナーの持ち馬を除けば、厩舎関係者からの騎乗依頼はジョッキー単位というよりエージェントに対して持ちかけられます。その中でエージェントが差配するので、自ずから同じ担当エージェントの騎手同士で序列があったり騎乗馬の融通があったりします。ルメールJの乗る可能性のある馬に武豊Jが乗ることもありますし、その逆も然り。となれば、武豊Jが継続騎乗していたパラスアテナの宛がう先を探して、ルメールJに話が行っている可能性もゼロではありません。

 実力のほどは走ってみないとわかりませんが、紫苑Sでは自身の騎乗するシーズンズギフトに先着した馬ですから、身体が空いているのであればオファーがあっても不思議はないですし、応諾の可能性も万に一つとはいえ無いとは言い切れません。しかしながら、現時点ではキャロットのいずれかの馬に乗ることが濃厚な情勢で、仮にオファーがあったとしても乗ります、とは言えないでしょう。

 とはいえ、早々と秋華賞参戦を決めていたパラスアテナの陣営としても、可能であれば武豊Jが乗れないとわかった時点で早めに鞍上を決めてコンタクトを取っておきたいはずです。帰厩したこの時点でまだ明確なアナウンスが無いということは、あらゆる選択肢を模索していることの表れでしょうし、そこに全国リーディング騎手というオプションがあったとすれば、ギリギリまで待つのもやむを得ないと考えるのが自然でしょう。


■まとめると

 未定かつ個人の想像であるという断りを入れたうえで書けば…

・本線は吉田隼Jでしょうか。夏の波乱の立役者にして全国リーディング7位。但しこの日は恐らく新潟にいるはずなので、前々から確定させないと厳しそう。
・ギリギリまでルメールJの動向を待つなら、直前の水~木あたりまでずれ込むことを覚悟する必要あり。それで結局乗ってくれない、となるならば、当日京都で乗る人の中から選ぶほかない。藤岡佑Jとか当日居ないですかね…

 というのが現実線でしょうか。誰が乗ろうと応援する気持ちに変わりはありませんが、出資馬が初めてG1に出るとなると思い入れもひとしお。あと2週間半、楽しみに待ちたいと思います。